20:22:GM:ログをクリアしました
20:22:GM:〈黒の猪号〉2~3車両目は仕事の予定の無い冒険者の、憩いの場になっています。
食事を取ることが出来る他、ビリヤード等のゲーム、また特殊なマナカメラで撮った映像を映し出すマナテレビというものもあるようです。

20:22:GM:マナテレビにはキングスフォールの街並みが映されている。雪が積もっている。
01:32:リリィ・サキナ:「ふぁぁ……あー、寝ちゃってた」
01:33:リリィ・サキナ:口元を手で押さえながらあくびをかみ殺す女。聖職者であることは装いから明らかだが、その衣装には珍妙な改造が施されている。
01:34:リリィ・サキナ:「人少ないな~、こんなものなのかな?」
01:35:リリィ・サキナ:マナテレビにはキングスフォールの街並みが映っている。雪が積もっていた。椅子に腰かけて画面を見つめる。
01:36:リリィ・サキナ:一人の時間というものはいいものだ。それがたとえどうしようもなく心に肌寒い風を吹き込ませるとしても。
01:36:ヴァレンシア・ルーラル:「おはようございます、リリィさん」
その隣で────いつの間にやらいたようだ。元々いたのかもしれない。

01:37:リリィ・サキナ:雪も嫌いではない。心身と降り積もる雪は静寂を突き刺し、暗闇にもみた一面の銀世界が心に焼き付けられるのだ……
01:37:リリィ・サキナ:「うわっ!?」
01:37:リリィ・サキナ:「えっちょ、い、いつのまに……!?」
01:37:ヴァレンシア・ルーラル:「?」
「ああ、リリィさんが寝ている最中に私もここに」 (編集済)

01:38:リリィ・サキナ:「うへぇ~油断したなぁ~も~」
01:38:ヴァレンシア・ルーラル:「油断……?ここには居眠りしても問題ないスペースだと聞き及んでいますが」
01:39:リリィ・サキナ:「何でもないない、こっちのハナシ~」
01:39:リリィ・サキナ:「ヴァレンシアちゃんとこんなところで会うとは思わなかったからさ~」
01:40:ヴァレンシア・ルーラル:「そうでしょうか?まあ、そうかもしれませんね。私は放浪の身で、リリィさんは拠点……というか働いている場所がある身ですし」
01:40:リリィ・サキナ:「まぁ私も似たようなものではあるけどねぇ。一応拠点置いてるだけで遠出はするし」
01:41:リリィ・サキナ:「ヴァレンシアちゃんは何で旅してるんだっけ? 聞いたっけ?」
01:41:ヴァレンシア・ルーラル:「お話していなかったかと」
01:41:ヴァレンシア・ルーラル:「家族に、ノスフェラトゥに襲われた過去を持つ人がいまして」
01:41:リリィ・サキナ:「ふんふん」
01:42:ヴァレンシア・ルーラル:「復讐ですね。家族を害した本人はもう殺されているらしいのですが」
01:42:リリィ・サキナ:「ん? うん」
01:43:ヴァレンシア・ルーラル:「?」
「どこかおかしいところがあったでしょうか」

01:43:リリィ・サキナ:「やった当人はもういないんだよね?」
01:43:ヴァレンシア・ルーラル:「そうですね」
01:43:リリィ・サキナ:「で、復讐」
01:43:ヴァレンシア・ルーラル:「はい」
01:43:リリィ・サキナ:「個人じゃなくて種族に?」
01:43:ヴァレンシア・ルーラル:「はい」
01:44:リリィ・サキナ:「……ふーん?」
01:44:ヴァレンシア・ルーラル:「?」
01:45:リリィ・サキナ:リリィの瞳がかすかに、しかし確かに。緩やかに、細められた。
01:45:ヴァレンシア・ルーラル:リリィさんを見ているから、その様子は当然捉えている。
01:46:リリィ・サキナ:そこにはいつも、陽気で友好的で好意に塗れた感情の色が浮かんでいるが、今日のそれは異なる。
01:47:リリィ・サキナ:懐疑、疑心、不審、嫌悪、軽蔑、それらを……ほんの少しずつつまんで、水に溶かしたような。
01:47:リリィ・サキナ:ぱちり、と。瞬きをした次の瞬間には消えてしまったけれど。
01:48:リリィ・サキナ:「まぁまぁ、蛮族もアンデッドも人族の敵だからね~」 (編集済)
01:48:ヴァレンシア・ルーラル:「……?」
複雑な、その感情を一瞬では把握しきれず。

01:48:ヴァレンシア・ルーラル:「ええ、その通りです」
01:49:リリィ・サキナ:「人族の平和を守るため、敵を狩り続ける道を選んだんだね~」
01:49:ヴァレンシア・ルーラル:「いえ、違います、それは」
01:49:ヴァレンシア・ルーラル:「そのような立派な志ではありません」
01:49:ヴァレンシア・ルーラル:「許せない。私が。それだけです」
01:51:リリィ・サキナ:「家族を害されたから?」
01:51:ヴァレンシア・ルーラル:「そうです」
01:51:リリィ・サキナ:「一匹残らず?」
01:51:ヴァレンシア・ルーラル:「できることなら。不可能でしょうけどね」
01:52:リリィ・サキナ:「別に~? できるかどうかは問題じゃないでしょ」
01:52:リリィ・サキナ:僅かに首を傾けながら、けらけらと笑う。
01:52:ヴァレンシア・ルーラル:「そう、ですね、それは間違いないです」
01:53:ヴァレンシア・ルーラル:「そういう、気持ちで挑んでいます」
01:53:リリィ・サキナ:まだ表層だな~、これ。多分根深い問題がこの殻の中にあるんだろうけど~
01:53:リリィ・サキナ:まだまだ踏み込むには早いかな~~?
01:54:リリィ・サキナ:「じゃ、今日もノスフェラトゥの噂を聞きつけて討伐に出てたところだったり~?」
01:54:ヴァレンシア・ルーラル:「いえ、それを為すには力が全く足りていないので。修行中です」
01:56:リリィ・サキナ:「大変そうだもんね~、一匹刺し違えてでも倒せばお終いってわけじゃないだろうし~」
01:56:ヴァレンシア・ルーラル:「ええ、長い永い旅路になるかと」 (編集済)
01:56:リリィ・サキナ:「ま、でも安心したかな?」
01:57:ヴァレンシア・ルーラル:「安心、ですか」
01:57:リリィ・サキナ:「持続可能な復讐でしょ? 自暴自棄で捨て身でやるんだったら流石にね~」
01:58:リリィ・サキナ:「どこかの誰かさんが行き倒れのアルヴにしたみたいなことしなきゃいけないしさ~」
01:58:ヴァレンシア・ルーラル:「あはは、出来ればしましたけどね」
01:59:ヴァレンシア・ルーラル:「そちらの才能がないので」
02:00:リリィ・サキナ:「才能って言っていいのかは疑問だけどね、聖職者としても人族としても自殺紛いの真似してる人見たらほっとくわけにもいかないしさ~」
02:02:リリィ・サキナ:「私はそんな大層な、命かけるほどの目標があるわけじゃないからね。尊敬と、ちょっぴり恐怖も感じちゃったりするのでした~」
02:02:ヴァレンシア・ルーラル:「……怖い、ですか」
02:02:ヴァレンシア・ルーラル:それは少し悲しいかな。しゅんとする。少しだけ。
02:03:リリィ・サキナ:「だって死ぬのは怖いでしょ」
02:05:ヴァレンシア・ルーラル:「それは……そうですが」
02:05:リリィ・サキナ:「痛いのはいやだし、死ぬのも嫌。手段として必要な方法ではあるけど、だからって負けたり死ぬつもりでやる気にはなれないかな~」
02:05:リリィ・サキナ:「憎い相手がいたからって、殺されるかもしれないと思ってでも殺してやろうとまでは思えないかも」 (編集済)
02:06:ヴァレンシア・ルーラル:「……健全だと、思います。その方が」
02:06:リリィ・サキナ:「ヴァレンシアちゃんは?」
02:08:ヴァレンシア・ルーラル:「不健全ですよ、全く。怒りを抑えることが出来ずにこうしているんですから」
02:08:リリィ・サキナ:「自覚あるタイプ~~」
02:09:ヴァレンシア・ルーラル:「ずっとずっと。この炎が燃え尽きることはないのでしょう」
02:10:ヴァレンシア・ルーラル:「それでいいと思っています」
02:12:リリィ・サキナ:返事もなく、じいっと見つめる。沈黙を挟んで……
02:12:リリィ・サキナ:「迷ったりしない?」
02:13:ヴァレンシア・ルーラル:「迷う?何にでしょうか」
02:13:リリィ・サキナ:「ノスフェラトゥを倒すことにじゃないよ。それ以外のことに」
02:14:ヴァレンシア・ルーラル:「と、言いますと……」
02:14:リリィ・サキナ:「諦め切れないし忘れられないし最後にはそうするんだろうってのは、言葉の節々から感じ取れるし」
02:14:リリィ・サキナ:「ただそれだけでずっと生きてくのも疲れるんじゃないかな~って」
02:15:ヴァレンシア・ルーラル:「かも、しれませんね」
02:15:リリィ・サキナ:「ま、別に説教臭い話したいわけじゃないんだよね」
02:16:リリィ・サキナ:「息抜きはたまにはしてね~って感じで受け取っておいてくれたら嬉しいかな!」
02:16:ヴァレンシア・ルーラル:「ありがとうございます」
ふっと笑って。

02:16:ヴァレンシア・ルーラル:でも息抜きって何をすればいいんでしょうね?
02:17:ヴァレンシア・ルーラル:分からないなあ。と思案に入る。
02:17:リリィ・サキナ:「ところでヴァレンシアちゃん、昨日何食べた?」
02:17:ヴァレンシア・ルーラル:「昨日……?」
02:17:ヴァレンシア・ルーラル:「お野菜とパンです、いつも食べてますので」
02:18:リリィ・サキナ:「楽しかった?」
02:18:ヴァレンシア・ルーラル:「いえ、とくには……」
02:18:リリィ・サキナ:じっとりとした視線を向ける。明らかに作った表情ではあるが、非難がましい顔だった。 (編集済)
02:19:ヴァレンシア・ルーラル:「えっと……」
責められているのは分かる、なぜかはわからない

02:19:リリィ・サキナ:「よくないよヴァレンシアちゃん!」
02:19:リリィ・サキナ:「よくないよ!」二回言った。
02:20:ヴァレンシア・ルーラル:「え、でも栄養は摂れていますよ」
02:20:ヴァレンシア・ルーラル:「好き嫌いも私してません」
02:21:リリィ・サキナ:「私は今そんなカタブツの司祭みたいな話してないの」
02:21:ヴァレンシア・ルーラル:「え、では何故」
02:22:リリィ・サキナ:「他人と食卓を囲んで楽しく美味しくすることが食事には重要だから……っ!!」
02:22:ヴァレンシア・ルーラル:「でも私基本的に一人ですし」
02:22:リリィ・サキナ:「でもじゃない」理不尽
02:23:ヴァレンシア・ルーラル:「ええ……」
02:23:リリィ・サキナ:「ヴァレンシアちゃん……」
02:23:リリィ・サキナ:「ナンパ、しなさい」
02:24:ヴァレンシア・ルーラル:「ええ……?」
02:24:リリィ・サキナ:「別に誰でもいいから適当に声かけて仲良くなって友達でも顔見知りでも作りなさいと言っています」
02:24:ヴァレンシア・ルーラル:「友達ならリリィさんが……」
02:25:リリィ・サキナ:「でもずっと私の傍にいるわけじゃないじゃん」
02:25:ヴァレンシア・ルーラル:「まあ、それはそうですけど。でもそれはリリィさんにバードパス亭のお仕事があるからですし」
02:26:リリィ・サキナ:「じゃあ他の場所でもいろんな人と仲良くなるしかないじゃん」
02:26:ヴァレンシア・ルーラル:「しかないとは……?」
02:26:ヴァレンシア・ルーラル:「あ、でも最近クリムさん。というお方と知り合いましたよ」
02:26:リリィ・サキナ:「しかないじゃん」二回言った。特に意味がない部分を。
02:26:リリィ・サキナ:「あ、そうなんだ? へ~どんな子?」
02:27:ヴァレンシア・ルーラル:「レプラカーンの中でもとくに小さい方でしたね」
02:27:ヴァレンシア・ルーラル:「ヒューレ様。という別大陸の神の信徒の方です。刀鍛冶でもあるようで」
02:28:リリィ・サキナ:「へぇ~、刀鍛冶の。レプラカーンで……鍛冶師? ってあんまり想像つかないけど」
02:30:ヴァレンシア・ルーラル:「それはちょっと不思議かもですね」
02:32:リリィ・サキナ:「知り合って仲良くなれた~?」
02:33:ヴァレンシア・ルーラル:「はい。そう思います」
02:33:リリィ・サキナ:「街で会ったら声をかける?」
02:34:ヴァレンシア・ルーラル:「お久しぶりです。お食事でも一緒にどうですか」
「でしょうか」

02:34:リリィ・サキナ:「いいじゃ~~ん!」
02:34:ヴァレンシア・ルーラル:「はあ…」
02:34:リリィ・サキナ:「全然ちゃんとできるじゃん、楽しくそのままご飯食べればいいよ……!」
02:34:リリィ・サキナ:「もっと一杯知り合い作ろうね~~」
02:34:ヴァレンシア・ルーラル:「えと……頑張ります」
02:35:リリィ・サキナ:「がんばりたまえ~」
02:35:ヴァレンシア・ルーラル:「リリィさん」
02:35:リリィ・サキナ:「ん?」
02:35:ヴァレンシア・ルーラル:「あの、一緒にお食事、どうですか?」
02:36:リリィ・サキナ:「その言葉が聞きたかった……」
02:37:リリィ・サキナ:「ちょっといいご飯食べよ! それで他の知り合いに自慢できるような楽しい時間にするの」
02:37:リリィ・サキナ:「私のことお友達だって紹介してくれてもいいよ~」
02:37:リリィ・サキナ:へらへら笑いながらヴァレンシアの手を勝手に取って引っぱっていく (編集済)
02:37:ヴァレンシア・ルーラル:「それはもう、当然。機会があれば」
02:37:ヴァレンシア・ルーラル:引っ張られるままについていく。
02:42:リリィ・サキナ:そして食堂に行き普段の倍くらいする食事を恃んでついでに避けも進めたりして断られたりしたのでありましたとさ。
02:42:リリィ・サキナ:どっとはらい。