GM
[大浴場]
星が輝く夜
ここはとある町にある大浴場
近場に似たような施設もなく、癒しを求めるならここ一択
多人数で入ると落ち着かないという客層向けに個室風呂まで完備
美容や傷病に効く薬湯を揃えていることで近頃人気です
"そういう"サービスも質が高い
君たちはいずれかを求めてここにやってきたのでしょう
また、君たちは当然お分かりでしょうが混浴です
入り口の混浴を示す看板は湯気かなにかで見えづらくなっていますが
混浴は常識ですし特に問題はないはずです!
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
いつものようにざばっと掛湯。もう手慣れたものだ。
シユウ
[大浴場]
「ここが風呂か」中の様子を見る
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
人里に降りてくるたびに獣の返り血やら虫やら草木やらを身に纏わせる方が悪い…と言われたら仕方がないが
ゆっくりと声がした入り口を向く
シユウ
[大浴場]
「誰かいるな、残念だ。ナイトメアと魔神の事をどうとも思わない人は少ないし」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「蛮族よりマシだろう」
シユウ
[大浴場]
「そんなものかな?」
小魔
[大浴場]
『(風呂入って話せよ……)』シユウの頭に声が響く
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「少なくとも俺は気にしない」
…コレは見えてていいのか?
シユウ
[大浴場]
ああすいません、まだ聞こえてないってことで
シユウ
[大浴場]
「それもそう」誰かグゾンではない者に返答すると服を脱いで風呂に入る
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「…女か?」
シユウ
[大浴場]
「男だけど?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「随分と細いな。」
※悪意無し
シユウ
[大浴場]
「そうかも、けど見た目と身体能力が一致しないなんてよくある事じゃない?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「割と多いから困る。山賊時代の時は見た目が強ければそれで一目置かれるものなのだがな」
シユウ
[大浴場]
掛け湯すると桶に湯をいれ、湯船に浮かべ自分はその隣に浸かる
「見た目が強そうだとお得だね、依頼の時も」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「同感だな。問題はついでの様に力仕事も回されることだが」
シユウ
[大浴場]
「力仕事は嫌い?」
小魔
[大浴場]
どこからともなくうぞうぞと現れ、シユウが用意した桶に入る
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「いや。慣れてるのでそっちの方が楽だ。」
「…それは…ペットか何かか?」
シユウ
[大浴場]
「なら問題ないね?」
「これ? 扉の小魔だよ」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「デーモンルーラーとかいうやつか。」
小魔
[大浴場]
『ペット同伴不可とは書いていないだろウ? コイツは間抜けだが噛みつきはしなイ』シユウの頭をペチペチたたく
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「…喋るのか…」
シユウ
[大浴場]
「うん、そう、デーモンルーラー」
「なんか…元は上位の魔神らしいから」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「…それ、銭湯に連れてきて問題ないのか?」
シユウ
[大浴場]
「……問題かも?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「とっとと番頭の荷物預かり場に戻してこい」
「…いやいいか。あの湯女が通したのなら問題なかろう」
小魔
[大浴場]
『魔神が入ってはいけないとも書いてないなア』出る気なしでシユウに身体(?)を洗わせている
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「たまにリカントも来るからな。毛が落ちても問題なかろう」
シユウ
[大浴場]
「魔神が嫌いな人が来たら隠すよ」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「…流石にそれが少数な事くらい把握しているよな?」
シユウ
[大浴場]
「知ってる、前に騒がれたからさすがに覚えてるよ」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「判っているならいい。この銭湯は…まぁ無駄に賑やかになるのはいつもの事だが…面倒事の方の騒ぎになられても困る。」
シユウ
[大浴場]
「確かに面倒事はやめておいた方がいいかも?」小魔を見る
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「だがまぁ…俺は別にいても問題ないぞ」
「というかリスクを冒してわざわざ連れてきたんだ。ソレを洗うのが目的の半分みたいなものだろう?」
シユウ
[大浴場]
「多分? 風呂入りたいって言いだしたからそれに従っただけ」
「僕は人の言う事につい従ってしまうから仕方ないね」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「本人らがそれでいいなら止めはせんがな…」
シユウ
[大浴場]
「…やっぱり直した方がいいかな?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「他に客がいないなら別に良かろう。」
「入ってきて騒ぎになったら締め出すがな」
シユウ
[大浴場]
「それだと急に入ってきたら困るな、姿を隠してくれない?」
小魔
[大浴場]
『騒がしいのが来ると寛げヌ、聊か不満ではあるがいた仕方なイ』
パッと姿を消す
シユウ
[大浴場]
「どう思う?角も隠した方がいいかな?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「…角?」外見からわからん
シユウ
[大浴場]
本来はこんな感じ
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
はいはい
「…今更じゃないか?別に気にするような奴が入ってきた記憶は無い。」
シユウ
[大浴場]
右向いて頭の陰に隠れてる風にしてる、分かりにくくて申し訳ない
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
いいんだ
シユウ
[大浴場]
「じゃあ…いいのかな。隠す物もないからさすがに隠せと言われても困るし」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「別に俺だけの時ならその毛むくじゃら出しててもいいぞ。」
シユウ
[大浴場]
「触手じゃないかな」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「見てくれは大して変わらん」
シユウ
[大浴場]
「……実質毛みたいなものか」
「でも毛布だって言ってアレがびっしり生えたのが出てきたらなんかいやだな」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「熊の毛皮みたいなものだろう」山賊感想
「別にお前もその毛むくじゃらに嫌悪感を抱いてるわけでもあるまい」
シユウ
[大浴場]
「確かに嫌いじゃない、今まで生きていたのは彼のおかげみたいなものだし」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「だったらこの場くらいゆっくりさせておけばいい」
「そこの毛むくじゃら」
小魔
[大浴場]
『…俺様がどうするか決めるのは小僧ではなく俺様ダ、そこははき違えるナ』ヌルっと現れる
シユウ
[大浴場]
「でも好意は素直に受け取るんだね」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「別段そこの小僧に害意を抱いているわけでもないのだろう?」
小魔
[大浴場]
『使えるというだけダ』
シユウ
[大浴場]
「助けてくれたから僕は害がないと思ってるよ」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「共存関係か。要するに親みたいなものだろう。」
「吟遊詩人の唄ならここからこの小僧を使って魔王にでも復活するところだろうがな。その関係性を見ていれば今の所その危険がある様にも思えん。」
小魔
[大浴場]
『…勘違いダ、その内その吟遊詩人が正しいと分かる日が来るだろうナ』そういうと消える
シユウ
[大浴場]
「あ、戻ってっちゃった」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「…お前はどうなんだ?」
シユウ
[大浴場]
「僕?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「唄の通りに魔王の手先になって人類を滅ぼしたいか?」
シユウ
[大浴場]
「うーん……」考え込む
「なる…かも?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
即座に首に手を伸ばす
「ここで首をへし折られることに抵抗は?」
シユウ
[大浴場]
「死ぬのは…少し嫌だな」普段は見えない右手の召異の刺青が光り、異界の魔力が零れる、首の周りを囲むように小魔は現れグゾンをにらむ
小魔
[大浴場]
『そうした場合、ここは聖餐の地になると思エ』
シユウ
[大浴場]
「ああ、うん、冗談、今の無し」ただならぬ雰囲気になりかけたため、慌てて訂正しようと
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「将来的な損害を考えれば、多少騒ぎを起こされてもここでへし折る所だがな。」
「冒険者とはそういうものだ。どこぞの魔王を倒せる英雄が仮にいたとして…そいつが次の魔王になった時に、そいつを討伐する英雄が現れる。言ってしまえば相互監視だな」
とりあえず一旦手を放しますか
シユウ
[大浴場]
「けほっけほっ」むせる
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「言っておくが詫びるつもりはないぞ。冗談にしては笑えないからな。」
「お前自身に欲はないのか?あの毛むくじゃらとは共存関係だろうが…」
シユウ
[大浴場]
「いや、普通ああいったらこうなる…僕が悪かった」
「うーん、美味しいもの食べたいとかなら」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「女を抱きたいとか」
シユウ
[大浴場]
「それは…どうだろう、あんまり考えたことなかったな」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「冒険者だろう、女と組むことは無かったのか」
シユウ
[大浴場]
「何度かは」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「女を抱いたことは?」
シユウ
[大浴場]
「……無いね」なにか言いよどむ
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「言葉に気を付けろよ。俺は額面通り受け取るぞ。」
そう言うとざばっと湯から上がってずんずんと受付口の方に向かう
シユウ
[大浴場]
「……ずっと前に一度。でもそれ以上は聞かないでほしい」それを言われると正直に答える
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
ぴたと足を止める
「冒険者と言っても色々ある。」
「触れてほしくない過去を持っているのも大勢いる。一々それに親身になって寄り添う物好きじゃないぞ俺は。」
とりあえず風呂に戻る
シユウ
[大浴場]
「でも、ちゃんと聞いて忠告までしてくれるんだね」
「それはきっと貴方は優しいという事だと思うよ」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「少なくとも、お前に他者との交流をする気概があると踏んで話しているだけだ。」
「する気が無ければこんな場所には来ない。」
「…正直なところ」
シユウ
[大浴場]
「僕自身の事で僕の事を不快だと思ったなら申し訳ない、自立した人がする事じゃないと頭では解ってるんだけど……つい、ああいう言い方や態度をとってしまうんだ」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「変な事悩んでないでそこの湯女に一発抜いてもらえと思うがな。」親指でくいと受付を指す
「世界の命運だの己の宿命だの面倒だ。肉食って女抱いて酒飲んで寝ろ。お前が人間だろうと化け物だろうとな。」
シユウ
[大浴場]
「出来れば…人と呼ばれたいかな」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「人ならもっと欲に従え。肉欲くらいあるだろ。」
シユウ
[大浴場]
「ないわけじゃない、かも? 最初が良くなくても次もそうだとは限らないとはよく言われるし……」受付の方を見て
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「少なくともこの銭湯で、種族の類を言い訳に追い出されたのは見たことが無いがな」
シユウ
[大浴場]
「…角付きが風呂に入れるなら、きっと大丈夫なんだろう」自分の角を撫で
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「角付いてようが受け入れてるのを目の前にしてまだ言うか」
シユウ
[大浴場]
「ああ、そういえばそうだ。ごめん」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「別に角付いてようが毛が生えてようが下半身が馬だろうが抱けるなら抱くぞ俺は。」
シユウ
[大浴場]
「博愛主義ってやつ?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「性欲に素直なだけだ。」
シユウ
[大浴場]
「凄いなあ…」皮肉ではなく感心する
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「で、どうする。お前は。無理にやれ、とまでは言わんが。」
シユウ
[大浴場]
「…欲に素直になるの、僕にとっては難しい事だ」
「…決心がつく前にもう一つ話しておくよ。さっきの魔王の話」
「きっと彼は魔王にはならないと思うんだ、そんなに悪い存在だと思えないしそれに…そうなれるほど強いと思えないからね」
「いたっ」見えない何かに頭をはたかれる
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「まぁ、魔王になるなら不可視になって俺を絞め殺してるだろうな。」
シユウ
[大浴場]
「きっと返り討ちに出来るよ」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「お前があの毛むくじゃらを信頼しているのは分かった」
シユウ
[大浴場]
「そんなことできるほどじゃないと思うのは信頼って言っていいのかな?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「少なくとも、俺がそいつを返り討ちにしても怒りはしないだろう?」
シユウ
[大浴場]
「殺す気なら止めるかな、その後貴方に頭下げて謝る」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「依存で無ければ問題ない、少なくとも俺はな。」
シユウ
[大浴場]
「…本当に彼を殺したりしないでね? 冒険者として必要でもあるから」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「乱闘騒ぎになったら流石に出禁になる。女が抱けんのは困るのでやらん。」「…で、あの毛むくじゃらをそんなに危険視してないから、深刻に悩んでないと?」腕組み
シユウ
[大浴場]
「そんな感じかな、でももしどっちか選べって言われたら…ハッキリ答えられる自信がないのも確か、どっちも助けるなんて都合のいい事は…ないしね」
「…これじゃ最初に戻っちゃうな」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「俺は一貫して、同じところで悩んでるなら一発抜いてこいと思うが。」
シユウ
[大浴場]
「抜けば解決する問題とはまた違うような気もするけど」首をかしげる
「しかし堂々巡りで暗い話ばっかりするのは確かに不毛だ」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「小難しい話よりも分かり易い話の方が良いと思うのは同感だな」
シユウ
[大浴場]
「じゃあ、欲望の参考に聞きたいんだけど、最近はどんな人を抱いた?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「逆バニーカジノに務めてた冒険者。」
シユウ
[大浴場]
「逆バニーカジノ? なんだか聞き覚えがあるような無いような……」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「他に複数の冒険者がいたからな。無理もない。」
シユウ
[大浴場]
「…まさか、全員と?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「流石にそんな酒池肉林の会場じゃない。個室で生娘一人連れ込んだだけだ。」
シユウ
[大浴場]
「さすがに違うか、気持ちよかった?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「…いい女ではあったが。何でそんなことを聞く。」
シユウ
[大浴場]
「まあ、参考に。あと冒険者ってその手のプロとかじゃないだろうけど、それで気持ちよくなれるのかなって」
「そういう話を酒場で偶に聞くものだからつい、やっぱり人に聞くことじゃないかな?」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
たまに見かける気もするが、というのは重箱の隅を突いた話だろう。
「少なくとも俺は気にしないが。かといってここに居ない女の膣内が具合が良かった…などと俺に言われて、嬉しい話か?」
シユウ
[大浴場]
「確かにその時も自慢げではあったけど僕は別に楽しくなかったな」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「そう言う事だ。実際に女を抱けば楽しいが、聞いたところで自慢話の類になる。」
シユウ
[大浴場]
「こういう話はしない方がいいと」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「聞いたところで面白くは無いと思うがな」
シユウ
[大浴場]
「結局自分で試すしかない、か」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「女体の事を聞きたきゃ受付の湯女に聞け。少なくとも男の身体の弄び方は知っているぞ」
本番NGではあるが
シユウ
[大浴場]
「うーん…………そうだね、聞いてみるよ」長い時間かけてようやく決心ついたようで
「自分で自分の行動を決めるのって大変だな」
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「偶には我欲に従え。他人に決められたことだけやっても、自分の欲は虚ろなままだ。」
シユウ
[大浴場]
「色々聞いてくれてありがとう、それじゃあ」風呂から上がる
グゾン・ザ・グレイズオーク
[大浴場]
「ああ。また会うことがあればな。」
特段見送りはしない。軽く手を振って会釈をするだけ。
GM
[大浴場]
そうして大浴場は健全も不健全も飲み込んで、閉館時間まで稼働したのだった…
お疲れさまでした!