二次元裏@ふたば

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176220 B26/01/31(土)22:53:30No.1397679865そうだねx1 00:14頃消えます
ピンポーン。
朝、ドアのチャイムが鳴る。

「ゼファー? わざわざこっちまで迎えに来てくれたのか?」
「えぇ……せっかくの、お出かけなのですから……」
私服のゼファーが頬を染めてにこりと笑う。
今日は休日。ゼファーと出かける予定を立てていたのだが、待ち合わせの時間までにはまだ時間があった。どうやら待ちきれなかったようだ。

「ごめん、ちょっと待っていてくれ。今すぐ出かける準備するから」
「ゆっくりで、大丈夫ですよ……私、待っていますから、ええ……」
とりあえずゼファーを玄関に上げ、少しの間待ってもらうことにした。そうして、俺は急いで支度を済ませる、のだが――。

……ああ、最初に彼女の顔を見て気付けば良かった。いや、或いは彼女の喋り方に違和感を持つべきだった。
「……ゼファー……!? ゼファー……っ!!」
……支度を済ませ玄関へ戻った時、ゼファーは――玄関の床に、倒れ伏していたのだった。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
126/01/31(土)22:55:55No.1397680693+
――――
「…………ぅ、ん……?」「……ゼファー……?」
「……ぁ、れ……? わたしは……いったい……?」
ベッドからかすかな声がして、振り返る。ぼんやりとしたまなこを開けて、ゼファーが目を覚ましていた。
「ここ、は……トレーナーさんの、お部屋……?」
「ああ。……びっくりしたよ、君が倒れているのを見つけた時は」
「ぇ……? ぁ……そう、ですか……私は、気を失って……」
時はもう昼前。ベッドに彼女を寝かせてから、数時間は経っていた。きっと、水分も足りていないだろう。俺は先程買ってきたスポーツドリンクを持って彼女に近づく。

「ほら、まずは水分補給だ。起き上がれるか?」
「ぁ、……ありがとう、ございます」
そっと彼女を支えながら、スポーツドリンクを渡してやる。きゅっ、こく。とゼファーはスポーツドリンクを飲んで、それからほっと息をつく。
「……39.6℃。駄目じゃないか、ゼファー。具合が悪いなら、無理しちゃ……」
「ああ……熱が、あったのですね……? ……やはり」
「……自分でも、分かってたんだな。どうして俺に言わなかったんだ……?」
226/01/31(土)22:58:04No.1397681471+
「……せっかくの、トレーナーさんとのお出かけだったので……楽しみに、していたので……」
しゅん、と。ゼファーが目を伏せる。……お出かけを楽しみにしてくれていたのは、嬉しい。けれど、それで無理をして欲しくはなかった。

「はぁ……」
「……ごめんなさい、ご迷惑を、おかけして……」
「いや、良いんだ。……ゼファー、身体の方はどうだ?」
「えっと、その……頭がぼーっとして、……それからあまり、力がはいりません」
「そう、か。じゃあもう少しここで休んでいてくれ」
「……! い、いえ……これ以上トレーナーさんにご迷惑をおかけするワケには……」
無理矢理にも起き上がろうとするゼファーを、そっと制止する。

「ゼファー、無理をするな。……大丈夫、俺は気にしてないから。それよりも、ゼファーにつらい思いをさせたくない。だからもう少し、ここで休んでいてくれ」
「……そう、ですか……」
「ある程度回復したら、病院に連れていくから」
「……はい。申し訳ございません、何から何まで……」
326/01/31(土)23:00:14No.1397682229+
気落ちするゼファーの頭をそっと撫でて、それからそっとベッドに戻してやる。

ゼファーをベッドに寝かせ、彼女に気遣いつつ様子を見守りつつ、ゆっくりしていると。不意にゼファーが口を開く。
「……こうしていると、小さい頃を、思い出してしまいます……」
「確か、身体が弱かったんだっけ」
「ええ……小さい頃の私は、病弱で……いつもベッドで横になっていました。両親は私の為にいつも付きっきりで、自然豊かな静かな場所で私を療養させてくれました。……こうしていると、その時のことを思い出してしまいます」
きっと、あまり良い思い出という訳ではないのだろう。心細げにそう呟くゼファーに、俺はそっと近づき屈んで横になっている彼女と目線を合わせる。
「……今日は、俺がゼファーの隣に居るから。だから、大丈夫」
「…………そう、ですか。……それは、……ふふ。心強いです」
彼女の口元がふんわりとほころぶ。そんな彼女の頬をそっと撫でると、ゼファーは目をつむって心地よさそうに撫でられていた。

「ん、……あったかいです。トレーナーさんはやはり……凱風のようなお方。とっても優しくて、ふふ……」
「君の為なら、これくらい」
426/01/31(土)23:03:11No.1397683332+
「ええ、だから……あたたかいのです。ああでも……今のトレーナーさんの手はひんやりしていて……気持ちいいです」
彼女の火照った頬に比べれば、人間の人肌くらいの体温の手は冷たく感じるのだろう。それが気持ちが良いのなら、いくらでも。そう思って、彼女の頬をそっと、ずっと、撫でる。

「……ああ、いけませんね。トレーナーさんにご迷惑をかけているというのに、……こうしてくれているのが、この時間が、心地良くて……ずっと、こうしていたいと、そう思ってしまって」
「……そうか。それは良かった、好きなだけそうしてくれて構わないから」
「……そう、ですか。ええ、では……」
そう言って、ヤマニンゼファーは手に頬を預けて、リラックスしているように目を閉じてこの時間を堪能しているようだった。

「……トレーナーさん……♪」
「……? どうかしたか?」
「ありがとう、ございます……♪」
「……ああ」
そうして、俺とゼファーは、ゆっくりと、ゆったりと……寄り添って、安らかな時間を二人で過ごしたのだった。
526/01/31(土)23:05:23No.1397684162+
おわり
熱出た時のウマ娘って特に体温高いんだろうな
体調が悪いときのゼファーは風語が少なくなるイメージ
626/01/31(土)23:16:30No.1397688486+
体調悪いのに待ちきれず来ちゃうのかわいい
726/01/31(土)23:20:59No.1397690249+
風エミュ控えめでも普通にいけるな…
826/01/31(土)23:24:07No.1397691449+
いい…これはいいものだ…
926/01/31(土)23:25:17No.1397691879+
ゼファーとゆったりイチャイチャしたい
1026/01/31(土)23:40:08No.1397697151+
ゼファーの寝顔はすごく綺麗だと思う
眺めながら撫でてあげたい
1126/01/31(土)23:48:57No.1397700459+
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こいつ生きてたんだ
1226/01/31(土)23:54:23No.1397702570+
トレーナーに撫でられてリラックスしてるのいいよね
1326/02/01(日)00:04:16No.1397706228+
ウマ娘のほっぺはあったかくて柔らかいんだろうなあ
1426/02/01(日)00:10:45No.1397708629+
本当に男女が物理的にベタベタするスクばかり書いてるのな


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