二次元裏@ふたば

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227035 B26/07/07(火)20:26:42No.1447089000そうだねx3 21:44頃消えます
むかしむかし、ある所に一族の伝統に誇りを持ったお嬢様ウマ娘の織姫と、そのノリの良さでウェイウェイと牛を引き連れるパリピ系ウマ娘の彦星がいました。
「ウェイウェイ、今日も良い波ノッてんねえ! ヘイ、ウチらのバイブス鳴らしてけセイMoow!!」
『モゥ〜〜!』
「Hooo〜!! いやァ、今日も良い汗流してんだワ。ウチ牛飼いの才能ありまくりじゃない!?」
毎日真面目に……真面目に? 仕事をしている彦星の前に、ある日天の神さまが現れました。

天の神さまは言いました。
「そこのWEI星くん。良かったら私の娘を貰ってはくれないか?」
「マ!? りょ!」
二つ返事でOKをした彦星は、そうして美しいお嬢様の織姫と結婚しました。

「YoYo、今日もお嬢はカワウィ〜ねっ! なにしてんの〜」
「はたを織っています。このはたは一族の誇り。一族の一員として、最高峰のはたを織らなければ」
「んん〜? それがお嬢のお仕事? でもなんか、かたくるしくない? もっと気楽に行こうぜぇい!」
「――気楽、とは」
126/07/07(火)20:28:47No.1447089681そうだねx1
「お仕事なんて楽しんだもんがちっしょ! ヘイ鳴らせMow!!」
『Mooow!!』
「ん〜ねっ!」
バチコンと、織姫に指差す彦星でしたが、イマイチ織姫は理解しきれていないようで。
「はぁ……それでは、私は仕事に戻らせていただきますね」
「えっちょ! ま、待ってよお嬢〜〜!」
そうして、仕事を淡々とこなす織姫に彦星が仕事の楽しさを教えようとする日々が続いていきました。

「お嬢に、楽しさゼッテー教えてやっから! 毎日つまんなそうに仕事するとかあり得んし! いっちょウチがお嬢にブチアゲENJOYさせてやんよ!!」
そうして、次第に彦星は自分の仕事も忘れ、織姫に夢中になっていきました。すると、今まで彦星の仕事場は荒れ放題になり、彦星の仕事のお蔭で生活できていた人たちからも、多くの文句が出るようになりました。

「ゼー、ぜー……絶対、今度こそ……!! お嬢に教えてやんだっ……!」
「ちょっと彦星くん?」
「ヘ?」
そこに見かけてやってきたのは織姫の父親である天の神さまでした。
226/07/07(火)20:32:01No.1447090777そうだねx1
「最近のお前は昔の仕事ぶりが何処へやら、織姫に凸ってばかりで荒れ放題だな。苦情も沢山上がってるんだ、お前が働かないせいで生活がままならないとな」
「……アーーそれはぁ……テヘ☆」
「という訳で、彦星。お前は追放だ!」
「ヘ? ぅうぇえええぇぇ!!??」

そうして、彦星は天の川の向こう側へと追放されてしまい、織姫と会うことができなくなってしまいました。
彦星はおんおんと泣きながら、マジぴえんと叫びながら牛飼いの仕事をするようになりました。

「……よろしいでしょうか、お父様」
「……織姫か? どうした」
そんな彦星の様子を天の川の向こうから見ていた織姫は、父である天の神に珍しくこんなお願いをするのでした。

「……彦星さまは、私に仕事の楽しさというものを教える為に、ああなってしまいました。……私は、自分の仕事に楽しさや気楽さを見出すことはできません」
「そうだな。だというのにあの者は仕事もせずいつまでも――」
「――しかし、その私の在り方こそが、彦星さまがああなってしまった原因だと、私は思います。彦星さまは、私の為に仕事を疎かにしてしまったのです。ですから、私にも原因があります」
326/07/07(火)20:34:20No.1447091601そうだねx1
「そうか。それで、お前は何を望む?」
「……どうか、1年に1度でも良いのです。彦星さまと会わせては頂けませんか?」
織姫は、天の神さまにそうお願いをしました。娘の彦星に対する態度に大変驚いた天の神さまでしたが、彼女の言葉を聞くと、ふむとすこし考えて……やがて、天の神は一人のウマ娘を呼びました。そのウマ娘は、白鳥をも思わせる姿をした水色髪の青年のような娘でした。

「この方は……?」
「カササギだ。1年に1度だけ、この者の力でお前を彦星の元へと送ってやろう」
「よろしいのですか?」
「2人が真面目に働くのならな」
「……ありがとう、ございます」
深々と、父に頭を下げ感謝を伝える織姫。そんな彼女を見て、天の神は一つ、質問をします。

「……何故、お前はそこまでするのだ?」
「……私は、ただ。……毎日楽しそうに仕事をなされていた彦星さまが、このように嘆き悲しみながら仕事をしている姿を、見ていられなかった。ただ、それだけです」
「……そうか。では、今からカササギの力で彦星に会ってきなさい。そして、このことを伝え1年間真面目に働くように言い聞かせるのだ」
「はい。……ありがとうございました、お父様」
426/07/07(火)20:36:12No.1447092278そうだねx2
「……それじゃあ、行こうか織姫」「はい、よろしくお願いいたします。カササギ様」
そうして、織姫はカササギに背負われ天の川を越え、彦星に会いに行くのでした。

「マ!? 1年真面目に仕事したらお嬢とまた会えるの!!??」
「はい。ですから、どうかお仕事に専念してください」
「りょ!!!!! まじありがとお嬢〜〜〜!!!!! ――あっ!! カササギもありがと!!!」
「あはは、どういたしまして。これからも、おれが織姫を連れてくるから、よろしくね彦星」
「うんっ!!! 任せた!!!」
「……私も、しっかりと務めを果たしますから」
「うん……! お嬢もお仕事頑張ってネ……!!」
「……ええ、お互いに」

そうして、彦星はそれから1年に1度、七夕の日にお嬢と会うのを楽しみに牛飼いの仕事を真面目にこなし。織姫もまた、彦星と会う為という新しい志をもとに自らの仕事を真っ当するのでした。

めでたしめでたし。
526/07/07(火)20:37:27No.1447092739+
おわり
七夕の夜はルビ姫とパリ彦星
626/07/07(火)20:38:25No.1447093089そうだねx3
ルビ姫に会うまでは真面目に牛飼いやってたのウケる
726/07/07(火)20:39:23No.1447093444+
カササギミラクル似合ってんな…
826/07/07(火)20:39:27No.1447093458そうだねx1
この後だんだんと彦星とカササギの距離がどんどん近くなっていくんだよね…
926/07/07(火)20:39:59No.1447093648+
ところでルビ姫のお父様とは…?
1026/07/07(火)20:46:21No.1447095865+
文才すごいな
1126/07/07(火)20:47:45No.1447096391+
ゼファーは?
1226/07/07(火)20:48:38No.1447096684そうだねx1
なんか短冊いっぱい付けられて喜んでいるバンブー先輩が見えた
1326/07/07(火)20:48:45No.1447096731+
>ゼファーは?
宇宙風
1426/07/07(火)20:49:15No.1447096888+
>ゼファーは?
風になってるよ
1526/07/07(火)20:52:05No.1447097943+
ミルキィウェーーーーーイ!
1626/07/07(火)20:52:50No.1447098222+
牛役がパーマーなのは分かる
1726/07/07(火)20:54:04No.1447098704+
>牛役がパーマーなのは分かる
彦星が織姫に夢中になってすっかり荒れちゃうんだ…
1826/07/07(火)20:55:42No.1447099354+
>この後だんだんと彦星とカササギの距離がどんどん近くなっていくんだよね…
やめなよパーマー
1926/07/07(火)20:58:58No.1447100627+
何このエモい
2026/07/07(火)21:01:25No.1447101688+
ヒシアマの川
2126/07/07(火)21:31:10No.1447114236+
はくちょう座のケイちゃん


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