二次元裏@ふたば

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87664 B26/09/25(金)23:24:18No.1472021279そうだねx7 00:58頃消えます
「ハンカチ持ちました?ティッシュは?招待状は?お腹冷やさないでくださいね?」
「わかってる…みくるは少し心配し過ぎ」
そりゃあ私の親愛なる先輩がおおよそ五か月ぶりに一人で外出しようというのだから心配にもなる
年一の会合?とかなんとか、事務所の長であるというのは相応に面倒くさいことらしい
さておんぶかだっこかお姫様だっこかと悩んでいた私に「ひとりで行くから」とあの先輩が言い放ち、槍が降り、今に至る
もちろんこれは私にとって嬉しい変化だ。憧れの森亜るるか先輩が少しずつ立ち直りつつあるのだから
でもまぁ、やっぱりちょっとは寂しくもあって
「そ、そうですよね。お留守番は私しっかりやりますから!もうお留守番の全国チャンプ目指しますから!」
「無いわよそんな大会」
心配かけたくない一心で演じた空元気はしっかり空回り
やらかしたと思う間もなく亜麻色のくせっ毛が私の鼻孔をくすぐり、仄かな体温が服越しに伝導してきた
…………
……あれ?私、いま、先輩にぎゅーってされてる?
「夕方には帰る。今晩はみくるのハンバーグがいい」
私が全国手ごねハンバーグチャンピオンになろうと決心したのはこの瞬間だった
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
…126/09/25(金)23:26:10No.1472022023そうだねx3
着々とジェンガ積み立ててんな…
…226/09/25(金)23:27:48No.1472022641+
普通の幸せな日常でシュ
これもまた美しいでシュ
…326/09/25(金)23:28:36No.1472022917そうだねx7
そんなこんなで先輩がお出かけしてからはや一時間
サプライズ気味にぎゅーってしてもらった時のわんだふるなハグ熱も冷めやらぬ夢心地の午前中、いつもより軽やかに事務所のインターホンは鳴った
「こんにちは、恐怖の大王です。これ手土産の洋菓子です、お口に合うかわかりませんけど」
「あ、これはどうもご丁寧に。お茶を淹れますのでどうぞ中へ」
「お邪魔します」
前略、先輩。事務所に恐怖の大王がいらっしゃいました、手土産持参で(追伸…シュークリームとても美味しかったです)
「紅葉が綺麗な季節になりましたね」とか「日本で買うモンブランって全然白くないですよね」とか前置きの話もさておいて、同じタイミングで紅茶を補給してから本題に入る
恐怖の大王さんの自己紹介はきわめて簡潔で、それでも受け止めきれないくらい衝撃的だった
先輩の個人的な助手であったこと、とある重大で誤った決断の被害者であること、そして今恐怖の大王として復活していること
突如吹き荒れた情報の暴風に吹き飛ばされないよう、メモの土塁を積み上げて耐える。探偵たるもの依頼者の情報はすべからく受け止めなければならない
…426/09/25(金)23:29:48No.1472023308そうだねx2
恐怖の大王……くれあさんの説明はとても分かりやすかった
質疑応答も丁寧で、先輩とくれあさんのこれまでと現在が私でもなんとなくは理解できたように思う
ただ、来訪の目的が見えてこない。これは「そちらから探ってこい」というサインだと解釈し、意を決して切り出す
「それでその……本日のご用向きは?」
「相談が一つと、依頼が一つ。どっちから聞きたいかしら?」
相談でと切り出すと、くれあさんは蝶のように軽やかな笑顔のまま告げた
「私、実は自分で決めちゃえばパッと消える事ができるの。そこで相談、恐怖の大王たる私は消えた方がいいと思う?」
「消えちゃダメだと思います」
「即答ね。私は恐怖の大王で、世間を騒がせる悪党の親玉で、あなた達の敵なんだけど」
「でも、先輩の大切な人です。もしもくれあさんが消える事で何かの問題が解決するとしても、それは昔先輩がやってしまった事と変わらない……と、思います」
「世界をウソで覆う……ハンニンダーを作ることも呼吸と同じくらい自然にやってしまうのに?」
「それがくれあさんにとっての呼吸なら、やるべきだと思います。どんな謎や事件が生まれても、先輩と私で必ず解決してみせます!」
…526/09/25(金)23:30:37No.1472023617そうだねx2
「なるほど。みくるちゃんのスタンスはよく理解できたわ、ありがとう。
 それじゃあ改めて依頼するわね?探偵さん、どうか世界のどこかに隠れている私を……恐怖の大王を見つけ出して、運命から救い出して?」
「はい!キュアっと探偵事務所の名に懸けて、くれあさんは先輩と私で必ずお助けします!とけないアイスと」
「「謎はないっ!」」
シリアスな雰囲気の絶頂で放ったキメ台詞を被せられてしばし面食らう。そういえばくれあさんも先輩の助手なんだから、これを知らないはずがないのだが
当のくれあさんは悪戯に成功した子供さながらにクスクスと笑いをこぼしている。こういう笑顔すら絵になるのだから綺麗な人ってすごい。ずるい
「ふふ……期待して待ってるわ、探偵さん」
「はい!あの、ちなみにわざわざ今日を選んで事務所に来たのって」
「んー……るるか、今の私を見たらまたふさぎ込みそうじゃない?」
「あー」
まぁ、うん、はい。否定しきれない。多分くれあさん本人がどれだけ言っても駄目な気がする、先輩は
「というわけで、私の来所と話の中身はオフレコね?約束よ、探偵さん」
帰り際まで可愛くきらめいて、恐怖の大王は去っていったのだった
…626/09/25(金)23:31:36No.1472023982そうだねx2
(帆羽くれあの殻を被った恐怖の大王でもいいし、恐怖の大王の機能と思考が植え付けらえた帆羽くれあと解釈してもいい。
 どちらにしても、依頼の解決後には完全な人間の帆羽くれあが帰ってくることになる。そこは保証できるわ)
ひき肉をコネコネしながら、くれあさんが言っていた内容も頭の中でこね回す
くれあさんはきっと、ずば抜けて優しくて聡くて、俯瞰して物事を見れる人なんだと思う
先輩にジュエルを砕くと言われた時も、それが取りうる中で最善の手段だったのなら笑顔で受け入れたんだろう
先輩のふさぎ込みようも遅まきながら理解できた。私だったらどうだろう?世界と大切な人の……先輩の存在を天秤にかけて、辛い選択をすることになったとしたら?
しかもそれを──自分より世界を取るという決断を──受け入れられてしまったら?
「つらかっただろうなぁ……」
目に涙が溢れてくるのは、さっきみじん切りにした玉ねぎが悪さをしているに違いない。そう強がることにした
「ただいま」
玄関から大好きな声が聞こえてくる。さぁおかえりなさいを言おう、ハグをしよう、今夜は特にめいっぱい
あ、生のお肉触っているから手はよく洗った後でしよう
…726/09/25(金)23:32:56No.1472024451そうだねx5
名画に名文助かる
…826/09/25(金)23:37:07No.1472026026そうだねx3
すごいコミカルにファーストコンタクトした…
…926/09/25(金)23:38:46No.1472026744+
手料理の温かさに表情に出さずに涙を流す森亜
少しずつ小林の作ったご飯を食べられるようになる
…1026/09/25(金)23:43:00No.1472028336そうだねx1
修羅場とはちょっと違うこういう関係も好き
フランクなラスボスいいよね
…1126/09/25(金)23:43:20No.1472028424+
少しずつ大王としての意識に飲まれていくことを自覚しながらせめて森亜の手で終わらせて欲しくて行動するくれあさん
…1226/09/25(金)23:45:20No.1472029182そうだねx2
 🩷 💙
🍼→🍨←🦋👑
…1326/09/25(金)23:48:14No.1472030256+
あの人の記憶を奪ったせいでずっと苦しんでいたるるかさん…
本当に大切な人だったんだ…私には何が出来るんだろう…
…1426/09/25(金)23:48:33No.1472030360+
どん底な時に明智が現れて欲しいような明智が居なくてバッドエンドになってから再走して欲しいような…
…1526/09/25(金)23:51:42No.1472031516そうだねx5
>どん底な時に明智が現れて欲しいような明智が居なくてバッドエンドになってから再走して欲しいような…
💮私この修羅場に混ざらなきゃいけないの?
…1626/09/25(金)23:53:59No.1472032383+
孕めば出てくるぞ小林
…1726/09/25(金)23:54:26No.1472032523+
このルートならギリギリなんとかなりそうな気がしてきたな…
…1826/09/25(金)23:55:14No.1472032815+
🦋あなたは一度私から全てを奪ったでしょ?
同じことすればいいだけなのよ
…1926/09/25(金)23:58:34No.1472034060+
シーズン4第二話「大王からの依頼」
…2026/09/26(土)00:00:42No.1472034747そうだねx1
🦋名探偵なら私の謎解いてくれるわよね…?
…2126/09/26(土)00:04:32No.1472035991+
くれあさんの話を思い出して沈んだ気持ちになる小林
初めて見る元気のない小林に今度は私が助けてあげたいと思う森亜
…2226/09/26(土)00:04:37No.1472036017+
一見コメディ回だけど小林の口から自己犠牲の解決を否定させたのがあとから効いてくる奴
…2326/09/26(土)00:07:01No.1472036769+
あっけらかんとしてるようで恐ろしさもある大王だ…
…2426/09/26(土)00:07:43No.1472036963そうだねx1
この大王は常に片目が輝いてる
…2526/09/26(土)00:08:03No.1472037055+
これじゃあ探偵というより助手じゃないですか
…2626/09/26(土)00:09:41No.1472037523+
フランクだけど名探偵とも助手とも呼ばない大王に何らかの感情を感じる
…2726/09/26(土)00:14:19No.1472038870+
いいなこれ…今後も小林が留守番してる時にお忍びで来て欲しい
るるかトークに花を咲かせてほしい
…2826/09/26(土)00:15:28No.1472039193+
るるかは〜が好きだったのよみたいな話でマウント取られそう
本人に自覚はない
…2926/09/26(土)00:18:01No.1472039842+
ほんの少しの違和感から小林とくれあさんが出会ってしまったことを察する森亜
…3026/09/26(土)00:18:15No.1472039903+
大王×小林ルートすら見えてくる気がしてきた
…3126/09/26(土)00:18:29No.1472039955そうだねx1
>この大王は常に片目が輝いてる
最悪両目輝いてる
…3226/09/26(土)00:21:09No.1472040673+
>私が全国手ごねハンバーグチャンピオンになろうと決心したのはこの瞬間だった
(💮はなまるちょっと待てよ)
…3326/09/26(土)00:23:55No.1472041394+
るるかは小林が何か隠してる事は察するけど負い目から追求はしなさそう
でも隠し事をされたって事実にちょっとだけモヤモヤする
…3426/09/26(土)00:29:29No.1472042944+
ここに森亜居たら小林以外おかしくなる
…3526/09/26(土)00:32:44No.1472043834+
出張中も一人だと眠れなかった森亜
芯まで小林に依存してる事を自覚してしてまた繰り返すのねと自嘲気味に笑う
…3626/09/26(土)00:34:07No.1472044183+
この作品だと森亜の過去も大分暗そう
…3726/09/26(土)00:35:09No.1472044469そうだねx2
>るるかは〜が好きだったのよみたいな話でマウント取られそう
>本人に自覚はない
ありがとうごさいます!
……
…
どうぞ先輩!
私〜が好きだって言ったかしら…?
…3826/09/26(土)00:39:07No.1472045662+
大王のアドバイスのおかげでるるかの好みを知っていく小林の行動にかつてのくれあを重ねてしまい自己嫌悪するるるか…
…3926/09/26(土)00:40:08No.1472045944+
1話に繋がればいいんだからるるかもくれあも絶望の中で消滅してみくるも心折れて探偵から完全に足を洗うくらいでいいんだよ
…4026/09/26(土)00:42:13No.1472046534+
>1話に繋がればいいんだからるるかもくれあも絶望の中で消滅してみくるも心折れて探偵から完全に足を洗うくらいでいいんでシュ
…4126/09/26(土)00:48:02No.1472048128+
無自覚なくれあさんへの嫉妬心から森亜を強く抱きしめる小林
薄々理由を察しても弱さからそれを拒まない森亜
…4226/09/26(土)00:51:13No.1472048938+
たんプリ怪文書かあ


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