二次元裏@ふたば

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710996 B26/02/22(日)15:45:10No.1404447850そうだねx8 17:25頃消えます
ブブ、とスマホが震えたのを感じて取り出すと、立希ちゃんからメッセージが来ていた。
『学校で楽奈が見つからない。遅れる』
またか、とすら思わない。立希ちゃんはこりもせずよく熱心に探せるなとすら思う。
何処に行ったのか、気にはなるけど私は探したりはしない。
あの子はきっと気が向いたら勝手気ままに来るだろうから。
──それにしても、どうして今日に限って。
放課後、一人RiNGへ向かっていた私は、途中にあるコンビニへ足先を変えた。
遅れるなら、多少寄り道してもいいだろう。RiNG併設のカフェで待っていてもいいけれど、どうにも気が乗らなかった。
まだ肌寒い外から、温かい店内へ。自然とホットドリンクのコーナーへ向かう。
ふと、視界の端に映ったものに気を引かれた。
視線を向けた先は、コンビニスイーツがまばらに並ぶ冷蔵商品棚。
プラパッケージの中で、ピンク色の丸いなにかが並んでいる。一際大きな丸と、その上に並ぶ小さな四つの丸。
すぐ下のポップには、『2/22は猫の日!』というプレートを持った猫のイラストといっしょに、商品の簡単な宣伝文句が書かれていた。
『肉球をイメージしたピンクのお団子をトッピングにゃ!』
126/02/22(日)15:45:42No.1404448062+
言われてみれば肉球に見えてくる。
3層のムースの上にピンク色のお団子が肉球を模して並ぶ、小さなパフェ。
猫の日にちなんだ期間限定スイーツらしい。
あまりこういったものは食べない。それに私はただ飲み物を買いに来ただけ。
「ありがとうございました〜」
だと言うのに、コンビニを出た私の手には小さなレジ袋がぶら下がっていた。
中にあるのは、もちろんさっきのパフェ。
どうして買ってしまったんだろう。
少しの後悔を振り払おうと、今度こそまっすぐにRiNGへと向かう。
5分ほど歩いて到着したRiNGのロビーには、私以外まだ誰も来ていないようだった。
仕方がないからベンチに座って待つことにする。
空いている隣に買ったパフェを置く。
レジ袋から取り出してもやっぱり食べる気は起きない。どうしようか。
「食べないの?」
226/02/22(日)15:46:00No.1404448177+
小さく、けれどはっきりと聞こえる声。
私のすぐそばに、いつの間にか楽奈ちゃんが立っていた。
驚いてあげそうになった声は飲み込んで、なにを考えているのか分からない彼女の顔を見る。
「……楽奈ちゃんもう来てたんだ、立希ちゃんが探してたよ?」
「そう」
「連絡してあげたら?」
楽奈ちゃんは答えなかった。
左右の色が違う瞳は、もう私の方を向いていなかった。
その視線は私の隣、置かれたパフェへまっすぐに注がれていた。
「はぁ……食べていいよ」
「…!」
楽奈ちゃんは私の隣に座ると、ありがとうも言わず食べだした。
私はスマホで立希ちゃんへメッセージを送る。
『楽奈ちゃん、RiNGに来てたよ』
すぐに付いた既読。『今から向かう』とだけ返ってくる。
326/02/22(日)15:46:28No.1404448333+
画面の向こうで、眉を吊り上げた立希ちゃんの顔が浮かんだ。
「うまい」
綻ぶように笑った。抹茶は入っていないけど、とりあえず気に入ったらしい。
とは言え、このあと皆でケーキを食べること、楽奈ちゃんは分かっているのだろうか。
分かっていようがいまいが、目の前の欲求に素直なのがらしいけれど。
小さく息を零す。
「どうして今日は早く来たの?」
「?」
スプーンを加えたまま、きょとんとした瞳が私を見つめてくる。
なぜそんなことを聞くのか分からないという顔。本当に、猫相手に話しかけているような気分になる。
「誕生日だから。ケーキ、食べる」
「言っておくけど、早く来ても早く食べれるわけじゃないよ」
「なんで?」
「なんでも」
立希ちゃんを置いて、楽奈ちゃんが一人で来た理由……まあ、そんなとこだろうと思った。
426/02/22(日)15:46:44No.1404448436+
誕生日だと言うのに何処かへ行かれるよりはマシだけれど、やっぱり楽奈ちゃんは楽奈ちゃんだ。
諦めにも似た気持ちの私へ、楽奈ちゃんが頭を小さく横に振った。
「でも今はいい」
「そう、我慢できるんだ?」
私が持ってきたパフェでお腹が膨れたのだろうか。
それとも、今日は気分じゃないのか。体調は問題なさそうだけど。
色んなことが咄嗟に浮かぶ。
それよりも…どうして私はドキリとしたんだろう。
楽奈ちゃんは勝手気ままで、したいことが最優先で、だからいつも立希ちゃんが怒って。
それを私は冷めたような気持ちで見ていた。そのはずなのに。
「うまいパフェ、そよがくれたから」
「え…?」
「みんなが来たら、ケーキ食べる」
「…そっか」
「ん」
526/02/22(日)15:47:05No.1404448560+
小さなパフェだったから、楽奈ちゃんはすぐに食べ終わってしまった。
空いた容器を私はレジ袋に戻して片付ける。
楽奈ちゃんは私の隣りに座ったまま、ぷらぷらと足を揺らしていた。
私は楽奈ちゃんに少しだけ笑いかけた。
「ね、楽奈ちゃん。私がパフェをあげたこと、みんなには内緒にしてて」
「なんで?」
「なんでも」
私が気まぐれで買ったコンビニスイーツでそこまで喜んでくれるとは思わなかった。
早くケーキを食べたくてRiNGに来ていた楽奈ちゃんが、もう少し我慢してもいいと思えるほどに。
みんなで選んだケーキやプレゼントを渡す前に、なんだかズルをしてしまった気がした。
「あっ! そよりんと楽奈ちゃんみっけ〜。りっきーは?」
「えと…遅くなって…」
「まだ約束の時間前だって。ともりん、セーフだよセーフ!」
「ぉ…」
RiNGに着いた燈ちゃんと愛音ちゃんが手を振りながら私たちに近づいてくる。
626/02/22(日)15:47:17No.1404448639+
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長崎そよ惨たらしく死ね!
726/02/22(日)15:47:28No.1404448713+
私は咄嗟に、空の容器が入ったレジ袋を鞄の中に仕舞った。早く捨ててこればよかった。
澄ました顔を作って、愛音ちゃんに事情を説明する。
「立希ちゃん、楽奈ちゃんと行き違いになったみたい。もうすぐ来ると思うよ」
「マジか〜…楽奈ちゃん、待てそう?」
「なにが?」
「だって今日ライブ無いし、りっきー来てないし。ケーキまだ〜?ってならない?」
楽奈ちゃんが堪えきれないのを心配しているなら、どうして遠慮なく聞くんだろう。
口に出してしまって余計煽っていること、愛音ちゃんはきっと自覚していない。
「だいじょぶ。りっきーが来てからで、いい」
「うそっ、どうしちゃったの?」
「ひみつ」
「え〜!? ともりん今の聞いた!?」
「う、うん……」
826/02/22(日)15:47:55No.1404448859+
私は隣に座る楽奈ちゃんを横目で見る。
楽奈ちゃんは、ふふん、と小さく笑って見せた。
心配するな、と言ってくれてるように見えた。
「そよが内緒だって」
「楽奈ちゃん!?」
違ったらしい。
926/02/22(日)15:48:26No.1404449018+
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長崎そよ強姦殺人されてほしい
死体は公園のゴミ箱で
1026/02/22(日)15:51:49No.1404450055+
いいじゃん
ガルパのやつか
1126/02/22(日)15:52:48No.1404450348+
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長崎そよ殺す
惨たらしく殺す
1226/02/22(日)15:56:17No.1404451383+
なんだかんだ優しいそよりんいい…
1326/02/22(日)16:04:20No.1404453581そうだねx4
表も裏もある。
それでも優しい女の子。
1426/02/22(日)16:10:23No.1404455198+
良い距離感だ
1526/02/22(日)16:17:49No.1404457254+
やさしいせかい
1626/02/22(日)16:18:04No.1404457316+
なかよし😸
1726/02/22(日)17:13:39No.1404473935+
バースデーキャッツ!


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