メローレス
[露天風呂]
女子更衣室から大浴場を素通りし、露天風呂へと向かうエルフ。しかしその下半身は人魚のようであった。ぴち、ぴち、と器用に華麗に跳ねながら歩いている
実際のところ、下半身を覆っているこれはつくりものであり、要は「服」である。服を着て浴場に入るのはマナー違反だろうけれど…
メローレス
[露天風呂]
「…………とうっ」 さらに女はマナー違反を重ねる。露天風呂が無人と見るやいなや、跳躍して頭から飛び込んだのだ。しかし、着水の勢いは十分強いにも関わらず、ちゃぷん、というわずかな水音しか立たない
メローレス
[露天風呂]
「…………あったかい………♪」 そのままニセ人魚は水面で仰向けになり、満点の星空を眺める……
メローレス
[露天風呂]
脚ヒレをゆったりとくねらせ、広い露天風呂の浴槽をぐるりと円を描くように航行し始める。この装いで長年にわたりアルフレイム各地の海を泳いできた女である、ヒレ使いは本物のマーマンと遜色ない
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「んー……」
背を大きく伸ばしながらゆったりと露天風呂の湯気の中を歩いてくる黒髪のエルフが1人
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「…あら?」
伸ばし終えて元の姿勢に戻すと、視界に入ったのは湯を遊泳する人間…?
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「もし、そこのお方……」
「……??」
あれ?気のせいかな?足が…
メローレス
[露天風呂]
「んー……?」 声がして、背泳ぎの姿勢のままそちらに目をやって
「………このお風呂に入るの?」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「…!?」
気のせいじゃない!あ、足がヒレに…!?
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「あ、えっと、はい」
「…あの、もしかして、マーマン…?」
名前だけは聞いたことがある、下半身が魚の蛮族…
メローレス
[露天風呂]
「んじゃ、泳ぎはおしまい……」 ちゃぷ、と水音を立てて背泳ぎを解き、湯の底に座り直して
「……んー。メロはマーマンじゃない。マーマンから生まれたけど」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
え…でもその足…と目が雄弁に語っている
メローレス
[露天風呂]
「……これはメロのファッション。冒険のための装備品でもある。お風呂でも外したくない……けど……」 マーマンを装っている衣装に視線が行ってることに気が付き、自分の下半身をちらりと見下ろして
「……外したほうがいいのだろうか、ここでは」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「えっと、装備品…ということは取り外しが可能なだけで、普通の足が?」
メローレス
[露天風呂]
「ある。エルフだから」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「でしたら、いえ。無理に外さなくても大丈夫です」
ホッとした。足が魚だと生態から違いそうで気を使いすぎてしまいそうだった
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「エルフ…同族だったんですね」
「…そうだ。私も入ってもよろしいですか?」
気付いたらずっと立ったまま
メローレス
[露天風呂]
「うん。ここは公衆浴場、メロが占拠する道理はない」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「ありがとうございます。では失礼して」
足から熱さに慣らして湯にそっと沈んでいく
メローレス
[露天風呂]
「……おまえは、どのエルフ? 川エルフ、海エルフ、雪エルフ、蒸しエルフ……それともメロの知らないニューエルフ……」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「そうですね…街で育ったので、強いていうなら都市エルフでしょうか?」
冗談っぽく
メローレス
[露天風呂]
「ほう、都市エルフ。では優しき水の加護はもっていない?」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「んー……」
熱さがじーんと身体に染み込んで、肩こりや疲れが取れていく…
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「街で生まれ育っただけですから。水に親しむ力はありますよ」
冒険中でもたまに役にたった
メローレス
[露天風呂]
「………なんだ、新種じゃないのか」 小声。すごく小さく舌打ちも聞こえたかもしれない
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「…?」
な、なんだろう。機嫌を悪くしてしまったような…
メローレス
[露天風呂]
すぐに視線をディアさんに戻して
「メロは見ての通り海エルフ。ドーデンのグランティン大鉄橋の下で生まれた。名はメローレスという」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「メローレスさんですね」
「ディア=デム=デイライトと申します」
まずはこちらも名乗ろう
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「まあ、海エルフ!あまり街から離れないので詳しくはないのですが」
「たしか陽光に近く、日焼けが多い…のでしたっけ」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「メローレスさんの肌は…綺麗な真っ白ですが」
メローレス
[露天風呂]
「ふふふ……白い。たしかにめずらしいようだね、でもこれには秘密がある……」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「秘密ですか?」
なんだろうと興味
メローレス
[露天風呂]
「……………………」 ディアさんを見つめたまま、なにか集中するような仕草。しかし何も起こらないまま20秒ほど
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「…?」
何も起こらない…
メローレス
[露天風呂]
「…………天地使いのわざのひとつ、【空を欺く】のおかげ。でも夜に使っても何も変わらない」 ふぅ、とため息。こっそり相域を使っていたのだ
メローレス
[露天風呂]
「実際メロも生まれて50年くらいはずっと日焼け肌だったよ」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「あら?」
という事は後天的にどうにかしたのか。天地使い…という技能が関係しているようだが
メローレス
[露天風呂]
「天地使い……という言葉にピンときていない? ジオマンサーという呼び方もあるようだけど」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「すみません、浅学で…」
低レベル冒険者+ジオマンサーの知名度が合わさり知らないようだ
メローレス
[露天風呂]
「……ま、メロだってなりたいと思って目指して天地使いになったわけじゃないけどね。ハルーラさまのお導きみたいなもんだと思ってるけど……」
「もっと目立つ、天地使いのわざ、みせたげる……」 そう言うとまた何か集中するそぶりをし……
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
今度こそ何かが起こるのかなとドキドキで見守る
メローレス
[露天風呂]
次の瞬間、メロとディアさん、2人の周囲に温泉ではない水が中空から生じ、静かに宙を舞い始める!
【⏩️地相:地を泳ぐ2】地2/対象は水中にいるかのように扱う。呼吸や発声も含め水中の不利益は被らない。水中の行動に制限を受けない能力を持つなら行動判定+1
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「わっ…!」
魔法の詠唱をした素振りもないのに水が!
メローレス
[露天風呂]
「この水は原初の水。神々が生まれるよりももっと前、『剣』が天地をつくりたもうたのと近い原理で生み出した水。だからとても綺麗で、エルフでなくても溺れない」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「へえ…!いにしえの水…!すごいですね!」
え!こんな場所で見ていい技能なのかなこれ!?
メローレス
[露天風呂]
「命脈の力は気まぐれだから、ジオグラフという媒体を通しても、誰にこの水が向かうかコントロールは難しいけどね。今みたいにメロとディア2人だけだったら問題はない」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「…少し触ってもよろしいですか?」
特別な水、と言われてエルフ的な好奇心に駆られた
メローレス
[露天風呂]
相克の標的によって対象2体になっちゃってるんで、水は容赦なくディアさんの周囲をとりまき、望まなくても触れてしまうことがあるだろう。ちょっと冷たいかも
メローレス
[露天風呂]
「飲んでみたっていい。特別美味しくはないと思うけどまずくもないはず」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「ありがとうございます」
飲むのはちょっと怖いのでそーっと指先で触れてみる
メローレス
[露天風呂]
無重力空間のように中空を漂う大量の澄んだ水。指で触れてもまとわりつくようなことはなく、冷えた湯気のようにほんのり湿った感触を残すのみ
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「沸いた水だからなのか、少し冷たいですね」
「ふんふん…」
温泉に入っているのも大きいだろうが
しばしぷにぷにとつつく
メローレス
[露天風呂]
エルフのように水中適性がある者がこの水を大量にまとえば、むしろ空気中よりも動きやすくなるだろう。不思議な原理であるが
メローレス
[露天風呂]
「メロはこの力で、地上でも海と同じように『泳ぐ』ことができて、喉も乾かず、身体も服もいつもきれい」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「わあ…」
エルフ特有の理解
便利だし快適だろうなぁ…!
メローレス
[露天風呂]
「浴場にはただ温まりに来ただけ……うん、だからこれ出しっぱなしだと冷えちゃうね。消すね……」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「あ…」
名残惜しそうにしつつも止めない
メローレス
[露天風呂]
「天地使い、たしかに珍しくはある。けどメロくらいの使い手は、冒険者にも少なからずいる。120年生きてて会ったのは片手の指くらいだけど」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「そんなに」
30年ぽっちしか生きていない私が見ないわけだ!
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「そういえば、よろしければ聞いてもいいでしょうか」
「その足、ファッションとの事でしたが、やはりマーマンの血が関係して…?」
少しだけ打ち解けてきた気がするので軽く踏み込んでみよう
メローレス
[露天風呂]
「血……血かぁ。そう言われればそうだね。メロはメロを産んで育ててくれた、グランティンのマーマンたちのことを尊敬してる」
「マーマンのようにずっと水の中では暮らせないから、こうして独り立ちしてるけど…」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「そうですね…いかにエルフと言えど、常に水中で生活はできませんから」
一部地域の海エルフは海中に特殊な家を作ることもあるらしい
メローレス
[露天風呂]
「だからこうして、マーマンのようなカッコをするのは心がとても落ち着く」
「あとまあ単純にこれ、マナを扱う助けになってくれる装備でもあるから」 ラル=ヴェイネのダウンルッカーだ
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「そうだったんですね」
ファッションでもあり冒険道具とはそういう意味か
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「普段使いをしていると歩きにくそうですが、その時はあの天地使い?の技能で補助すると」
よく考えられてるなーと感心
メローレス
[露天風呂]
「そう。人目も引くだろうけど、メロ、見られるのはそんな嫌いじゃないから」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
冒険者は不思議な恰好をしている人も珍しくない
慣れているんだろうなと頷く
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
でもそうか…あの足ヒレで普段歩いているんだ…と想像してクスリと笑ってしまう
メローレス
[露天風呂]
笑われてもどこ吹く風、といった調子で仏頂面でエルフを眺めるエルフ
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「あ!失礼しました!道を跳ねて動いたりしているのかなと思ってつい…!」
人のファッションを笑うのは良くない!
メローレス
[露天風呂]
「ん、そうだな。跳ねて歩いてるという表現は正しい。なるべくそう見えないように努力してはいるし、いざとなったら森羅魔法でほんとうに飛ぶこともできるけど」
マジメな口調で非を詫びてくるディアさんにも率直に答える
メローレス
[露天風呂]
「優雅に跳ねる技は、グランティン大鉄橋を渡ったその先、アルショニアで学べるぞ」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「技…?という事は、流派と呼ばれる…?」
低レベル冒険者には縁がないが、存在だけは知っている
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「跳ねる技なんてものもあるのですね…」
だいぶ限定的っぽいけど体系だった技巧のようだ
メローレス
[露天風呂]
「うん。アルショニアの女リカントたちの戦い方は実に実践的で優雅だ。……まぁ、肉食獣とかが持つ野生の優雅さに近いが」
「男ウケする優雅さはマカジャハットの近くにある闘技場の戦い方のほうに軍配があがるだろうね」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
戦い方に美しさを意識したことがなかったのでほへーと聞いている
メローレス
[露天風呂]
「……っと。ディアが冒険者かどうかも確かめずに冒険者キャリアのことを話し込んでしまったな。実際どうなのだ?」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「私ですか?私は副業として冒険者をしている身でして…」
「本職の方には遠く及びません」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「ですけど、こうして専門的なお話を聞けるのは勉強になります」
楽しいしね!
メローレス
[露天風呂]
「ほほう、副業冒険者。本職はなんなのだ?」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「ライフォス神殿で|聖職者《クレリック》として微力を尽くさせて頂いております」
メローレス
[露天風呂]
「クレリック……。プリーストではなく?」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「はい。ライフォス神様のお声は聞けておりません」
「ですが、それでも助力を求める人たちの力になれれば良いな…と」
メローレス
[露天風呂]
「おお……。敬虔なんだね、ディアは」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「そ…そうでしょうか?」
「一介の信徒として、やれる事はやりたいだけで…」
メローレス
[露天風呂]
「……………」 しばらく目を細め、思案するように押し黙りながらディアを見つめて
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「メローレスさんはハルーラ神の信徒なのでしたっけ」
ちょっと照れくさかったので話をメローレスさんに移す
先ほどハルーラ神の名前を出していた
メローレス
[露天風呂]
「信徒……そうだね。いちおう信徒ではある。でもきっかけは大海を泳ぎ回るにあたって、星の導きが欲しかったから」
「来る日も来る日も、夜のたびに夜空を見上げ、星の並びから今の位置と時を知る。そういう暮らしを何十年と続けるうちに、ハルーラ様への興味がでてきて」
「地上のハルーラ神殿で基本的な教訓を学んだら、より一層星読みの精度も上がった、ってところだね」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「そういう信仰の形も、とても素敵だと思います」
実利から始まるのも王道のルートだ
メローレス
[露天風呂]
「ハルーラ様がメロを『選ぶ』ようなことがもしあったなら別だけど、そうでないならメロはきっと聖職者には向かない。他人を導くようなサガじゃないから……」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「神の声を聞けるか否か。こればかりは神の御心次第ですからね…」
信仰心があれば必ずプリーストになれるわけではないのを見てきた
メローレス
[露天風呂]
「………ちょっと答えづらい、もしくは気分を害する問いになるかもしれないが、いいかな」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「いいですよ。私もいろいろ聞いてしまいましたから」
メローレス
[露天風呂]
「……ディアが本職に専念し、ライフォス教会で民に施し教えを説くだけであれば、平穏に過ごせると思う。でも冒険者を副業でやってると、どうしても『ライフォス様の声が聞こえる』『神の力を顕現する導線になれる』者にも出くわすだろう?」
「そういうとき、うらやましいとか、そういう気持ちって……生まれないものか?」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「………」
答え方を真剣に考えている
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「…そう、ですね。そんな気持ちになった事は、あります」
「ライフォス神様の御力で、困っている人や仲間を癒せれば…そう思ったことも」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「ですけど…」
「【汝の隣人を愛せよ。】ライフォス神様の教えは、ライフォス神様の御力がなければ成しえないものでしょうか」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「幸いなことに、私は妖精の助力を借りることが出来ました。それで人を癒すこともしばしばですが」
メローレス
[露天風呂]
「ふぅん、妖精使いだったんだね」 一旦相槌をいれつつ再び耳を傾け
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「もし仮に、妖精の助力を得ることができなくても。薬草で、薬で、技術で」
「人を癒し、助けることはできます」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「なら」
「それでいい、と思います。私がライフォス神様を信仰しているのは…」
「すごい力を与えてくれるからではなく、その教えと生き様の為なのですから」
メローレス
[露天風呂]
「……さすがだね、ディアは。強い信念でライフォス様を信仰できているんだね」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
途中途中で詰まったりしながらも内心を言葉にし終えた
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「し、信念なんて大層なものではありませんよ」
あせあせ
メローレス
[露天風呂]
「メロよりはずっとえらい。メロ、いまだにハルーラさまについても色々あやふやだから。知識も、信じ方についても」
「もしかしたら来年にはアステリア信仰に変わってるかもしれない、くらいにね」 エルフの本質はそっちが自然だし
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「信仰の形は人それぞれです」
「いいんですよ。太陽の恵みにティダン神を思う、心身を鍛える戦士がグレンダール神の名を唱える…」
「そのくらいだって、立派な”信仰”です」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「あはは…神の御声を聞いていないなら複数の神を信仰するのもよくあることですから…」
苦笑
メローレス
[露天風呂]
「確固たる者には確固たる者の、あやふやな者にはあやふやな者なりの生き方がある。……メロはそう思う」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「はい」
強く頷き
メローレス
[露天風呂]
「ただ、確固たる者がその道を疑うのは、とても危険……。冒険者になっていろんな人に出会って、それは思った」
「……頑張ってね、ディア」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「お気遣い、ありがとうございます」
心配してくれたのだろう
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
───ヒュウ、と冷たい夜風が頭を心地よく撫ぜる
…思ったより長湯しすぎたかもしれない
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「ん…肩こりもすっかり楽になりましたし」
「私はそろそろ上がろうかと思います」
メローレス
[露天風呂]
「肩こり………」 その言葉に束の間、眉をひそめてディアさんの胸元を睨むも
メローレス
[露天風呂]
「うん。のぼせないうちに上がったほうがいい。同じエルフと話できて、楽しかった」
ディア=デム=デイライト
[露天風呂]
「はい」
「縁が合いましたら、また」
湯から上がりぺこりと揺らしながら一礼
楽しい会話が出来たことを喜びつつ退場!
メローレス
[露天風呂]
ぷかり。再び仰向けで水面に浮かぶ姿勢になり、星空を見上げる
メローレス
[露天風呂]
「……うん。やっぱり、メロは人を導くようなガラじゃない。メロは気ままに流れる水なのだから……」
メローレス
[露天風呂]
「星読みの技術も身に付いて久しいし、ほんとうにアステリア様に転向しちゃうかも……なんて、ふふ」
メローレス
[露天風呂]
束の間、自嘲ぎみに笑った後、真顔に戻って夜空をしばし見上げる。彼女を咎めるような星の瞬きや流星は見えない
メローレス
[露天風呂]
「……神様って寛大ねぇ……」