コンセプション・コード デジモンの内部領域に侵入、特定のプログラムを改変することにより、雌性を示すデジモンが人間の遺伝子を取り込んだデジタマを生成可能にする自己進化型マルウェア。 生成されたデジタマはそのまま体外に排出され一定期間後に子供が生まれる場合と、一定期間体内で育成されてから子供が産まれてくる場合に分けられる。 デジモンを標的とした一般的なマルウェアとは違い、直接・間接的な接触での感染以外に、進化時のデータ更新の際に紛れ込むことによってデータを改変することができる。 無性別や雌性を示していないデジモンにも感染し、キャリアとして拡散の足掛かりとするものの、その場合はデジモン本体には影響を与えない。 しかし、進化等で雌性を持った場合は、問題なくこのマルウェアが効果を発揮する。 デジモンという種のあり方を変えかねない危険な物であり、その存在を歓迎しない者からは皮肉混じりにLove Bugと、 過去に流行したコンピューターウイルスから取った名称で呼ばれることもある。 一方、その存在を歓迎する者も少なからずおり、テイマー間でも真っ向から意見が対立している。 ブラックボックス化されたコードで動作している上、開発者であるリチャード・K・ヘイズが既に死亡しているため、詳細な仕様についても不明な点が多い。未知のバグの可能性などもあり、危険性は高い。 判明している情報としては上記の他、常に自身のコードを発展させ続ける自己進化機能を持つため、ワクチンソフトによる防御は非常に難しいという点程度である。 2030年代前半の時期にはネット上に存在するレトロウイルスの研究データを取り込み、人間にも感染するよう変異した。 その結果、人間の卵子に作用し、雄性を示すデジモンが放出したコアデータを取り込み、 胎児またはデジタマを生成することも可能にするウイルスへと自己進化を遂げている。 ─────────Hayes Labの残骸から発見されたデータ───────── experiment-94 デジタマの生成を利用した繁殖理論 デジモンは死亡時にデジタマを残す場合がある。 それは記憶領域など一部のデータを除き、生前のデータを引き継いだものとなる。 ここの生成プロセスに侵入、人間の精子に含まれる遺伝子のデータを意図的に混入させる事により、人間とデジモンとの間に子供を作る。 これにはデジコアをハックし、デジタマの生成を行うプログラムを書き換え、死亡時の他、 人間の精子がデジコアに触れた際にもそのデータを取り込んでデジタマを作れるようにすればいい。 私はこの理論に基づいてデジコアにアクセスした。 しかし、デジタマの生成プログラムの改変には失敗した。 どうやら何者かがプログラムにロックをかけているらしい。 一体誰が?イグドラシルか?ホメオスタシスか? 手を尽くしたが、root権限でもないとこれの解除は不可能らしい。 失敗だ。新たな理論を考えないと。 驚いた!! 先ほどデジコアにかかっていたロックの解除に成功した! 何故だ?特権昇格には相変わらず失敗したままだ。 それどころか、デジタマ生成プログラムに容易に私の理論に基づいた人間との子供を作るシステムを挿入できた! 進化先を共有するデジモンの習性を利用して拡散するよう設定したから、これで全てのデジモンが人間と番うことができるようになる!!私は歴史を変えたんだ!!!