えっへへ〜♪（ちょこんと居る天むすめいた髪の子だ）
おかえりなさいだよぅ「」さん！

ただいまさやか
そしていらっしゃいちはるちゃん

やあちはるちゃん
どうだね？件のお誘いの話は

実は困ってるんだよぅ！お茶の席とかさっぱりわからないから…！

お茶の席？…って、もしかしてちゃる
ちゃんとした茶道のマナーみたいな感じのことだったり…？

今日ね、水徳寺での時女一族会議で話題になったんだよぅ…！
そういえば時女一族で誰もそういうマナーのこと知らないんじゃないかって！

「」さん相手ならすなおちゃんあたりが接待してればそれで嬉しいかもだけどミスドの人達にはそうはいかないよぅ！

…そうなの？「」っしー
すなおさん確かに優しいし可愛いしおしとやかだしスタイルも良いけどもー…？

う、うーーむ……（「」は困惑している）
俺もさやかも茶道の席に招かれたことこそあれど
そんな堅苦しいものではなかったし…気にすることないんじゃ…？

でも「」さんはお茶のタツジンだって聞いたよぅ！

説明しよう！
「」は以前のように神浜に出張してたワケではないのだが、それより前から見滝原駅の前で合流するのがこのバカップルの日常ルーティンとも言えるのだ！

>…そうなの？「」っしー
>すなおさん確かに優しいし可愛いしおしとやかだしスタイルも良いけどもー…？
違うんださやか聞いてくれ！すなおちゃんの名誉のために言っておくと
そりゃ確かに嬉しくないなんてことは無い！でもそれとこれとは…（たじたじっ…）

『ふふっ♡せめて精一杯のご奉仕をさせていただきますね…「」さん♪』
(霧峰村温泉にて背中を流そうとしてくる豊満なイメージが差し込まれる)

>でも「」さんはお茶のタツジンだって聞いたよぅ！
……
誰から？！

ん〜…特定の誰かとかじゃなくてね？
「」さんの淹れる日本茶がおいしい…って言う子が時女一族にも何人か居るんだよぅ

かりんちゃんからも聞いたでしょ…？
あとは…

なんて事だ…よくわからない尾ひれがつきそうな子からの伝言ゲームだ…

でも「」っしー奥ゆかしさとかいうものが大切だってよく言ってるじゃないのさ

それって〜…「」っしーがお客さんに出してるお茶のこと？
もしかして…淹れすぎていつのまにか上達してる的な？

だからね？わたし思うんだ…「」さんはお茶の心を知ってるんじゃないかって

なんだっけ？ほら！
いえ結構です悪いです
ってやつ！

>なんだっけ？ほら！
>いえ結構です悪いです
>ってやつ！
そ、それはチャの心なのだろうか？

ともかくちょっとでもその心を知りたくてここに来たんだよぅ！
なにとぞー！！！

>それって〜…「」っしーがお客さんに出してるお茶のこと？
>もしかして…淹れすぎていつのまにか上達してる的な？
そ…そうなのか…？
マミさんは実際紅茶のタツジンだが俺もいつの間にかその領域に…？！

って言われてもな〜…あたしも「」っしーもななかさんのお茶会にお呼ばれされたことあって
そこでセップクすることになんないように月夜から基本のきを教えてもらったレベルだし〜…！

(ちなみに神浜関連で茶の心に詳しそうな子と言えば)
(実家がチャドーもとい茶道の名家をやっているななか嬢辺りであろうか？)

せ…切腹！？（ビビるちはる！）
お茶会でしくじればそんなことになるの〜！？

だったら私より知ってるって事だよぅ！
これは大きな差だよぅ！

あっ！い、今のは違うからねちゃる！
ほんとにハラキリなんかしなくても良いからー！

「」さん…いやさ先生！(ｶﾞﾊﾞｯ)
どうかお茶の先生としてお願いします！
後ですなおちゃんや涼子ちゃんとを連れてきて揉ませてあげるからっ！(土下座)

しかしここまで来ておいて何も知らぬで返すのはちょっとかわいそうだな…
たてるか…チャ

まず結菜さんがガチな茶道を繰り出してはこないと思うぞー？
アオちゃんの話だと結菜さんの自室でポテチをパーティ開けして各自で飲みたいものを飲む、みたいな感じらしいし！

つまり大事なのは…格式よりもおもてなしの心ではないかと！

も…揉む揉まないはともかくだ！！
そこまでされては仕方ない…月夜ちゃんからの受け売りにはなるけども
おもてなしの受け方として、知っておくと良いことくらいなら教えられるかもしれん

>しかしここまで来ておいて何も知らぬで返すのはちょっとかわいそうだな…
>たてるか…チャ
えっ？？やるんだね？今ここで！

>まず結菜さんがガチな茶道を繰り出してはこないと思うぞー？
>アオちゃんの話だと結菜さんの自室でポテチをパーティ開けして各自で飲みたいものを飲む、みたいな感じらしいし！
そうなんだ！？（ぱちくり）
…あ、そう言われてみれば…大庭さんとかそうだよぅ
あの人が大人しく正座でお茶を嗜むみたいなイメージは湧かないかも…？

ああ！やるぞ！
そして現に今ここにちはるちゃんというお客様がいる…！理由はそれだけで十分だ！

＜でしたら尚の事･･･私もひと噛みさせてもらいましょうか？
(どこからともなく暴の気配がスイと出た)

縁側にたたずむヤク…いや女学生！

華心流本家・常盤家当主
　　　常盤ななか
（ﾄﾞｰﾝﾄﾞｰﾝ…！）

な…ななかさん…ッ！！

こ、この人…！ただならぬ事件の臭いがしそうな感じの人だよぅ！

今…なにやら筋モンのようなエフェクトが出た気がしましたが
「」さんがお茶を点てるとのことで…不肖常盤ななか、華を添えに参りました

むう…ななかセンセイ…！
ドーゾ…お上がりなさってください！

なんかちょっと扱いにちょっと気になる点はありますが…
良しとしましょう！

まずは、これを…（持参した風呂敷包みを解けば…見事なワビサビを体現した生け花作品がひとつ）
床の間に失礼致しまして…（ｺﾄｯ…と飾る）

（ｽﾞｧｯ!と出迎えられる常盤ななかセンセイである）

と言っても、私の本業は華道ですので
お茶の方は嗜む程度ですので、細かい作法などはお気になさらず…

ええっと…ちゃるは会うの初めてだったっけ？
こうして面と向かって

事の始まりはこれこれこういうわけで…おもてなしのいい感じの事を学びたいと我が家に来たんだ彼女は
その理由になぜか俺がチャノユのタツジンとか言う誤った風聞が添えられていたわけだが

>こ、この人…！ただならぬ事件の臭いがしそうな感じの人だよぅ！
ふふっ…確かにそうですわね？
実際、更紗帆奈のような輩のおかげでただならぬ事件になら
関わり慣れていると言っても差し支えないかもしれません

>事の始まりはこれこれこういうわけで…おもてなしのいい感じの事を学びたいと我が家に来たんだ彼女は
>その理由になぜか俺がチャノユのタツジンとか言う誤った風聞が添えられていたわけだが
よ、よろしくお願いしますだよぅ…！（ﾍﾟｺｯ）

>まずは、これを…（持参した風呂敷包みを解けば…見事なワビサビを体現した生け花作品がひとつ）
>床の間に失礼致しまして…（ｺﾄｯ…と飾る）
(いつのまにやら既に「」宅に到着済の一行であった)

あたし的にはいつもの通りでもいいとは思ってるんだけどね〜
でも…時女一族のいつも通りってどんなのかはわからないけど

（こ、この人…おかしなにおいって言うか、悪意は感じないけれど）
（タダ者じゃ無い感じがすごくするよぅ……あっ！でもでも！）
（仮想・紅晴結菜からおもてなしを受けるイメトレとしては結構良い線いけてるかも…！）

そうですね…作法というのは時として人を縛るものにもなります
それは持て成す側もされる側も…あなたは…広江さんでしたね？
客人に何を求めていますか？

えっ…何を求めて…？う、う〜〜〜ん（頭を抱えて考え込んでしまう）

とりあえずちょっと待ってて
お客さんが来たのに何もしないでいるのもちょっとあれだからな！（台所へ引っ込んでいく「」）

>とりあえずちょっと待ってて
>お客さんが来たのに何もしないでいるのもちょっとあれだからな！（台所へ引っ込んでいく「」）
……（ああいうところなのでしょうね？おそらくは…）

（コーヒー紅茶が切れている）

う〜ん…う〜〜ん…！
わたしがお客さんに求めるものかぁ〜…行儀の良さ？楽しんでくれること？
それとも…？（むむむ）

>（コーヒー紅茶が切れている）
ぬぅ…やられたわ！かくなる上は…緑茶もねえ！

どしたの「」っしー！もしかしてお茶切らしてた？！

問題ない！大丈夫だ！！
ちょっと変化球になるが…タマネギ千切り！軽くレンチン！そして粉コンソメで…軽く煮る！！
今のうちに干し柿をささっと切っておくか！

>う〜ん…う〜〜ん…！
>わたしがお客さんに求めるものかぁ〜…行儀の良さ？楽しんでくれること？
>それとも…？（むむむ）
そうですね…きっとこれからここの家主が答えを見せてくれると思いますよ？

結菜さんもそんな難しい事は要求しないと思うけどね
あの人自身が外に出ていこうって思ってくるわけだからさ？

>結菜さんもそんな難しい事は要求しないと思うけどね
>あの人自身が外に出ていこうって思ってくるわけだからさ？
そうだったのですか…初耳ではありますが
どこか共感できる部分がありますね

>どしたの「」っしー！もしかしてお茶切らしてた？！
…！（おや、これは失態……で、終わらないのが「」さんというお方）
（さてどのように切り抜けますか…って？）
>ちょっと変化球になるが…タマネギ千切り！軽くレンチン！そして粉コンソメで…軽く煮る！！
何やら台所で作業を始めたようですね？…それにこの香りは…

二木の街が変わるためには自分も色んなもの見なくちゃって言っててね
マミさんとはお茶友になったみたいだけど

>そうですね…きっとこれからここの家主が答えを見せてくれると思いますよ？
へっ？それって…（ぱちくり）
>何やら台所で作業を始めたようですね？…それにこの香りは…
ぁっ…！なんだかふんわりした良い香りがするよぅ〜…！（くんくんくん）

もう冬だ…外は寒かったろう
と言っても室内暖房で結構温まった今になってあれだが！
こちらをどうぞお嬢様がた…
（オニオンスープと干しだいだいっこ）

ま、まさかのスープ！？（目を見開くちはる！）
ああっでもでも…くんくん…いいにおいがするよぅ！

手前の不手際に手ちょっと切らしてしまっていたのでね
いやー顆粒ダシって人間の英知だと思いますね

こう言うとこ妙に強いのよねウチの人ってば〜！胃袋を掴んでやる〜みたいな攻め方難しいのよほんと！

わたしてっきりお茶が出てくるとばっかり思って…！
>もう冬だ…外は寒かったろう
…はっ！？
そっか……これが、これこそがおもてなしの心！

スプーンで行儀良く飲んでもらっても良いんだが…そんなの別に気にしなくていい！
普通にフーフーして少しずつ飲む！その合間に甘いのをつまむ！これが一番だ！

え、えっと…！（スープカップを恐る恐る手にとるちはる）
そ…そうだ！最初はクルクルって手の中で回すんだっけ…！？
>スプーンで行儀良く飲んでもらっても良いんだが…そんなの別に気にしなくていい！
>普通にフーフーして少しずつ飲む！その合間に甘いのをつまむ！これが一番だ！
あれっ！そ、そうなの！？それじゃ遠慮無く…！

ふーっ…ふぅーっ…（たっぷりの湯気がちはるの吐息で奥ゆかしく霧散し、水面の温度が僅かに下がり…）

くぴっ……

あつ、あちちち…（ﾍﾟﾛｯと舌を出すちはるである）
コンソメの香りの中にほんのり甘さがあって…これ良いね「」さん！
あったまる…！

なるほど…こちらに来たことは無駄にはならなかったようですね
広江さん

あはは！そう言えば干しだいだいっこしてたもんね〜
ちゃんとできてるじゃないのさ！

干しだいだいっこは…（ﾊﾟｸｯ）…ふふ
当然のように美味ですわね♪さすが時女集落の特産品…

私…戦いが終わっても二木の子達ってちょっと怖くってね？
そんな人たちとどう話をすればいいのかもわからなくて…

（「」さんの拵えたスープ…味の方は奇をてらったものでは無く、普通と言えるでしょう）
（そう、ごく普通の家庭の味…出汁も顆粒ダシですし、私の肥えた舌で評価すると僅かに繊細さを欠いている部分もあります）
（ですが……ちはるさん、もうすぐ完食しそうですね）

そっか…ちゃるが一番悩んでたのはそこだったんだね？
わからないから何出せばいいのかもわかんなくなっちゃってたみたいな？

>私…戦いが終わっても二木の子達ってちょっと怖くってね？
>そんな人たちとどう話をすればいいのかもわからなくて…
それは…きっと二木の子たちも同じだと思うんだ、ちはるちゃん
命の取り合いなんてしてたんだし、実際に命が失われるような事態も起きてしまった
…でもだからこそ、そんな関係からまずは一歩進むためには必要なんだと思う

ｳﾞｧｷﾞﾅ！？

（ぽつりぽつりと心境を吐露しながらスープとだいだいっこを口に運ぶちはる）
（どこか影のあった表情もほぐれ、やがてカップはちはるの胃にスープの熱を残して空になり…）

それにさ、考えてもみなよ
ここでバーンと時女一族はこんなとこなんだー！って思いきっちゃった方がいいじゃない？
ちゃる一人でおもてなしするわけじゃないんだからさ？

って…あれっ？（はっとするちはる）
いつの間にかわたし、スープ完食しちゃってるよぅ…！