| … | 1026/08/10(月)17:25:12No.1457228788+初めて会った時の笑顔。私に出会えて嬉しい、私が好きだと雄弁に物語るその気持ちに、誠実な紳士である私は応えないわけにはいかなかった。そして運命的にも偶然すぐに再会した時のはっとおどろいた顔。まんが家にとって商売道具である私の手をまるで宝物のように握って指の骨をなぞられた瞬間に、私は四次元世界の存在を確信した。背中から脳にかけてまるで電流が走ったかのような切ない衝撃、それは単に肉体を刺激する電気信号でなく私の魂へ通じたのだ。肉体という器で切り分けられたこの世界の中で、他者と通じ合うなんて不可能だと思っていた。しかしそれはいままで自分の世界の中で生きてきた私の思い込みだったのである。境目があるからこそ私は存在しているのであり、境目があるからこそふたりは溶け合うことができる。三次元上での交わりを通じてはじめてその器の中にあるはずの魂の形を知ることができるのだと私は知った。 うっとりとクリームを舐めあげた、いちご色の舌から差し出されたそのひとくちのパフェは、スプーンを経由して私の舌に染み込んでいく。これを契りと言わずになんと言うのであろうか。 |