| … | 926/01/12(月)07:25:45No.1391719755そうだねx4「──すみれ。可可は知ってマス。成人の日というのは、日本では大人になったお祝いをする日だと」 私の同居人兼恋人は、ベッドの上で真っ赤な顔をして言った。その姿に私は思わずごくりと唾を飲み込む。……けれど。 「いや、大人っていうのは年齢的な話で、私たちはまだ──」「このバカグソクムシ!可可は、その……すみれと一緒に、大人に……」そこまで言って、可可は真っ赤な顔を枕に埋めた。私はベッドに腰掛け、可可の手にそっと触れる。 触れたところから可可の体温が伝わってきて、否が応でも私の鼓動は早くなる。「……私だって、我慢してたったら我慢してたのよ。……本当に、いいの?」そう、本当は、ずっとずっと怖かった。私から彼女を求めることで、このどこまでも純粋で美しい子を穢してしまうことにならないかと。 私が尋ねると、可可は枕から顔を上げて、潤んだ瞳で言った。 「……すみれになら、可可の全部をあげマス」「……言質取ったわよ。もう止まれないから」「すみれ──」 可可は何か言おうとしていたけれど、その言葉を私は唇で塞いだ。きっと、これから始まることには、どんなに甘い言葉だって全て陳腐になるだろうから。 |