二次元裏@ふたば

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254199 B26/05/29(金)22:38:09No.1434796902そうだねx2 23:51頃消えます
ニャアン人妻概念のおはなしするね。
ニャアンはエグザベくんと結ばれました。マチュはちゃんとシュウジのことを連れ戻しました。
ニャアン・オリベは無事名誉除隊しジオン公国の市民権を獲得した。今はジオン公営団地に住んでるよ。シュウマチュ夫婦も隣に住んでいます
採光性も高い大きな窓もある。4LDK風呂トイレ別。愛の棲家にしては十二分であった―――。
「この子を授かって、本当によかった」
ニャアン、噛みしめるように口にする。本当にそう言えるだろうか?
どうして自分は母親になったのか。なんで母親になってしまったのか?
ニャアン、日々が忙しく考える暇なんてなかった。
クラバ、ジオンとジフレドちゃん。そしてエグザベくんとの出会い。
月面でのエグザベくんとのはじめてのキス。コロッケとカオマンガイ。マチュと地球。
エグザベくんからの愛の告白、結婚。そして今あるサイド3の人妻生活。
謂れなき暴力で母親になってしまったニャアンだけど。安息の日々は約束されていた
あとは産むだけの命であった。ここでニャアン、自問自答する。
エグニャアと愛のおはなし。
126/05/29(金)22:38:21No.1434797013+
「どうして、わたしは…」
おなかの命をさすりながらニャアン、考え込む。考え込んでしまう。臨月のおなかであった。妊娠時期が不明であるが推定34周目
もう1ヶ月以内には産まれる命であった。
この命。授かりたくて授かった訳では、決してない。
不可抗力。謂れなき暴力というつよい言葉を使わざる負えない敬意があった
ニャアンの産まれが悪いわけではない。戦争という環境がニャアンをそうさせただけに過ぎない。望んで難民になった訳ではない。
しかし、その環境下で凛として生き残り。いまこうして平和を掴み取っているのはニャアンの天性の才のおかげという他はない。
イズマコロニーで死んでいてもおかしくはないが、運び屋として飄々を生きてきたのもニャアンの才能に違いない。
そんなニャアンがいま。現実と直視する。眼の前の赤ちゃんだ。
じんわりと「いやなにおい」がしてきた。サイド3、ズムシティでは決して嗅ぐ事はないであろう。あの饐えた男たちの匂い
不特定多数の誰かとしかいいようがない。
暗い過去がニャアンを包もうとしている。
226/05/29(金)22:38:35No.1434797128+
何故だろう、泣きそうになっている自分がいた。どんなに辛い事があっても泣かないのがニャアンの心情であった。
ドムの電撃を食らった時は流石に涙が出たけど。感情がワケワカになって涙を流すのは違う、違うと思っていた。
スリムな生き方じゃない。ただでさえワケワカ(ニャアンが言う興奮状態)になりやすいのに泣き出したら。自分の感情に振り回されて生きてしまう。
嬉し泣きならきっとするだろう。エグザベくんとふたりきりで行った結婚式。愛の言葉を聞いた時。ウルっときた
「―――ニャアン、きみとぼくは夫婦になるんだ。僕はきみと幸せも悲しみもワケワカも共有したい。」
マチュやシュウちゃんと一時のバカンスを暮らした南の島。満月の夜であった、満潮により珊瑚が産卵していたのを覚えている。夏の終わりの夜であった。森ではホタルが求愛の為に光、海では夜光虫波打ち際で光り。クラゲが乱反射を起こしていた、地球全体が求愛に溺れていた事をニャアンは鮮明に覚えている。
過去に振り回されるのは嫌なタイプだったので、わりと忘れっぽいニャアンではあるが。エグザベくんの愛の告白はいまだに語れるほど鮮明に覚えている。
326/05/29(金)22:38:45No.1434797209+
サイコガンダムが暴れるイズマコロニーの渦中。ゼクノヴァに取り残されたニャアン。エグザベくんと出会って実質2か月ほどで結婚。超スピード結婚だった。
「そうですか、しあわせになりましょうね」
眼の前にいるのは「カチカチ」な感じのエグザベくん。まっすぐな瞳が月光で紫色に光る。ニャアンが持つ「キラキラ」と同じ光であった
劇しい光に包まれる。愛の告白に
―――しあわせになりましょう
そうとだけ答えた。膨らみを帯びた子宮の胎児がふたりきりの結婚式の仲人であった。
426/05/29(金)22:38:55No.1434797269+
それから翌日に即ジオン公国へ入籍届け。アルテイシア法王やマクベ兄さんの超法規的迅速な手続きもあって晴れてニャアンはジオン市民になった。軍人教育なんてロクに受けていないのにジオン十字勲章なる名誉勲章まで頂いてしまった。
幸せであった、ニャアンはここに「オリベ」の姓を受ける。一年戦争時代の姓はあったが、捨てた。証明する戸籍ごとコロニーは焼け落ちたからだ。
いま、自分はしあわせ。しあわせなんだ。とニャアンは自分に言い聞かせる。
「だいじょうぶ、だいじょうぶだよ」
お腹のあかちゃんにニャアンは囁く。
「うんであげるからね、だいじょうぶだよ」
優しい瞳であった。しかし悲しい事実がある事は忘れる事ができない
526/05/29(金)22:39:05No.1434797337+
「―――ニャアン」
エグザベくんが声をかけてくれた。ニャアンの様子がおだやかじゃない事は鈍いエグザベくんが見ても一目瞭然であった
『あなた―――』
やさしいエグザベくんという存在にニャアンは支えられていた。一人でも産む覚悟は決めていたが。エグザベくんという支えがなければ
きっとニャアンの心は持たなかったであろう。マチュとシュウちゃんという存在も大きいが、常に傍にいたのはエグザベくんであった。
「わたしは何故…母親になるのでしょう?」
ニャアン。問いかける。咄嗟に口を開いてしまった。思ってもいない言葉ではあるといえば嘘になる。
「なんでもありません、きかなかった事にしてください」
即訂正。今更母親になる事を拒絶する自分なんていない。そうニャアンはおもっていた。
「むずかしい、おはなしかい?」
エグザベくん、一般人なら答えに戸惑うであろうニャアンの問いかけ。暴力によって授けられた命の在り処に直面しても眉一つ動かさなかった。
イズマコロニーでの変な潜入調査を見るにいつもドギマギしているエグザベくんであるが、ことニャアン絡みになると肝が座っている男であった。
626/05/29(金)22:39:15No.1434797397+
ニャアンとの出会いや触れ合いも最初はドキマギした。妊婦のニュータイプを眼の前にするのだから。それは当然だ。
しかし、ニャアンと触れ合う中で多くをしる事ができた。おおっぴらには語らないが彼女の過去も飲み込む男であった
「あかちゃんがいるからだよ…『ニャアン』と『ボク』の赤ちゃん」
エグザベくん躊躇せず口を開いた
「本当にあなたの赤ちゃん…?」
ニャアンの問いかけは本来の意味であった。お腹の子にエグザベくんの遺伝子はない。
「そうだよ、ボクの赤ちゃんでもある。キミをマブになった時、キミと夫婦になった時。そう誓ったよ。ボクだってお父さんになるんだ、父親になってはいけない?」
「いえ、そんな事はありません…あなたは立派な父親になります。そうでないとこの子が困ります」
ニャアン、お腹をさすりながら応える。小さな掌がニャアンの産道を叩く。赤ちゃんとニャアン、ハイタッチ
「そうだよ、いつもの調子になってきたねニャアン」
エグザベくんというまっすぐな存在を前に。ニャアンの戸惑いは消えていた。エグザベくんというおおきな揚げたてコロッケの前では自分の些末な悩みなど杞憂のようなものだ。
726/05/29(金)22:39:26No.1434797461+
「おかあさんになるんだよニャアン。この子が、そして「手帳」が教えてくれる」
エグザベくん、天井に吊るされた小物入れからかわいらしいイラストが描かれた手帳をエグザベくんが広げる。
『母子手帳』であった。イズマコロニーで発行されたものではない。月面都市グラナダで急遽作成された母子手帳であった。
「これがニャアンがおかあさんになる記録だ。母親に、なるんだよ」
エグザベくん、開いて見せる。背表紙もない冊子であったが、記録はびっしりと記入されていた。
妊婦へのアドバイスより、検診の記録や体調などを自己記入する「おかあさんと赤ちゃんの交換日記であった」
ニャアン、手帳を抱きしめる。
「キシリア様からいただいた、母子手帳…」「そう、これはボクとニャアンの手帳だよ」
「そうか…わたし、おかあさんなんだ」
ニャアン、母子愛情の再確認を行う。まだ産まれぬ命であったが母子愛は形成されていた。
826/05/29(金)22:39:52No.1434797621+
「最初のページは空白ばかりですね」
「妊娠20週、5か月からの記入だからね」
エグザベくん、ニャアンと過去を振り返る。
『検診結果良好。体調良好。つわりなし、エグザベ少尉との訓練で忙しい』
『エコー診断。性別がわかる。おんなのこだ。きっとわたしに似るだろう』
手帳にはニャアンの手記が掲載されていた。
『妊娠6か月。サイコスーツがおなかに張り付く、ジフレドちゃんが赤ちゃんを守ってくれている、そうに違いない』
今はサイド3某研究所で回収された残骸だけが残るジフレドちゃんにニャアンは想いをはせる
「ジフレドちゃん…」
「そうだ、ジフレド。彼がキミと赤ちゃんを守護ってくれたんだ」
926/05/29(金)22:40:04No.1434797713+
「ジフレドのためにも、そしてボクのためにも。なによりニャアンの為にもおかあさんになろうねニャアン」
エグザベくんのまっすぐな瞳がニャアンを見つめる。逸らす事など絶対にできない瞳。ニャアンの心はキラキラしていた
眼の前のちょっと頼りないところはあるけど根がしっかりしている彼、エグザベくんにニャアンは惚れたのだ
エグザベくんにはキラキラの海は見えない。しかしエグザベくんと二人。紫色のキラキラを泳いでいる。そう感じざるおえない。
1026/05/29(金)22:40:15No.1434797786+
「うみます、わたし。あかちゃんうみます」
「母親になっていいんだよニャアン。だいじょうぶ」
「はい…だいじょうぶです」
ニャアンの心のざわつきは消えた。
「ボクは父親になる、ニャアンは母親になる。それでいい。それでいいんだ」
「産んでもいいの…ですか?」
「今更そんな事聞かないでよニャアン。僕たちは夫婦であり、親になるんだ。こわくないよ」
夫婦。その言葉がエグザベくんとニャアンを結びつける。
婚姻、いや愛の番(つがい)それが深めていくのだろう
「ありがとう…『あなた』。わたし、うみます。あかちゃんうむ」
ニャアンの瞳には涙が溢れていた。泣かないと誓ったニャアン。嬉し泣きであった
しあわせな感情が溢れてくる。エグザベくんニャアンを抱き寄せる
「これからも一緒に生きていこうね。僕たちはマブであり夫婦なんだ」
「ふつつかですが…よろしくおねがいします」
愛の誓いの言葉であった
1126/05/29(金)22:40:56No.1434798054+
「この母子手帳もきっと、ニャアンがおかあさんになる事を望んでいる。みんな望んでいるんだよ」
「うれしい…」
いろんな事があったけど、ニャアンとエグザベくんはいい夫婦になれるよ
そしてこれからもずっと、二人はいい夫婦だよ。ニャアンはいいおかあさんになれるよ
数カ月後。乳飲み子を抱えるニャアンの姿が
その黄色い瞳はやさしい、母親の瞳であったという。
1226/05/29(金)22:41:23No.1434798236+
以上がニャアン人妻概念の全容です
ニャアン人妻概念、無事一周年を迎えました
今後もエグニャアのおはなしをいっぱいしていきたいと思います
今年はマチュもおかあさんにしたいなぁと思っています。いいおかあさんになろうねマチュ
次回のジークアクスの内容次第で語り足りないところがあると思いますので、続きはまた後日
1326/05/29(金)22:42:04No.1434798499+
書き込みをした人によって削除されました
1426/05/29(金)22:46:53No.1434800440+
ディアボロ太郎さん今日もありがとう
1526/05/29(金)22:50:17No.1434801740+
一周年か
そうか...そうか...
1626/05/29(金)22:53:20No.1434802970+
ニャアンはいいおかあさんになれるよ
だからマチュもいいおかあさんになろう
マチュはいいおかあさんになれる
なれるとガンダムも言っている
1726/05/29(金)23:03:31No.1434806807+
はやくエグザベくんの赤ちゃん孕むザベ...
1826/05/29(金)23:08:06No.1434808500+
エグザベくんの赤ちゃんじゃないのにね
エグザベくんはニャアンの赤ちゃんも自分の赤ちゃんだって言い張るんだよ
えらいねエグザベくん
これからもよろしくねエグザベくん


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