二次元裏@ふたば

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1151848 B26/01/04(日)20:47:06No.1389526960そうだねx4 21:52頃消えます
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選ばれる話です
選ばれし子供って実際どうやって選んでるんでしょうね
メインはこの二人
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126/01/04(日)20:47:31No.1389527140+
「────────ん…。…ん?どこだここ!?」
気がつくと、俺は見知らぬところのソファーに座っていた。
「ソーラーモン!…ソーラーモンリペア!」
返事はない。
「…日影!セヨン!……ゲキ!イブキ!冴姫!誰かいないの!?」
呼びかけはそこに響き渡るばかりで、応える者はない。
っていうか、そもそも誰もいない。
俺は立ち上がって、周囲を探索してみることにした。
バーカウンター、受付、階段の上には丸い窓のついた扉。
窓からのぞいた先にあるスクリーン。
そこはまるで…劇場のような所だった。
「あら、お目覚めのようね。」
背後から急に誰かの声が聞こえて、思わず叫び声が漏れる。
振り返るとそこにいたのは、ラベンダーのような紫色の髪に細身のメガネが似合う綺麗なお姉さんだった。
226/01/04(日)20:47:45No.1389527227+
「時の狭間劇場へようこそ。私は御神楽ミレイ。本来貴方はここにアクセスする権利を持たないのだけれど…今回は特別。VIPからのお達しがあったわ。」
「時の狭間?権利?VIP?えっと…御神楽さん、一体どういう…?」
「ミレイで良いわ。…混乱しているようね。まぁ、無理もないけれど。」
ミレイさんは落ち着いた声で階段の横を指さす。
そういえばこの声、どこかで聞いたような…そうだ、あのひと屋のスナイパーの情報をくれた、目元の隠れた女の人。あの人に声が似ている。
「あそこのエレベーターで上に向かいなさい。VIP中のVIPがお待ちよ。」
326/01/04(日)20:48:09No.1389527409+
言われたままに乗り込んだエレベーターは、ゆっくりと5分ほど上昇し続けた。
一体何回建てなんだろう、この劇場…
…ミレイさん、綺麗だったな。
「……止まった」
ゆっくりと開いた扉の先には、中央に丸いテーブルとゴシックな椅子が2脚向かい合って添えられているだけの、殺風景とも言える部屋が広がっていた。
「座れってこと…だよな…?」
座ってみると、ふかふかとした座面が沈み込む体を優しく支え、背もたれが全てを受け止めてくれる。
端的に言ってめちゃくちゃ座り心地がいい。
…スタークメカノリモンがこれぐらい乗り心地良ければなぁ。
「…なんの匂い?」
突然ふわりとお茶の香りがした。気付かぬうちに机の横にサービスワゴンがつけられていて、その上にティーポットが乗せられている。
「…!?」
いつの間に?そう思いながら正面に視線を戻すと、向かいの椅子に誰かが座っていた。いつの間に!?
ベルトの多い黒い服に……片眼鏡?
この不思議な見た目の女の子が…VIP中のVIP?
426/01/04(日)20:48:44No.1389527665+
「弦巻昌宏、だね。」
「は…はい。あの…俺を呼んだVIPっていうのは…?」
「私だよ。」
彼女はあっさりとそう答えた。ってことは、さっきのミレイさんよりもこの子は偉いってこと?とてもそんなふうには見えないけど…
「さて…何から話そう………そうだ、忘れていたね。自己紹介だ。」
彼女はこちらに右手を伸ばす。
「…?人間はこう言う時握手をするものじゃないの?」
「あっ…はい。」
その手は、冷たくも温かくもない、不気味さすら感じる、血が通った感触のない物だった。
「私はデジタルワールドの変化を望む者、アポトーシス。」
アポトーシス…聞いたことがある。確か、オタマジャクシがカエルに成長する時尻尾がなくなるような、成長のために細胞が自殺する作用のことだ。
「私は常に望んでいる、変化を。君は面白い変化をもたらしているね。」
「あの…あなたは一体何者なんですか?」
「説明してあげる。」
いつの間にか机の上にはカップとソーサー、そしてティースタンドが配膳されている。
526/01/04(日)20:49:05No.1389527827+
「あ…青い…」
アポトーシスはポットを持ち、そこに真っ青な液体を注いだ。匂いはお茶なんだけど…デジタルワールドってこう言うの多いよな…。
「万物は常に変化しうる。このお茶のように。」
彼女はお茶にレモンを搾る。
すると、カップの中のそれは青から紫、そしてピンクへと色を変えた。
「おぉ…」
「けれど伴う物なんだ、変化には破壊が。こうして色を変えるには、レモンを切り、搾る必要があった。」
アポトーシスは一口、それを飲む。
「破壊を行い、変化をもたらす。それが世界に対する私の役目。君も飲むといいよ、お茶」
彼女はそう勧めるが、この見た目はちょっと躊躇してしまう。
意を決して飲んでみると…それほど味はしない。なんだこれ?
「バタフライピー。このお茶は君たちの世界で見つけたんだ。面白いよね。」
これデジタルワールド産じゃなかったんだ…
ソーサーにカップを戻すと、アポトーシスはさっきの話を続けた。
626/01/04(日)20:49:33No.1389528047+
「けれど、全てを私が行ってしまえば、デジモンたちは進歩しない。変化は訪れない。だから私は、人間を呼ぶ。」
俺は耳を疑った。人間を呼ぶ?じゃあ…俺たちがデジタルワールドへ迷い込んだ元凶は…アポトーシスなのか?
「アンタが俺たちをデジタルワールドに呼んだのか?だったら俺たちを家に帰してくれ!!」
「そうであるとも言えるし、そうでないとも言える。」
アポトーシスは指を2本立てる。
「まず、私は君たち全員を呼んだわけじゃない。あんなに大量のデジヴァイスとパートナーを私は用意しきれない。」
「じゃあ誰が!」
「管理者の誰かが呼んだんじゃないかな、他の子達は。それとも三大天使か、四聖獣か、四大竜か。それは知らない。」
「そんな無責任な…第一、問題があるならそっちで解決すればいいだろ!何で俺たちを巻き込むんだ!!?」
「言わなかったかな、さっきも。私が全てを為してしまえば、変化は訪れない。それに、君たちにだってあったでしょ?こっちに来て良い事が。」
「良い事って…」
726/01/04(日)20:49:46No.1389528155+
俺の脳裏に浮かぶのは、仲間たちの顔。
特に、日影とセヨンの顔だった。
クソ…反論できない…。デジタルワールドに来なければ、みんなと、二人と出会うことなんてなかっただろう事は…確かだ。
826/01/04(日)20:50:08No.1389528357+
なんだか語気を削がれてしまって、俺は大人しくアポトーシスの話の続きを聞くことにした。
「次に…これが君をこの部屋に呼んだ理由でもあるんだけれど…君は選ばれていない。君は自分からデジタルワールドに踏み入ったことになる。少なくとも私たちから見れば、ね。」
「なっ…どう言うことだよ!?」
俺は戸惑いのままに声をあげる。
「どういうこともなにも…君は選ばれていない。むしろ、自分から選んだんだ。」
「選んだって…別に俺は何も…。あの時クロスローダーを触ってたら突然吸い込まれて…!」
「君はもっと前に、デジタルワールドに関わることを選んでいるよ。」
もっと前…そうか、ソーラーモンを直した時か…
「そして、それが君の罪でもある。」
「罪…?俺はデジタルワールドに関わっちゃいけなかったって事…?」
「君を咎めないよ。私は裁く者ではないから。」
彼女は先ほどよりも優しげな声色で言った。
正直、いきなり罪人呼ばわりされても実感ないし…咎めないとか言われても全然嬉しくないな…
「けれど、責任を果たす必要はある。貴方は償わなければならない、その罪を。」
926/01/04(日)20:50:24No.1389528506+
アポトーシスは立ち上がり、こちらに指をさす。
「弦巻昌宏。このアポトーシスが貴方を"選び"、使命を与える。それを全うした時、酬いとして、君がリアルワールドへ帰れるよう、計らおう。」
「使命って…?」
「拡大し続ける悪を間引く事。それが君の罪を濯ぐ事にもなる。」
「間引く…倒すとか滅ぼすじゃないんですか?」
「悪は滅ぼす事はできない。仮に全ての悪を消滅させれば、正義が悪になる。世界には善と悪が常に必要。デジタルワールドにも、君の世界にも、ね。」
アポトーシスは再び椅子に座る。
「デジモンイレイザーと、その配下。それらを間引いてもらうよ、君には。」
デジモンイレイザー。今までの冒険で何度か聞いた名だ。
「私は悪を裁かない。けれど…デジモンイレイザーは増えすぎた。善と悪のバランスは崩れてはいけない。できるね?弦巻昌宏。」
間引くって表現は気になるけど…やってやる。
「わかった。その使命、果たして見せる」
そう答えると、アポトーシスは笑った。
1026/01/04(日)20:50:36No.1389528584+
「よし。たった今から、選ばれし子供だよ、君は。」
1126/01/04(日)20:50:55No.1389528740+
選ばれし子供か…まぁ、悪くない響きかも。
「ついては…君にプレゼントだ。右手を。」
言われて見てみると、俺の右手になにか円盤状のものが握られていた。いつの間に…と言いたいところだけど、さっきからこんなことばかり。もう大して驚かない。
「これは?」
「それは展開器。胸に当ててごらん。」
言われた通りにすると、そこから広がった薄い膜のようなものが俺の全身を覆う。
それはぴたりと肌に張り付いていて…ん?
「下の服消えてる!?」
「書き換えているんだよ。服のデータを。捻って外してごらん、元の姿に戻れる。」
これまた言われた通りにしてみると、一瞬でその薄い膜は消え、俺は元の服装に戻っていた。
「すげぇ…どう言う構造なんだろうこれ…」
分解欲がウズウズと湧き上がってくる。
1226/01/04(日)20:51:13No.1389528891+
「解析しようとしても無駄だよ。それは私が造った物だから。装着すれば外からのあらゆる干渉を無効化する。君は面白い変化をしたメカノリモンによく乗っているから、それを助けるように造った。これを着ていれば、快適に戦えるはず。」
実際スタークメカノリモンの乗り心地は最悪と言って良い。Gが強すぎて何回吐きそうになって、何回気絶したことか。その衝撃を無くしてくれるなら、確かに快適に戦える。
…俺がどうやって戦ってるかも知ってるんだな。
「たとえギュプト粒子砲に撃ち抜かれようが、アルティメットフレアに晒されようが、エターナルダークメアを喰らおうが、そのスーツは概念的に君の体を守る。」
何言ってるのかよくわからないけど…俺が直接デジモンの必殺技喰らう事想定してる…?
「あの…そこまでするのってちょっとやりすぎなんじゃ…」
「私は力の加減ができないんだ、あまりね。だから直接の介入はしたくない。これで理解してくれたかな?」
「えっと…あー…はい。」
1326/01/04(日)20:51:31No.1389529025+
「よかった。じゃあ、君はそろそろ帰る時間だ。君の起こす変化、興味深く見ているよ。それがどの世界、いずれのマルチバース、いかなるオムニバースだとしてもね。」
アポトーシスは手を振った。すると辺りが急に白く眩しくなり出して、俺は思わず目をつぶった。


─────────


「まぶし───────!あれ…?」
次に目を開くと、俺はいつものようにキャンプで寝ているところだった。
「さっきのは夢・・・・じゃ…ないみたいだな…」
俺の右手には、アポトーシスから受け取った展開器が、確かに握られていた。
1426/01/04(日)20:52:39No.1389529521+
ということでクリスマスプレゼントな感じで描いてたらお年玉になっちゃった昌宏のパイロットスーツです
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1526/01/04(日)20:56:16No.1389531121+
>密着しながら起動することにより、スーツのデータを密着している相手にも展開することができる。
>しかし一つのスーツに無理やり二人で入る形になるため、かなり窮屈。
エロ展開まっしぐら!
1626/01/04(日)21:04:04No.1389534511+
>>密着しながら起動することにより、スーツのデータを密着している相手にも展開することができる。
>>しかし一つのスーツに無理やり二人で入る形になるため、かなり窮屈。
>エロ展開まっしぐら!
昔見たアニメでそんな感じの展開があって妙な興奮を覚えたので設定に入れておきました


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