流石にこの湿度と気温は死が見えるので、涙を呑んでつけたクーラーは汗で濡れた身には肌寒い。けれども適切な温度もわからないままに、ひんやりと感じるお互いの体温を分け与えていった。 「んぅ…重いよ…」 「適正体重です。デリカシーないですね」 りんねの身体の上に長閑が覆い被さり、体重で圧すように素肌を密着させる。二人の間には汗の水分のみしかないが、それを潤滑として上下に、左右に体を揺すった。 「っあ…は…」 その滑りに何かが引っ掛かると、仰向けの体勢のりんねは小さくて声を漏らした。彼女の豊かな柔肉と、質量は劣るがきめ細かい肌に包まれた長閑のそれが密着し、スライムのように柔軟に形を変えていく。 一点、いや二点。柔らかな肉の中に固くなったもの同士が擦れ合うと、甘く電気が胸の奥へと走っていく。 「りんねさんはここが広いんですね」 「ちょ、気にしてるんだから言わないでって…んんっ」 「お返しです」 お互いの胸を離してから、長閑の突起が指でそうするようにりんねの胸の白と桃の境界線をなぞっていくと、その頂点が固さを増して主張する。 長閑の乳首もまた一層朱を強めて膨れ上がり、刺激への陶酔を明らかとしていた。 「待って!ほんと今、無理だから…」 「こうされたいのでは?ほら」 秘裂の中に押し入った長閑の指先は細く長くすべやかで、まだ男を知らず狭苦しいりんねの乙女の中に速やかに侵入を果たした。 侵入物が中で蠢く感触は内臓を蛇に触られるようで、その異物感にびくりと身を震わせると、背後から長閑が胸を寄せてくる。 上気した彼女こ肌の生温かさ、耳元をくすぐる吐息はりんねをあやすようでいて、 「我慢しないでください―――それとも、我慢して出すのが好きですか?」 言葉の端の冷たさが熱い耳を舐めると、長閑は唐突に中に忍ばせた指を動かした。 「あっ!あっあっあっ…ダメダメだめ…!」 甲高い悲鳴をあげたが、抵抗は弱く絡みつく脚を解けない。 内臓を掻き回される不快と恐怖が、ある一点を掻かれると激しい電気に脳を痺れさせて、 限界、出ちゃう。 「早く、早く……イってください」 「あ゛っ あ゛ーーーっ!!あ゛ぁぁぁ!!」 破裂した。雌膣から走った刺激が背筋を貫き、脳の奥から真っ白に弾けていく。そして、制御を失った弛緩が決壊を招いた。 尿道から熱い液体がジャッ、ジャッと断続的に迸り、呆気ない絶頂の証が布団を濡らした。