マチュは東アジアの匂いが強いイズマコロニーの産まれである。日本神話の名を宿したコロニーであった
キシストを信じている訳でもないし、何気に神社の門をニャアンと潜っている。
だがクリスマスは世界的な習慣で。特別な日である事は知っていた。
イスラムもヒンドゥーも仏門もクリスマスを祝うのだ。
マチュはブッディズムな仏教の寺が主催するクリスマス会に参加したのが初のクリスマスだったと言う。
ケーキを食べて、サンタさんなる聖なる存在がプレゼントをくれる。漠然としたクリスマスを知っていた。
ゆえに中学生までクリスマスプレゼントをタマキおかあさんにねだっていた。
そんなマチュのクリスマス観をニャアンは聞き役として傾聴する。
「だいたいあってると思うよ、クリスマスってそういうものだと思う」
「でしょ！でしょ！パーティしてケーキ食べて寝る！するっていうとサンタさんがプレゼントをくれるってわけだよ」
マチュ誇らしげに語る
「けど、私たち大人だからプレゼントは卒業しなきゃね」
ニャアンは語る

「その代わり、聖なる夜があるから！十分」
「そうだね、シュウちゃんと愛し合おうねマチュ」
大人にはクリスマスプレゼントがない、しかし男女が激しく求め合う夜である事を思春期の目覚めと共に知るのであった
聖夜とは性的な夜の意味も含んでいた。マチュのハイバリー学園にも「10月産まれ」「11月産まれ」の子がたくさんいたという
逆算すれば聖夜に授かった子である。
「わたしはもう授かってるから静かに過ごすかな」
とニャアン慈母めいた瞳でお腹をさする妊娠（推定）10ヶ月を迎えようとするお腹
推定なのはニャアンが孕んだ日がわからないからだ。不特定多数による性暴力で授かった種である
時節も不特定であった。ニャアン自身ひどい事をされた覚えはあるが顔や匂いなんて思い出したくない
「いやなにおい」の事は忘れて、このお腹の子の事だけを思って生きていたいと、願っているからだ。

そんなマチュにAMAZONからお届け物が、でっかい箱であった
「ケーキもう届いたの！？」とニャアン
「違う違う！」とマチュ、全裸であったが構わずに宅配員さんの待つ玄関へ向かおうとするも
ニャアンに制止される。シュウマチュ夫婦は生粋のヌーディストであった
そんなマチュはチチバンドめいたビキニとパンツを履いてブカブカなシュウジサイズのTシャツを来て宅配員を迎える
捺印し、受け取る。大きい段ボールであった
「ケーキじゃないみたいだね」とニャアン
「まぁ…雰囲気を楽しまないと」とマチュ
段ボールカッターで中身を開ける。赤い布と茶色い布が広がっていた。
ヌーディストであるシュウマチュ夫婦が服を購めたのだ。
サンタさんとトナカイさんのコスプレ衣装だった。
サンタさんは二着づつあった。一着はダボダボな普通のサンタさんの衣装
もう一着は女性用だった。モコモコを宿したワンピースとハイグレとも呼べる際どいVラインが際立っていた
セクシーサンタさんだった。

「ニャアンも着よ！サンタコス！」マチュはしゃいでいた
「わたしはトナカイさんでいい…」とニャアンはトナカイさんの衣装を見つめていた
「エグザベくん…興奮すると思うよぉ？」
マチュはセクシーサンタさんのコスプレに袖を通す。赤いビキニと白いモコモコめいたファーがあしらわれた透けるほど薄いワンピース
「するね…するけど…わたしはトナカイさんでいい…」
ニャアンはどこか、頑なだった。ニャアンは普段キラキラの扉を閉じてる。
「そうだね…無理強いする訳じゃないけど…その多きなお腹でワンピースがめくれる感じ…セクシーじゃね？」
「いやだ…サンタさんいやッ！」
ニャアンがワケワカになりかけていた！マチュ押し通し過ぎた！と猛省。
これは何かある…と思う。
「ニャアン、ニャアン…ワケワカにならないで、ごめんねニャアン」
マチュはニャアンの長軀を抱きしめる。細い体躯に発達した骨盤と大きいお腹が不釣り合いであった

「サンタさんがイヤな理由おしえて。また…かなしいおはなしかな？」
『また』という言葉が出てきました。ニャアンがワケワカになりかける時はだいたい「かなしいおはなし」です。
そう、難民時代、コロニーを流浪していた頃からイズマコロニーにたどり着くまでの間の苦しい時間のトラウマが
ニャアンにとっての「かなしいおはなし」でした
「うん…かなしいおはなし、だから話したくない」
「話してほしいな、ニャアンのうれしい事も悲しかった事も共有したい」
「きたないおもいでだから、ダメ。マチュは純粋に生きて」
「凶状持ちの女の子にいまさら汚いも何もないよ…ニャアン、おしえて悲しいおはなし」
「うん、キラキラでおはなししよ」
マチュは翠色のキラキラに棲み、ニャアンは紫色のキラキラに棲んでいた
別のキラキラを見ている二人だが、多少は思いを共有する事ができていた
マチュの明るい色しかない翠のキラキラへ、ニャアンの紫色の寒色と黒のキラキラが覗ける

饐えた男の汗と性の匂い
安っぽいサンタコスの化学繊維のチクチクする感じ
東南アジア風カラオケ店
幼きニャアンの姿
心象風景はそれだけだった。しかしマチュには十分だった
彼女は賢い少女ではないが、1を知って100を知る。木を見て森を知る洞察力を持ち合わせていた
「ごめんね、ごめんねニャアン…かなしかったね、悲しいおもいでだね」
とマチュはキラキラで自分の過去を見せてくれたニャアンに謝辞と謝礼を
「うん、かなしかった…クリスマスきらい…おとこどもがむらがる…こんなことしたくないのに…クソがッ！クソがあぁぁぁぁ！！！！」
ニャアンは泣き出してしまった。ワケワカだった。
マチュはニャアンのワケワカを赦した。赦すしかないじゃん！こんなの！
ニャアンはおもいっきり泣いた。
枯れるまで泣いたという、エグザベくんにすら許さない疵面であった。

しばしの時、ニャアンは泣いた。そして落ち着く…ワケワカの波が引いていく。
「ニャアン…おちついた」
「うん、スッキリした。ごめんねマチュ」少女二人だけの神聖な瞬間がそこに訪れる。
「ごめんねニャアン…だけどワケワカとかなしいおもいでだけに縋って生きちゃダメだよ？」
「わかってる、自分が不幸だって他人に見せびらかすのは大嫌い。…見せびらかしたねマチュに、わたしはわたしがきらいだッ」
「いいんだよッ！わたしが見せてって言ったからいけないんだ！ニャアンはつよいこだよ！やさしいこ！」
マチュの肩を借りるニャアンにめいっぱい背伸びしてその頭を撫でてあげる
ニャアンはつよいこだよ。やさしいこなんだよ
みんなにニャアンがやさしいこであることをおしえてまわりたい。

「でももう悪いやついないから！普通にクリスマス、祝おうよ」
「そうだね…そうだねマチュ」
「ニャアンはトナカイさんでいいからさ、クリスマス楽しもう！」
「マチュはあのエッチなサンタさんの格好するの？」
「するよ！夜だけね！シュウジにしか見せないかな！ニャアンも見たい？」
「ちょっとみたいかも」「明日みせちゃる！楽しみにしていて」
少女二人の黄色い声がイトウ家の一室に木霊する。
「平和がなによりだねマチュ」と路地の壁という壁にスプレーでラクガキするシュウジも思っていたし
明日から年末年始にかけてのクリスマス休暇の為に頑張って働くエグザベくんも思っていた
ニャアンにとって幸せなクリスマスが訪れようとしていた

以上がニャアンクリスマス前夜前夜概念の全容です
たのしみですね、クリスマス
次回のジークアクスの内容次第で語り足りない所があると思うので、続きはまた後日。

今日もありがとう
深夜のエグニャアンはよいものですね

今日もかなしいおはなしだったねニャアン

ニャアンの悲しき過去のお話は尽きる事がないね
かなしいねニャアン

>今日も淫売なおはなしだったねニャアン

ニャアンはつよいこ
ニャアンはやさしいこ
いいこなんだよニャアン
悪いのはそんなニャアンを弄ぶ大人たちだ

>>今日も淫売なおはなしだったねコモねニャアン

成長したエグニャア夫婦が娘の本当のパパの遺族に旅先で偶然出会うとか…いいんじゃないですか？

>成長したエグニャア夫婦が娘の本当のパパの遺族に旅先で偶然出会うとか…いいんじゃないですか？
いいと思うけど
悲しみが悲しみを連鎖しそうだから書かないかな…
ニャアンを犯した暴漢はイズマコロニーで雑に死んだ事にするよ…サイコガンダムにでも踏まれて死んだんだ
でもきみが紡ぐエグニャアの世界があるはずだ
きみの描いたエグニャアのお話きかせて？

興味本位で過去を暴くのはよくないか
幸せな二人いや三人を想像した方がいいね
ガンダムも言っている

ニャアンは過去にすがらないで
ニャアンは今を生きるべきだ
過去にすがればボクのようになってしまう
ニャアンは今を生きて、エグザベくんと一緒に生きていほしい
とガンダムも言っている
ガンダムも頷いているよと通りすがりのシュウジが言っている

そうだそうだとガンダムも言っています

ほう

不可抗力とはいえ男に股を開いた事に違いはないコモ

淫売に幸せな聖夜は訪れないコモ

>良妻ニャアン。妊娠9か月。お腹の子は無も知らぬ暴漢の子、だけど良妻だよニャアン。
この一文さえなければ幸せなエグニャアンなのに

ガンダムはエグニャアの味方だよ
そうガンダムが言っている

ガンダムさんはさぁ…シュウマチュの事どう思っているマチュかぁ💢💢💢

マチュが好きだよ
とシュウジが言っているよ

聖夜をむつまじく過ごす2人×2組の姿が見えるだろう？

「クリスマスにKFCなんて悲しいよマチュくん」
エグザベくんは語ります
「クリスマスにファストフードを食べるべきではない、大切な日は大切な家族と暖かい食事をかこむべきだよ」
スペイン系ドイツ人。欧米の風習をもつエグザベくんにとってはハレの日たるクリスマスにKFCを食べる日本人の風習は信じられなかった
七面鳥と暖かいスープ。普段の黒パンとは違う白いパンにシュトレーンそれが理想だった。
「クリスマスにはケンタッキー」KFCの日本戦略は宇宙世紀においても継続されていた

>聖夜をむつまじく過ごす2人×2組の姿が見えるだろう？
見えるのか
見えるだろう
はるかなとどろき
ご期待下さい

でもそんな時にコモリンはどう過ごしているんだろうね…と考えてエグニャ・シュウマチュのホームパーティに呼ぶマチュはいるかな？

コモリンは艦隊勤務なのでクリスマスはヒゲマンといっしょに過ごすよ
よくばりタヌキさんと聖なる夜を過ごせればいいね

妊婦相手に激しいセックスできないエグザベくんかわいそう
エグザベくんはコモリンを溜まった性欲のはけ口にしていいコモよ？
聖夜に不倫してもいいコモよ？サンタさんも許してくれるコモよ？
ニャアンはさめたチキンでも食べてればいいコモ

聖夜はドスケベムチムチタヌキさんのサンタコスが見れるよ
赤いアイツはサディスティックな瞳でそのドスケベサンタを見つめていたと言う
赤いアイツの前ではシャリアブルもかわいい子豚さんに過ぎなかった

聖夜はドスケベシャリアブル中佐とシムス大尉の熟年カップルの変態プレイが見れるよ
ドスケベサンタさんだねシャリアブル

ニャアンは料理は好きだった
昔は自炊の方が安上がりだからそうしていただけであったが
今は旦那さんであるエグザベくんが自分の料理を食べる姿が愛おしいので料理が好きになれた
流石にシュトレーン（独風フルーツケーキ）作りは無理であった
メット（生の豚肉のひき肉）も無理だった。
スポンジを焼いて生クリームとフルーツで飾り立てた普通のケーキなら作れた
マクベ様が送ってくれたオーブンレンジがあるからね
普通のケーキで我慢しようねエグザベくん
メットは絶対お腹壊すからやめようね

ディアボロ太郎さん今日もありがとう

コモリンはソドンの金髪デカパイオペ子とワンナイトラブに励むよ
金銭が発生するパートタイムラバーであった
コモリンは道具を扱うように乱雑に求めるし「エグザベくん」という別の誰かの名前を呼んでいた
しかしセファ（オペ子の名前）はコモリ少尉を愛していた
代用品でもいい、彼女の為に何かできるならそれで十分だった

>成長したエグニャア夫婦が娘の本当のパパの遺族に旅先で偶然出会うとか…いいんじゃないですか？
成長したエグニャアの娘が自分がパパザベくんとの子供ではない事を知って泣き出すシーンはあるよ
「父親が誰かもわからない自分はなんで産まれてきたの！？なんで産んだの！？」ってママニャアンに問う娘の姿があったりするよ
生命に対する問い。が今行われようとしている
おかあさんになったニャアンはそれに答えられるだろうか
乞うご期待！

ご期待できない...