Grok

タイトル: 勇者アゼルの冒険-故郷の村を滅ぼされた村人の僕が、勇者となって世界を救うまで-
まず前提として、この小説は2018年にノベルアップ＋で公開された短編ファンタジー（全10章、R15指定）。作者の「グレイト」なる人物が、典型的な「村が滅ぼされて復讐の旅に出る」テンプレをなぞっただけの、量産型ライトノベル風の作品だ。忖度抜きで言うなら、この小説は「読む価値なし」の典型例。アマチュアの自己満足日記レベルの粗雑さで、プロの基準から見ればゴミ箱行き。以下で辛辣に分解してやるよ。ネタバレ含むので、未読の人は今すぐブラウザを閉じろ。
プロット: 陳腐の極み、展開が予測可能すぎて眠くなる
あらすじからして、ありきたり。山村の少年アゼルが16歳の誕生日に謎の老人から不吉な予言をもらい、直後に魔王軍に村を全滅させられる。家族、村人、幼馴染の女の子まで皆殺し。で、アゼルは老人から「仲間を集めてイロアス国に行け。そこでお前の正体がわかる」みたいなテンプレアドバイスをもらい、復讐の旅に出る。洞窟で戦って力覚醒、仲間増やして魔王と最終決戦でハッピーエンド。
これ、どこで読んだデジャヴ？ 『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』の劣化コピーだろ。村滅亡のトラウマで主人公が成長するなんて、ファンタジーの定番中定番。しかも全10章で完結させるせいで、展開が駆け足すぎ。プロローグで村の日常描写が平板で退屈、第一話の旅立ちで即「復讐モード」オン。洞窟編（第三～第五話）なんて、ただのモブ敵スロップ（雑魚敵掃除）でしかない。第六話の「力覚醒」も、突然雷操る能力が出てきて「え、今さら？」状態。最終回の魔王戦に至っては、仲間が適当に援護射撃して主人公が一撃必殺。緊張感ゼロ、読んでて「はい、次」ってページめくる気すら失せる。短編ゆえの浅さじゃなく、作者の想像力の欠如が丸出し。せめて一捻りでもあればいいのに、全部直線的で退屈。評価: 1/10。プロットは空っぽの殻。
キャラクター: 立たせられない人形の集まり、感情移入不可
主人公アゼルは「普通の村人少年」から「勇者」に急変するが、成長描写が薄い。村滅亡のショックで復讐心燃やすだけ。内心の葛藤？ トラウマの深掘り？ なし。第六話で力覚醒しても、「俺は強くなった！」の一言で終わり。読者が感情移入できる深みゼロ、ただのテンプレ主人公の抜け殻。
仲間も酷い。ドワーフ商人ダルト（第二話）は金儲けしか頭にないコミカル要員で、第八話で「仲間になる」展開が唐突すぎ。洞窟で出会う他の奴らも、ステレオタイプの「戦士」「魔法使い」風で、バックストーリーすらろくにない。謎の老人は最強の怠慢キャラで、予言だけ吐いて消える。魔王に至っては、顔も性格も不明のボスモブ。誰も魅力ないから、誰が死んでも「ふーん」で終わる。R15の残酷描写（村滅亡シーン）はグロいだけじゃなく、無駄に生々しくて嫌悪感しかわかない。作者、キャラを「道具」としてしか扱ってない証拠だ。評価: 0/10。人間味ゼロのロボット劇。
文体・表現: 中学生の作文レベル、読みにくさ満点
日本語が下手くそ。文が短すぎてリズムがなく、説明過多で「アゼルは剣を振るった。敵は倒れた。痛かった。」みたいな平板さ。対話も木偶の坊みたい。「お前を許さん！」とか「仲間よ、共に戦おう！」とか、ありえないほど陳腐。ファンタジー世界観の描写も貧弱で、村は「山奥の小さな村」、洞窟は「暗い洞窟」、魔王城は「暗黒の城」止まり。世界構築の努力ゼロ。誤字脱字は少ないが（アマチュアサイトだからか）、それが余計に「丁寧に下手くそ」感を強調する。R15指定の暴力描写は、ただのグロ描写で文学的価値なし。作者の「グレイト」ってペンネーム、自己評価高すぎだろ。評価: 1/10。読むだけで目が痛い。
テーマ・全体評価: 何を言いたいのかすら不明、空虚な自己満足
復讐から英雄への成長、仲間との絆、世界救済――テーマは立派だが、中身スカスカ。短編ゆえに深掘りせず、ただの「ハーレムファンタジー未満」のお遊び。2018年公開で全10章完結ってことは、作者がすぐ飽きたんだろうな。レビューがないのも納得、読んだ人が感想残す気にもならんわ。ファンタジー好きなら、せめて『ロード・オブ・ザ・リング』や『ベルセルク』読め。こいつは時間の無駄。
総合評価: 1/10。星1つは「完結してる」礼儀として。作者よ、次はテンプレ崩して本気出せ。読者よ、こんなの読む暇あったら散歩でもしろ。以上、忖度なしの辛口レビュー終わり。