二次元裏@ふたば

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199568 B26/08/22(土)22:33:37No.1461162089そうだねx1 23:50頃消えます
「ふふっ……トレーナーと“お出かけ”。とっても、スフィーラだね……♪」
「そうだな。……でも、何処へ向かうんだ? 行きたいお店があるって言ってたけど」
ある日の放課後、俺は担当のネオユニヴァースに誘われ私服に着替え街へお出かけしていた。彼女との“お出かけ”はなにも珍しいことではない。
しかし、明確に行きたい“お店”がある、と言って彼女が誘ってきたのは少々珍しいことだった。

「……うん、“JALM”――あともう少し、だよ」
そう言って、賑やかな街並みを歩く自分とネオユニヴァース。普段の彼女ならば、もう少し人の少ない落ち着いた場所を好むと思っていたが……いよいよ、彼女の行きたい店が何か検討がつかない。
果たして、ユニヴァースは何処へ向かおうとしているのか。それを頭の片隅で考えながら彼女とともに歩いていると――。

「――トレーナー。『ここ』だよ……♪」「……えっ、ここって――」
それは、都会的なセレクトショップだった――。

――――
「いらっしゃいませー」
お店に入ると、耳心地の良い店内BGMとともに女性店員さんからの挨拶が響いた。
126/08/22(土)22:35:35No.1461162776+
「えっ、と……その、ユニヴァース? もしかして、服を買いに来たのか?」「アファーマティブ」
まあ、ネオユニヴァースだって年頃の女の子ではあるのだから、服くらい買うこともあるだろう。しかし、だ。どうにも……店内の雰囲気というかお客さんの層を見ると、どうにも場違いな感じがする。
なぜなら――。

『――くんとこれ着てデートしたい〜ねっ可愛くない〜♡』
『――おっ、これどう? シロクマフードのルームウェア! いやいや絶対似合うって! え? おう、もちろんオレも着るからさ!』

――店のどこを見ても、カップル、カップル、アベックと。このお店のお客さんはカップルばかり。つまりこのお店は……カップル向けのアパレルショップという訳だ。

売られている服もよく見てみればどれも。ユニセッ――。
「――?」
――……男女兼用デザインの服ばかりだ。カップルでお揃いの服を、というのがコンセプトのお店なのだろう。
……危うく、ユニの前でよろしく無い言葉を言いかけた。気をつけなければ。

「トレーナーは、“理解”した?」「……えっ? あ、あぁ一応」
226/08/22(土)22:38:46No.1461163984+
「ふふっ、『トレーナーは流石』だね……♪」
「いや、でも……その、ちょっと俺たち場違いじゃないか? なんで、こんなカップル向けのお店なんかにわざわざ……?」
そう、恐る恐る彼女に尋ねてみる。正直な話、ユニヴァースの意図をつかみかねていた。

「――それは、ね。……『わたし』と『あなた』。“おそろい”が良いから……♪」
「……なるほど。そうだったのか」
彼女にしては分かりやすく、ハッキリとそう告げられる。

「……でも、すまんユニ。ちょっとこのお店で服を選ぶのは恥ずかしいかも」
「トレーナーは、ネガティブ――? お店の中から“PRBM”、原因の『探索』が“必要”――」
「ああ、ちょっと待って! えっと、これはそのもっと単純な話というか。……その、このお店ってカップル客が多いからさ。俺とユニだと場違いだなって思っちゃって……的な感じだから」
「――なるほど、“UNDY”。でも、それなら“問題ない”よ」
「え?」
唐突に、問題は無いと言うものだから思わず聞き返す。だが、彼女のことだ、何かこの場を切り抜ける秘策でもあるのかもしれない――。
326/08/22(土)22:40:59No.1461164843+
「トレーナーとネオユニヴァースは、近似値。実質“AVEC”だから……♪」
「――いや、違うぞ……!?」
何かしらの秘策を期待した先に紡がれたのは『私たちは実質カップルだから大丈夫』だった。
何も大丈夫ではないし実質も何もそんな事実は無い。……ハズだ。

「……? “AVEC”だから、トレーナーとネオユニヴァースで選ぶんだよ。“おそろい”のユニセッ――」
「っ! ユニ、ユニ。男女兼用服、な……!」
ユニの口から、危うい発言が飛び出てきそうになったのを察し急いで言い換えてやる。

「――そう。“男女兼用”の服を選びたいんだ。“おそろい”で」
「うーん……けどなぁ……」
カップルでは無いが、しかしユニのしたいを叶えてやりたい気持ちも多大にある。だからどうするべきか悩んでいると――。

「……トレーナーは『わたし』と“おそろい”は不可? 『したくない』があるなら。ネオユニヴァースは……」
ユニの表情がしょんぼりとして、紡ぐ言葉も徐々に小さくなっていってしまって……――ああ、そんな顔をされてしまったのなら。俺がユニヴァースに掛けるべき言葉は1つしかない――。
426/08/22(土)22:43:10No.1461165627+
「――大丈夫、俺も。君と“お揃い”したい。一緒の服を着たいよ、ユニ」
「……!!」
俺がそう言うと、パァッとネオユニヴァースは表情を明るくさせた。

「うん……。それじゃあトレーナー、早速“おそろい”の服――“UNISE「男女兼用な!」……うん。男女兼用の服、“選ぶ”をしよう……♪」
ふふっ、とユニヴァースは微笑んで俺の手を引く。そうして、俺とユニは““男女兼用””のお揃いの服選びをすることになったのだった。

――――――
「――“見て”、トレーナー。『だぼだぼ』だよ♪」
「おお、ゆったりめのルームウェアか〜。確かに、これなら男の自分でも着やすいな」
「“おそろい”のシンボル。『共通項』がα星とβ星を結んでる」
ゆったりめのグレーの部屋着の胸と背には、宇宙や星を模したどこか可愛いらしいデザインが共通でプリントされていた。確かに、これはありかもしれない?

「早速、見つけたね……♪ 二人の“UNISE「男女兼用」――“男女兼用”のルームウェア」
そうウキウキのネオユニヴァースなのだが。……しかし、よく考えてみれば、だ。今この部屋着を買ったとして、活かせる機会はないのではないだろうか。
526/08/22(土)22:45:41No.1461166573+
「……? “AMCHR”のセオリー……?」
「現実的では無いというかね。だって、俺たちは同じ部屋で暮らしたりはしてないわけだし。だから部屋着だけ買ってもね」
「そう……。それは、“UNABL”だね」
しゅん、としながらも、ネオユニヴァースは部屋着については諦めてくれたようだ。

「うーん、それじゃあ他に良いのがないか探してみるか」「うん。同行するよ」
ぶらり、とユニとともに店内を見て回る。……少しは、この店の雰囲気にも慣れてきた気もする。そうして、何かちょうどよいものは無いだろうかと探していると――。

「――トレーナー。『かわいい』との遭遇。見て」「え?」
そう言われネオユニヴァースの方を見やると……。そこには、ペンギンを模したフードと袖が特徴のペンギンなりきりTシャツがあった。

袖はユニの勝負服を思わせるような長くダボっとしたものとなっており、おそらく手の先は出せないだろう。いや、だからこそペンギンになりきれるという訳か。

「ペンギン……“CUTE”だね」「そ、そうだな……うん、君が来たらすっごく可愛いと思うぞ……!」
「……トレーナーは、ミッションを『ロスト』?」「えっ?」
626/08/22(土)22:48:10No.1461167496+
「トレーナー、『私たち』の目当ては“UNISE「うん、男女兼用」の服を買うこと――だから、これはトレーナーも着るんだよ」
「えっ、これを……俺が……?」
考えて、頭の中にこれを着る自分を想像して――。
「……ふふっ、トレーナーも、“CUTE”だね」
「いやいやいや。というか、これも部屋着だろう? 仮に俺が着るとしてもまだ買うには早いだろう。という訳で却下」
「“仕方ない”ね……」

――――――
「トレーナー。これなら、どう?」
「おっ、白のTシャツか。胸に人工衛星のマークと……」
「こっちにはUFOにアブダクションされる“COW”のシンボルだね」
「あっ、誘拐されてる。なんか君らしくてイイね。付いてるマーク以外はシンプルだし」
「ふふっ、これも“UNISE「男女兼用ね」うん、だから安心だよ」
何度でも“例の言葉”を言うのを諦めない彼女のことは置いておいて、しかし、これなら自分が着ても問題は無いだろう。
お出かけの時にユニとお揃いで着ていくのはかなりアリだった。
726/08/22(土)22:50:45No.1461168454+
「トレーナー、“INVER”もあったよ」
そう言って見せてきたのは黒地の先程のTシャツ。なるほど、完全にお揃いにするだけではなく色違いで着ていくのもありかもしれない。
「いいね。それじゃあ俺は黒にして、ユニは白で良いかな」
「アファーマティブ。それじゃあ『お会計』だね……♪」

「――……はい! 2点で7600円になりますっ」「あっ、カードでお願いします」
レジに持っていてお会計をしていると――なにやら、視線を感じる。

「……? えっと、どうかされたんですか?」
「あっ! すみません! おふたりはちょっと歳の差ありそうだな〜って思ったんですけど、どういうご関係で? ってちょった気になってしまいまして!」
……ふむ。確かに、彼女はまだ学生の身だしカップルにしては歳の差が気になるのは当然だ。
しかし、どう答えたら良いものかとしばし考えていると、隣に立っていたユニヴァースが口を開いた。

「トレーナーとネオユニヴァースは『“AMRT”を送り合う間柄』なんだ」
「まあ! 『Amato』を贈りあってるなんて……素敵な関係ですね!!」「えっ」
826/08/22(土)22:53:12No.1461169365+
なんと、この店員さんはネオユニの言葉を一度聞いただけで理解しているようだった。セレクトショップで働いているだけあって、海外の言葉にも詳しいのかもしれない。
「はい、それではこちらレシートになります。ありがとうございました〜♪」
そうして、俺たちはペアルックなTシャツを入れた紙袋を片手に店を後にするのだった――。
……やけに、やたらとニコニコと接客してくれた店員さんの視線を背にしながら……。

――――
「ふふっ、今日はとってもスフィーラだったよ」
「そうだな、俺も楽しいお出かけだった! 買った服も、また出かけるときに一緒に着て遊びに行こうか……!」
「アファーマティブ。よろしく、だね♪ とっても『ワクワク』で待ちきれない……♪」

そうして二人で帰路に着く。……一時はカップル向けのセレクトショップに連れてかれたり、ユニが危ういことを何度も言いかけたりで、どうなることかと思ったけど……。
けれども、二人で着れるお出かけ服が買えて良かった。ユニももう、危ないことを言うことも無いだろう。終わりよければすべてヨシ、だ。
926/08/22(土)22:55:45No.1461170315+
「――ふふっ、トレーナー」
「ん? なんだユニヴァース?」
「“お出かけ”の終わりに、ずっと言いたかったことがあるんだ」
そう淡々と、しかしどこか楽しげな表情を浮かべるネオユニヴァース。

いったい彼女何を言うのだろうかと身構えつつ、ああ、いいよ。と許可を出すと。
彼女は心の底から楽しそうな表情で笑ってこう言うのだった。

「ふふふっ……“UNISEX”だね♪」
「やめようか!!!!」
1026/08/22(土)22:56:12No.1461170479+
おわり
“おそろい”だね
1126/08/22(土)22:57:19No.1461170878そうだねx4
ユニちゃんのエミュできるのすごいと思う
1226/08/22(土)23:05:02No.1461174033+
ユニちゃんかわいい
1326/08/22(土)23:07:39No.1461175120+
ユニちゃんとのイチャイチャは満足度が高い
1426/08/22(土)23:36:35No.1461187095そうだねx1
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まとめ目的のキチガイが立てたスレ
del
1526/08/22(土)23:38:21No.1461187790+
スレッドを立てた人によって削除されました


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