二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1786541007703.png-(114684 B)
114684 B26/08/12(水)22:23:27No.1457988332そうだねx10 23:52頃消えます
 先日、雪山師匠初夜爪剥破瓜話を書いた『』だよ。その時言っていた小師妹の話も書けたからあげていくよ。
126/08/12(水)22:23:55No.1457988503+
 西武林大会と武林大会のいざこざが終わって、少なくとも唐黙鈴は我が世の春を謳歌していた。一時期滅門の憂き目にあいかけた唐門は西武林大会を主導し、極楽教の陰謀を打ち砕いたという事で、江湖四大家の誉を再び取り戻すことが出来た。死んだと思っていた大師兄は生きていたし、裏切っていたと思っていた二師兄もまた帰って来た。
 それどころか二師兄の裏切り自体も、あくまで『お父様/唐掌門』の治療のためがきっかけだったらしい。未だ意識を取り戻さない黙鈴の『お父さん』だが、二師兄曰く快方に向かっているとのこと。きっと遠からず目を覚ます。その時お父さんは自分の愛娘が唐門の外弟子と結婚した事にどう思うだろうか。ましてやその外弟子がいまや、西武林大会と武林大会の頂上決戦を演じた英雄と知ったならば。
 また、結局一度は行商の旅に出ていた四師兄も『今のこの唐門の名声を使って商売しない事には損! 損っす!!』といいながら外堡やら繁華街に居ついている。
 
226/08/12(水)22:24:01No.1457988543そうだねx6
>爪剥
エ!
326/08/12(水)22:24:35No.1457988732そうだねx1
 そして何より黙鈴にとってうれしい事は、大親友の葉雲裳が、治療の目途をつけて帰ってきてくれた事だ。掌門の面倒を見るのにかかずらっている代わりに、雲裳の面倒を見ている金国の神医曰く、『今だ予断は許さないが、快方に向かっている』とのこと。そんな快方に向かっている当の混世魔王は、自分の事よりも兄と神医をくっつける事にご執心のようだった。


 そんな風に、およそ1年前にはここまで好転すると思っていなかった状況が、ことごとく好転している。だがしかしそうなると人は欲が出てくるもので―――


「ああ! 甘饅頭をたらふく食べてそこに寝ているのは、もしや我が友黙鈴ではないか!?」
「……雲裳、何それ?」
「可愛い可愛い黙鈴だって、そんな風に食っちゃ寝していたらただでさえ羊みたいだったのが、それどころか肥え太った猫になってしまうってことよ!」
426/08/12(水)22:24:50No.1457988812+
「!!」
 ガーン! 親友である雲裳からの言葉に、黙鈴はショックを受けた。だがしかし、体の各所に取り付けられた鈴が一切ならないのは、流石は『天地無音勢』を修めた達人であると言った所か。
「私……太ってないもん」
 そういってわずかに頬を膨らませる姿はなんともかわいらしい。基本的に無音の業を修めた影響で感情が抑制されている彼女にとって、これが出来るだけの感情表明だった。
 
 そんな愛らしい黙鈴のほっぺたをむにー……むにーと雲裳はひっぱった。ちょっとはしたないが関係ない。ここは女子部屋。しかも寝る時間だ。女弟子たちも眠りにつこうとしていて、そんな風にじゃれつく少女達を気にする者なんていない。
「いひゃい……雲裳。いひゃい……」
「ほんとされるがままね、あなた。まぁいいわ。でも気になるわよ。今日も帰ってくるなり、厨房で作ってもらった餅を山ほど持ってきて無言のままパクパク食べてるんだもの。一体何があったか、って思っちゃうってことよ」
「……」
 その言葉に、黙鈴は黙して答えた。
526/08/12(水)22:25:06No.1457988896+
「あー……つまりお兄ちゃんの事ね」
「!? なんでわかったの!?」
「そりゃめちゃくちゃ美味しいお餅を皿一杯に持ってきて、バクバク食べ始めるのを見たら誰だってわかるわよ」
 唐門も、一時期の厳しい状況から脱して最近は物資も豊富である。
「きっとお兄ちゃんが夜食を作ってくれたんでしょ?」
 と言いながら、なおも残るお餅の一つを取って、雲裳もパクリと食べた。
「うん。これはお兄ちゃんの味だってことよ!……本当に美味しいわね。むしろムカツク……」
 なんて理不尽な文句を呟き始めた雲裳を他所に、黙鈴がぽつりとつぶやいた。
「私……」
「うん?」
「私、師兄に釣り合わないかもしれない……」
「え? なんでそうなるの?」
626/08/12(水)22:25:28No.1457989023+
 極楽教の野望を打ち砕いた後、黙鈴と彼女の『師兄』趙活は結婚した。父である掌門は未だ意識不明の状態なので、代理として三師兄が父役となり、皆で盛大に結婚式を執り行ったのだ。当然雲裳も参加しており、唐門制服とはまた違った、赤い衣に身を包んだ黙鈴の嬉しそうな様子は、雲裳の記憶にもしっかりと焼き付いていた。
 そうして夫婦になった二人だが、結局はいつも通り。『趙郎』『娘子』なんて呼び合う事もなく、『師兄』『小師妹』と呼び合っていた。二人してそんな雰囲気だから誰も黙鈴の事を『趙夫人』と呼ぶこともなく、そして趙活は趙活で、いつも通り唐門外弟子としての唐門運営に必要な各種雑務に励んでいた。
 つまるところ、趙活は忙しかったのだ。小師妹に構う暇がない位に。
726/08/12(水)22:26:04No.1457989254+
「私は……私は天地無音勢を修めてて、唐門の中で師兄の次に強いけど。けど、それだけ。師兄みたいに薪割りの差配も、建物を建てる計画を立てる事も、外の人と折衝することだってできない。こうやってお餅を作る事だってそう。四書五経を引用する学もないし……だから結局、日がな鍛錬をすること位しかできなくて……今も唐門の差配を手伝えなくて、とても。とても……ふがいない」
 チリン。わずかに鈴が鳴った。付き合いの長い雲裳は知っている。天地無音の鈴が鳴るという事は、傍目から見る以上に黙鈴が悩んでいるという事を。
「はぁ〜……ほんとーに。恐ろしいほどの怠け者なお兄ちゃんだわ! こーんなに可愛い子を娶ったのに、そんな子を悩ませるなんて! わたしくらい可愛らしい宝石を手に入れたんだから、もっとちゃんと愛でないと。ねぇ?」
 そう言いながらむにむにと頬を引っ張る雲裳は、ふと『お兄ちゃんがこの宝石の本当の価値がわからないなら、いっそのこと自分が攫ってしまおうか』なんてついつい邪念が触れてくるほどであった。
826/08/12(水)22:26:15No.1457989318+
「めれるっひぇ……しょんな……でも。でも、これからの事を考えたら、本当に忙しいのは事実だし……」
 西武林大会の盟主を固辞した趙活は、広く世を見聞しようと旅に出る事にしていた。勿論その度に妻である黙鈴もついていくつもりだったが、ここで一つ問題が出来た。

 そう、引継ぎである。朝は山に炭を取りにいき、朝食を作り、それが終わったと思ったら鍛冶。かと思えば三師兄の帳簿整理を手伝う。他の弟子と共に鍛錬、かと思えば昼ご飯を用意して、それが終わった食器片づけ。午後は鍛錬を終えた他の弟子たちが鍛錬の際に負った怪我を治療して夕食の用意。
 夕食の片づけをした後に独学で鍛錬をして、その後こまごまとした唐門の雑務を片付けて就寝。
 正直な所、常人であれば音を上げるような激務を、趙活は今までこなしてきた。
926/08/12(水)22:26:26No.1457989399+
 そんな趙活が、一旦唐門を離れて外に出るという。今までも留学やら何やらで外遊する事はあったが、今回は数年の長期にわたる予定だ。しかも最近は唐門の名声も広く伝わり、外弟子の志願者も非常に多くなっている。
 だからこそ、そういった雑事の引継ぎと、新人外弟子の教育は必須であった。教えられるのといえば、長らくそういった事を担っていた、趙活くらいしかいない。
 1年、とは言わずとも、あと数か月ほどは、忙しいのだ。
1026/08/12(水)22:26:40No.1457989500+
「それに、師兄も楽しそう。みんなみんな、師兄を敬ってくれてるし」
 西武林と武林の頂上決戦を制した趙大侠の名声もまた、留まる事を知らない。もはや彼を容貌で侮る存在はおらず、新しく外弟子として入って来た唐門の弟子たちは、まず最初に彼の薫陶を受ける事が出来るのを誉としているくらいであった。
「だから今、師兄がそっちの方に集中して楽しそうなのは、本当にうれしい。ただ……それを手伝えないこの身が……恨めしくて、やっぱりわたし、師兄にはつり合いとれてないのかな?」
 とわずかに俯く黙鈴のほっぺを、なおも雲裳はむにむにと遊ぶ。
「本音」
「え?」
「本音は?」
「本音……」
 そう言われて、黙鈴はわずかに黙り込んだ。天地無音を修めた彼女は自分の感情、本音を見つけるのが他人より得意ではない。だからこそこうして他人が引き出してやる必要がある。
1126/08/12(水)22:27:03No.1457989645+
「きっとあなた、お兄ちゃんと『もう一歩』進めてない事が寂しいんでしょ?」
「!!!」
 ガーン! 唐黙鈴、本日二度目の衝撃であった。
「ふん。どうせそんな事だろうと思ったってことよ! 初夜だってあくまで同衾しただけなんでしょ? 醜いお兄ちゃんの事だから、『こんな俺が君と褥を共にする勇気なんてまだない』とか、適当な事言ってビビってる姿が目に浮かぶようだわ!」
 混世魔王、カンカンである。
「そのせいでこうして可愛い黙鈴をやきもきさせるなんて、本当に何考えてんのかしらあの獣面人心は!」
「あの……雲裳。違うの」
「何が?」
「師兄は私を尊重してくれただけで……」
「それがヘタれって事で」
「……親迎を終えたその日。正心堂の一室で過ごしたあの日。私。私が、『一緒に寝るだけにしたい』って、そう言ったの」
「それはまたなんでって事よ」
1226/08/12(水)22:27:27No.1457989808+
そう言われて、すっと黙鈴は視線を逸らした。わずかに顔が赤らんでいる。沈黙。最近ちょっと丸さが増してきた気がする黙鈴のほっぺを、雲裳がひたすらムニムニする時間が過ぎた。
 やがて、月の陰りが少しだけ西に傾いたその時、黙鈴はおもむろに口を開いた。

「鈴が」
「……私きっと、師兄とそういう事になったら、鈴がなっちゃう。皆に聞かれちゃう。だから、部屋の中でその……そういうことをするのは、恥ずかしい。から……親迎の、初夜はただ、一緒に寝るだけにしてほしいって、そうお願いしたの」
 そしてそのまま、結局今日までずるずると来ているという訳である。
「なんだって事よ!」
 普段は人をげんなりさせることが得意な混世魔王も、この時ばかりはげんなりとした表情を見せた。あーもーあーもー! 夫婦円満で餅が美味い! お幸せに! と言った所。
1326/08/12(水)22:27:40No.1457989876+
とまぁ、これが本来赤の他人であれば魔王だってハイさよなら、といった所なのだが、事は大親友。己が男児であれば娶りたいとすら思うほどに入れ込んだ唐黙鈴の事である。そんな友が、その程度の事でずるずると、最愛の人と結ばれずにやきもきしている様を見るのはまぁ、忍びなかった。
 なので、
「黙鈴、わたしに任せておきなさいって事よ!」
「何を!?」
1426/08/12(水)22:27:55No.1457989969+
 さて、それから数日後。
―――師兄! いつもご指導ありがとうございます!
―――師兄! 今日は我々で唐門の運営を行いたいと!!
―――ですので 師兄! 今日はどうかお休みなさってください!
―――どうか!! どうか!!!


「ふふふ。俺が師兄、か」
 裏山にある小川の近くにある岩に座り込みながら釣り糸を垂らして、『唐門外弟子』趙活は、その醜い顔にひたすら気持ちの悪い笑みを張り付けていた。西武林の事もあり、今や彼は師兄と仰ぎ見られる存在となった。たしかに唐姓を頂いた内弟子ではない。だがそれが何だというのだろう。心に決めた小師妹を娶り、唐門きっての侠客と言われているのだ。もとより、唐姓が欲しかったのは『家族』という居場所が欲しかったため。そしてその居場所は今、『唐黙鈴』という愛しい容をしていた。
1526/08/12(水)22:28:12No.1457990082+
「それにしても、小師妹はどうした事だろう?」
 ぽつりとつぶやく。いつも通り、外弟子達へさまざな雑務の引継ぎや、その他もろもろ教練しようとしたところ、彼等は『今日は自分達だけで門派の運営を行いたい』と言い出したのだ。『教練は大師兄にお願いする』とも。前者はともかく後者はどういった事だ? と思ったが、どうやらその影に混世魔王の影在り。大師兄と葉雲裳は、どういう訳か相性がいいのだ。
 正直この二人が組んで真っ当な鍛錬になる筈がないとは思ったが、そこはそれ。良い経験だろうという考えもあったし、何より最近忙しくて愛しの黙鈴と過ごす時間が、夜食の餅を作って渡す夜の厨房の時間か、はたまた彼女の部屋に行って髪を梳かす時間くらいしかなかったのだ。
 これ幸いにと趙活も黙鈴と今日一日過ごしたいと思ったのだが、どういう訳か彼女は朝から鍛錬に出て見当たらなかったのだ。
(本当に珍しい事もある)
 それこそ以前は暇さえあれば黙鈴のストーキングをしていた趙活である。そんな己が黙鈴の居場所がわからなくなるとは。
1626/08/12(水)22:28:31No.1457990192+
(これもまぁ、一つ自立と言えるだろうか。君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む、とも言うし……)
 想いが減ったという事はない。ただ、お互いにたゆまず、損なわぬ強き想いが通じ合っているとわかっているからこその、少し遠い距離感というべきか。
 自分が小師妹を想い、小師妹も自分を想ってくれる。
 そんな確信が心地いい。

 なので趙活は唐突に出来た暇な時間を、ゆっくりと過ごすことにした。そう言う訳で釣りである。ちなみに釣果は小師妹の為に焼き魚にするつもりだ。きっとこれを見たら彼女の周りに花が咲くだろうと、心が弾む。結局のところこの趙活という男。小師妹の事が大好きで大好きでたまらないのだ。

 それは、小師妹の方も同じだった。


 鼻歌なんか歌いながら、静かに釣り糸を垂らす趙活の背後に迫る影が一つ有り。当代きっての軽功。身に着けた鈴の一つすら鳴らさぬ天地無音の絶技を以て、紅い影が趙活に迫る。そして―――
1726/08/12(水)22:28:45No.1457990261+
「ッ……!」
 背後から飛び出す瞬間、本当にわずかに、わずかに息遣いが漏れた。
「誰だ!?」
 まさかこんなに近寄られて気付かないとは。焦りを感じながら趙活が鋭く背後へと振り返ると……
「小師妹!?」
 今日の朝から会いたかった想い人が、一生懸命両手を広げて、趙活へと飛びかかっていた。ぎゅっと目をつぶって、顔を真っ赤にして、なんとも愛らしい。そしてその愛らしさに、趙活は一瞬見とれてしまった。
 わずかに上体を逸らして、黙鈴の体を受け止める。そしてそのまま、ぎゅっと黙鈴の体を抱きしめ……
―――彼の足首を、壮士飛爪が思いっきりひっつかんだ。
「おっ!? おいおま!? これ雲しょ……!?」
 抗議の叫びをあげる暇もない。そのまま趙活の脚は爪に引っ張られて思いっきりバランスを崩し、
 黙鈴を抱きしめたまま、趙活は思いっきり川の中へとダイブする事になった。
1826/08/12(水)22:28:58No.1457990336そうだねx3
「……全く。世話が焼けるってことよ!」
1926/08/12(水)22:29:14No.1457990444+
―――パチパチ。パチパチ。
 焚火の音がする。
「ほら。小師妹、火が熾った。こっちに来てくれ」
「うん……」
 時間としては、未だ昼をすぎない頃。魔王の悪戯によって川の中に叩き込まれた二人は、全身びしょぬれになりながら岸にたどり着いた。そこで適当な枝を拾って趙活が火を熾し、二人して暖を取る事にする。季節は4月。冬の冷たさも過ぎ去ったとはいえ、川の水の冷たさは雪解けの気配を色濃く残しているのだ。

「うー。さむさむ。全くこれは、きっと雲裳の差し金だろう? 小師妹も災難だったな」
 2人してずぶ濡れの衣服のまま座り込んで暖を取りながら、趙活が黙鈴に声を掛ける。
「うん。でもこれは、私が雲裳にお願いした事でもあるから」
 と黙鈴は静かに答えた。
「お願いした?」
「そう」
 そう言って、小師妹が、地面についた趙活の手に、自分の手をスッと重ねる。やわらかくて、小さくてすべすべとした、妻の手。
「師兄」
 そう言って趙活を呼ぶ声は、静かながらいつになく濡れているような気がする。それはきっと、川の水で濡れたから、と言うだけではないのだろう。
2026/08/12(水)22:29:59No.1457990733+
こっち。見て」
「あ、ああ」
 傍らに座る黙鈴の方へと視線を寄越す。いつも通り、静かな表情の彼女だったが、全身は未だに濡れており、頬や額に張り付いた髪がなんとも艶めかしい。紅の唐門女子制服は、水にぬれたからといったって透けて肌の色をさらすことはなかったが、それでも水でぴったりと張り付いた衣服は、常になく黙鈴の体の曲線を露わにしていた。


 細い首筋。どれだけ彼女の肩が小さいか。ぴったりと張り付いた衣服は鎖骨の線を露わにして、そのすぐ下にある乳房の形も明確にしていた。ささやかに主張する、小ぶりの乳房。厨房も差配する趙活がよく見る、お椀の半分くらいの大きさだろうか。きっと片手でも覆い尽くせるほどのささやかなそれ。
 普段は衣服の膨らみに隠れて全く主張しないそれが今は、『小師妹も女である』という事をあからさまに見せていた。そして何より、その頂点にたしかに主張する、ツン、と立ったさくらんぼよりも小さくて、それでいて可愛らしくも淫靡な、それ。
2126/08/12(水)22:30:19No.1457990867+
(ッ! いいや。違う! これはあくまで体の反応だ。突然川の水の中に入り込んだから刺激を受けて体がそんな反応をしているだけだ……! 決して。決して興奮しているといった事では……!)
 神医に次ぐと言っていいほどの医術の腕を持つ趙活は、すぐさま自分に言い訳を始めた。
 趙活にとって黙鈴は長年『偶像/アイドル』だったのだ。こうして心より結ばれた上で、正式に娶ってすら、どうにも偶像のように見てしまうきらいがある。
 だから想像の埒外だったのだ。まさか黙鈴が、『性的に興奮して乳首を固くさせている』なんていうことは……
2226/08/12(水)22:30:31No.1457990935+
「師兄、制服、濡れちゃった。だから乾かさないと」
「あ。ああそうだな! 乾かさないとな! 俺はとりあえず別の場所で脱いでくるからその間に小師妹も……」
 早口で言うなり立ち上がろうとした趙活はしかし、きゅっと自分の手を握りしめて来た、やわらかい手のひらに押さえつけられてしまった。
「待って。師兄、どうして別の場所で脱ごうとするの? ここで脱ごう?」
「だってそれは。そんな……こんな場所でお互い裸になったら……」
 となおも言い募ろうとする趙活の言葉を遮るように、小師妹がぽつりとつぶやいた。
2326/08/12(水)22:30:45No.1457991035+
「どうして? 私と師兄は、夫婦なんだよ? お互いに裸になる事なんて、当たり前だと。思う」
 いつになく強い口調の黙鈴に、趙活はたじろいだ。たしかに、いつかは、とも思っていた。だがしかし、黙鈴は何とも思っていないようだが、自分はこんなナリで、彼女とこうして愛を交わし、実際夫婦となれたのだ。それに初夜の時、黙鈴だって『恥ずかしい』と言っていた。
 勿論、趙活だって男だ。つながりたいという欲望はある。だがそれが、大事で大事で愛おしい黙鈴の感情以上に優先するつもりはないという事で。だからこそいきなり、こんな。
「しょ、小師妹。『羞悪の心は、義の端なり』とも言う。義を重んじる唐門の者としていきなりこんな場所で夫婦が裸になって向き合うなんて」
「わからない」
 どうにか四書五経を引用して反論しようとした趙活の言葉を、黙鈴はぴしゃりと遮った。
「わたし、師兄が何を言っているのかわからない。わたし達は夫婦なんだから、どこだってお互い。裸になったっていい、筈」
 そう言って、黙鈴が趙活の瞳を見つめる。その瞳の中には、今までにないどこか求めるような、焦がれるような色があった。
2426/08/12(水)22:31:18No.1457991251+
―――チリンと、鈴の音が鳴る。

「いいのか? 小師妹。俺は。俺は君と、いつかは『そう』なりたいとは思っていたけれど、でもあの時『恥ずかしい』と言った君の気持ちをないがしろにするほどの事じゃない。本当に覚悟が決まっていないのなら」
「ごめんなさい。師兄。あの時は、あの場所が恥ずかしくて。私。私、師兄とだったら、いいよ」
 そう言うなり、ススっと黙鈴が趙活の体に寄り添った。お互い、水で濡れた冷たいからだが寄り添って、唇と唇が触れ合う。わずかに口が開いて、舌と舌が絡み合った。結婚してからというもの、もう何度も交わした交わり。
 川の水で冷えた体なのに、互いの舌だけが、まるで熱病に冒されたかのように、熱い。


―――再び、鈴の音が鳴った。
2526/08/12(水)22:31:32No.1457991348+
「小師妹」
「……何? 師兄」
「あの場所が恥ずかしかったっていうのは? どういう事なんだ?」
 お互いにたっぷり唇を交わしてからしばし、趙活が黙鈴へと切り出した。
「それは、その。私、『こう』なったら絶対。今みたいに鈴が鳴るから、部屋の中で『する』と、絶対鳴るから、そういうのは、恥ずかしくて……」
 声が出るとか衣擦れの音がするとか、そういった事より何よりも鈴が鳴る事を羞恥とするのは、天地無音勢を修めた彼女らしい感性だった。
「そういう事か。なぁ小師妹」
「何?」
「だったら、そういう事をするときは、鈴も外せばいいんじゃないか?」
「!!!」
2626/08/12(水)22:31:54No.1457991486そうだねx1
ガーン! 趙活の言葉に、黙鈴は目を見開いた。二人の間にしばしの沈黙が広がる。ややあって口を開いたのは、黙鈴の方だった。
「こ……これ、鈴。鈴は。私のようなもの、だから。絶対、絶対外せないから……!」
 嘘だ。彼女の髪を梳く時、趙活は髪に留められた鈴を外している。それが解っているのだろう。ジト目で見つめてくる趙活の視線からわずかに顔を逸らして、黙鈴はもじもじとしていた。だがややあって覚悟を決めたのか。
「だから、師兄とするときも、す。鈴はっ……! 外さないッ……! でもやっぱり鳴ると恥ずかしいから、こういう事をするときは、こういう、外がいいっ……!」
「なんてこった!」 
 あの唐黙鈴が、可憐、清純の言葉が形をもったような美少女が、愛しい男相手に、『エッチするなら外でしたい』と言い出したのだ。趙活の顔を『落ち着くっていうのが美形なら師兄の顔は美形なんじゃない?』と言い出したりする独特な感性を持つ女の子が、まさかこんなところでも独特の感性を発揮するとは。
2726/08/12(水)22:32:10No.1457991598+
たしかにこういった場所は人里離れており、川のせせらぎや木々のざわめきもあるから、きっと鈴の音くらいなら掻き消えてしまうだろう。
 だがそれにしても、まさか。

「あっ……師兄。その……」
 何かに気付いた黙鈴が、わずかに視線を下にやる。頬を染めてぽつりとつぶやいた。
「大きくなってる……ね♡」
「うおおおおおッ……!」
 そりゃ自分の可愛い可愛い妻にこんなエッチな告白をされたら、滾らない男はいないわけである。今趙活の怒張は、過去最高に大きく、硬くなって制服を押し上げていた。勢いのまま、がっと趙活は黙鈴の両肩へと手を置いた。
2826/08/12(水)22:32:38No.1457991769+
「小師妹!」 
 ヤろう! どうせ今日の昼間は唐門の皆は忙しくて裏山のこんな小川まで来ない。ましてやさっき話題に出ていた雲裳に黙鈴がこの状況を頼んだという事なら、きっと黙鈴だってこういう状況を望んでいた筈なのだ。……そうそう雲裳。あの混世魔王め。さすがにこの状況を出歯亀してたらお尻百叩きじゃ許さんからな……!
 そんな思考が千々に乱れていた趙活の脳天に、

「駄目。違う」
 黙鈴の言葉が突き刺さった。
「ぬあああああ!?」 
 駄目!? 違う!? 何が!? 鼻水を吹き出しながら混乱する趙活の顔を見て、黙鈴はふっと笑った。
「面白いね、『趙郎』」
「ちょ、趙郎!?」
 再び趙活の脳裏に、電流走る。
「うん」
2926/08/12(水)22:32:53No.1457991871+
趙活を見つめる瞳は潤んで熱を帯び、わずかに開いた口元からは、ちろちろと柘榴のように赤い、小さな舌が覗く。先ほど趙活が散々味わった舌だ。そんな舌を覗かせながら、ほわぁっと黙鈴は、愛しい愛しい旦那様におねだりをした。
「娘子って呼んでくれないと、嫌」
「ああっ……!」
 なんと可愛らしいおねだりだろうか。下半身をさらに硬くしながら趙活は微笑んで、
「娘子」
 愛しい妻を呼ぶ呼び方で、黙鈴を呼んだ。
「ッうん!」
 途端にまるで芙蓉が花開くように、黙鈴の顔がほころんだ。
3026/08/12(水)22:33:07No.1457991952+
そのまま夫婦、寄り添って見つめ合う。まるでいつもの幼くも凍り付いた美貌が溶けるかのように、黙鈴が再びくすりと笑って呟いた。
「やっぱり、趙郎って呼ぶより、師兄って呼ぶ方が、しっくりくる」
「はははは。やっぱりか? 実は俺もだ。俺にとって小師妹は娘子っていうより、小師妹って言った方がしっくりくる」
 お互いに告白して、くすくすと笑う。まるで幼い恋人同士が、口づけをして、それが何か許されないように感じて、絶対にお互いの両親に秘密にしようなんて、甘やかな約束を取り交わしたかのような雰囲気。
 だがしかし、二人は幼い恋人ではなく、大人で、夫婦だった。

 だから、
3126/08/12(水)22:33:17No.1457992008+
「師兄、服が濡れたから、脱がせて」
 大きくて平らな岩に座り込んで、黙鈴は大好きな『旦那様/師兄』におねだりした。
「ああ、わかった」
 優しい。昔からこの愛しい師兄は、黙鈴のいう事を何でも聞いてくれるのだ。
3226/08/12(水)22:33:33No.1457992109+
 それから、趙活は丁寧に丁寧に、濡れて肌に張り付いた黙鈴の服を脱がせて言った。上から、静かに一枚ずつ。その丁寧な所作は、まるで仙境より持ち帰った不老の仙桃の皮をむいて、実を露わにせんが如し。いや、実のところ趙活にとっての黙鈴は、そんな仙桃如きと比べられるようなものではない。もっと得難くて、尊いものだった。
「んっ♡♡♡」
 チリン。
 一枚剥がす事に、鈴が鳴る。一枚剥がす事に、甘やかな声が漏れる。そして一枚剥がす事に、黙鈴の肌が露わになった。
 上半身を包んでいた衣服の枚数は、上着も含めて僅か三枚。その三枚を、趙活は丁寧に丁寧に、脱がせていった。
「おお……」
「はぁ……はぁ……」
 平たい岩の上に両手をついて、胸を突き出した状態で、黙鈴は熱病に冒されたかのように、荒く呼吸していた。その度に、首元に付けられた鈴が、凛、凛と僅かに鳴る。
3326/08/12(水)22:33:49No.1457992202+
「し、師兄。恥ずかしい。す、鈴が……」
 どうやら黙鈴は自分が愛しい師兄に肌を晒す事よりも、鈴が鳴る方が恥ずかしいらしい。自分の心がそれだけ乱れているという事を、知られる事こそがこの清らかな乙女にはとても耐えきれない程の羞恥を感じさせるらしかった。
 事実、すでにさらされた上半身は、興奮と羞恥から赤く色づいている。常ならば、ともすれば月白色にすら見まがうほどの透き通るような肌は、わずかに桜色を晒し、そのささやかな胸のふくらみの頂点にある、『さくらんぼ/櫻桃』のように小さくて愛らしい乳首も、今は薄紅を晒している。

 そう、乳房と、乳首だ。小師妹の。水によって服が張り付いて初めてわかるほどのささやかなふくらみ。小さいお椀ほどの、趙活の手のひらで包みこめそうなそれ。今は濡れた髪が丁度胸の横辺りに張り付いて、それもなんとも艶めかしかった。
 まさに穢れを知らぬ仙女の如き美しさ。そしてその美しさを、今から趙活が穢すのだ。
3426/08/12(水)22:34:07No.1457992319+
「おお……」
 夢にまで見た。いや、自分如きがおこがましいと、夢に見る事すらできなかった、小師妹の艶姿に、趙活は思わず感嘆の声を上げた。きっと世の男が望んでも得られない仙桃が、今か今かと食べられることを願っている。

―――むにぃ♡♡♡
「きゃ!? 痛ッ!?」
―――チリン
 そんな小師妹の小さなおっぱいを、趙活は半ば忘我の境地で、思いっきり触った。下から掬い上げるようにして、親指で乳首を押しつぶすように。全力でその柔らかさを堪能しようとする動きに、珍しく小師妹が苦痛の声を上げる。
「しょ、小師妹!? すまない! 痛かったか!?」
 慌てて手を離した趙活が心配そうに小師妹に声を掛けると、
「だ。大丈夫。はぁ、はぁ。私こそ。ごめんなさい。こういうの、経験が無くて……」
3526/08/12(水)22:34:25No.1457992439+
「そ……そうか」
 その言葉だけで、趙活の男がさらなる硬さを増した。
「その。師兄?」
 まるでそう。かつて自分を窓の外から覗いていた時のような、血走った瞳で見つめてくる師兄の視線にどことなく気恥ずかしさを感じながら、なおも黙鈴はお願いする。
「下も、脱がせて」
「……ああ。わかった」

 スカートの両サイドに、趙活が指を入れる。そのまま両手を岩の上についた小師妹がわずかに腰を浮かせて、一気にスカートを引き下げる。こうして仙桃の外皮は、ことごとく剥かれて、ついに裸になってしまった。
 そしてついに、趙活は願っていた女のすべてを目の当たりにする。
3626/08/12(水)22:34:40No.1457992521+
「しょ、小師妹!?」
 チリン。
「ど、どうしたの師兄。そんなに驚いて」
「その、いいか。触って」
 興奮のあまり趙活の言葉からは『どこを』というのが抜け落ちていた。だがしかし従順にも黙鈴は頷いて、
「うん。いいよ」
 と返す。座り込む黙鈴と、立ったまま黙鈴を脱がしていた趙活。ほとんど同じだった筈の目線が、趙活の方が一気に下になる。目線の位置が、女陰と同じ位の高さになった。
「し、師兄♡」
 チリン。いざ覚悟しているとはいえ、女子の大事な場所をそうまじまじと見られると思うと、黙鈴とて恥ずかしさが勝つ。だがしかし、趙活の視線はそちらの方には向いていなかった。厳かな雰囲気で、さらに言葉を募る。
「小師妹。少し、お尻を突き出して腰を浮かせてくれ」
「? こ、こう?」
 少しお尻を突き出して、腰を浮かせる。すると趙活の眼前には、
3726/08/12(水)22:34:55No.1457992609+
―――黙鈴のお尻が。

「おお。まさか仙桃がここにあるとは……」
「し、師兄?」
 さわり。
「ひゃわぁ!?♡♡」
 珍しく素っ頓狂な声が黙鈴の口から出た。
「なんと、大きくてモチモチとした、お尻」
 スリスリ。ムニムニ。まるで儒者のように峻厳な目つきで、趙活が黙鈴のお尻を撫で、さすり。そして揉む。そう、かつて雲裳が言っていたように、黙鈴のお尻は、大きかった。
 勿論、比較的、という話である。決してはしたないというわけではない。まさに慎ましやかな胸と比べて大きいという事であった。上半身は女性的な柔らかさを備えながらも小娘の体。だがしかし、くびれの下から一気にそれが変わる。唐門の者としてしっかり鍛えられた、肉付きのよい太ももの先に、たっぷりと脂肪を蓄えた大きなお尻が存在した。いまは腰を上げて両手をついているからそうとわからないが、きっと座り込んだらむにぃっと饅頭のように押しつぶされたお尻の肉が、太ももの端からちらとみえるだろう。
 ……前言撤回。はしたないかもしれない。
3826/08/12(水)22:35:15No.1457992735+
とにもかくにも、そんな風につつましやかな上半身と比べてぷっくりと丸みを帯びた大きな尻。つるつるすべすべとして、興奮に色ついた桜色も相まって、趙活の眼にはそれがまさに仙桃のように思えた。ならばそう。味も見ずにはおられまい。


―――パクリ。趙活は黙鈴のお尻を、食べた。
「!?!?!?!?!?!?!?」
 チリンチリンチリンチリン。幾重にも鈴が鳴る。勿論これは、甘噛みであった。甘噛みではむはむ。パクパクと黙鈴のお尻を味わう。勿論するのは肌の味だ。だがしかし、可愛らしい趙夫人のお尻そのもちもちさから口にして飽きることはなく、何よりもこうして食んでいると、
「あっ♡♡♡んっ♡♡♡やっ♡♡♡し、しけ♡♡♡師兄♡♡♡恥ずかしい♡♡♡あっ♡♡♡」
 幾重にもなる清らかな鈴の音に重なって、可愛らしい小師妹の喘ぎ声まで聴けるとなれば、どんな天上の果実よりも、甘露であった。何より、こうやって黙鈴の桃を食んでいると、香しい、甘やかな匂いがより強まっていく。
3926/08/12(水)22:35:45No.1457992916+
「し、師兄♡そんな、お。お尻ばっかり♡♡」
 抗議の声も聞かずに、趙活は黙鈴の両腿を両手で抱えて肩に載せるような形にして、さらに腰を引き出す。ついに黙鈴は背中を岩に預けて、腰から下は趙活に預けるような形になった。そのまま趙活は黙鈴の尻を舐め、しゃぶり、歯型をつけ、味わい。やがて満足すると、

「はぁっ♡♡♡はぁっ♡♡♡♡はぁっ♡♡♡♡」 
 完全に出来上がった黙鈴がそこにはいた。
「しょ、小師妹?」
 腰から下を趙活に抱えられて、岩に上半身を投げ出した黙鈴の眼は虚ろ。息は荒く、本当に意識があるかは怪しかった。だがしかし、趙活の呼びかけに光が戻った瞳だけが彼を見て、
「師兄……いじわる♡♡♡」 
 と形だけの抗議をする。
「ッ……!」
  もう、たまらなかった。一旦小師妹の体を優しく、岩に横たえて、瞬時。ほとんど破く勢いで服を脱ぎ去った。そして再び。小師妹の下半身を持ち上げて、わずかに股を開く。

「ッ♡♡」
4026/08/12(水)22:36:01No.1457993009+
―――凛と鈴が鳴り、先程から楽しんでいた桃のような甘やかな香りが、より強く感じられた。

 匂いの元は、小師妹の女陰から。なるほど。桃のようなお尻を持つ少女は、女の臭いすら桃のようであるらしい。その事実に、趙活の興奮は最高潮だ。先ほどから硬くなった怒張から、トプリと先走りが漏れる。興奮のまま、抱えあげた黙鈴の両腿の間に体を入れて、そこで初めて、趙活は黙鈴の女陰を目の当たりにした。

 産毛一つない清らかな無垢がそこにはあった。ただしそこは無垢であっても、未熟ではない。盛り上がった土手は興奮に赤く色づき、鮮やかな赤の隙間からはトプリトプリと白く濁った恥ずかしい液を垂れ流している。まさしく。黙鈴の尻が仙桃のようであるとするならば、そこは甘い甘い果汁をたらふく含んで、割れた『荔枝/ライチ』の実のようであった。そんな甘やかな黙鈴の女を、趙活の男が初めて食い荒らすのだ。
「小師妹……」 
 静かに趙活が声を掛ける。それに対してくたぁッと力が抜けきった黙鈴はしかし、ゆるりと両手を広げ、瞳の端から涙を流しながら、受け入れた。
「いいよ。けれど」

―――チリンと、さわやかな音が鳴る。
4126/08/12(水)22:36:22No.1457993145+
「抱きしめて」
 お願い、という言葉は続かない。だって優しくて愛しい黙鈴の師兄は、何時だって彼女のしてほしい事を叶えてくれるのだから。
「ッ……!」
抱えあげた太ももを押し出して、黙鈴の体全体を岩の上に載せてやる。そしてそのままの勢いで趙活は覆いかぶさるように黙鈴へと抱き着いた。ぎゅっと黙鈴が強く強く、抱きしめ返す。


 リィィィィン。天地無音の奥義を示す、決してならぬ黙鈴の鈴が幾重にも幾重にも鳴り響き、その清らかな音で川のせせらぎ、木々のざわめき。虫の囁き。周囲の音全てを打ち消した。

 今この瞬間、世界には趙活と黙鈴の息遣い。心臓の音。そして趙活の男が、


―――ブチリとついに黙鈴の女を食い荒らした、その音ばかりが響いている。
4226/08/12(水)22:36:40No.1457993259+
「いっ……つ!」
 氷のように冷たく静かと評される唐黙鈴の膣内は、まるでそんな評判なんて嘘であると言わんばかりに、熱く、熱烈に趙活の男を受け入れた。ぬるぬるとして熱くて狭い。そんな場所に自分の怒張を突き入れて、どうにか精いっぱい、納めて一息つこうとした趙活の耳に、愛しい人の押し殺したような叫びが聞こえる。
「やはり痛いか? 小師妹!?」
 心配そうに声を掛けると目の端に涙を浮かべながら、黙鈴はこくりと頷く。いつものように雪解けの中に咲いた花のような、ささやかながらこちらの心が温かくなる笑みではない。まるで夏に太陽へと向かって咲く花のような、珍しい。あまりにも珍しい。眉根すら下げた大輪の花のような笑みを浮かべて、
「痛い。痛いけど。嬉しい。師兄♡♡♡」


―――やっと。やっと一つになれた。私が。こんな私が、あなたと。
4326/08/12(水)22:36:56No.1457993335+
 そう言って笑みを浮かべる黙鈴を前に、趙活はギリ、と歯を食いしばった。押し殺した声で、語り掛ける。
「ごめん。小師妹。そんな事を言われたら、無理だ。痛いと聞いたのに、もう。無理だ。俺は君の体をいたわらずに、好きに動いてしまう……!」
 それが、あまりにも申し訳ない。そんな雰囲気を感じさせる趙活の背中を、
「ぽんぽん」
 わずかに上体を起こした黙鈴が、優しくたたいた。
「小師妹……」
「いいよ。師兄。好きに動いて。師兄の望むように、してほしい」
 微笑みながらそう言って。
「でも……」
 わずかに顔を赤らめて逸らした。
「鈴が、鈴がなっちゃうのは、恥ずかしいから、気にしないで」
4426/08/12(水)22:37:23No.1457993496+
「うっおおおおおおお!!!」
 丹田に力を込めて、猛然と腰を振る。趙活は、小師妹の小さくて狭い、可愛らしい穴を蹂躙した。
「うっ! あっ! あくっ!」
 痛みを押し殺した黙鈴の声。だが今はそれよりも鈴の音色が騒がしい。服を脱いでなお、体の各所に飾られた鈴がチリンチリンと盛大に鳴り響く。鈴の音は、黙鈴の魂の嘶きだ。そしてそれは今、歓喜の嘶きだった。ただただ、愛する師兄とつながれてうれしい。その嘶き。
「き、気持ち、気持ちいい? 師兄ッ! うくっ! 気持ちいいっ♡♡?」
「ああ。気持ちいいぞ! 小師妹、とっても気持ちいい!」
 狭くて熱くて、ぬるぬる、ざらざらとした穴は、今まで趙活が感じたどのような快楽よりも、怒張を気持ちよくした。そう、ぬるぬるとしているのだ。趙活は知っている。こういった時、痛みは女陰の潤滑を減じる理由にもなりえると。だが今、黙鈴の膣内は、痛みを感じながらも、こんなにも濡れそぼっている。痛みを感じながらも、彼女もまた喜んでいるのだ。
 自分の、怒張を受け入れて。こんな醜面の男の一物を、可愛らしく美しい彼女は、受け入れて、悦んでいる。
4526/08/12(水)22:37:43No.1457993615+
(ああ……小師妹。ありがとう)
 交合とは、ある種究極の受容の一つだ。今黙鈴は、まさしく全身全霊を以て、趙活を受け入れてくれている。ほろり。その事実に趙活の眼から涙が零れ落ちた。『泣く姿が気持ち悪い』とさんざ言われて、涙を流すときは顔を隠す男が、今は黙鈴を抱きしめる事に必死で、顔を隠す余裕すらない。

「ぽん……ぽん……」
 そんな趙活の背中を、先程と同じように、黙鈴が優しく撫でる。
「どうっ、うぐっしたの? 師兄? 悲しいの?」
 痛みに言葉を詰まらせながら、黙鈴が聞いてくる。
「それとも? 私が、上手くっ、くぅ……! 出来てないのが、悪いの? ごめっ、んっ……なさい。もっと、気持ちよくっ、できればっ!あぐっ! ぜんぜんうまくっ、出来なくてっ!」
「ああ。ああ! 小師妹。黙鈴! そうじゃない。そうじゃないんだ!」
 なおのこと強く抱きしめて、体を密着させる。そのまま腰を前後に揺さぶって、より深く、強く。小師妹を抉る。二人の接合部の間からは、白く白濁した小師妹の本気汁と、破瓜の血がまじりあった牡丹色が、絶えず飛び散っている。
4626/08/12(水)22:38:08No.1457993775+
「こうして小師妹が受け入れてくれて、嬉しいんだ。心の底から。ありがとう。ありがとう小師妹。俺を好きになってくれて。俺と一緒になってくれて……!」
 そう言いながら、ぽろぽろ。ぽろぽろと趙活は涙を流す。
「ああ。そう。良かった」
 チリンチリンと、趙活の腰の動きに合わせて全身から鈴の音を鳴らしながら、黙鈴はなおも優しく趙活の背中を撫でる。
「私と。一緒。ありがとう。師兄。私を愛してくれて。私を選んでくれて。私を娶ってくれて。だから……」
―――私の胎も、あなたのものにして
4726/08/12(水)22:38:48No.1457994022+
「ッ……!」

 ズドム! 奥の奥。子宮の入り口にまで、趙活は怒張を突き入れた。
「ぐっ!」 
 と黙鈴が息をくぐもった声を上げるがもう気にしない。強く強く。抱き締める。黙鈴もまた、趙活の背中を優しく撫でていた腕でぎゅっと彼の体を抱きしめて、その背中に爪を立てた。チリと背中から感じる甘痒い痛み。それが呼び水となって、
「うおおおおおお!!!!」
―――ビュルルルルルルル!!!!

 趙活は、黙鈴の中に精を放った。
4826/08/12(水)22:39:06No.1457994122+
「うっ……あああああ!?!?!?♡♡♡♡」
 その熱さに、黙鈴も訳も分からず頭の中が真っ白になって、

(ああ……温かい……)
 己のすべてを、胎の中隅々まで愛する男に染められる法悦を、黙鈴は初めて味わい―――

―――幾重にもなる鈴の音に包まれて、愛しい男の腕の中で、少女は初めて、絶頂というものを知った。
4926/08/12(水)22:39:26No.1457994228+
 鈴なりの音がやんで、まわりの音が帰って来た。小川のせせらぎ、木々のざわめき。虫の囁き。そして男と女の、荒い息遣い。
「ぐっ……う」
「あっ♡♡……んっ♡♡」
 しばらくして、押しつぶすように抱きしめていた黙鈴から体を離して岩に手をついて、趙活が自身の怒張を黙鈴から引き抜く。

 ぬとぉぉぉぉ♡♡ぐぷっ♡♡♡ごぽっ♡♡♡

「はぁっ♡♡♡はぁっ♡♡♡」
 半立ちになった怒張を引き抜いた途端、初めて感じた趙活の形に開いて戻らないままになってしまった女陰から、いやらしい汁が漏れる。精子と、本気汁と、そして破瓜の血がまじりあった、はしたない薄紅色。両手を岩に投げ出して、荒く呼吸を続ける黙鈴は、そのままくたぁっと力を抜いたままだった。
5026/08/12(水)22:39:44No.1457994336+
(小師妹……)
 岩に両手をついて、黙鈴を見下ろす。湯気すら立ち上る体からは甘臭い香りがして、全身汗とも川の水ともつかないものでぐしょぬれになっている。体に濡れた髪が張り付いて、乳房を覆い隠しているのに、小さく主張する乳首の形だけはそれでもなお主張著しい。そしてなにより、浅く開かれた股の間からは、まぎれもない交合と、黙鈴が女になった証が垂れ流されている。


 そう、薄紅色の証である。もはや黙鈴は無垢な少女ではないのだ。趙活によって教えられ、趙活しか知らない、趙活の女になったのだ。
「師妹……!」
 それを改めて自覚するなり、趙活の男が再び血を通わせて硬くなる。このまま2戦目にしゃれ込もうと、再び黙鈴の両腿を抱えあげたその瞬間、
―――くぅと可愛らしい音が、黙鈴のお腹から鳴った。
5126/08/12(水)22:40:03No.1457994450+
思わずぴたりと趙活も動きを止める。
「……小師妹?」
 応えはない。だがしかし。今までどこか虚ろに上空を見上げていた黙鈴の顔がわずかに横に逸れて、趙活と視線を合わせるのを拒んでいる。それと同時。顔もどこか赤みがましていた。
「お腹。空いた」

 曰く、雲裳から提案された、『二人きりになって二人して川に向かって飛び込む! びしょ濡れになって裸になった後はどうにでもなるってことよ!』作戦をもちかけられたらしい。黙鈴もその作戦にこれはと思って決行を決意した訳だが、いざ当日の朝。緊張しっぱなしで朝から何も食べていなかったらしい。
「焼き魚、食べたい」
「……わかったよ」
 小師妹のお願いは趙活自身の性欲よりもいっとう重いのだ。硬くなった怒張が一旦力をなくすのを感じながら、趙活は苦笑して、魚を取る事にした。
5226/08/12(水)22:40:22No.1457994578+
「ほら。焼けたぞ小師妹」
「ん」
 趙活から渡された焼き魚の串を受け取って、いつものように黙鈴は黙々と魚を食べ始める。一口食べて、もぐもぐ。二口食べて、もぐもぐ。三口食べて、もぐもぐ。そして口を離して趙活の方を向き、
「おいしい」 
 と返した。
「そりゃどうも」 
「ん」 
 と答えるなり、黙鈴は再び焼き魚へと向き合う。趙活もまた、自分の方で焼いていた焼き魚を食べる事にした。ある意味いつもの、裏山での二人の光景。だがしかしいつもと違うのは、二人とも『一切の衣服を身に着けていない』ということだった。
5326/08/12(水)22:40:34No.1457994652+
 服は水にぬれて乾かしている。それどころか、ちょこんと座る小師妹の股からは、今なおコポリ♡♡と先ほどの交わりが垂れ流されている。そう、初めて交わってから、二人は水浴びすらしていなかった。実のところ、趙活だって魚を取る際に、黙鈴に水浴びをしようと提案したのだ。
 だがしかし黙鈴はこのままでいいとそれを断った。何より交わりの後の甘臭い匂いは気にならないかと問うと、
「うん。これ、師兄と私の臭い。混ざってて、安心する。それにお股のこれも。初めてで、大切だから」
 と答えたのだ。その答えを聞いて流石に趙活も魚を取る事なんてそっちのけで再び黙鈴に襲い掛かろうかと思ったが、そこは長年『小師妹係』をやっていた男である。鋼の愛と義務感で耐えた。そうして暗器で魚を取って、焼いて、今に至るという事である。
5426/08/12(水)22:40:49No.1457994745+
(それにしても……)
 一生懸命魚を食べている黙鈴を横目に見ながら魚を食べつつ、とうの趙活は気が気でない。
「ん? 師兄、どうしたの?」
「い、いや。なんでも。なんでもないんだ……!」
 とは言いつつも、なんでもない筈がない。何せ今の自分達は、全裸なのだ。厳密に言うと黙鈴の方は体の各所に鈴を飾ったままだが、それ以外は完全に全裸。それどころか交わりの後すらぬぐっていない。
「そう」
 と特に気にせずハムハムと焼き魚を食べる黙鈴の胸元は露わになっていて、ささやかに膨らんだ胸も、その頂点にある、こまやかながらも可愛らしい乳首も、全て露わになっている。『二人して焼き魚を食べる』。それ自体は今までも行ってきた日常的な出来事であるはずなのに、こんなにも。こんなにも。
 趙活の心臓は、興奮のあまり爆発しそうだった。視界もふわぁッとぼやけてくる。そしてそのまま妄想が脳裏を駆け巡った。
5526/08/12(水)22:41:12No.1457994875+
(もし、もしも……)
 今、両手で捧げ持って黙鈴が咥えているものが、焼き魚なんかではなく、自分の固くなった怒張であったとするならば。可愛らしい小師妹が、そのプルプルと瑞々しい、愛らしい唇で、趙活のそれを甘噛みしてくれるなら……
「ぐっ……!」
 興奮のあまり、趙活は胡坐の中心にある自分の怒張が、再び硬さを増すのをたしかに感じた。先ほどの交わりからぬぐってもいないから、精液と愛液と破瓜の血がべっとりとこびりついたそれ。硬くなるたびに、臭いもまた濃くなって―――

「師兄」
 そんな趙活の怒張に、黙鈴も気付かない筈がない。食べ終えた焼き魚の串を傍らに避けながら、じっと趙活の怒張を見つめる。
「あっ! わっ! しょ、小師妹、こ、これはなんというか生理現象で……!」
 一体何の言い訳なのかわからなかったが、食べかけの串すら放り出して、趙活は黙鈴へと弁明を行おうとする。だがしかし、普段は滑らかに四書五経を引用する口も、この時ばかりはまるで錆びたように動くことはなく

―――パクリ
5626/08/12(水)22:41:31No.1457994982+
黙鈴の行いすら、止める事は出来なかった。
「しょ、小師妹!?」
 まるで今しがた、焼き魚を食べていたかのように、小師妹が趙活の竿に顔を近づけ、竿を甘噛みした。顔をしかめる。当然だ。美味しい筈がない。
「な、にを、やっ!? ぐぅっ!?」
「はむっ♡♡♡あむっ♡♡♡」
 いわゆる怒張全体を口に含めるような口淫ではない。本当に子供が焼き魚を食べるような、児戯のような愛撫。歯を立てず、唇のみで、あむあむ♡♡♡と小師妹が焼き魚の次は、趙活の怒張を食べ始めた。
「そっれ……!」
「んむっ♡♡はむっ♡♡♡」
 趙活の切羽詰まった声を聞いて、楽しそうに黙鈴は趙活を『食べる』。竿全体を横から口の中へと含み、そして、ぺろりと舌が、竿を舐めた。黙鈴の眉間にしわが寄る。やはり不味いのだ。だがしかし、そうであったとしても、何よりも。
(しょ、小師妹が俺の。俺の一物を。こんな、こんなッ……!)
5726/08/12(水)22:41:42No.1457995039+
 興奮のあまり趙活は鼻血を垂らしながら、外気に触れられた鈴口から先走りを垂れ流した。いや。先走りではない。白濁して、どろりと粘性が強いそれはもはや精子だった。黙鈴の児戯のような愛撫で、精子が漏れる。
 無理だった。

「しょ、小師妹、射精るッ……!」 
 敏感になった怒張が、視覚的、精神的な刺激もあってすぐさま果てる。金玉がぎゅっと縮み上がって、


―――ビュルルルルルルル!!!!
5826/08/12(水)22:41:53No.1457995092+
 黙鈴の頭をひっつかんで、たまらず精が噴き散らかした。
「んむぅっ♡♡♡!?」
 ハムリと竿を咥えたままの黙鈴が、両手を使って噴出した精子を受け止める。
 ビュ! ビュ! ビュ!! とその後も精を絞り出してから、おもむろに黙鈴が趙活の半立ちになった一物から口を離す。ヌタリと、唇と竿の間に、いやらしい橋が架かっていた。
「……不味かった」
 受け止めた精子を両手で捧げ持ちながら、黙鈴がぽつりとつぶやく。
「当り前だ小師妹! なんであんなことを!」
 慌てて黙鈴が捧げ持つ精子ごと、顔をぬぐおうと趙活が黙鈴に近づくと彼女はぽつりと、
「だって―――」
5926/08/12(水)22:42:04No.1457995145+
「だって、師兄の視線が、私の口元に来てて『おっきく』なってた。してほしいのかな? って。私、師兄がしてほしい事なら、したい」
 その言葉に、近づこうとした趙活は完全に固まってしまった。その代わりに再び、ビキビキッ! と一物が怒張する。今しがた吐精したばかりの筈なのに、もうすでにぐつぐつと金玉が煮立って、トロリと先走りを垂れ流している。そんな固まった趙活を黙鈴は流し目で見つめて、再び先ほど、趙活と交わった岩に座り込む。

 そして趙活と対面するように股を開くと、わずかにほころんだ、いやらしい女陰が露わになる。ほころんだ穴の周りに、薄紅色をまとわりつかせた純潔を捨て去った女の肉。その女の肉に、黙鈴は捧げ持った精子を塗りたくり始めた。
「これ。師兄からもらった大事なもの。無駄には出来ないから……んっ♡♡」 
 痛みは引いたらしい。チュプリ♡♡♡と精子をたっぷりと載せた右の人差し指がその中へと入り込んで、グチグチと媚肉をかき回す。
「しょ、しょう……小師妹……ッ!」
「きゃ!」
6026/08/12(水)22:42:26No.1457995271+
 シャン、と。鈴が鳴る。再起動した趙活は一息の間に黙鈴との距離を詰めて、抱きかかえてしまった。右手で背中を抱え持ち、左手でぷっくりと柔らかい、桃のようなお尻を抱え持つ。大好きな『師兄』に抱えあげられ、黙鈴はまるで亀のように身を縮ませた。
「はぁ! はぁ! そ、そんなに!」
「し、師兄ッ」
 荒々しい呼吸をしながら、趙活が黙鈴の耳元で囁く。全く余裕のない、獣の声。怖かった。恐ろしかった。助けて欲しい。助けて欲しい筈なのに、心の奥底から、歓びと、ぞくぞくと背筋を震わす冷たい何かが立ち上る。
「そんなに欲しいなら、直接注いでやるッ!」

―――シャン。グプッ♡♡♡グッ♡♡♡♡ジュゥゥゥゥゥゥ♡♡♡♡

「うっ♡♡♡あああっ♡♡♡」
 趙活に抱きかかえられて、亀のように身を縮こまらせた黙鈴の女陰を、趙活の怒張が、再び貫いた。
6126/08/12(水)22:42:47No.1457995374+
―――シャン! シャン! シャン! シャン!

―――グプッ♡♡♡♡グチュッ♡♡♡♡グチョ♡♡♡ゴチュ♡♡♡♡

「あっ♡♡♡♡はっ♡♡♡はぐっ♡♡♡あうっ♡♡♡うあっ♡♡♡」
「うっ! おっ! おお! おおおっ……!」
 男が少女を抱えあげ、犯す。もはや鳴り響く鈴の音がごまかせない程の激しい、ねばついた交わりの音が、二人の怒張と女陰が交わる場所から響いていた。先ほどよりもなお硬く、大きくなった趙活の怒張は、荔枝のように小さく愛らしかった黙鈴の女陰をこじ開け、喰らい、もう戻れない程、女として掘り返していた。
 甘い甘い果汁の代わりに、精子と、愛液の混じりあったいやらしい、甘い甘い女と男の交合汁が上下に女陰をほじくるたびにあふれ出して、周囲に『女だ。これは俺の女だぞ!』と誇示するかのようだった
6226/08/12(水)22:43:04No.1457995471+
「し♡♡♡けいっ♡♡♡しけい♡♡♡しけい♡♡♡♡」
 そして何より、その甘やかな媚びた声。バチュンバチュン。グチュグチュ。シャンシャンとうるさい交わりの音にすら掻き消されない甲高い少女の声は、とてもあの静かで清らかな唐黙鈴の声だと、誰が思うだろうか。男に媚びたはしたない声。もしも以前の黙鈴が自分のこんな声を聞いたら、どう思うだろうか。
 あまりのはしたなさ、いやらしさに天地無音の鈴を鳴らすだろうか。それとも、こんな風に媚びた声を上げている相手がかの『師兄』だと知って静かに胎を熱くするだろうか。

 いずれにせよ、今の黙鈴は趙活の怒張に貫かれ、胎を蕩けさせるただ一人の女だった。夫に抱きかかえられて、折りたたんだ四肢の先、手指を快楽のあまり、きゅっと丸めるしかできない女。ぎゅっと抱きしめてくる男の力強さにかなわぬと諦め、そして安心と心地よさを感じ、胎の中に精を受け入れて、ただ孕む事を願う雌だった。
6326/08/12(水)22:43:27No.1457995603+
だからこそ、
「師兄♡♡♡師兄♡♡♡射精して♡♡♡は、はらまっ♡♡♡」
 ぐっと一瞬言葉に詰まった。
 
 シャンシャン。グチュグチュ。音が鳴る。

「はらませてっ♡♡♡♡」
 言った。言ってしまった。なんと、なんとはしたない。胎の中がカァっと熱くなると同時、黙鈴の心の中がさぁっと冷たくなった。こんな、こんなはしたないおねだりをするような女の子を、師兄は幻滅しないだろうか。嫌いになったりしないだろうか。
 美しい唐黙鈴。概ね、捨てられることを心配するのは趙活であるはずなのに、趙活の事を醜いとも思った事のない彼女は、ただ常に自分が『師兄に相応しくないのではないか』と自問する。
6426/08/12(水)22:43:51No.1457995765+
 そしてそんな黙鈴の耳元で、
「ああ。分かった」
 趙活が優しく呟いた。先ほどの獣のような、男の滾りを前面に出したそれではない。いつも。いつも優しく自分を見守ってくれて、なんでも言う事を聞いてくれる師兄の声。そんないつもの声で、師兄は小師妹のおねだりを、いつものように叶えてくれるというのだ。

「ふっ♡♡♡♡」


「ふわぁぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡」
 圧倒的な安心感に、氷つきそうになった心がいっきに蕩けてゆく。それと同時に大きく目を見開いて、小師妹は、小師妹の体は、女は、趙活に完全に『まいって』しまった。
6526/08/12(水)22:44:04No.1457995868+
 ショロロロロロロロ♡♡♡と小水すら垂れ流すほどに全身から力が抜けて、ビクンビクンと体が震える。今までに感じたことのない圧倒的な法悦が体を突き抜けて、未だかかつてない、天地無音の境地ですら辿り着いた事のない無我に、黙鈴は誘われた。それでいて膣内だけは、小師妹のおねだりを聞いてくれた大好きな師兄の怒張から貪欲に精子を搾り取ろうとぎゅっと搾り上げて……


「ぐっ! あっ……! で、射精るッ!」
 趙活もまた短く叫んで、黙鈴の奥の奥。子宮の入口へと鈴口を口づけした。ぎゅっと全身に力を入れて、黙鈴を抱きつぶさんとばかりにぎゅっと抱きしめる。金玉がぎゅっと縮み上がって、今日一番濃い、まるで粘土のようなそれが、


―――ドッ! リュ! ムリュリュリュリュリュリュ!

 と、黙鈴の子宮の中へと、注ぎ込まれていった。
6626/08/12(水)22:44:27No.1457995978+
「あっ♡♡♡あうっ♡♡♡ふわあああああ♡♡♡♡」
 注ぎこまれる精の熱さを感じ取って、黙鈴の体が震える度、チリン、チリンと鈴が鳴る。それはまるで女であることを知らなかった少女の断末魔のようであった。
 そう。断末魔。この日、この時。唐黙鈴の純潔は失われ、少女は『趙活の女』へと、羽化を遂げたのだった。
 
6726/08/12(水)22:44:42No.1457996080+
 その後の事は、混世魔王、葉雲裳の差配にしては、あまりにも平穏だった。少なくともどうして『お兄ちゃん』と黙鈴が暇になるように色々と裏で動いたか、という事について誰にも言及しなかったし、それこそ『お兄ちゃん』をその後いじくったりもしなかった。ただまぁ、その日の後数日はにやにやと趙活の方を見て来たし、繁華街に出た時に、まるで当然と言わんばかりに、いつもの倍の量のお菓子はねだられたが、それくらいは必要経費だっただろう。 
 事は大親友、唐黙鈴に関する事。彼女だって悪戯に事を大きくするつもりはなかったのだ。


 そう、『雲裳として』は。
6826/08/12(水)22:45:05No.1457996208+
 『あの日』帰ってくるなりやけに顔を真っ赤にして、心ここにあらずといわんばかりにぼーっとしている唐黙鈴。しかもいつもの天地無音勢はどこへやら。歩くたびにチリンチリンと鈴を鳴らし、しかも股の間を庇うようにひょこひょこと歩いている。それに対して趙活は、いつもの醜面は変わらずとも、やけに男として一皮むけたような、きりっとした顔をしている。端的に言って腹が立つ。
 とはいえ。何があったかは一目瞭然であった。
 

 たとえ『何か』あったとて、二人はもはや夫婦なのだ。外様が、いたずらに何かを言うようなこともない。だから、最近入った唐門弟子たちは『ついに、やっとか』としか思わなかったので―――
6926/08/12(水)22:45:22No.1457996311+
「「「「「職権乱用! 職権乱用!!!」」」」」
「んぐああああああ!?!? やめろお前ら!? 俺はもう小師妹とは結婚してるんだぞ!?!?!?!?」
「「「「「うるせえええええ!!! それとこれとは別じゃ!!!」」」」」


「あ、あの。師姉。師姉。師兄。師兄がッ!」
「大丈夫よ。小師妹。ちょっとケダモノを討伐してるだけだから……」
「え? あの。えっと……」
「黙鈴。これが弱肉強食ってことよ」
「えぇ……」

 先輩弟子たちの開催した謎の『奇祭/フェスティバル』が、どうして執り行われたのか、まるで理解が出来なかったのだった。
7026/08/12(水)22:45:58No.1457996501そうだねx8
 という訳で小師妹の初夜話『桃を食む』でした。フェラして欲しい。小師妹に……!
7126/08/12(水)22:48:51No.1457997483そうだねx10
弟子の拝礼をお受けください。
7226/08/12(水)22:49:56No.1457997862+
小師妹もエッチだと思います!!
7326/08/12(水)22:53:21No.1457999058そうだねx1
また渋にもあげるので消えても読みたかったらそちらの方でも
7426/08/12(水)22:56:01No.1457999979+
>弟子の拝礼をお受けください。
ありがとうね。反応があるとやっぱり……うれしいから……!
7526/08/12(水)22:59:24No.1458001213+
自分でも分かるぐらい気持ち悪い笑みがこぼれた
ありがとう
7626/08/12(水)23:00:03No.1458001436+
小師妹はおくちえっちが似合うと思っていたがここまでのものを用意してくれるとは…(団結+3)
7726/08/12(水)23:00:26No.1458001598+
良い作品だ…!
心相+100
7826/08/12(水)23:01:12No.1458001840+
本編やったことなくてスレの知識が全てだけどすごい熱量だ
7926/08/12(水)23:01:39No.1458002008+
多分次も小師妹の話書くんじゃないかなって。バブみを感じてオギャるやつ。誰かタツ姉がスパイダー騎乗位するやつ下さい
8026/08/12(水)23:03:05No.1458002503そうだねx1
本編でももっとキスとかしろ!
8126/08/12(水)23:08:28No.1458004424そうだねx3
pixivなどにも投げなさい
8226/08/12(水)23:08:56No.1458004567+
>本編やったことなくてスレの知識が全てだけどすごい熱量だ
君は唐門をご存知か?
8326/08/12(水)23:09:28No.1458004751そうだねx4
>pixivなどにも投げなさい
投げたよ!! 雪山師匠初夜爪剥ぎ話もあるから読んでね!
8426/08/12(水)23:10:07No.1458004961+
なんだこの文量は!
8526/08/12(水)23:11:59No.1458005584そうだねx6
>なんだこの文量は!
ありがたいですよね
8626/08/12(水)23:19:04No.1458007850+
「」菊先生の頑張りすぎだ!
8726/08/12(水)23:20:20No.1458008242+
どうせなら小師妹の乳首に鈴をつけたいよね
8826/08/12(水)23:20:53No.1458008406+
思ってた4倍くらい長い
8926/08/12(水)23:21:02No.1458008454+
>どうせなら小師妹の乳首に鈴をつけたいよね
それはまた別の話で書きたいかなって思ってたりする
9026/08/12(水)23:21:44No.1458008677+
職権乱用!職権乱用だ!
9126/08/12(水)23:22:21No.1458008870+
特典小説かってくらい長い…!
9226/08/12(水)23:23:48No.1458009316+
>特典小説かってくらい長い…!
やりたいこと詰め込んだらこうなった
9326/08/12(水)23:24:25No.1458009482+
個人的には青姦するほうが恥ずかしくないって倒錯ぶりにエロスを感じていきたいです!
9426/08/12(水)23:25:37No.1458009859+
魔王も書きたいんだけど、魔王の方は初夜話的なのより日常的なセックス……!ってなりそう。黄泉路が初夜みてぇなもんだからな
9526/08/12(水)23:26:15No.1458010054+
魔王はアブノーマルプレイ記とか…
9626/08/12(水)23:29:17No.1458010954+
魔王はブサイクの布団に入って自分から挿入してくるくせにゆるゆるとしか動かなくてブサイクにがっつり雌穴ほじくり返してもらうのが癖になってるだけだよ
9726/08/12(水)23:29:41No.1458011066+
一応いいところのお嬢さんだから結婚してからじゃないと初夜にはならないと思うが魔王のすぐやってそう感は凄い
9826/08/12(水)23:32:23No.1458011857+
魔王はマゾ気質あるのがよい
でもこの作品のヒロインみんなそんな感じな気もする
9926/08/12(水)23:33:04No.1458012070+
ちゃんとしっかりえっちなんだけどそれはそれとしてブサイクのガチエロはなんか笑ってしまう
10026/08/12(水)23:33:07No.1458012084+
どうだろう…タツ姉はいじめると無意識に刃が
10126/08/12(水)23:33:47No.1458012266+
タツ姉はスパイダー騎乗位して欲しいの!
10226/08/12(水)23:34:34No.1458012510+
>ちゃんとしっかりえっちなんだけどそれはそれとしてブサイクのガチエロはなんか笑ってしまう
ここらへん、多分絵だとなおの事笑っちゃう要素な気がするから、文章の利点な気もするんですよね
10326/08/12(水)23:35:41No.1458012844+
まぁ次もまた小師妹の書ければな……とか。次はこんなに長くならない、はず
10426/08/12(水)23:36:43No.1458013160+
>投げたよ!! 雪山師匠初夜爪剥ぎ話もあるから読んでね!
読んだよ
爪剥ぎ!?ってなってたけど純愛だった
10526/08/12(水)23:37:46No.1458013464+
>>投げたよ!! 雪山師匠初夜爪剥ぎ話もあるから読んでね!
>読んだよ
>爪剥ぎ!?ってなってたけど純愛だった
師匠は爪を剥ぐよ。ありがとうございます
10626/08/12(水)23:38:26No.1458013655+
タツ姉は約束すっぽかすと何事もなかったように振る舞って諍いにならないようにするいじらしさがあるぞ
10726/08/12(水)23:40:10No.1458014127+
>まぁ次もまた小師妹の書ければな……とか。次はこんなに長くならない、はず
また小師妹書いてくれるんですか…ありがたい
10826/08/12(水)23:40:39No.1458014260+
>>まぁ次もまた小師妹の書ければな……とか。次はこんなに長くならない、はず
>また小師妹書いてくれるんですか…ありがたい
小師妹にバブみを感じてオギャる必要があるから……
10926/08/12(水)23:42:54No.1458014934そうだねx1
ちばみに今回書きたかったのは『一度セックスして日常の中に性が入り込むのエッチだよね……』というのと『小師妹のケツはデカケツなんだから桃』です
11026/08/12(水)23:43:35No.1458015139+
小姉妹ってよく見ると可愛い系より美人系なんだよな


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