寝かしつけると言っても何をするのかしら。子守歌でも歌うか、あるいは自作の本とか？
そう思いながらベッドに横になると、アンアンちゃんも隣で横になって、耳元に口を近づけてきた。
「マーゴ、わがはいの声に集中しろ。まずはリラックスだ、ゆっくりと息を吸って……」
「ごほっ！」
アンアンちゃんの言葉につい、むせてしまう。
子守歌なんて可愛らしいものじゃなかった。これは……私に催眠音声をかけようとしてる？
「アンアンちゃん。そのやり方、どこから知ったのかしら？」
「これか？　これはココが、『ヒッキーの魔法って催眠だっけ。じゃあ、こういうのも上手いんじゃね』と言っていた」
そう、ココちゃんが。変なこと教えてくれるわね、あの子も。
頭の中にココちゃんの顔を思い浮かべる。今度あったらちょっとお話が必要かしら。
そんなことを思っていると、アンアンちゃんはまた、耳元で囁きかけてくる。
「マーゴは何も考えず、わがはいの声に身を委ねろ。さあ、息を吸って……」

「息を吸って……力を入れて……。息を吐いて……力を抜いて……」
思ったよりわずかに低音気味なアンアンちゃんの声は、心地よくて。
「どんどん気持ちよくなっていくだろう。もっと気持ちよくなりたいだろう」
ゆったりとしたテンポの話し方は、聞いていると落ち着いてきて。
「では、想像してみろ。まずは雲……を？　いや、白い……そう、白い雲を思い浮かべて……」
そして心を掴むはずセリフは、うろ覚えだった。
……こういうのって、一つ気になると集中出来なくなるのよね。
頭を振って起き上がると、アンアンちゃんも私に合わせて起き上がってきた。
「ど、どうしたマーゴ。わがはい……駄目だったか？」
「0点ってわけではないけど……」
そわそわするアンアンちゃん。そういうのを見てると――ちょっと、虐めたくなるわよね♡
「素質はあると思うけど、やり方がイマイチね。だから――」
「ひあ！」
今度は私からアンアンちゃんを引き寄せ、その小さな耳に囁きかける。
「まずは私が、お手本を聞かせてあげるわ♪」

だって、思わないじゃない。いくら私がそういうの得意だからって、まだ始まって数分なのよ？
「ふにゃぁ……」
私のベッドの上で脱力して、蕩けた顔して、アンアンちゃんは完全にトランス状態に陥っていた。
「アンアンちゃん、あなたこっちの才能もあったのねぇ……」
効き方が催眠音声のソレじゃない気もするけど……まあ、些細なことよね。
「さぁ、アンアンちゃん。よく聞いて、もっと気持ちよくなりたいわよね？」
「なりたい……」
……催眠音声であって、催眠をかけたわけではないのだけど。
妙にアンアンちゃんが素直だからふとした疑問をぶつけてみる。
「じゃあ、私の質問に答えなさい。私を寝かしに来たのはなんのため？」
「マーゴは普段頑張ってるから……よく眠ってほしかった……」
「アンアンちゃん……」
私を寝かしたいって、あれ本当だったのね。ちょっと意外で胸にじんときちゃう。
「あと、マーゴで遊びたかった……」
「アンアンちゃん……」

真意も知ったところでぽんと肩を叩と、「はっ！」とアンアンちゃんはトランス状態から戻ってきた。
「おはよう、アンアンちゃん。随分気持ちよかったみたいね♪」
「うぐぅっ……」
ベッドの上で目覚めたアンアンはそのままごろりとうつ伏せになりがっくりと落ち込む。
「わがはいは、役立たずだ……マーゴを寝かすこともできない……」
悔しそうに転がるアンアンちゃんを見ていると、
「……そうね。最近寝つきが悪いのは事実だし。ちょっとアンアンちゃんに手伝って貰おうかしら」
「しかし、わがはいに出来ることなど……」
「あるわよ？　こうするの♪」
ベッドで転がるアンアンちゃんをゆっくり包み込み、抱き枕にする。
「マ、マーゴ……！？」
「こうしてるとよく眠れる気がするのよね。アンアンちゃん、手伝ってくれる？」
顔が近づくとアンアンちゃんは照れたように赤く、けれど役に立てるとわかるとむふっと顔を緩ませる。
「無論だ。ゆっくりお休み、マーゴ」
ええと言いながらアンアンちゃんを抱き枕に目を閉じる。あら、アンアンちゃんって思ったより暖かいのね。

マーゴが幸せそうで正しい

書き出しから想像したよりもほっこり系のお話だった

どんな気分で自分のnmmn書いてんだ夏目…

私がロリコン扱いは正しくない

夏目先生は自認がそれでいいんだろうか…

imgはマゴアン最大手かもしれない

グングニル

>どんな気分で自分のnmmn書いてんだ夏目…
「」ンアンスレはアンアンちゃんが書いてる場合と普通のSSの目印ってだけの場合があるから…

抱き枕アンアンは寝心地…髪どうなんだろ

アンアンちゃんはのあの抱き枕だよ

まて私はロリコンじゃない

マゴアンすき
お互いに文句たれつつも共依存になってほしい

>　　　　　　　　　　ﾛﾘｺﾝ
>「……ヒロちゃんのお世話癖が移ったかしら。
ちょっと待ってほしい

>>　　　　　　　　　　ﾛﾘｺﾝ
>>「……ヒロちゃんのお世話癖が移ったかしら。
>ちょっと待ってほしい
待たないわ💜

催眠に弱いアンアンちゃんは使えるかもしれない

催眠にかけたアンアンちゃんの身体でこっそり楽しんだんだね！マーゴちゃん！
ボクもたまにヒロちゃんでやるから隠してても分かるよ！

催眠する側だったから逆に弱いっていうね…

催眠音声に弱い催眠使いって面白いものがあるな…

わぁ！優しくて可愛いアンアンちゃん！！ボクこれ欲しかったんだ！！

夜にマーゴと会うと記憶が曖昧になり身体が怠くなるわがはい…

思いやりのある優しい動機で変な事始めるけど上手くいかないアンアンちゃん好き

>わぁ！優しくて可愛いアンアンちゃん！！ボクこれ欲しかったんだ！！
のあの

>>わぁ！優しくて可愛いアンアンちゃん！！ボクこれ欲しかったんだ！！
>のあの
異論は無いよ

催眠中に身体を開発されてちょっと腰をさせられるだけでへたり込んでしまうわがはい…

>どんな気分で自分のnmmn書いてんだ夏目…
これは日記である

>催眠中に身体を開発されてちょっと腰をさせられるだけでへたり込んでしまうわがはい…
そろそろ食うか…💜

マーゴのおやつになってるアンアンちゃんすき

良い子になる催眠をかけよう

>良い子になる催眠をかけよう
わがはいはもう良い子である

>「アンアンちゃん……」
>「アンアンちゃん……」
声のトーン違ってそう

>「あと、マーゴで遊びたかった……」
これは可愛すぎてちょっと虐めたくなるのもわかる

アンアンちゃんをいじめて楽しんだ後に強烈な自己嫌悪に襲われるマーゴちゃんいいよね…