（車内ではスマホに向かってﾍﾟｺﾍﾟｺ頭を下げている「」が見える）

もしもーし！（ｺﾝｺﾝ）
「」っしー！やっほー！！

>（車内ではスマホに向かってﾍﾟｺﾍﾟｺ頭を下げている「」が見える）
ノベルティを何とか届けなきゃ…！これ届かなかったら大変だ！
こういう時に限って酷い渋滞だなんて！

（社用であろうか?ワゴン車に乗り何かを運んでいる様である）

渋滞に巻き込まれてしまって…いえ！ご指定の時間までには必ず届けますから！
なにとぞ！なにとぞ…
>もしもーし！（ｺﾝｺﾝ）
>「」っしー！やっほー！！
ｱｲｴｯ！？（ﾋﾞｸｯ）…あっいえ！今のは大丈夫ですッハイ！

>もしもーし！（ｺﾝｺﾝ）
>「」っしー！やっほー！！
ﾜｯｻﾞ!?
さやか！なんでこんな時間に？というか今俺はお仕事中だから！

って、ああっゴメンね「」っしー…電話中だったなんて
てかいくら渋滞のまっただ中だからって運転しながら電話は危ないわよー？

（歩道から窓を叩いてこっちをのぞき込んでくるさやかちゃんである）

運転は運転だが…まったく動かないんだ！
酷い渋滞だよ…もう１０分もこの有様なんだ…

>さやか！なんでこんな時間に？というか今俺はお仕事中だから！
ほら！今日は終業式だったから冬休みの開放感に任せてつい
…来ちゃった♪

>酷い渋滞だよ…もう１０分もこの有様なんだ…
えっ？そんなに動いてないの？！何あったんだろうねー？

（社用車ワゴンの窓を開ける「」である…さやかと直にご対面だ）

>えっ？そんなに動いてないの？！何あったんだろうねー？
わからん…ただ渋滞の理由なんて正直大した問題じゃない！
このワゴンに積んである積み荷を時間までにお届けしないとちょっとまずいことになりそうで！

参ったなぁこれバラの納品で届けて一品になるやつだからね…
遅れると間違いなく残業が発生する奴なんだよ

>参ったなぁこれバラの納品で届けて一品になるやつだからね…
>遅れると間違いなく残業が発生する奴なんだよ
えっ…どう言う事？！もしかしてクリスマスが壊滅？！

ノベルティで今週の金曜日までに何とかしなきゃいけない奴で
ちょっと責任重大！遅れたら人海戦術でせねばならなくなる可能性がある！

>えっ…どう言う事？！もしかしてクリスマスが壊滅？！
左様…

困ったわねー？ちょっと何が起きてるかあたし見て来ようか？

…もしもその荷物が間に合わなかったら
あたし…ひとりきりのクリスマス・イブを過ごさないといけなくなっちゃう
って…コト！？

少なくとも合同クリスマスには出れないかな…
すまぬ…こればかりはどうしようもない

<ねえ見た？向こうの道…(反対側から通りすがってくるギャル学生の声だ)
<見た見た！街路樹ヤバかったよね！道路を真ん中から持ち上げてるのアレの根っこなんでしょ？やば〜！

（じりじりと動く車列…しかしあまりにも遅く…）

ちょっと見てくる！待ってて！！
って…待てるわけないだろうけども！

ちょっとでも情報が欲しい！
ここから先アウトならちょっとでも可能性のある路地へ逃げたいとこだ…！

（駆け出してゆくさやか！しばらく行くと交差点で交通規制が行われている）

><ねえ見た？向こうの道…(反対側から通りすがってくるギャル学生の声だ)
><見た見た！街路樹ヤバかったよね！道路を真ん中から持ち上げてるのアレの根っこなんでしょ？やば〜！
―ワッザ？アレの根っこ？
まさか･･･(この前コルボーの言ってた奴がこっちでも！？)

＜この街も陥没事故があるなんてなぁ？まだ新しいだろこの辺
＜落ちた車とかはあるのかー？

（交差点にぽっかりと穴が開いている）

わっ！なんか穴開いてるし…ってどうなのよこれは…
これはまともに進めるわけないわよ〜

>（駆け出してゆくさやか！しばらく行くと交差点で交通規制が行われている）
オーライオーライ！悪いけどこっちから迂回してくださいねー！(誘導灯を振っている作業員)
あ、いえ…年度末のアレじゃなくてマジのやつなんです、ほら…
あの木の枝見てくださいよ、どすピンクでしょ？こんなクソ寒い中に開花してオマケに根までふざけた成長をしてるときた…災いの前兆ってやつですかね？

>わっ！なんか穴開いてるし…ってどうなのよこれは…
>これはまともに進めるわけないわよ〜
｜さやか？こっち…こっちに来て｜（路地から招いている桜子）

桜子！？これまさかあんたのじゃないでしょうね？ってこんなことしないのはわかってるけど

｜あの仮面の姉妹が仕込んでいったもの…ううん、暴走状態にされた若木の慣れのはてなの…｜

どーも美樹さん、私もいますよ〜(ﾋｮｺｯと出てくるまばゆ)
しかしこれは…あちゃー、わかっていても怖いものですね

｜ホントならこんなことになる子じゃないはずだったのに…許せないし、悲しい…｜

えっ…じゃあもしかしてこれって…重要な部分を取られた若木なの？！

｜だから私が責任をもって…この子達の残骸を枯死させる…｜
｜人に害を及ぼすようなものになってはいけない…！｜

枯死…？つまり枯らしちゃうって…事…なんだね？

…それは、ダメだよ桜子
あんたにとって子供みたいなものなんでしょ！？

｜こうなってしまったらもう元に戻らない…あとは枯れてゆくだけだと思うけど…｜
｜制御を失ってこんな事になってしまうかもしれないから…私がカタをつける｜

｜だから責任を取るの…私が守りたいのは魔法少女だけじゃない…街のみんなも守りたいから｜

>…それは、ダメだよ桜子
>あんたにとって子供みたいなものなんでしょ！？
｜………｜（腕輪からブレードを展開する桜子…その表情は凜としているがやはりどこか悲しげである）

>えっ…じゃあもしかしてこれって…重要な部分を取られた若木なの？！
それがですね、美樹さん…たぶん「取られた」とは逆だと思うんです
神浜で国外の魔法少女さんにやられた木は見て分かるくらい抉られていました、けどこっちはそうじゃない
近づく方法ならありますよ、ちょっと手を貸してくれませんか？

｜これは…安易に増やそうとした私への罰…｜
｜急いた結果が最悪の事態をもたらしてしまった…｜
｜…ごめんなさい｜（地面に剣を突きさすと近くにむき出していた根が枯れて塵になってゆく）

桜子……本気なんだね…そうなんだ…？
あたしにも何かできることは無いの…？あんたにだけ背負わせないわよ、そんな悲しいこと…！

桜子待って…！　……っ…！（目をそらすさやか）
見てられないわよ…こんなの…こんなことって…

>桜子……本気なんだね…そうなんだ…？
>あたしにも何かできることは無いの…？あんたにだけ背負わせないわよ、そんな悲しいこと…！
｜…もしも暴れている狂った若木があったら人に被害が及ばないようにしてほしい｜

>桜子待って…！　……っ…！（目をそらすさやか）
>見てられないわよ…こんなの…こんなことって…
｜これが責任を持つという事…！「」が言っていたことが今…ようやくわかった｜

ううん…まばゆセンパイ、その必要はもう…
桜子がもう、枯らしちゃいました……自分の子供みたいなものだったのに
自分の手で枯らさないといけないだなんて…ひどいよ…

>桜子待って…！　……っ…！（目をそらすさやか）
>見てられないわよ…こんなの…こんなことって…
｜私には…街のみんなに桜が嫌われる事の方がずっと嫌…だから｜

｜…それに、まだ…まだ私も、灯花もねむもういもいろはも諦めたわけじゃない｜
｜まだ…諦めないから…｜

｜私は万年桜の本体でもあるし、魔法少女を守る存在…でも、同時に魔法少女でもあるつもり｜
｜魔法少女の仕事は…貴方ならもうわかるわよね｜

…って、うえ"〜っ！？桜子さん判断が早すぎますよぉ！
えっと、あの…ひとついいですかお母さん？何が悪くてこんなんなっちゃったとか…わかってます？
せめてサンプルのひとつは取らないと対策も何もあったものでは〜！

街のみんなを守る
それがあたしたちの仕事…だもんね…？

（桜子はあの戦いを経て繁殖の力を得て…その、つまり子供を産めるようになったんだよね）
（でも…あたしには生まれてくる子がみんな悲しいことになってるような気がする）
（なんなのよ…これじゃまるで桜子は子供をもったらダメってことみたいな感じじゃない…？）

｜サンプルなら枯れた木からでも採取できる…灯花ならそれでも許してくれるはず｜

>（でも…あたしには生まれてくる子がみんな悲しいことになってるような気がする）
>（なんなのよ…これじゃまるで桜子は子供をもったらダメってことみたいな感じじゃない…？）
｜さやか、あなたがそんな悲しい顔する必要は無いよ｜
｜きっとまだなにか方法があるはず…いろはならそう言うと思う｜
｜…「」が言っていたように、ただ広めるだけじゃダメなのかもしれない｜

｜わかって欲しい…街を直すための作業する人たちにとって…少しでも楽に作業ができるようにしなくちゃならないから｜

そっか…アンタは…この街の事が好きなんだね？
魔法少女たちと同じくらいに大切なんだ…

>｜サンプルなら枯れた木からでも採取できる…灯花ならそれでも許してくれるはず｜
あ〜…それならいいですけど…(卅△廿)
とりあえず「」さんには暁美さん呼びます？車に乗って時間を止めてもらえば混雑する前に迂回路に行けるでしょうから

あたしはちょっと「」っしーのとこ戻ってみるよ
何が起きたかは教えておきたいんだ
それにきっとこれ…まだ渋滞続くと思うしさ

あっ！そういえば「」っしーの車が渋滞にはまってたんだった！

>そっか…アンタは…この街の事が好きなんだね？
>魔法少女たちと同じくらいに大切なんだ…
｜うん…大好きだよ…だから自分がしなくちゃいけない事は誤ったらいけない…と思う｜

｜えっ…「」が、渋滞に…？｜（さやかの背を見送る桜子の表情が曇る）
｜…迷惑、かけちゃった…？｜

え〜…それじゃ私サンプルの回収をしてきますね？透明使えば一発ですから
それと桜子さん…後で話したいことがあります、美国さんのと被ることですが(ﾋｿ…)

（あたしには桜子の眼差しがどこかあのまどかに似ているように思えた…どこか遠くを見つめる様な）

>｜えっ…「」が、渋滞に…？｜（さやかの背を見送る桜子の表情が曇る）
>｜…迷惑、かけちゃった…？｜
だ、大丈夫よ！その辺はあたしもお手伝いしたら何とかなっちゃうと思うし！！

｜そう…クリスマスは「」にも楽しんでほしいから…｜

そんじゃあたしは戻るけど・・・桜子
あんたあんまり無理しちゃだめよ？その…辛い時はつらいって言わなきゃ！わかったわね？

>え〜…それじゃ私サンプルの回収をしてきますね？透明使えば一発ですから
>それと桜子さん…後で話したいことがあります、美国さんのと被ることですが(ﾋｿ…)
｜…待って｜（肩を掴む桜子）
｜今、話して……まばゆ、あなたの魔法は謎が多い｜
｜ねむがあなたにウワサの手下を放って密かに監視していたけれど｜
｜固有魔法の詳細を掴むことが未だ出来ていない…あなたは、何を知っているの…？｜

ﾊﾞｻｻｯ…
（桜子の肩にとまるフクロウめいたウワサの手下…“ミザリーオウルのウワサ”だ！）

(ﾁﾗ…)美樹さんはもう行きましたね？では…
>｜ねむがあなたにウワサの手下を放って密かに監視していたけれど｜
>｜固有魔法の詳細を掴むことが未だ出来ていない…あなたは、何を知っているの…？｜
これから起きること、それがほんの少しだけです
そう遠くない先の出来事として桜子さん、あなたは………します

｜…もっとはっきりと…聞こえるように…今の私はあまり機嫌がよくないと思う…｜

｜そう…あなたの魔法はおそらく織莉子のものと…｜
｜ただ、肝心なところを小声にしてぼかさないで欲しい｜
｜この私はどうなるの？…そしてどうしてそうなるのかを教えて｜

桜子……ううん、あたしが悲しい顔してたらお仕事中の「」っしーにも良くないわよね
…おーい！「」っしー！（社用ワゴンへと戻ってくるさやか）

｜私を惑わせるだけのつもりなら…私は話を聞くつもりはないから…｜（ブレードを出す桜子）

>桜子……ううん、あたしが悲しい顔してたらお仕事中の「」っしーにも良くないわよね
>…おーい！「」っしー！（社用ワゴンへと戻ってくるさやか）
ああお帰り！すごいぞ！10メートル進んだ！！！

ｸﾞﾇ（運転席にて引きの弱い顔の「」である）
あっ！さやか！先頭はどうだった？まさか大事故が起きてるんじゃ…

>ｸﾞﾇ（運転席にて引きの弱い顔の「」である）
>あっ！さやか！先頭はどうだった？まさか大事故が起きてるんじゃ…
事故と言えば…事故かな？
ちょっと話は長くなるんだけどさ…実は…

>｜そう…あなたの魔法はおそらく織莉子のものと…｜
>｜ただ、肝心なところを小声にしてぼかさないで欲しい｜
う…！(なんか美樹さんに似てる気がします、この人…暁美さん隠キャの私をたすけて〜！)
>｜この私はどうなるの？…そしてどうしてそうなるのかを教えて｜
予測は…あなた自身にもできてるんじゃないですか？あなたとお子さん達は…みんな暴走、します
なぜ、と言われると弱りますね…そこまではどうにも、ただ外部の影響ではないかと

｜そう…残念な事になるのね…だとしても私は歩みを止めるつもりはないから…｜
｜それにあなたの事も信じてはいない…｜

（おおっと…桜子さんいきなり剣呑じゃないですか）
（それに、あのフクロウみたいな使い魔…あれがねむちゃんが放ったという私への監視役ってわけですか）
（さすが元・マギウス…おそらく私と桜子さんの会話もあのウワサ経由で盗聴されているはず…）

｜それに…私はあなたのように未来にただ身を任せるだけにはなりたくないから…｜
｜これはいろはたちが教えてくれたこと…｜

>予測は…あなた自身にもできてるんじゃないですか？あなたとお子さん達は…みんな暴走、します
>なぜ、と言われると弱りますね…そこまではどうにも、ただ外部の影響ではないかと
｜“外部の影響ではないかと”…それは、どっちの意味？｜
｜暴走の影響は外部にある、とあなたは推察していると言うこと…？｜
｜それとも…この私の中に原因があると言うこと…？｜

むふっ…見滝原のイレギュラー…さんだね
色々聞かせてもらったよ？
ここまで言い切るのなら…根拠を見せてもらわないと困るかな？
（まばゆの退路を塞ぐかのように現れるねむ）

>（さすが元・マギウス…おそらく私と桜子さんの会話もあのウワサ経由で盗聴されているはず…）
なら…宣言すべきことはひとつ！(ｸﾞｯ…)
私が見たモノは変えられません、絶対に…地球はどすピンクに染まり、9割の魔法少女が苗床になる運命は決まりました
でも…そこから先はまだ見えてません、変えられる…はずです！だから私はあの人たちと接触を…

>｜暴走の影響は外部にある、とあなたは推察していると言うこと…？｜
>｜それとも…この私の中に原因があると言うこと…？｜
そこは…あえてぼかさせてもらいます、ええ！わざとぼかしますから私
…私だって、どちらかといえば『先の決まってない未来』のほうが好きですから

>ああお帰り！すごいぞ！10メートル進んだ！！！
10メートルって…あたし、先頭を見てきてそこそこ時間経ったけど
それじゃ絶望的なような…！

>でも…そこから先はまだ見えてません、変えられる…はずです！だから私はあの人たちと接触を…
そっかそっか〜
貴方が呼びこんだんだね〜？あいつらを
くふふっ♪

君の行動がその未来に変えてしまった可能性もないかな？
まばゆさん…（ねむが一歩歩みを進める）

（ねむが立ち塞いでいる路地の反対側へと傘で降りてくる灯花）

まさか見滝原にスパイがいただなんてね〜
これ、ペレネル先生にちゃーんと報告するにゃー
わたくしの先生でもあるからね〜？くふふっ♪

あ、あいつら…？(あのリヴィアさんって人そんなに嫌われてるんですかね…？怪しいとは思ってましたけど！)

さあ！誰を引き込んだか名前をいってもらうにゃーーー！！

まま待ってください！！！？誰と思っているんですか？引き込んだって！！

良かったね…まばゆさん、むふっ
もしもここがマギウスの翼の内部だったなら、裏切り者には重い罰が下されていたところだったよ？

えっと…もしかして小さい子と顔がいい人とおっぱい大きい人の3人組の…？

（この幼子たちはダテにマギウスの頭をやっていはいないだけあって不気味な威圧感はあるのである…）

>えっと…もしかして小さい子と顔がいい人とおっぱい大きい人の3人組の…？
ラピヌ！コルボー！そしてミヌゥ！の事にゃーーーっ！！！

>ラピヌ！コルボー！そしてミヌゥ！の事にゃーーーっ！！！
ち
が
う
｜
｜
！

君には二つ、選択肢がある…僕のキレーションランドでキャストたちから手厚いもてなしを受けて自白するか
灯花の魔法で体の半分を消し炭にされた上で、病院のベッドの上で自白するか

（コミュ障が迂闊に芝居がかったセリフを吐くんじゃなかったぁあぁぁ〜〜〜！！！！）

（なにか壮大すぎる誤解をされている気がします〜…！！！）

灯花ストップ
顔がいい…の条件に常時仮面の連中は選択肢から外れると思うよ？

それとも…そうだ、おじさんに体の隅々まで視姦された上弄られるというのもアリだね？
ちょうど彼好みの体じゃないか…(ぴらっ)

>君には二つ、選択肢がある…僕のキレーションランドでキャストたちから手厚いもてなしを受けて自白するか
>灯花の魔法で体の半分を消し炭にされた上で、病院のベッドの上で自白するか
ちなみに付け加えておくと･･･察するに君は、舞台の外側で魔法少女達を悪用してる「悪い大人」･･･魔法少女至上主義者を自称する連中の事を知らないと見た

ちょちょ…調整屋さんの事です〜〜〜〜〜！！！！！（ガン泣き顔）

言っておくけれど君に黙秘権は無いよ？…灯花、彼女をクレッセントハウスの地下へ招待しよう
あのシェルターも兼ねた地下室なら、助けを求める悲鳴も外へ届かないだろうからね