二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1785071008897.jpg-(78516 B)
78516 B26/07/26(日)22:03:28No.1452777482+ 23:08頃消えます
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
126/07/26(日)22:03:46 ID:an2AEc.INo.1452777631+
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https://tsumanne.net/my/data/2026/07/24/1739814/
>にじさんじ新人ちゃん活動二日目にして同時視聴者数が1/20まで落ち込んでしまう
>来てくれたお客様のじつに95%にNOを突き付けられた彼女の明日はどっちだ?!
226/07/26(日)22:04:15No.1452777862+
 いつの間にかしんしんと降り積もっていた雪は、吹雪へと変わっていた。
「師匠……外の雪は、大分厳しくなっておりますね」
「そうですね、趙郎。貴方様の雪山融雪功の程度であれば、ともすれば凍死していたかもしれません」
「容赦ありませんね師匠!?」
「……今は蘭と、お呼びください。言葉使いも。貴方様は、私の夫なのですから」
「……ああ」

 唐門の外弟子にして恐ろしき奪魄幽蘭、夏侯蘭の弟子、趙活。彼が師匠の雪山行に同行してたちまちに建ててしまった庵の中心にて、趙活と夏侯蘭はパチパチとはぜる炎を見ながら寄り添っていた。

 わずか、数刻。数刻のうちに、二度の死闘があった。
 まず一度。敬愛する師匠の仇討相手、第三香との戦い。長らく師匠が恨みを抱いていた相手。いかなるかと思いもしたが、結局のところ彼は小物であった。師匠は仇討を果たした弟子を大いに賞賛し、命までは奪わない事にして彼とその妻を名乗る女を帰した。もはや、命を奪う価値もなかったのだ。
326/07/26(日)22:04:31No.1452777999+
 そして、二度目。それは、愛する師匠。『奪魄幽蘭』夏侯蘭との戦いであった。
 もはや復讐は成り、師匠には、現世に留まる理由がなくなった。もとよりこの六年間、ただただその生が苦痛であったのだ。愛する者と友に裏切られ、純潔と心を引き裂かれた。もはや現世に縋るものなどなく、後は最期。戯れに取った弟子に自分の内功を譲り渡し、潔く終わろうとしたところ、それを弟子が認めなかった。
 注がれる師匠の内功に拮抗し、それどころか打ち破り、彼は師匠を蘇生すらせしめた。もはや現世に未練のない女の、一体何を引き留めようとするのか? 走馬灯の幻想の中ですら意識をたしかにして己を救おうとした漢を前に胸の高鳴りを覚えつつ、師匠が問えば、弟子はただ、『慕っている』と返すのみ。
 然らばもはや言葉はいらず。恐ろしき女魔頭は、己に言い寄って来た男をその魔爪にて命を奪う事を信条としてきたのだ。そしてそれは、弟子であっても変わらぬこと。

 かくて血戦は開かれた。
426/07/26(日)22:05:40No.1452778600+
 結果は、趙活の勝利。いくらその直前に高めた内功を絞り尽くしていようとも、『奪魄幽蘭』は尋常の使い手ではない。それでもなお、弟子は、趙活は勝ったのだ。勝って、『貴方の寄る辺となりたい。家族となりたい』と請うたのだ。
 もはや、ここに至りて夏侯蘭も否とは言えず、ただ世の道理を放り出して、弟子の妻となる事を承諾したのであった。


 そして、今。
 

「……」
「……」
 パチパチと爆ぜる焚火を見ながら、静かに二人は寄り添っていたどれほどこうしていただろうか。わずかに、蘭の右手が、趙活の胸に添えられる。
「どういう事ですか? 趙郎」
 わずかに険を含んだ問いかけに、一体自分はこの恐ろしい師匠の、なんの機嫌を損ねたのかと趙活は震えた。『なぜ趙郎と呼んでいるのか』なんて疑問を、とても発せられる雰囲気ではない。
「師匠、それはどういう……」
526/07/26(日)22:05:53No.1452778721+
「弟子よ、言葉遣いを気にかけよ。もはや君は私の夫なのだから。そして今の疑問の答えだが。師匠は焦れているのだ。覚えていないのか? 先ほど……」
 するり。趙活に寄り添って座っていた蘭の露草色の衣の合間から、白磁のような白が伸びる。彼女の脚だった。それが、胡坐をかいた趙活の眼前に、すぅっと投げだされる。
「好きなだけ揉めばいいと、言ったではありませんか」
 果断。苛烈。厳しくも優しい女魔頭の声が、夫にだけ見せる媚を載せて、放たれた。その事実に、改めて趙活は震える。
「けどししょ……」
「蘭と」
「蘭。どうにもこの事実が信じられなくて、さっきから天と地がぐるぐるしているのは酔いか夢だからなのかもわからず……!」
 寄り添っていた趙活の方へと、視線を向ける。すると興奮に紅潮して、いやらしく顔をゆがめながらも、瞳の内には本当にいいのだろうかという葛藤が渦巻いており、


―――余人が見たらあまりの気持ち悪さに悲鳴を上げるような表情をしていた。
626/07/26(日)22:06:18No.1452778968+
(なんとまぁ、可愛らしい事だろうか)
 惚れた者にとってはあばたも靨になるのだが。どうやら己が武林一の美女と婚姻を交わした事実が、まだ信じきれないらしい。さもありなん。それだけ彼は虐げられて、否定されてきたのだ。たしかにその容貌は卑しいかもしれない。だが、しかし。
「趙郎。先ほどの言葉は、嘘だったのですか? 私を守り、家族とするというその言葉は?」
「いいえ。そこに嘘はありません」 
 ひとたびこうして聞けば、それまで猜疑と葛藤に渦巻いていた筈の瞳が途端に覚悟と決意に溢れる。

―――表情はやっぱり醜かったが。
726/07/26(日)22:06:32No.1452779068+
たとえ容貌醜かろうとも、その心に溢れんばかりの俠にこそ、蘭は『根負け/ほれ込んだ』のだから。
「ならばいいではありませんか。貴方様はその力と心を以てこの蘭を娶ったのです。さぁ、いくらでも揉めばよろしい。貴方様の望んだ脚ですよ」
 するりと見せつける足は、あまりにも白かった。普段から薄暗い奪魄森林に住まい、外に出歩くにしても常に傘をさしている彼女は陽の光に当たる事そのものが少ない。なかば死人と見まがうような肌の白さにも関わらず、すらりと形の良いふくらはぎや太ももにはむっちりと見苦しくない程度に肉が付いており、彼女が死者ではなく、今を生きる生者であることをこれでもかと主張していた。
 同時に、『熟した女』であることも。


 ごくり。自身の勝ち得た権利を前にして趙活は生唾を飲み込んだ。しばし、再びの沈黙。
(……なんと、怯懦であろうか。これは妻として、夫を躾ける必要もあるか)
826/07/26(日)22:06:48No.1452779204+
 いい加減焦れて来た蘭がそんな事を考えたその時。その間隙を縫うように、後頭部をかきながら、趙活が言葉を紡ぐ。
「蘭。だったら」
「なんでしょうか?」
 逡巡。わずかに視線をきょろきょろと周囲へと散らした後に放たれた言葉は、
「……口づけを」
 あまりにも夫婦として当たり前のことだった。だがしかし、きっとそれは趙活にとって、決して望むべくもなかったこと。おずおずと願い出た夫のいじらしさに、蘭は図らずも破顔した。

「ええ。失礼します」
 寄り添った蘭がするりと唇を寄せる。婚姻した男女が、決して外では見せない褥での作法。自分に絡みつくように抱き着いた蘭を、趙活はまるで最高級の陶磁かのごとく丁寧に抱きしめた。まるで、淡雪を両手で優しく包み込むかのよう。握りしめてしまえばきっと消える。

 そんな恐怖を払しょくするかのように、蘭は一切の躊躇なく。自身の唇と趙活の唇を、重ねた。
926/07/26(日)22:07:07No.1452779360+
「んっ♡♡」
「んぶっ!?」
 蘭は、かつて第三香を夫としていたとはいえ、褥を共にしたのはわずかに一度。対する趙活は妓楼での経験あれども、このような醜面では女も口づけどころか触れる事すらを許すはずもなし。つまるところ二人の口づけはまるで互いに初恋のようにつたなく、だからこそ互いを大いに悦ばせた。
 舌を絡めるなんて作法も知らず、ただ柔らかい唇と唇を合わせる。
 三度、唇を合わせたのち、どこか心配そうに趙活が夏侯蘭を見つめた。

「蘭、大丈夫か?」
 唐門の外弟子。全身常に是毒である。事実、三度の口づけの後、蘭の身体はわずかにしびれを感じていた。だがしかしこの程度、蘭程の達人であれば一呼吸の内に回復してしまえる程度。大丈夫だと答えようとして、

 
 するり。突然全身の力が抜けたかのように、蘭が床に倒れ込む。それと同時、器用に紺碧色の羽織を脱いで、まるで布団のように広げて、それに体を預けた。
1026/07/26(日)22:07:24No.1452779509+
「蘭!?」
 突然の事に驚いた趙活が両手をついて自分を見下ろす様を、蘭は嫣然と見上げる。潤んだ瞳。紅潮した頬。パチパチと傍らで鳴る、焚火の音。

 外の吹雪の音は、あまりにも遠い。

 
 ほうと、いっとう熱いものを飲んだかのように、蘭が吐息を吐き出す。温かい室内の筈なのに、それでもこの熱には足りぬ言わんばかりの、白い吐息。
「この蘭。趙郎の毒に『やられて』しまったようです。もう、身動きが取れません」
 そう言って完全に脱力する様は、あまりにもか弱く、これが江湖に悪名轟く奪魄幽蘭だとは、きっと誰も思うまい。
「これでは、何をされても……どうにもきっと。抵抗できないでしょう」
 嘘だ。そんな事趙活の理性は理解している。だがしかし、同時に理解もしていた。これほどの媚を、敬愛する師匠が見せているのだ。ただ、愛する夫に身を捧げるために。

 これで滾らぬ男はいない。
 夢うつつに放り込まれたのかというわずかな迷いが、趙活の瞳の中から完全に消えた。そのまま、師匠の着物に両手をかける。
1126/07/26(日)22:07:39No.1452779658+
「蘭ッ……!」 
 力強く、開いた。脚と同じく抜けるような白い肌。そして、彼女の心の裡に秘めた、あふれんばかりの母性を象徴するかのような豊かな胸。そしてその頂点に咲く、つつましくも趙活の目を引き付けて離さない、紅梅色。


「ああっ……!」
 女魔頭に斯様な狼藉を行えば、たちまちのうちにその奪魄幽霊爪によってその命を刈り取られるのが常であろう。
 だがしかし、今この時。奪魄幽蘭の両手は弱弱しく投げ出され、それどころか。
1226/07/26(日)22:07:51No.1452779801+
「……ッ!」
 これから男に貪られるという事実に、いじらしくもきゅっと握られていた。
「ッ師匠!」
「だから蘭と!? うむっ♡♡♡!?」
 再び、唇が重なる。愛し合いたいという互いの本能が、今度は舌を絡めるという行動を選択させた。蘭の甘やかな舌と、趙活の爽やかな、それでいて痺れるようなピリリとした舌がまじりあう。蘭はともかくとして趙活。この男、自身がいっとう醜い事は理解しており、だからこそ身だしなみを整える事に余念がない。

「むっ♡♡ふむっ♡♡」
「うむっ♡♡むっ♡♡」
 美人が醜郎に組み伏せられ、美人の衣をはぎ取り、醜郎もまた自分の衣をはぎ取った。その間も、美人の身体を愛撫する事を忘れない。この1年半、師弟として共にあり、先程内功を交わし、そして死線を共にした仲である。その繊細な手の動きでひとたび妻の身体を撫でれば、たとえ彼女が強情にも唇をかみしめこらえようとも、そのわずかな反応からどこに歓びがあるのか、手に取るように分かった。
1326/07/26(日)22:08:35No.1452780211+
脱がせながら、脇を撫でる。胸を弄ぶ。そして何より、ふくらはぎを揉みしだく。その全てに蘭は応じ、けれど『はしたない』と言わんばかりに必死に耐えていた。彼女にも、師匠としての矜持があるという事だろう。ここまで媚びているのにそれがまたいじらしい。また、そうやって平静を装い、声を我慢するたび、露わになった腹の、滑らかで美しい臍の周りがわずかに強張るのがなんとも艶めかしかった。

 何より自分の一挙手一投足で、

(師匠が、蘭がこんなにも濡れてるのが……)


「はっ……はっ……♡♡♡」
「蘭」
 すでに勝敗は決した後だ。もはや女魔頭もまな板の上の鯉。もはやあなたに貪られるのを待つだけの女だった。鮮やかな紺碧の上に寝転がる女は、白磁の肌をほんのりと桜に染めて、汗ばんで荒い息を吐いていた。胸の頂点に咲いた紅梅色も、もはや甚三紅に色づいて、たわわにその実を固くしている。
1426/07/26(日)22:08:49No.1452780355+
 今すぐその種を甘噛みし、味わいたい衝動にかられながらも、趙活は静かに問いかける。
 すでに彼も纏うものを全て取り払って裸の身。ただ、その股間に備わった男の象徴が、今はかつてないほどに硬くなっている。今までにない、硬く緊張した男の声に、蘭は何も言わず、両の腿を開いて、両手で抱え持った。そして、わずかに腰を上げる。

 ヌチリ♡♡と音がして、シドシドに濡れきった蘭の女陰が、趙活の男に口づけする。
「趙郎、どうか」
「ッ!」
 言葉はいらなかった。ガッと、今までにない位、趙活が蘭の両肩を強く握りしめる。そして熱い、まるで熱された鉄のような怒張を、蘭の女陰に、沈めていく。

「あっ♡♡♡♡はっ♡♡♡」
「ぐっ!」
「!? 弟子よ、どうかしたのか!?」
 愛する師匠の膣内へ亀頭が埋めこんだ辺りで、趙活が呻いて動きを止めてしまった。その苦しそうな声に、慌てて蘭も女の面を脱ぎ捨てて、師匠として心配そうに声を掛ける。
1526/07/26(日)22:09:16No.1452780586+
 すると趙活は恥ずかしそうに、どこかあきらめたように、
「すいません師匠。どうやら僕は、この程度の男だったようです」
「……それは、なぜか?」
「あまりにも師匠の膣内が気持ち良すぎて、これ以上自分を進めたら、もうそれだけで暴発しそうで……」
 そういって趙活はタハハと笑った。

 趙活にとっては夏侯蘭が正真正銘、『初めての女』なのだ。
 童貞とはいえ、愛する女の半ばで果てる。あまりにも恥ずかしいではないか。そのため趙活はにっちもさっちもいかなくなったのだ。
 その面ゆえに、苦難ならば耐える事が出来ただろうが、極楽の中での快楽を、男が耐える事などできはしない。
1626/07/26(日)22:09:30No.1452780707+
「そう……か」
「当り前、ですよ。師匠のような美人とこうやって一つになれると思うだけで、男は我慢なりませんからッ……!」 
 そういって歯を食いしばる趙活の姿が愛しくて愛しくてたまらない。それと同時。もはや過ぎ去ったどうでもいい走馬灯の中の光景が、ふと浮かぶ。


―――うぐっ! 痛いッ……! 香郎! 香郎!! どうですか? 私は斯様に純潔でありましたでしょう? 決して。決してあなたを裏切ってはおりませんでした! 

―――そうだな。蘭。俺はとても嬉しいぞ。

―――ああっ……!

 猜疑と焦りの中で捨て去った己の純潔。あの時の第三香は、今の趙活のように余裕なく、そして嬉しそうでもなかった。今思えば、『慣れている』という事だったのだろう。
1726/07/26(日)22:09:48No.1452780892+
「ッ……!」
 それを自覚した途端、蘭の胸の内がきゅっと苦しくなって、心が女魔頭から、かつて何も知らなかった美しい夏侯蘭へと戻ってしまう。そして悔んだ。心の底から悔んだ。この男が童貞を捨てたこの時に、己も純潔を捨て去る事が出来なかったという事実に。

(いや……違う)
 先だって、趙活は己を助けるために夏侯蘭の走馬灯の中にすら入って来たのだ。すなわち、
(そんな事、思い一つで変わるものだ)
「趙郎。瞳を開いて。ご覧になって?」

 静かに、優しく声を掛ける。まるで安心させるように、太ももを抱え込んでいた右手で、優しく頭を撫でながら。
「師匠……」
 まるで優しく子をあやす母のよう。かつて望んで、ついぞ与えられなかったそれを味わい、趙活は必死に暴発しないように耐えて、閉じていた瞳を開いた。
1826/07/26(日)22:10:09No.1452781074+
―――眼前には、まるで慈母のような笑みを浮かべた夏侯蘭が、右手の中指の魔爪を、噛んでいる。


「何を」
 しているのかと問う前に、慈母の笑みのまま、夏侯蘭が思いっきり魔爪をかみしめ、中指の爪を引きはがした。


―――ブチリ!!!

「うぐっ! つうっ……!」
「な、なにを師匠!? 何をしているのですか!?」
 唐門に属する趙活は知っている。指は、爪ははがせばどれほど痛いかを。何より奪魄幽霊爪の使い手である師匠にとって、爪はまさしく生命線。ただでさえ内功著しく弱体している夏侯蘭の片手が使えなくなったとなれば、どれほど弱くなるというのか。
1926/07/26(日)22:10:23No.1452781216+
「問題、ないっ!」 
 痛みに顔を青ざめさせながら、蘭は師匠の顔で笑みを浮かべる。
「傷が癒えるまでの間、右手は上手く使えないだろうが……だがしかし、弟子よ。君が守ってくれるのだろう?」
 爪をはがしたせいで、血が流れる右手を床に放り出して、蘭が問いかける。
「それは、はい。勿論です師匠。けれどなんでこんなことを!」
 と褥を共にしている最中なのも忘れて、怪我の処置を行おうとする趙活に対して笑みを浮かべて、蘭は言葉を紡ぐ。
2026/07/26(日)22:10:35No.1452781329+
「痛い。痛いな。あまりに痛い。この奪魄幽蘭。爪をはがしたことがないから、こんなに痛いとは思わなかった……」
「当り前です師匠! なんと無謀な」
 ふわり。蘭が笑みを浮かべる。新雪のように優しく。にも関わらず、その黒々とした瞳の中には、赫奕たる情愛が見て取れた。その情に、趙活は縫い留められる。動くことが、出来ない。
「あっ……」
 ただ一言呟いて、動きを止めた。真朱の唇が、口を開く。
「趙郎。痛いのです。『破瓜の痛み』がこんなに痛いとは、思ってもみませんでした」
「……」
 視線を右手に向ける。つられて趙活も、視線をそちらの方へ。白磁の指先から、つつと紅緋が床に流れ落ちる。まるでそう。月白の雪の上にはらりと落ちた、梅の花のように鮮やかな赤が、指先から流れ出していた。
「そして斯様に、『破瓜の血』が鮮やかだとは思っておりませんでした……」
2126/07/26(日)22:10:49No.1452781451+
 何も言わず、趙活が再び視線を美しい妻の顔へと向ける。それを感じて、彼女もまた趙活を見上げた。
「趙郎。趙郎……」
 未だかつてない、奪魄幽蘭の囁くような、か弱い、触れれば崩れてしまいそうなささやかな声。
「蘭は、蘭は。あなた様に純潔を捧げました。これ以上ないほど、嬉しく思います」

 はらり。梅の花が落ちるかのように、透明な涙が一粒、流れ落ちた。
2226/07/26(日)22:11:00No.1452781567+
「おっ……! おおおおおっ!!!!!」
 ぐっと歯を食いしばり、趙活が咆哮する。今まで以上に丹田に力を込めて、愛しき妻の女陰を突き進む。まるで雪のように冷たい女の、愛おしくも熱い膣内を突き進んで、自分で満たしてゆく。
「うっあっ……あああっ♡♡♡」
 まるで熱い杭のような愛しい男の怒張に自分の膣内が広げられてゆく感覚に、蘭もまた咆哮した。満たされる。征服される。単なる誠実さを証明するための行為でしかなかった以前と違って、この交わりの何と満たされて、幸せな事か。

 結局のところ、蘭が以前の夫と交わったのはたったの一度のみで、あの時の卑怯者の容など、蘭の女は覚えてもいなかった。実のところ純潔であるというのは、一片においては事実だったのだ。


「蘭! 蘭!」
 そのまま、叫びをあげながら趙活は蘭の中を突き進んでいく。
「趙郎! 趙郎!」
 満たされる感覚に法悦を感じながら、蘭もまた愛しい男の名前を叫んだ。
2326/07/26(日)22:11:27No.1452781880+
そして、
―――ヌ、トン♡♡♡


「あ”っ♡♡」
 愛しい男の怒張が、自分の奥の奥を征服し、その先端が子袋の入り口へと口づけを交わしたことを感じて、蘭はびくりと体をのけぞらせた。幸せで、どうにかなりそうで、まるでふわりと体が。いや魂魄がどこかへ飛びそうな感覚。
 もはや余裕なく、投げ出していた右手も、太ももを抱えていた左手もバタバタと宙をさまよわせる。怖かった。あの時は猜疑と安堵の中でただただ痛みに耐えていたあの時は決して感じなかった、愛しい男と結ばれる歓び。そしてこれから自分が孕んで母になるかもという圧倒的な喜びと、一抹の不安。
 それらが全て一緒くたに襲い掛かってきて、ついに奪魄幽蘭は単なる一人の『蘭/梅』になった。
「怖い♡♡♡怖い♡♡♡♡幸せで♡♡♡母になるの♡♡♡怖い♡♡♡梅は怖い♡♡♡♡」
2426/07/26(日)22:11:37No.1452781967+
 そうやっておぼれ死ぬ直前のようにでたらめに振り回す腕を、女の恋人は優しく握った。
「大丈夫! 俺が、俺がいる。蘭……いいや、梅!」
「ああっ♡♡」
 叫んだ途端、ただでさえ熱く、熱烈に趙活を包んでいた蘭の膣内が、より強くぎゅっと趙活の怒張を抱きしめた。

 もう、ただでさえ限界。その限界を超えて蘭を貫いていた趙活も、その愛撫でついに限界を迎えた。

「うっおっ……んむっ!」
「ふむっ♡♡♡!?」
 両手を、重ね合わせて握ったまま、口づけをする。そうして、


―――ビュルルルルルル!!!

 上も下もつながったまま、趙活は、蘭の中へと己の精を吐き出した。
2526/07/26(日)22:11:48No.1452782064+
「痛いな」
「当然です。本当に無茶をしないでください師匠」
 結局、初めての交わりは互いに一度の絶頂。一度の吐精で限界だった。そもそも互いに死闘を繰り広げたのちの事。互いにそのまま気絶するように眠ってしまった。
 次の日の朝先に目覚めたのは趙活の方で、正常位のまま師匠に覆いかぶさるように気絶してしまった自分の不始末に気付いて大いに動揺したが、幸いにも師匠はそれを笑って許した。

 いつものように趙活が朝食を作り、師匠がそれを食する。いつもと違うのは右手に包帯がまかれている事だ。右手の中指の爪がごっそりなくなった奪魄幽蘭は、向こう数か月大いに弱体化した事だろう。だがそれでも、互いに後悔はなかった。
2626/07/26(日)22:12:03No.1452782180+
「……ふふふ。そもそもだ趙郎。弟子よ、私が身重になったら結局今以上に大変になるのだ。少しくらいは『守るものがいる感覚』に慣れておけ」
「みおもっ!?」
 突然の師匠の言葉に、趙活は鼻水を吹いた。そんな彼を、蘭はジト目で見つめる。
「……なんだ? 師匠を娶るという師弟の倫を乱すようなことをやっておきながら、子を設ける覚悟もなかったと?」
「そんなことはないですが!……そうか。僕に、僕に家族が。そもそも自分自身で言った事とはいえ……」
 そう言って自分の手を見てぶるぶる震える趙活の瞳には、歓びがあふれていた。
「そうですよ趙郎」
 静かに、音もたてずに蘭が趙活を抱きしめる。
「私達はもはや、家族なのです」
2726/07/26(日)22:12:17No.1452782310+
 そう言いながら、ごくごく自然な動きで、蘭は趙活を押し倒した。
「蘭!?」
 驚く趙活を、昨晩とは逆に、夏侯蘭が見下ろした。その嫣然とした笑みはまさしく、餌を前にした熊が如し。
「少なくとも、爪の傷がある程度癒えるまでは、この山で暮らす必要もあるわけですし……ね?」
「お……おお……!」
 なんという事だろう。はやり女魔頭は女魔頭だったのだ……! まるで生娘のような叫びをあげて、弟子は師匠に覆いかぶさられた。そのままぎゅっと抱きしめてくる師匠を、予想外に強い力で趙活は抱きしめ返した。
2826/07/26(日)22:12:28No.1452782391+
「ぐっ!? 趙郎!?」
 その力の強さに、蘭は昨日の交わりを思い出して、途端に体から力が抜けていった。
「ちょう……ろう?」
 瞳が潤む。声が濡れる。孤高の奪魄幽蘭が、単なる蘭へと戻ってしまう。
「蘭」
 昨日までの弟子と師匠の関係では決して発される事のなかった、男の力強い声に、ただ妻となった女は、
「はい……」
 としおらしく答えたのだった。
 
2926/07/26(日)22:12:50No.1452782592そうだねx11
師匠初夜エッチ文章が無かったので初めて怪文書を書いた。満足
3026/07/26(日)22:12:51No.1452782605+
ついに師匠のほうも来た
3126/07/26(日)22:13:13No.1452782813+
師匠の情事見ちゃった…
3226/07/26(日)22:16:41No.1452784803そうだねx2
なんと…いいんですかこんなところに投げて!?
3326/07/26(日)22:17:52No.1452785458+
妻として夫立てる仕草してる師匠がエロい
3426/07/26(日)22:17:53No.1452785479+
あいつ
いいよね
3526/07/26(日)22:18:52No.1452785960+
書き込みをした人によって削除されました
3626/07/26(日)22:19:46No.1452786406+
爪を剥がして破瓜に見立てる発想がすごいエッチ
3726/07/26(日)22:20:59No.1452786964+
(でも竿役趙活なんだよな…)
3826/07/26(日)22:21:16No.1452787111そうだねx3
だって師匠のこと知ったのここの城之内ブサイクだったし……一応渋にもあげました
3926/07/26(日)22:21:46No.1452787363+
>だって師匠のこと知ったのここの城之内ブサイクだったし……一応渋にもあげました
ありがたい…
4026/07/26(日)22:24:27No.1452788643+
>(でも竿役趙活なんだよな…)
正面を映すな!
4126/07/26(日)22:24:40No.1452788734そうだねx1
普通に日常的なブサイクと師匠のエッチも書きたいんだけど、それより先に小師妹ルートやって小師妹初夜エッチも書きたい
4226/07/26(日)22:27:26No.1452790101そうだねx2
>爪を剥がして破瓜に見立てる発想がすごいエッチ
めっちゃやりそう感
4326/07/26(日)22:27:32No.1452790151+
小師妹ルートは良いぞ…
4426/07/26(日)22:28:36No.1452790660+
はー。妊婦になった師匠がたぶん当時的には相当タブーだったフェラやらパイズリやらする話が書きてぇなぁ。師匠は確定で孕んでるので幾らでもエッチを書いていいとされる
4526/07/26(日)22:30:51No.1452791653+
>>爪を剥がして破瓜に見立てる発想がすごいエッチ
>めっちゃやりそう感
師匠はブサイクになんでも捧げてくれますからね。実際この話も『傷をつけて血を流して破瓜に見立てるのエッチだな……』から始まりました。最初は唇を噛んでたんだけど、爪を剥がすほうが取り返しがつかなくてエッチだな……って
4626/07/26(日)22:31:35No.1452792020そうだねx1
>はー。妊婦になった師匠がたぶん当時的には相当タブーだったフェラやらパイズリやらする話が書きてぇなぁ。師匠は確定で孕んでるので幾らでもエッチを書いていいとされる
師匠は間違い無く尽くす女だし
寵を失う(ブサイク主観)の後も子どもに見られないように
ハードなプレイを自発的にしてるよね
4726/07/26(日)22:35:43No.1452793892そうだねx1
>師匠は間違い無く尽くす女だし
>寵を失う(ブサイク主観)の後も子どもに見られないように
>ハードなプレイを自発的にしてるよね


宋代にメイド服やアメスクなどがないことが悔やまれる
4826/07/26(日)22:37:01No.1452794481+
でも800年の時を越えてウォシュレットを用意したブサイクならあるいは……?
4926/07/26(日)22:38:58No.1452795288そうだねx2
>普通に日常的なブサイクと師匠のエッチも書きたいんだけど、それより先に小師妹ルートやって小師妹初夜エッチも書きたい
本編じゃ徹頭徹尾健全だったから期待してる!
5026/07/26(日)22:43:19No.1452796895そうだねx6
やっぱ反応がある嬉しいので小師妹もルー卜終わったら書きます。
5126/07/26(日)22:47:00No.1452798356そうだねx4
>普通に日常的なブサイクと師匠のエッチも書きたいんだけど、それより先に小師妹ルートやって小師妹初夜エッチも書きたい
俺はそれを望んでいる
5226/07/26(日)22:50:19No.1452799791そうだねx4
>やっぱ反応がある嬉しいので小師妹もルー卜終わったら書きます。
名声+3
5326/07/26(日)22:51:43No.1452800432+
夫を呼ぶときの〇郎って呼び方に慣れない
5426/07/26(日)22:53:33No.1452801262+
>夫を呼ぶときの〇郎って呼び方に慣れない
実際雰囲気的に弟子って呼んでる事が多そう。まぁ今回は初夜という事で一つ
5526/07/26(日)22:56:56No.1452802707+
>宋代にメイド服やアメスクなどがないことが悔やまれる
これはシルクロードを通って渡って来た西の服で強引に通すか…
5626/07/26(日)22:58:06No.1452803203そうだねx2
でもね
すごくシットリした雰囲気の時に素の女性口調使い出す師匠の
ギャップはすごくエッチなんですよ
5726/07/26(日)23:00:29No.1452804189+
師匠はあくまで頑張って奪魄幽蘭やってる所があるのが好き。本人はもうこっちの方が素!!って感じなんだろうけど
5826/07/26(日)23:00:53No.1452804366+
>>やっぱ反応がある嬉しいので小師妹もルー卜終わったら書きます。
>名声+3
心相+100
5926/07/26(日)23:01:13No.1452804517+
爪はがすのはちょっと発想が凄いな…
師匠はそういう事する
6026/07/26(日)23:01:20No.1452804571+
さぞかし名のある文豪と見受けたが、何故この様な場末でスレ立てなさるのか
有難い
6126/07/26(日)23:02:14No.1452804938そうだねx3
師匠は重いから絶対ブサイクに破瓜も捧げたいの!!!っ思ったのが発想の元
6226/07/26(日)23:02:51No.1452805173+
裏菊さん…
6326/07/26(日)23:03:23No.1452805384そうだねx1
本梅も来たらねっとりとした本梅も書きてぇなぁ……
6426/07/26(日)23:04:52No.1452805953+
それはそれとして渋にもあげたのでいいねとかブクマとかしてくれると……ありがたい……
6526/07/26(日)23:06:23No.1452806594+
本宮だの本梅だの本王だのって日本語にきっちり訳しようがない一人称だよね


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