二次元裏@ふたば

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147500 B26/08/22(土)22:28:10No.1461160091+ 23:47頃消えます
はっきり言いますね。
トレーナーさん、あなたのことがいっぱいいっぱい好きです。
ぜったいぜったい幸せにしてみせます。
すごく、こう、なんていうかすごい確信みたいなものに満ち溢れているんです。
それでトレーナーさんも私のことをえっと、そんな感じに思ってくれてると嬉しいです!
あんまりうまく言えないんですが、お返事お待ちしています。
かしこ。
126/08/22(土)22:28:32No.1461160243+
アドマイヤベガはもともと表情に乏しいウマ娘だったが、今回はさらに輪をかけて無表情だった。
「いいと思うわ」
「本当ですか? アヤベさん」
アドマイヤベガは花柄の手紙をじっと見つめていた。ナリタトップロードは訝しむ。
間違ってもおべっかやお追従を言うようなキャラではない。でも、こちらに気を使っているという可能性はある。
恋文選手権――ラブレター・コンペティションに向けて、学園は静かな熱に包まれていた。
学生たちがラブレターを書き合い、その内容を批評し、お互いに比べ合う。
最も心に突き刺さるDQN(どっきゅん・センテンス)を書いたものが栄冠をつかみ取れるという構図だ。
頂点に立った場合、学園からはハワイ6泊7日の旅、ウェディングフォト撮影付きが贈られる。
226/08/22(土)22:28:56No.1461160393+
「前にも言ったと思うけど、トップロードさんは光だから。光には余計な小細工は必要ない。あなたはあなたの言葉で想いを伝えればいいだけ」
「でもっ、私、あんまり文才がないっていうか……インパクトのある文章が書けなくて」
「あなたのトレーナーさんは、それも織り込み済みではないの?」
「そうなんですけど、恋文選手権は客観的な評価がされるんですよね。だったらもっと伝わるようにしたいなって」
アドマイヤベガは手紙をテーブルの上に置き、傍らにあるぬいぐるみに向かって拳を振り下ろした。
このウマ娘は大のふわふわ好きで、クッションの加減がいいぬいぐるみをそばに置いている。
決して、機嫌が悪いわけではない。
「アヤベさんのも……もしよかったら見せてもらっていいですか?」
「……いいわ」
大銀河が背景にあしらわれたその手紙は、それ自体が発光しているかのように見えた。
326/08/22(土)22:29:19No.1461160521+
「一光年は距離の単位で、時間の長さを示すものじゃない。
でも、多くの人が勘違いするように、光が旅する過程には何か悠久の時を思わせるものがある。
こんな夢を見たわ。私は光になって、様々な星の間を旅している。
オペラオーみたいにうっとおしい星もあれば、トップロードさんみたいに明るく輝く星もある。
私はいろんなところを旅した。星から星への移動には途方もない時間が必要だった。
長い時間をかけてたどり着いたのは、どこまでもお節介で心配性の星だった。
星は臆面もなくこう言い放った。「アヤベのことが好きだから」
何十光年経とうともその想いは変わらないだなんてうそぶいていた。
バカね。本当にバカだわ。一光年は、時間の長さじゃないって言っているのに。
――ありがとう。私のことを見つけてくれて」
426/08/22(土)22:29:45No.1461160690+
どっきゅん、どきゅん、どきゅーん。ナリタトップロードは普通に感動していた。
「すごい……すごくいいですよこれ! アヤベさん!」
反面、自分の文章を見直してみると拙さが目立ち、いかにも陳腐に思えてしまうのだった。
どうしたらアドマイヤベガのように詩的で美しく想いを伝えることができるのだろうか。
「ハーーッハッハッハッハ! 二人とも選手権本番に向けて準備万端のようだね!」
するとテイエムオペラオーが勝負服のまま乱入してきて、断りもなく椅子に座った。
「オペラオーちゃん? まさかその手にしているのは……」
テイエムオペラオーは赤の封蠟がしてある手紙を、レターカッターですぱっと切った。
豪華な装飾が施された中身を取り出すと、仰々しく二人に見せてきた。
「さあっ! 読むがいい、ボクの渾身のカンツォーネを!」
526/08/22(土)22:30:11No.1461160831+
「ああ、舞い落ちる薔薇の花! ボクを彩る勇壮なるバレエ団たち!
ときどきボクは自分のことが恐ろしくなる。このような美の化身がこの世に存在していていいのだろうかと。
美しさとは時に罪である。ボクが形作る覇道には多くの屍が横たわっていることだろう!
だがそれを受け入れて、飲み込んでこその世紀末覇王!
トレーナー君、君は温泉旅行でボクのことを「美しい」と言ったね。
撤回したまえ、などとは言うまいよ。隙を見せたボクが悪いのだからね。
だが君はこの覇王が持つ罪深さ、業の重さを知りながらなおボクを「美しい」と言うのかな?
言えまい! ハーッハッハッハッハ! ああ、なんと哀れで孤高なボク!!
これはボクが突きつける挑戦状だ! この手紙を読んだならもう二度と口にしてはならないよ!
今後一切、決して、「美しい」などとはね!」
626/08/22(土)22:30:34No.1461160974+
どっきゅん、どきゅーん。ナリタトップロードは普通に先の展開が読めた。
これを読んだテイエムオペラオーのトレーナーが何と言うか容易に想像できたのだ。
「すごい。すごいです。オペラオーちゃん……」
このような、恋文を書き慣れていないはずの同期でも、書きようによっては恋愛を表現できるのだ。
ナリタトップロードは背中を押される思いだった。同期二人の言霊が、自分の細部にまで入り込み、創作意欲を刺激した。
「アヤベさん、オペラオーちゃん、ありがとうございます。いっぱい、いっぱい参考になりました! 私、手紙を書き直してみようと思います。自分にしか書けない、ありのままの想いを絶対に伝えてみせます!」
「そう……頑張って」
「ハーッハッハッハ! なんだかわからないが、また周囲を幸せにしてしまったボク!」
726/08/22(土)22:30:57No.1461161117+
それからナリタトップロードは寮に戻り、一晩徹夜して恋文を書き直した。
デスクライトに照らされたつるりとした額は、知恵熱によって茹でダコのように赤くなった。
「書ける……私にもっ!」
そして、ついに迎えた恋文選手権当日。
正装をした生徒会の役員たちが、校内の巨大掲示板にて各自の恋文を掲示する作業を行っていた。
選手権は投票制で、ネットを通じてお気に入りの一枚を投票する仕組みになっていた。
ぴゅいーっとシンボリルドルフが笛を吹くと、恋愛に飢えたウマ娘たちが掲示板に群がっていった。
アドマイヤベガの恋文は人気があった。テイエムオペラオーも同様、夢女子たちの鼻血で溢れた。
ナリタトップロードの恋文は――人だかりができている。
「委員長!?」「なにこれ、本当に委員長の?」「すごーい!!」
人だかりの隙間から、文面がのぞき見えた。
826/08/22(土)22:31:19No.1461161263+
トレーナーさんへ。
好き。好きです。
本当に好きです。
好きすぎます。好きで溢れています。
私の好きを数えました。ずっと数えていられました。
好き。好き。好き。好き。好き。好き。好き。好き。
私には語彙力がありません。だから気持ちを、ダイレクトに伝える方法を選びました。
大好きです。すごく好きです。いっぱい好きです。
好き。
トレーナーさん、ありがとうございます。
926/08/22(土)22:31:42No.1461161390そうだねx1
夕刻、結果が発表された。
ナリタトップロードは上位であったが、掲示板入りにはあと一歩及ばなかった。
恋文選手権はメジロラモーヌがぶっちぎりの一位を取って優勝した。
それからナリタトップロードとトレーナーが、仲良く手を繋いでデートしている姿を、複数の学生が目撃したのだという。
1026/08/22(土)22:33:15No.1461161940+
語彙力が終わってる…
1126/08/22(土)22:36:30No.1461163119+
>恋文選手権はメジロラモーヌがぶっちぎりの一位を取って優勝した。
ラモたんはさぁ…
1226/08/22(土)22:40:34No.1461164702+
あら。
1326/08/22(土)22:46:31No.1461166884+
こういうのはゴリ押しの方が強い
1426/08/22(土)22:48:19No.1461167542+
そもそもなんだよこの大会は
1526/08/22(土)22:49:56No.1461168150+
いつもに増して語彙力死んでない?
1626/08/22(土)23:07:07No.1461174916+
めにしゅき
1726/08/22(土)23:08:11No.1461175366+
好きすぎます。
1826/08/22(土)23:08:34No.1461175548+
>恋文選手権――ラブレター・コンペティション
ちょっと待てよ!!
1926/08/22(土)23:11:33No.1461176853+
NTR(ナイトレイン)
2026/08/22(土)23:13:19No.1461177592+
>これはボクが突きつける挑戦状だ! この手紙を読んだならもう二度と口にしてはならないよ!
>今後一切、決して、「美しい」などとはね!」
真っ直ぐな瞳で美しいと言われてトロトロになるオペラオーまでは見えた
2126/08/22(土)23:16:36No.1461179043+
スレッドを立てた人によって削除されました
>コピペ荒らしってこういう下ネタのスレは荒らさないのなんでですか?
>https://tsumanne.net/si/data/2026/08/20/10798754/
>下ネタスレだけど全然荒らされてないじゃん嘘付き
まとめサイトの管理人が立てたトレウマ系の自演スレですからねそりゃ
https://umapch.blog.jp/archives/30666878.html
2226/08/22(土)23:21:10No.1461180996+
好きという気持ちを伝えきれれば勝てるというパワー系


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