GM [大浴場]
星が輝く夜
ここはとある町にある大浴場
近場に似たような施設もなく、癒しを求めるならここ一択
多人数で入ると落ち着かないという客層向けに個室風呂まで完備
美容や傷病に効く薬湯を揃えていることで近頃人気です
湯女 [大浴場]
"そういう"サービスも質が高い
GM [大浴場]
君たちはいずれかを求めてここにやってきたのでしょう
また、君たちは当然お分かりでしょうが混浴です
入り口の混浴を示す看板は湯気かなにかで見えづらくなっていますが
混浴は常識ですし特に問題はないはずです!
エルナーラ・プリズム [大浴場]
……無人の大浴場に、眼鏡をかけた巨乳の女がしずしずと歩み入って来る。画像では裸だけど実際はタオルを胸から腰に巻いて
エルナーラ・プリズム [大浴場]
人が少ない、いや居ないことに安堵の嘆息を漏らす。なおここが混浴であることには気づいていない
そのまま真っすぐに洗い場へと向かうと、髪から身体へと湯をかけ、手早く身を清め始める
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「はぁ……先日の荒野調査任務のときの臭いがまだ取れてない気分ッス……。気のせいかもしれないけれど」 独り言ぶつぶつ
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「死臭に、死体を焼くときのあの臭いも……。最終的に蛮族どもの遺体はすべて灰に還ったのだから万々歳ではあるんスけども……死の匂いはなるべく避けたいものッスねぇ」
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「できれば……私は綺麗に死にたいものッス……」 石鹸をたっぷりつけたタオルで身体ごしごし
チルド・ヴァナイル [大浴場]
ズシンズシンとタイルを鳴らして浴場に入ってくる人間がいた
かけ湯は既に済んでいるらしく髪が濡れている
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「こんばんは!」
湯までの道に誰かいたので元気に挨拶だけして通りすがろう…として
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「ひんっ!?」 突然声がかけられ、びくっと肩をすくめる そして声のほうを向いて
「お、男の子……!? も、もしかしてここ男湯だったッスか?」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「ちがいますよ!ここは混浴です!」
間違える人いるよね、わかる
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「こ、混浴……。そうだったんスね。ならいいか……あ、あまりよくないッスけど、心構え的に……」 とはいえ幼く見える男の子ならそれほど警戒心は見せない
魔法の眼鏡にはくもり止め加工がしてあるのでエルナーラのほうからは視界は良好だが、光の反射の関係か外側から見ると常に白んで見える
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「あの、おねえさん!」
鼻をスンスンとさせ
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「な、なんスか……なんでしょうか」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「腐ったにおいがします。アンデッドを天にかえしてきたんですか?」
興味本位っぽそう
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「あ、う、あ………」 洗ってる途中の身体のにおいを嗅がれたことにまず強い羞恥心を覚え、顔を赤くしつつ言葉をつまらせるも
「………そ、そ、そう、ッス……。いや正確には違うッスね、まだアンデッドになってない、大量の蛮族や妖魔の腐乱死体に遭遇したッス」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「…?戦場からのかえりですか?」
そんなものに遭遇するなら
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「普通の冒険ッスよ。荒野に蛮族らしき影が認められたということで調査に出向いたら、奴らが調教してた動物が檻から逃げ出したところだったようで、それを討伐。アホな蛮族どもはすでに自滅して数日……って具合」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「そうでしたか!」
「わるい蛮族が減ったなら、とてもいいことをしましたね!」
ふむふむ
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「あ、でも仲間には良い蛮族もいたッスよ。行ないはとても……アレだったッスけど……」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「よい蛮族」
「そうですね、たまにいますよね…」
回想に入ろうとしたが
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「…あっ!ごめんなさい!」
「身体をあらうのの邪魔をしてしまいました!」
それに気づいて頭を下げて、慌てて湯の方に浸かりにいきます
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「こ、こちらこそ……身体を冷えさせちゃったなら申し訳ないッス……」 女性のほうもへこへこと数度頭を下げるそぶりを見せ、そして鏡のほうへと向き直り、身体を洗い始める
うなじの付近に、刺青めいて魔法円が刻まれているのが見えるだろう。ハイマンの証である
チルド・ヴァナイル [大浴場]
あ、身体に何か…魔法陣だ、書かれてる
たしかハイマン…だったかな?
珍しい
チルド・ヴァナイル [大浴場]
横目でそれを見ながら、薬湯にドボンと落ちる
急いでいたので行儀が悪い
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「…しかし。アンデッドとかそういう話を振ってくるということは、きみも冒険者ッスか?」 白い背中と大きなお尻を見せつつ、浴槽のほうは向かずに聴いてくる
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「あ、はい!」
「チルド・ヴァナイルともうします!冒険者です!」
こちらも首だけ傾けて背中に目をやりながら
外見年齢だとあまり冒険者には見えない
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「まだ子供に見えるのに冒険者なんスねぇ。私はエルナーラ・プリズム、ハルーラの神官やってるッス」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「ハルーラさまの神官さん!」
「ボクもティダンさまの神官をしております!」
同じプリーストなのが少し嬉しそう
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「ほほうー、ティダン様の神官。なら少なくとも奈落教に惑わされることはなさそうッスね……」 感心したような声
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「ハルーラさまは、イーヴさまとごきょうだいでしたね!」
縁があるね!と聖職者1レベルの知識から引っ張り出す
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「そう。なので奈落教とか魔域とか魔族とかは優先的にぶっ潰す対象ッス。たいていの冒険者はそうだろうけど……」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「奈落教」
「はい!あんな教えにまどわされたりはしません!」
ティダン教徒にとっても邪悪極まりない存在だ
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「ハルーラさまの神官さんのエルナーラさんにとっても|大敵《たいてき》ですね」
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「奈落教絶対許さないをモットーにする『対奈落教|会議《コンファレンス》』の末席に名を連ねてる身として、生きてるうちに少しでも多く奴らの泣きっツラを拝みたいものッス」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「たいならく…」
聞いたことはある
奈落教に対処する組織として高名だが…
エルナーラ・プリズム [大浴場]
ざぱっ、と全身に湯をかけて石鹸分を洗い流すと、清まった身体にタオルを巻き直して立ち上がり……
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「だいじょうぶですか?」
「戦っていると、ラーリスの声にひかれるって聞いていますが…」
毒を持って毒を制する中で、堕ちるものがいるとも聞くので心配そうに
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「湯船、失礼するッスよ。まだ匂うようなら少し我慢して欲しいッス……洗い流すのにも限界はあるものなので……」 断りつつ、湯船へと静かに足を踏み入れる。まとったタオルは湯に付く前にまた脱ぎ去って
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「戦ったあかしですから!おきになさらず!」
戦士の傷跡みたいなものだろう
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「……あー、うん。奈落教の調査のため潜入任務をすることもよくあるんで、専用の装備をいただいてるんスが……」 やや言葉を濁しつつチルド君の問いに答えて
「潜入のために狂人のなりきりに熱が入った結果、奴らの手下になりさがった例はあるようスね。恐ろしいことッスし、私はそうならないよう上司からは口酸っぱく言われてるッス」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「そうでしたか!」
気をつけてるなら大丈夫だろう!ヨシ!
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「こういう危険な装備を扱うときは、私は大丈夫、と思い込まないことが肝要ッス。とはいえ装備品を役立てないのもそれはそれで勿体ないので、謙虚さ8に大胆さ2くらいの塩梅で……」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「なるほど…さんこうになります」
アビスカースの酷いやつくらいを想定している
最終的に思考が染まる道具とは思いもよらない
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「……ふぅ。しかし広い浴槽は落ち着くッスね……」 眼鏡をとって湯船のへりに置き、湯の中で身体を伸ばす
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「はい」
真似して自分も身体を伸ばす
最近難敵との戦いがあったので身体を休めなければ
エルナーラ・プリズム [大浴場]
片方だけでも己の顔ほどもある胸の駄肉が、水面にぷかぷかと浮かんで揺れる…
チルド・ヴァナイル [大浴場]
視線が誘導されて横目でチラッと見てしまう
…慌てて何か話題を探そう
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「そうだ!たいならくきょーについて、よろしければ教えていただけませんか!」
使命の為に入るのもアリだし!
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「そうッスねー。まあメインの目的は奈落教やラーリス信仰を殲滅することッスね。とくにブルライトには南方に奴らの一大拠点があるわけッスし、あそこを攻めるのが当座の目標」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
奈落教大教会だ
その悪名は知られたもの
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「その中で編み出された技術を冒険者に伝え、代わりに冒険者に奴らへの一定の警戒心を持ってもらう……そんな感じの参加者が大半。冒険者稼業よりも会議としての活動に重きを置いてる私みたいなのは少数派ッスね」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「あ、そうだったんですね」
冒険者がそこそこ加入してるのは知ってたけど、あくまでサブなのか
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「一種の|制約《ゲッシュ》と引き換えに、神聖魔法の力を攻撃の意志に変えて放つ技は有名かもッスね」 ターンバックグレイスのこと
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「ボクもその力におせわになったことがあります」
「蛮族と|不死者《アンデッド》をたおす力を、敵をたおす力にかえられもするんですよね」
剣位反転のこと
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「よく知ってるッスね。私はその技は使えないッスけど、使い手は多いッスね」 感心
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「たまたまです!」
このレベル帯になるとついで感覚で扱う術者がいる、とは専門の術士ではない
チルドの預かり知らぬこと
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「あとは、私みたいなガチメンにしか配られない潜入用のマントがあるんスけど……使い方は難しいんスけど、適切にマナを通わせればラーリス信徒にしか使えない魔法をシミュレートできるんス」
「あくまでも模倣なんスけど、それでも使ってるとラーリスっぽい声や言葉が頭の中に響いてきて……気分は悪いッス」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「えっ!ラーリスの力を使ってだいじょうぶなんですか!?」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「だいじょうぶじゃないんじゃ…」
「せめて、ゆっくりやすみましょう」
本人は慣れているようなので背負いきれない負担ではないはずだが
ラーリスの声が聞こえるのはマズい
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「使いすぎはまずいッスよ。私はハルーラ様への帰依を強く心に持ち続けて耐えるようにしてるッスけど……」
「あと危険物なんで取り扱いも厳重に……さすがにここの更衣室に放置することもできないんで風呂場に来る前にギルドに預けてくるくらいに」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「おもったより、危ないそうびなんですね…」
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「潜入用かつ危険物なんで、このマントの存在自体もあまり大っぴらに語りたくはないんスけど。チルド君がティダン様の敬虔な信徒と見込んで、ついペラペラ話しちゃったッスね」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
ハルーラ様からお声がけを貰っている神官でも気を抜けば持っていかれるとは…
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「!そうでしたか!」
「ぜったいに他のひとには話しません!」
見込んだとの言葉に、目に見えて機嫌を良くする
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「マントだったんですね」
今度から対奈落教の人を見かけたらマントの有無を気にしてみよう
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「基本的に奈落教の連中は町中では一般人を装うだろうし、冒険者でこの力を使う人は仲間に前置きをするはずッスから……まあ、突然魔神語っぽいイントネーションで神への祈りを捧げ始めた輩がいたら警戒するくらいから始めるッス」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「きゅうに魔神語で話しだす人なんていな…!」
「……あんまりいませんよ!?」
魔神使いとか知り合いとか例外がいたな…
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「……まぁ。まだ若いチルド君みたいな子ならともかく、寿命の近い私なんかはマントの魔力に呑まれるよりも死ぬほうが先に来るッスかね~、多分」 ややうすら寒い笑みを浮かべつつ
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「……もうすぐ、死んじゃうんですか?」
ハイマンだ。メリアほどではないが寿命が短いとは知っている
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「死ぬッスね。あと5年生きれば万々歳、もしかしたら明日にでも心臓がぴたっと止まるかも知れない」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「………」
怖くないんですか、とは
聞けなかった
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「…ま、まぁ。明日死ぬかもしれないってのは冒険者全体に言えることッスから……」 唐突に重い話題を口にしたことを遅ればせに自覚し、軽く流そうとする
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「そ、そうですね…」
深掘りしても、つらいだけの話になりそうだ
流すのに乗ります
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「……チルド君。もしもの話なんスけど。もし君が24時間後に死ぬと悟った場合、なにをするッスか?」 軽く流すと言っても話題そのものを打ち切るわけじゃないぜ!
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「24時間ですか!?」
えっ明日ぁ!?
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「え、え、えーっと…!」
なんだ?死ぬ前にしたいこと…あったか?
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「……に、24時間後が無茶振りだったら、1年後とかでも……」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
お腹いっぱい食べること…違う気がする
空腹が満ちるのは良いことだが、飢餓感に押されてのことなのは否めない
チルド・ヴァナイル [大浴場]
明日死ぬならしたい事…するべき事……
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「ティダンさまと、……ボクがお世話になった孤児院のひとに…」
「お礼を、しにいきたいです」
考えに考えこんで、出てきたのは信仰と育ててくれた人々への感謝だった
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「……いい答えッスね。私の考えよりもずっと。見習いたいッス」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「…エルナーラさんは」
「どうしたんですか?」
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「私が24時間後に死ぬとしたら、そこから死ぬまでに不眠不休で、私のこれまでの経験と知識すべてを紙に書き記すッス」
「でも……チルド君くらいに人脈が広い人なら、そうやって挨拶回りをするほうが手軽に、効率的に、そしてより強く『自身の存在証明』を残せそうッスね」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「ボクですか?」
あれ、知っていたのか…
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「ん。そういう答えを出せる時点で、人付き合いが上手そうなのは見て取れるッスから。私が苦手なだけってのもあるかもッスけど……」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「こうしてボクと話せてますから、エルナーラさんがおもっているほど」
「そんなに苦手じゃないですよ、きっと」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
しかし紙に人生を残すとは
そういう望み…希望もあるんだ…
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「ありがとうッス、チルド君。でもまぁ……その……いままでずっと泥臭い稼業に明け暮れてて、陰気で非モテなのは自覚あるッスから……」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
あう、そういう反応になるか…
しかしどうしようこの空気…
チルド・ヴァナイル [大浴場]
……こうなれば、とっておきの手段を!
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「エルナーラさん!」
「エルナーラさんはとってもがんばっているので…その!」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「か…肩をおもみしましょうか!」
頑張っているご褒美だよ!と空気をなんとかしようと絞り出されたのがコレだった
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「肩を? い、いや、確かに疲労はかなーり溜まってるッスけど……」
「……ま、他に誰も見てないし、君がそうしたいっていうならお願いしていいッスかね」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「おまかせください!|ご好評《ごこーひょー》をいただいてる技です!」
明らかに配慮されている…!心の汗が流れる
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「……ふふ。やっぱり、距離の取り方のうまい冒険者ッスね。見習いたいッス」 言いつつ、湯船のなかで白い背を向ける
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「いえ!そんなことはありません!」
ガチ。なぜ空気変えで肩もみを選択するのか
チルド・ヴァナイル [大浴場]
それはそうと水を裂いて泳いでいき肩に手をかける
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「すこしずつ力をいれていきますから、痛かったらすぐにいってくださいね」
最近は自慢のパワーが限界を突破してしまった感があり、加減を間違えないように
チルド・ヴァナイル [大浴場]
事前にそう伝えて、ゆるゆると湯の中で肩をもみ込んでいく
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「あぁ~~~~………」 小さくも力強い手が両肩を掴むと、あきらかにその部位は冷えており凝っていた。その凝りはすぐにほぐれていき、気持ち良さげな声を上げる
チルド・ヴァナイル [大浴場]
なかなか凝っている
反応から今でも十分良さそうだが、パワーのギアを1段ずつあげていき
肩の筋肉全体を柔らかくせんと挑む
チルド・ヴァナイル [大浴場]
揉むだけでなく、指で押し込んでツボも狙う
こういう面でなく点での刺激も肩こりに効くのだ
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「あ♥ あ♥ あー♥」 肉付きのよいふくよかな体つき、肩甲骨付近にももっちりと脂肪が乗っており、揉み心地は良い。その下で凝り固まっていた筋肉は適切な按摩によってみるみる熱を帯びていく。エルナーラはあられもない声を上げる…若干汚くも聞こえるかも
チルド・ヴァナイル [大浴場]
ヨシ、効いている!
孤児院時代のおじいさんの声と同じだ!
チルド・ヴァナイル [大浴場]
波を作るように左右から肩をもみ上げたあと、
首の付け根から若干上に移行する
チルド・ヴァナイル [大浴場]
肩が凝るのにもいくつか理由はあるが、目が原因の場合
首のあたりを揉むことで多少凝りが軽減される…と経験則で知っていた
エルナーラ・プリズム [大浴場]
ハイマンの魔法印の刻まれたうなじを揉まれれば、やや興奮を帯び荒くなっていく吐息の往来を指先に感じられるだろう
チルド・ヴァナイル [大浴場]
眼鏡をつけていたし、目を酷使しているかも…と
吐かれる息に合わせてリズムよく
チルド・ヴァナイル [大浴場]
ハイマンの証たる魔法印
強さと寿命の天秤
…せめて少しでも癒されるといい、とマッサージを続けます
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「……普段、肩こりとかがヤバいって感じたら按摩師のとこ行くんスけど。いままでのどこよりも上手ッス…!」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「…そうですか!」
素直に嬉しい
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「…これで!」
その後に肩~首までのループを3セットほどして肩もみは完了
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「どうでしょうか?」
エルナーラ・プリズム [大浴場]
手が離れれば、濡れた白髮を乱しつつ首を大きくひねって……
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「あー……すごいッス。こんなにスムーズに回る……ゴキゴキって言わない……この感覚久しぶりッスね……♪」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「よかったです!」
「…あっ!そうだ。最後に手をおかりしてもいいですか?」
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「ん?」 笑みを浮かべたまま少年のほうに向き直り、白い右手を差し出す
チルド・ヴァナイル [大浴場]
正面から巨大なものが動き、眼前に来たのが想定外だった
エルナーラ・プリズム [大浴場]
ド近眼&乱視なのでチルド君の狼狽にも気づいていない
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「はい!えと、これを…!」
急いで片手を取り、親指の付け根を自身の指でつまみ
チルド・ヴァナイル [大浴場]
狼狽のせいであまり加減できずに、ギュウと押し込んでしまった
…ここはどこにでも効くとされるツボなのだが
チルド・ヴァナイル [大浴場]
身体が悪い状態だと、けっこう痛いのだ…!!
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「お゛おおぉーーーーッ!!?」 手のひらに走った痛みに今度は詰まった悲鳴をあげ、上体をびくんと跳ねさせる! 両の乳房がだぷんと揺れ、広い湯船に高い波を立てる
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「あわわわわ…!!」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「ごっ!ごめんなさい!!」
「力加減をまちがえましたー!!」
飛びのいて頭を湯が大きく跳ねるほとの勢いで下げて謝罪!!
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「い、いや、謝ることはないッス! これも按摩師によくやってもらってるマッサージだったし、普段もこのくらい痛むッスから!」 飛び退く少年をたしなめるように声をかけつつ
「痛いのは押した瞬間だけ、その後はじわーっと手のひらから体全体に気持ちいいのが染みてきて、いい心地ッスよ」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「そ、そうでしたか。でしたらよかったです…」
最後くらい気持ちよくなってもらいたかったがコレだ
この程度で動揺するとは、英雄どころか良い大人にもほど遠い…!
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「こういうマッサージって自分じゃ無意識に手加減しちゃったりして効果薄いッスから、やっぱ他人にやってもらうのが大事なんスね。とくに男の人の力でやってもらうってのは……」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「さきほどのツボは自分でも押せますが、だれかに押してもらったほうがいい」
「…って言われたことがあります」
のでわかるよ!します
相手は老人だったけど…
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「ありがとうッスよ、チルド君。これでまた明日からハードな活動スケジュール組めそうッス」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「…そうですか!」
エルナーラさんの短い人生に、少しでも良い経験が残せたのならよかった
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「ティダンさまが、エルナーラさんを照らしてくださいますように」
最後にお祈りもしておこう
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「ふふ。ハルーラさまとティダンさまの加護を得られれば、奈落教なんて怖くもなんともないッスね」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「もちろんです!」
ティダンさまも、ハルーラさまも
奈落なんかに絶対負けたりはしない!
エルナーラ・プリズム [大浴場]
「…んじゃ、私はそろそろ上がるッス。明日までに準備しておきたいこともあるし。冒険で一緒することもあるかもッスけど、そのときもよろしくね?」
チルド・ヴァナイル [大浴場]
「はい!その時はまた!」
「ご縁がありましたら、ぜひ!」
そうしてエルナーラさんを手を振って見送りましょう
エルナーラ・プリズム [大浴場]
眼鏡を掛け直し、タオルを身体に巻き直すと、そのまま浴場を去っていった。来た時よりはあきらかに軽い足取り。風呂とマッサージの疲労回復効果は魔法にもまさるものだ
チルド・ヴァナイル [大浴場]
彼女が去ったあと、一人ゆっくりと浴場を楽しむのだった
GM [大浴場]
そうして大浴場は健全も不健全も飲み込んで、閉館時間まで稼働したのだった…