二次元裏@ふたば

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691141 B26/01/09(金)18:58:41 ID:nNSlzwg2No.1390894073+ 20:26頃消えます
イモゲンチャーの怪文書書けました。ひと屋です。今回は一番最初?の話を書きました
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自分ので出てるのは
867・片桐篤人
871・愛甲真優美
こちらはちょい役になりましたが今回お借りした「」イマー
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126/01/09(金)19:01:10 ID:nNSlzwg2No.1390895008+
雑踏と雑音が無秩序に響く街並みを、眼鏡をかけ襟詰を着た少年、片桐篤人は浮かない顔でそれ溶け込み帰路を行く。声を掛ける者などいない中、誰も聞きはしない言葉を、ため息混ざりに呟く。
「やっぱり、姉さんの顔を見たくない……」
226/01/09(金)19:06:01 ID:nNSlzwg2No.1390896833+
昨日の夜、姉と言い争いになった。何が切っ掛けかも、何で嫌だったのかも篤人の頭には残っていない。元々、仲は良くはない。その上で、姉は高校受験を控えた時期となり、気が立っている姿も増えた。それで篤人からは理不尽に感じた不満から、素っ気なく対応したのがまずかった。姉はそれで感情的になってしまい、言い争いとなり、篤人は頭にきて、強く言い返してしまった。
326/01/09(金)19:09:58 ID:nNSlzwg2No.1390898432+
「第一志望を変えなよ姉さん。高校で人生が全部決まる訳じゃないでしょ。
僕より頭良いなら、そのくらい分かることだろ。
自分で決めたことで苛々されたらこっちだって迷惑だよ。来年は僕も、受験があるの忘れたの?」
426/01/09(金)19:11:34 ID:nNSlzwg2No.1390899130+
その言葉を聞いた姉は、無言で筆入れを篤人に投げつけると、二度と顔を見せるなと一方的に言い。部屋のドアに鍵を掛けた。それから篤人は朝から姉と顔を合わさないように過ごし……いつもと違う帰路を選び……菓子店でチョコチップクッキーを幾らか買って、謝ることにした。
朝起きて、昨日は悪かった。と言ってしまえば終わった話だというのに、無駄なことをした。親に不要な心配をさせた上に、今になってまた顔を合わせたくない気持ちが、出てきてしまった。
永遠に家族と顔を合わせず過ごすことなんて出来無いのに、それでもまだ顔を合わせたくない気持ちがある。そこまで思ったため息をついた矢先だった。
「……声?」
雑音や雑踏とは違う、はっきりと自分に向けられた「こっちにきて」という声を、篤人は聞き取ると……少し考え、それが聞こえた路地裏に向かってしまった。
526/01/09(金)19:13:44 ID:nNSlzwg2No.1390900031+
(何してるんだろ僕……でも、けが人でもいたら嫌だしな……)
何かあったら財布の小銭をばら撒いて逃げよう。そう考えながら篤人は、コンクリートに囲まれた人気のない路地裏を、幾らか散らばったゴミや料理店のダクトの臭いを堪えながら、進んでいく。
「大体、他の人は何をしてるんだよ……こんな所に来る奴も来る奴だろ……」
声が近くなると同時に、篤人には不満が沸いてきた。何で動かない、何で自分が動いたと。こんな危ないかもしれない場所に居る奴のために。向ける先のない不満を一人で吐き出しながら、突き当たりまで進むと、人はいない。篤人はしばらく周りを見渡すと、人の代わりに0と1の黒紫の丸い何かが、ゴミに紛れて置かれている。
声は何故か、それから聞こえていた。
626/01/09(金)19:16:09 ID:nNSlzwg2No.1390901075+
「……何これ」
篤人はそれを、直感的に触れるのはまずいものと感じ取って、再び周りを見た。誰もいない。でも、何かが居る……というより、有ると感じる。
「アレ、どう見ても生き物じゃないしな…」
そう感じた瞬間、篤人の頭の中には、何も見なかったことにする。という選択肢が現れ、すぐにそれを選び立ち去ろうとした。だがその瞬間に足元が突然消えたように感覚に見舞われた。
「っ!なに!?なんだよこれ!!」
足元には、黒紫の渦。混乱と恐怖心から、篤人は必死に藻掻くが、感覚が消えた足を、必死にばたつかせることしか出来なくなっていた。
「誰か!助けて!動け……」
声を張り上げる篤人はやがて、渦に飲まれた。路地裏には彼の鞄と、同じ言葉を繰り返す黒紫の何かが、ポツンと置かれたまま不気味に残されていた。
726/01/09(金)19:18:06 ID:nNSlzwg2No.1390901817+
「……は……故……い……」
僅かに聞こえた声に気付き、篤人は声を堪えながら、目を開ける。視界に広がった空間は、僅かな光と、それで微かに見える錠の掛けられた扉の2つだけであった。
「どこだよここ……」
立ち上がるため手を動かそうとした瞬間、手はロープで縛られてることに気づいた。暗く冷たいものを全身に感じながら体を起こし、声の聞こえたほうに、耳を近づけた。
826/01/09(金)19:21:31 ID:nNSlzwg2No.1390903103+
「仕方ないですね……近くの入り口を使いますか」
「……っかしよぉ、本当にコレがオークションに出す奴なのか?」
「社長が見えてるものは、私にはわかりません岩瀬さん。私が見たら、あっちの方を選んでしまうとは思いますが」
「デジモンチームのリーダーだかと、どこにでもいそうな中学生。百蓮殿と同じように、拙者も前者を選びましょう……一体何が見えているのやら」
何人かの声と共に、自分が閉じ込められた何かを叩く硬い音から、篤人の身体から湧き上がったほの暗い恐怖が波紋のように広がると、背筋に感じる冷たさと額から流れる嫌な汗と共に、篤人の身体は震え始めた。
926/01/09(金)19:25:12 ID:nNSlzwg2No.1390904442+
(オークション?デジモンチーム?何言ってるんだ……というかここはどこで……何されたんだよ!?)
逃げたいが、何をすればいいかも分からない。救いを求める言葉を、声を発したらまずいという理性で、奥歯で噛み締め必死に堪える。
疑問と恐怖ばかりが篤人を支配する中、咆哮と共に真っ暗な空間が震え、篤人は壁に叩きつけられた。
1026/01/09(金)19:29:33No.1390905998+
「完全体が2体!?よりによって今かよ!?」
「対処なら私が……ムシャモン!進化!!」
外から、慌てた声が聞こえた。痛みで呻きながら起き上がった篤人は、いつの間にか差し込まれた光に目を見開いた。
なだらかに続く平原に、遠目から見ると電子機器や家電のようなオブジェ。自然風景と機械が共存した理解の追いつかない、空間。
知らない世界。篤人は思考をそこで止め、少しずつ外に近づく。周りには何者も居ない、平和な光景は喧騒と咆哮が支配していた。
今しか、無いかもしれない。
そう思った篤人は、縛られた腕に構わず、走り出した。外に出た一瞬、巨大な骨の怪物と、装甲を身にまとった怪物の姿が見えた。それでも篤人は、恐怖から漏れかけた叫びと上がりそうな息を堪え、必死に走った。
1126/01/09(金)19:30:28No.1390906309+
スレに貼る分はここまで!
だいたい11000字くらい!
1226/01/09(金)19:33:29No.1390907293+
あとこれはコレまでに書いたまとめ!だいたい1話?三万字くらいあって長いけど時間があったら見てね!
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1326/01/09(金)19:34:34No.1390907631+
ちょっとテキストだらけになるけどこっちが一応スプシにもある現在公開してるsetteiまとめ
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こっちは一応新規の舞台になるデジタルワールドの雑で穴だらけなsettei
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1426/01/09(金)19:36:42No.1390908309+
とりあえず新年から色々とごめんなさぁい!
1526/01/09(金)19:39:44No.1390909245+
デカいのをコンスタントに出せてて尊敬するぜ…
1626/01/09(金)19:41:26No.1390909810+
帰りの楽しみだ…
1726/01/09(金)19:43:51No.1390910612+
篤人君結構言い返したりやり返すタイプよね
1826/01/09(金)19:47:23No.1390911733+
最近は物騒だから日付とか書いとくと対策になるよ!
1926/01/09(金)19:49:55No.1390912532+
生源寺公式よりウチの子を動かして頂きありがとうございます
なんとか新しい職場に馴染めてちゃんと仕事も頂けているようで安心しました
2026/01/09(金)19:52:32No.1390913412+
職場に馴染めて良かったけど馴染めたらダメな仕事すぎる……
2126/01/09(金)19:54:47No.1390914183+
そろそろ落ちるね見てくれた人ありがとう
次は何か挟むかもしれないけどやることは決めてる!


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