二次元裏@ふたば

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691141 B26/04/10(金)11:47:26No.1418918663そうだねx1 13:48頃消えます
イモゲンチャーの怪文書できました、ひと屋です。とりあえず接敵まで書きましたがあと二回で終わるかなぁ!?
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お借りする味方枠「」イマー
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敵枠でお借りする「」イマー
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自分の
No.867片桐篤人
No.868犬童三幸
No.891鳥谷部晶子
No.971ソフィー・カンブルラン
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
126/04/10(金)11:47:58No.1418918763+
冷気の漂う薄青の氷の中に、城の主であるサンドリモンが片腕を砕かれ閉じ込められていた。留守を預かる生源寺百蓮は薄目で電子タバコを取り出し、視線を動かさずに口を開いた。
「コレ、死んでないんですよムシャモン。鳥谷部さんも大したものですし、随分と合うデジヴァイスを貰いましたね」
言い終えると、電子タバコを咥えボタンを押す。メンソールフレーバーの蒸気が口内に広がり、思考が切り替わっていくのを感じ取ると、百蓮は細く息を吐いた。
「百蓮殿も、選ばれし子供のデジヴァイスと紋章が欲しかったでござるか?」
同じように、煙管型の電子タバコをふかしながらのムシャモンの問いを曖昧に笑って濁し、どこか自分を睨んでるようにも見える氷中のサンドリモンを見て、呟いた。
「彼女も、交渉に応じていれば……」
226/04/10(金)11:48:31No.1418918884+
灰かぶりの城を襲撃した理由は、招待状の仕組みの解析であり、それを終えれば彼女に用は無くなり、殺すことになるだろう。
そしてこの城は、招待状で「仕入れた」者達を中心とした訓練施設、今後の侵略の駒……戦力になる者を育てる場所となる。
終われば自分と鳥谷部は、ここに留まるだろうか。そこまで考えた後、氷中のサンドリモンから目を逸らし、百蓮は続けて片桐篤人のことを、考え始めた。
326/04/10(金)11:49:02No.1418919005+
オークションに出されるはずが逃げ延び、選ばれし子供達と共に自分を退け、彼自身も選ばれし子供となった少年。生き残ってなお、抗う彼の行動は百蓮は愚行と映ったが、その愚行は何故だか、そう断じ切ることが何故か出来なかった。
「……片桐篤人もバカな子ですね、ムシャモン」
勝てるというありもしない奇跡に縋り、人を巻き込み命をドブに捨てるような戦いに挑む、バカな子。
生きようとすれば、どうとでなっただろうに。百蓮は自嘲で口元をゆがめ、一気に煙を吐く。爽快感があるはずの蒸気が、何故か苦いものとして口の中にこびりつき、離れなかった。
「……然らばその馬鹿者の首級を、ここで取って終いにしましょうぞ」
別の言葉を出しかけたムシャモンの間に百蓮は気づかないフリをして、口の中の苦味を吐き出そうと咳払いをした。
426/04/10(金)11:49:36No.1418919139+
「……鳥谷部のオバサンがいねぇ。しかも、デジモンの数が減ってる」
「急な演習中止には、結構な理由がありそうだな」
赤い絨毯が引かれた床に剣を突き立て、カラテンモンは額を汗で湿らせながら【悟り】と験力を働かせ、城の気を探る。
「いるのは生源寺の姉ちゃんと成熟期が複数……それとやっぱり、サンドリモンはやっぱりいた」
「……場所と状態は分かるか?カラテンモン」
「地下だがどうなってるかまでは……ハヤノ、すぐ動くか?」
少し考え、颯乃は首を横に振った。
「他の王子様候補やサンドリモンに被害が出そうならやむなしだが、それまで待とう」
逸る気持ちを軽い足踏みで堪えるとカラテンモンは一瞥もせず「分かった」とだけ言った。
526/04/10(金)11:50:08No.1418919247+
「しかし、テイマーが一人離れたとは……あいつらの敵でもきたか?」
「セツナ達が助けに来た。が俺達には一番良いが……あと、俺は助っ人に可愛い子や美人がいて欲しい」
後の言葉を小声で呟くカラテンモンに颯乃は呆れてため息をつくと、ドアを叩く音に気づき、不審に思いながらドアを開けた。
「ラリッサじゃないか。どうした?」
ドアの前には、隣の部屋で過ごす王子様候補の一人であるブラジル人の少女と、彼女と組まされたウルヴァモンがいた。まだ少し不審に感じながら颯乃は彼女を部屋に招くと、少女とウルヴァモンは周りを強く警戒した様子で部屋に入り、座ることもせすに小声で話した
「ハヤノ……隙を見つけて、逃げない?」
626/04/10(金)11:50:43No.1418919363+
晴天の空色に薄く染まる雪を、アイゼンで踏みしめストックを突き刺し、歩んでいく。針葉樹もなく岩肌がまだらに見えるだけの山を、薄青の防寒着を身に着けた霜桐雪奈は、ここが元々火山だったと思い出し、進んでいく。
ストック、アイゼン、肩にリーシュで通されたピッケル。先導するフロゾモンが用意した登山用具の数々を見た瞬間、列の最後尾で背後を警戒する片桐篤人が、彼にも助力を求めたことが正解だったと雪奈は直感し、アイゼンが突き刺さる感触に感謝すら覚えた。
「それにしても雪奈、おれ達の想像よりヤバい話になっちまったな」
「だね、ブルコモン……大丈夫かな颯乃ちゃん……」
渋面を浮かべたブルコモンの話に、昨日受けた説明を思い出した。颯乃が囚われている灰かぶりの城を占拠しているのはひと屋……デジモンに人間を売る、ダークエリアの勢力。このデジタルワールド・バロッコで動いていた勢力の正体を知った雪奈は、自分の血液が凍りつく心地に見舞われた。
颯乃のディーアークに反応はある。だとしても、彼女の身のことを考えると、思考も胸中も不安で埋め尽くされていき、それを紛らわせるため一度、後ろを振り返った。
726/04/10(金)11:50:51No.1418919396+
こんな時間に本物のスレとは
826/04/10(金)11:51:14No.1418919464+
「あらセツナ、後ろが気になる?」
薄紫の防寒着を着たソフィーが小さく手を振ったのを見て、雪奈の少し肩の力が抜ける。それから更に後ろ、黒の防寒具を着た篤人を見る。このデジタルワールドの選ばれし子供の生き残りであり、ひと屋に復讐を望む少年。自分がもし、仲間を失った彼の立場になったらと考えた時、言葉の代わりに昨日彼の黒目の中に見えた暗く燃える物が胸中に現れ、それをすぐに消した。
彼とも目が合った。硬い表情のまま「今は大丈夫」という穏やかな声を聞き、雪奈は前を向き直した。
「到着まで5時間かぁ……ホント、今日が晴れてて良かったよ」
「何事もなかった場合の話だぞ。吾輩、何かあったケースをたくさん見てるからな」
呟きに反応して振り返った先頭のフロゾモンの言葉に、雪奈はストックに頭をつけ、項垂れた。思わず漏らした嘆息に、前を歩む赤い防寒着を着た三幸が少し引きつった笑みで振り返った。 
926/04/10(金)11:51:50No.1418919578+
「大丈夫ですわよ霜桐さん!その何かがあってもいいように、用意してきたんですから!!」
「……うん。そうだね!」
流石に不安は隠しきれない三幸の表情を見て、雪奈は顔を上げると彼女の不安を吹き払うように、笑い返した。
「ん?……おい、何かいるぞ!」
それから間もなく、匂いを嗅ぎつけたファングモンの叫びに一同は空を見上げると、アウルモンが2体、こちらを見ていた。「撃ち落とす」と篤人が呟きデジヴァイスを取り出した瞬間、アウルモン達はそのまま、去って行った。
「偵察か……?雪奈……ココ確か、ある程度の高さまで飛んだら退化するんだよな?」
「うん、片桐くんが試したら、デストロモンがあっという間にジャンクモンに戻りかけたからね」
「あっという間だったからな……思い出しただけでもデジコアを吐き出しちまいそうだ」
雪奈とブルコモンの言葉に、ジャンクモンは顔を顰めて苦々しく言った。
「今のアウルモンはひと屋の所属か雇われだな……偵察なら、待ち伏せか……?」
「ふむ。ならばこの先は更に警戒をせねばな」
ミミックモンが腕を組み思案しながらの言葉にフロゾモンが答えると、一行は再び歩き始めた。
1026/04/10(金)11:52:43No.1418919768+
道が勾配のある斜面へと変わり始めた所で、雪奈は顔を顰めた。ストックではなく僅かに湾曲したピッケルのヘッドを握り、スパイクを刺し歩む中、喋る余裕もなく湿った冷たさを背中に感じ、雪氷にピッケルが突き刺さる音と、吹き始めた冷たい風の音だけの世界を、歩んでいく。
「むっ……?皆、少し待て」
先頭のフロゾモンが後ろを手で制した。雪奈はようやく聞こえた声に安堵して、突き刺したピッケルに体重を掛け顔を上げると、目の前に聳え立つ氷の絶壁に、雪奈は低い声を漏らしかけた。
「……何故だ?このまま坂が続いていたはずだが」
「雪山に変えられてる以上、このくらいされるのはあり得る。って考えたほうがいいわね。
きっとまだ、何かあるわよ……で、登る?」
腕を組み唸るフロゾモンの言葉に、ソフィーは一瞬フロゾモンを細めた目で見て、ピッケルをその場で突き刺しながら眉を顰めて氷壁を見上げた。
1126/04/10(金)11:53:18No.1418919880+
「……迂闊に飛べぬ以上、吾輩は回り道が最良だと思うがな」
「……うん。安全な方がいいね」
フロゾモンが目を伏せながらの話を、篤人が内心不服そうな顔で受け入れ、周りも仕方なく移動を始めようとした。
「あっ、待ってみんな」
そんな中で、雪奈とブルコモンが歩み出ると、自分の三倍近い垂直な氷壁と足元を交互に見た。
「雪奈。ソフィーの言う通り、他にも行けないようにされてる場所がありそうだし、力は使いすぎるなよ」
「なら……このくらい、かな」
ブルコモンの言葉に頷き、雪奈は再びピッケルを握り一歩ずつ距離を取る。足を止めると、指で氷壁の頂点と足元を指差した。
「霜桐さん?一体何を?」と訝しんだ様子で話しかけた三幸に、雪奈は笑って振り向いた。
「わたしが言ってた、雪山の対策ってやつ」
そして寒空にデジヴァイスを突き出すと、青く澄んだ色のひずみから杖が形成され、雪奈の髪は白く変わっていった。
1226/04/10(金)11:54:43No.1418920162+
スレに貼るぶんはここまで!解釈違いとかあったらごめんなさぁい!
あとこっちはある程度まとめた前回までの話
fu6529732.txt
1326/04/10(金)12:20:39No.1418926679そうだねx1
再び雪奈をありがとうございます
クリスペイルドラモンのミラーマッチはなしか…まぁ文章で書くと大変だし…
魔術対決期待してますよ
1426/04/10(金)12:22:12No.1418927161+
仲間の道具も技も平気で使ってくる敵はそりゃキレる
1526/04/10(金)12:31:40No.1418929985+
セツナパンになるのかシモギリパンなのか……
1626/04/10(金)12:39:32No.1418932283+
デカパイJCがデカパイJCに挟まれて褒め倒されてる……
1726/04/10(金)12:45:53No.1418934206+
今更言っても遅いけどだいたい12000字くらい!
次回は灰かぶりの城と篤人達にも動きを入れつつ中心はvsフロスベルグモンにしたい!
1826/04/10(金)12:55:17No.1418936937+
デジヴァイスも紋章もよりにもよって自分の仲間を殺した連中に……しかもデジタルワールド侵略のために使われるのか篤人くん
1926/04/10(金)13:04:41No.1418939373+
それとおてがきくれたり新しくひと屋関連の「」イマー出してくれる「」ありがとね!嬉しい!
ゆっくりだけどこれからも少しでもいい感じの書くよ!
2026/04/10(金)13:23:30No.1418943582そうだねx1
生源寺公式よりいつもありがとうございます
遂に篤人君達と接敵か…
行間のウチにもうあってたみたいだけど
2126/04/10(金)13:39:24No.1418946999+
そろそろ落ちるね見てくれた「」ありがとう
次回はvsフロスベルグモン中心にしていきたいと思ってる


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