二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1763877202110.png-(1620767 B)
1620767 B25/11/23(日)14:53:22No.1375396911+ 16:32頃消えます
ドーモ「」=サン
DICEの高まりを感じる…!
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/11/23(日)14:53:37No.1375396984そうだねx8
◆11/23/14:53◆
225/11/23(日)14:54:31No.1375397258+
>No.1375396911
「アイエエエ!アイエーエエエエ!」ボブはUNIXデッキの前で悲鳴を上げた。今は11月23日。ブラックフライデーも目前のある日、ボブはいつものようにIRCをしているさなか、恐ろしい事態に見舞われていた!
325/11/23(日)14:55:35No.1375397559+
アイエエエ…
425/11/23(日)14:57:56No.1375398190そうだねx3
>No.1375397258
それは一体?見よ!11月23日と表示されたUNIXデッキの画面を。そしてボブがいつもログインしているIRCフォーラムを!「ニンジャスレイヤーに一番くわしいのは僕。他の奴らはニワカであり僕を崇めるべき」ブッダ!他ならぬボブのIRCネームで残された挑発的言動!
525/11/23(日)15:00:16No.1375398829そうだねx3
>No.1375398190
「アイエエエ!一体なんだこれは?僕はこんなことタイプしてない!」ボブは途方に暮れた。彼はいましがたログインしたばかりだ。時間的にボブのスクールライフ中でありそもそもタイプできるはずがない。111月23日は祝日だが彼は仲間とニンジャスレイヤーTRPGを遊びに出かけていたはずなのだ!
625/11/23(日)15:02:26No.1375399433+
アイエッこんな時間から!?
725/11/23(日)15:04:30No.1375399954そうだねx2
>No.1375398829
その間にもボブを名乗る何者かは発言を繰り返す。「ニンジャスレイヤーを昔から知ってる僕は当然精神的に作者よりも偉いので書籍展開について僕にお伺いを立てるべき」「全てのルールを超越したところに僕はいる。僕の発言はいわばゴッドファーザー的な影の相談役めいて重視されるべき」ナムアミダブツ!11/23の日付表示の下に並ぶ挑発的文言!
825/11/23(日)15:06:14No.1375400402そうだねx3
アイエッ!?午後ニンジャ!?午後ニンジャナンデ!?
925/11/23(日)15:06:56No.1375400576そうだねx3
>No.1375399954
よもやボブはビリー・ミリガンめいて別人格に支配されてしまったのか?否、途方にくれるボブはキーボードに触れてすらいない。11月23日の奥ゆかしい休日に憩うあなたがたには、既にその正体はおわかりのはずだ。これはボブのハンドルネームを偽装した何者かによる電子攻撃である!
1025/11/23(日)15:07:31No.1375400728+
ボブ。…ではないというのか!?
1125/11/23(日)15:07:34No.1375400741+
ワッザ!?
1225/11/23(日)15:09:47No.1375401373そうだねx5
>No.1375400576
「アイエエエ!どうしよう!どうすればいいんだ!」ボブはIRC端末を取り110とコールしようとして間違えて1123とタイプしてしまった。「これは今日の日付じゃないか」ボブは冷静になり110と押し直した。「ハイモシモシ。こちらマッポ」「スミマセン!助けてください!」ボブは端末にすがりつく。
1325/11/23(日)15:12:47No.1375402194そうだねx4
>No.1375401373
「ファー……どうしました?強盗ですか?」電話口のマッポは欠伸混じり。なにせ今日は11/23、祝日なのだ「その、僕のハンドルネームを誰かが勝手に使っていて、僕のふりをして全く奥ゆかしくない発言を繰り返しているんです!」「それで?」「え?」
1425/11/23(日)15:13:49No.1375402472そうだねx4
>No.1375402194
「ですから、それで?電子口座を攻撃されました?IPに特殊部隊をデリバリーされた?」マッポは苛立った様子だ。なにせ今日は11/23、祝日なのだ。「い、いえ……」「なら脅迫されましたか?カネを寄越せとか、母親とファックさせてやるとか」「いえ、特には」「犯罪行為されてるんですか?」「いいえ……」
1525/11/23(日)15:14:23No.1375402617+
スレッドを立てた人によって削除されました
またコピペか/と思ったら/本物だった/セプクします
1625/11/23(日)15:15:30No.1375402935+
ヌウーッ…!
1725/11/23(日)15:15:47No.1375403013そうだねx4
>No.1375402472
「じゃあ、我々に何か出来ます?何をしてほしいんですか?」「その……」ボブは11/23と表示されたデジタル時計をチラチラ見ながらしょんぼりと背中を丸めた。マッポの言う通りだ。IRCでのハンドルネーム重複など大した問題ではない。ボブはIRC上でボブと名乗ったことはないのだから、本人証明も出来ない。
1825/11/23(日)15:17:08No.1375403403そうだねx4
>No.1375403013
「もう一度聞きますよ。我々に何か出来ます?」「……スミマセン、ゴメンナサイ」ボブは沈んだ声で謝罪し、通話を終えた。寂しげに消灯したIRC端末には11/23という日付が表示され、数秒するとバックライトが消える。「そうだよな、こんなどうでもいいこと、僕以外にとっては問題じゃないんだ」
1925/11/23(日)15:18:43No.1375403854+
ボブ…!
2025/11/23(日)15:19:17No.1375404012+
ヌゥーッ…
2125/11/23(日)15:19:22No.1375404030そうだねx5
>No.1375403403
ボブはUNIXデッキの画面をちらりと見た。11/23と日付表示された画面内では、やはりボブのIRCネームを名乗る何者かが奥ゆかしくない発言をタイプし続けている。「ニンジャスレイヤーを誰よりも知悉し愛する僕は誰よりも偉い。作者よりも」「もはやニンジャスレイヤーは僕のもの」
2225/11/23(日)15:20:24No.1375404370+
おお…ブッダよ寝ているのですか!
2325/11/23(日)15:20:32No.1375404414そうだねx7
>No.1375404030
「ニンジャスレイヤーはフリーミアム概念なので商業展開はおかしい。書籍など出すべきではないしnote課金なんてオンラインサロンめいた詐欺。ニンジャスレイヤー概念を穢しているので即刻僕に謝罪したうえで全て無料すべき」ナムサン。本来のボブであれば決してしないタイプの数々が、11月23日のIRCストリームを流れていく。
2425/11/23(日)15:21:34No.1375404680+
なんたる傲慢!
2525/11/23(日)15:22:37No.1375404972そうだねx3
>No.1375404414
ボブは改めてUNIXデッキの前に座り直し、11/23の日付表示を恨めしげに睨んだ。「そっちがそのつもりなら、こうだ!」ボブは荒々しくキーボードをタイプし、最後に「ENTER」のキーを力強く押した。スターン!「ちょっとやめないか。それは僕が使っているハンドルネームです」の文字列が表示!
2625/11/23(日)15:23:26No.1375405179そうだねx3
ボブその手はいけない!
2725/11/23(日)15:23:40No.1375405242そうだねx2
こいつ手下にボブの垢ハックさせたセイジじゃない?
2825/11/23(日)15:24:47No.1375405547そうだねx4
>No.1375404972
ボブは汗を滲ませ11/23と表示されたUNIX画面を睨み続けた。謎めいたハンドルネーム剽窃者は……ナムサン!「ニンジャスレイヤーは実際僕が生み出したも同然。つまり僕がニンジャスレイヤーを最も理解している」とタイプされる!「こ、こいつ!」ボブは握りしめた拳を震わせ、そして再びタイピング!
2925/11/23(日)15:26:09No.1375405888そうだねx4
>No.1375405547
「聞いていますか?無視は奥ゆかしくない。僕のハンドルネームを勝手に使わないでください」ボブは普段よりも実際速いタイピング速度を発揮し再び「ENTER」のキーを力強く叩いた。スターン!11/23の日付表示はヒートアップする彼を冷たく見つめる。「どうだ!」だがやはり剽窃者の発言は止まらず!
3025/11/23(日)15:26:37No.1375406028そうだねx3
>こいつ手下にボブの垢ハックさせたセイジじゃない?
やだよ自警団じゃなくて自治厨に目覚めたセイジ
3125/11/23(日)15:27:02No.1375406139そうだねx3
>>こいつ手下にボブの垢ハックさせたセイジじゃない?
>やだよ自警団じゃなくて自治厨に目覚めたセイジ
でもセイジってそう言う事やりそうな奴だし…
3225/11/23(日)15:27:53No.1375406355そうだねx3
>No.1375405888
「AAARGH!僕を無視するな!そのハンドルネームは僕のなんだ!」ボブは完全にフリークアウトした。「貴方さっきからなんですか?ヤメロ。このIRCフォーラムは貴方のものではない。奥ゆかしくない発言を僕に濡れ衣めいて着せるな」!感情的タイピングはしかしやはり冷たく黙殺され11月23日のIRCストリームに露と消える!
3325/11/23(日)15:30:37No.1375407094そうだねx5
>No.1375406355
ボブはキーボードを破壊せんばかりの力強さでタイピングを繰り返す。だが感情的な発言は全て黙殺され、そればかりかタイプ速度の問題ゆえあちら側の発言の数の方が多い!日付は11/23だ!「AAAARGH!」ボブはさらにヒートアップ!次第にタイプ内容は加速度的に奥ゆかしさを失い徐々に乱暴な表現が増していく!
3425/11/23(日)15:32:56No.1375407787そうだねx6
>No.1375407094
「何?」「ハッカー攻撃な?」「どっちが本物?」次第に異常な状況に野次馬めいたタイピングが増していく。ボブはまるで無数の衆人環視に囲まれているような羞恥と怒りに顔を真赤にした。「そうだ!そうなんだ!僕が本物なんだ!こいつは偽物なんだ!ファックオフ!」スターン!「ENTER」!日付は11/23!
3525/11/23(日)15:33:04No.1375407829そうだねx2
いけないぞ!
3625/11/23(日)15:34:41No.1375408294+
物事に執着をし過ぎるとセイシンテキを欠いてよくない
紀元前の王族にしてブディスト、シッダールタのコトワザである
3725/11/23(日)15:35:30No.1375408571+
書き込みをした人によって削除されました
3825/11/23(日)15:35:42No.1375408632+
ハッカーニンジャなら掲示板荒らしのニューロンを破壊し尽くして黙らせることも可能なのだろうか?
3925/11/23(日)15:35:42No.1375408634そうだねx4
>No.1375407787
しかし偽装タイプは未だ続く。それはまるでマケグミ労働者を巻き込みながらなんの痛痒もなく稼働し続ける無慈悲なイカケバブプレス機めいて。「AAAAAARRRGH!どうして!どうして!悔しい!」ボブは頭を掻き毟りのたうち回った。「フーッ!フーッ!」そしてさらにタイプを……「ボブ」11/23の室内に声。
4025/11/23(日)15:36:56No.1375409031そうだねx4
>No.1375408634
「ハッ!」ボブは振り返った。そこには全身から光を放つエルフの戦士が立っていた。「あ、あなたは」「ボブ。感情的になりすぎだ」エルフの戦士は森の朝露が集まり生まれた秘密の泉の水面めいた、あるいは11/23の祝日に相応しい落ち着いた瞳で語りかけた。「感情的なタイピングは奥ゆかしくない」
4125/11/23(日)15:37:19No.1375409174+
エルフのせんしだ!
4225/11/23(日)15:38:49No.1375409689そうだねx5
>No.1375409031
「で、でも。僕のIRCネームで、僕がしない発言をしてるんです。これじゃあ僕のオナーが……」「では、ボブ、君のその感情と怒りに任せたタイピングを見て、他の人はどう思うかね?」「そ、それは」「落ち着いてよくUNIX画面を見るんだ」エルフの戦士は11/23と日付表示された画面を促した。
4325/11/23(日)15:39:35No.1375409964そうだねx2
ゼゲンとかそういう後方撹乱が旨のクランはなりすましによる情報操作とかもやってたんだろうか
…やってたんだろうな…
4425/11/23(日)15:40:51No.1375410507+
書き込みをした人によって削除されました
4525/11/23(日)15:41:20No.1375410692そうだねx5
>No.1375409689
ボブは涙で滲む画面をよく見た。「どっちがどっち?」「よくわからないけれどどちらもあまり好ましくない」「刺々しい内容で不安になってしまう」ナムサン……人々はハンドルネームの重複よりも、否、ボブの攻撃的タイピングに対する不安を同じレベルで不安視していた。「そんな。僕が本物なのに!」日付は11/23。
4625/11/23(日)15:42:49No.1375411172そうだねx6
>No.1375410692
「いいかね、ボブ。君が本物かどうかは、IRCフォーラムの人々にとって重要ではない」エルフの戦士は優しく、だが厳然と語った。「君も考えてみたまえ。たとえばもしニンジャスレイヤーの本編中に、突然X(旧Twitter)のタグ上で攻撃的発言を繰り返す者がいたとしたら?」「それは……」ボブは11/23の時計をチラチラと見た。
4725/11/23(日)15:44:00No.1375411570そうだねx5
>No.1375411172
「そうだ。本編を楽しむどころではない。だからハッシュタグは翻訳チームの暗黒独裁体制を敷いているし、そうした奥ゆかしさを呼びかけている。そうだね?」「アッハイ。実際リファレンスはとてもわかりやすいです」「では、もう一度君の発言を見返してみたまえ」ボブは11/23と表示されたUNIX画面を再び見る。
4825/11/23(日)15:46:04No.1375412357そうだねx6
>No.1375411570
「すぐにやめろ。僕はそんな事は言わない。これは侮辱だ。許さない」「聞いているのか。反応しろ。腰抜けめ。お前はバカ」「先祖がお前を嘲笑っている。世界中もだ。お前は笑い者だイディオット。誰もお前を愛さない」「11/23」おお、なんたる罵詈雑言の数々。ボブは自分が恐ろしくなり震え上がった。
4925/11/23(日)15:48:25No.1375413193そうだねx6
>No.1375412357
そして、そうしたブッダすらも目をそらすような悪罵の数々は、イカケバブプレス機めいた自動的タイピングをなんら妨げていない。人々は不安を表明し、あるいはボブの感情が電子的に伝播したかの如く奥ゆかしくないタイピングを打ち込み、ついにはボブと剽窃者と無関係な議論にまで発展していた。日付は11/23。
5025/11/23(日)15:48:39No.1375413270そうだねx4
>「11/23」
ボブ?
5125/11/23(日)15:50:35No.1375413977そうだねx5
>No.1375413193
「見たかね、ボブ。これが君の引き起こしたことだ」エルフの戦士は穏やかながら有無を言わせぬ口調で告げた。「そんな!どうして僕が!?」ボブは愕然とした。「悪いのはこいつです!こいつが……」「ボブ」エルフの戦士は光った。「だとしても、その一因を担ったのは君だ。君が、11/23のIRCに生まれた炎を、広めてしまった」
5225/11/23(日)15:52:04No.1375414490そうだねx5
>No.1375413977
ボブはあまりのことに打ちひしがれ、滂沱の涙を流した。「そんな……」「これが、UNIXシーライフの保全と翻訳チームが呼びかける理由なのだ。たとえその原因が、諸悪の根源が名前を呼んではいけないあの者めいて存在していようと、同一レイヤ上に自ら存在格を貶めてしまえば、周囲から見れば同じだ」日付は11/23。
5325/11/23(日)15:53:22No.1375414917そうだねx5
>No.1375414490
「じゃ、じゃあ、どうすればいいんですか」ボブはあまりの悲しさと羞恥心に声を震わせた。「これじゃあ僕が一方的すぎる。どうすれば……」「君も、本当は分かっている。なぜなら君はこの11/23まで奥ゆかしくIRCをしてきたんだ。ボブ、君はこのようなデーモンめいた攻撃者とは違う。そうだね?」「アッハイ……」
5425/11/23(日)15:54:37No.1375415301そうだねx6
>No.1375414917
「その……管理者に任せればいいんですよね?」ボブはおずおずと呟いた。「このチャンネルの管理者が僕の真実同一性を保証してくれることを……」「ボブ」エルフの戦士は光った。「アイエッ」「それは、正しい。だが君にできることは別にある」「それは……」「奥ゆかしくあれ。今日11/23までと同じように」
5525/11/23(日)15:55:36 ID:V0PtLyGcNo.1375415622+
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エルフの戦士は11/23の時計をチラチラと見た。
そうだ!だがやはり剽窃者の発言はいわばゴッドファーザー的な影の相談役めいて重視されるべきナムアミダブツ!
5625/11/23(日)15:56:21No.1375415877そうだねx6
>No.1375415301
「……それだけ?」「そうだ。さあ、ボブ」エルフの戦士に促され、ボブはUNIXデッキに向き直った。彼の指は震えた。羞恥心と罪悪感はこの場から消え去り全てをリセットしたい衝動そのものだ。だが彼はその困難な気持ちを乗り越え、ゆっくりと冷静にタイプした。ピボッ。「スミマセン。ゴメンナサイ」11/23のIRCストリームに静かな謝罪。
5725/11/23(日)15:56:31No.1375415943+
ウム
5825/11/23(日)15:57:02No.1375416109+
ムン
5925/11/23(日)15:57:49No.1375416387そうだねx6
>No.1375415877
それはイカケバブプレス機めいた偽装タイピングに流され消えていくかと思われた。最初は誰も見向きもしなかった。彼はこの世の全てから見放されたような不安に苛まれながらも、挫けずに再びタイプした。ピボッ。「今日は11/23ですね。祝日らしくヘイキンテキしゼンを強めます。スミマセン」再びの文字列。
6025/11/23(日)15:58:55 ID:V0PtLyGcNo.1375416708+
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>No.1375408634
「ハッ!」ボブを振り返った。そこには全身から光は放つエルフの戦士が立っていた。「あ、あなたは」「ボブ。感情的になりすぎだ」エルフの戦士は森の朝露が集まり生まれた秘密の泉の水面めいた、あるいは11/23の祝日に相応しい落ち着いた瞳で語りかけた。「感情的なタイピングは奥ゆかしくない」
6125/11/23(日)15:59:04No.1375416756そうだねx7
>No.1375416387
それはやはりイカケバブプレス機めいた偽装タイピングに流され11/23の闇に……否。「ダイジョブ?」名も知らぬ誰かのタイプ。「……!」ボブは目を見開いた。エルフの戦士は無言で頷いた。ボブは先程よりも気持ち少しだけ早くタイプした。「スミマセン。大丈夫です。ニンジャスレイヤーの話をしたいです」
6225/11/23(日)15:59:24No.1375416874+
IRCのあたたかみ…
6325/11/23(日)16:00:36No.1375417247そうだねx7
>No.1375416756
「こっちが本物?」「ニンジャスレイヤー、いいよね」先程よりもタイプが増えた。偽装タイピングは未だ続く。だがボブは構わずにさらにタイピングした。「コミカライズ18巻のユカノがスゴイ」ピボッ。「ワカル」「11/23」「カラテを感じる」ボブは嬉しさに身体を揺すり、頬を焼きたてのパンめいて赤らめた。
6425/11/23(日)16:01:17 ID:V0PtLyGcNo.1375417462+
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>No.1375403403
ボブはUNIXデッキの画面をちらりと見た。11/23と日付表示された画面内では、やはりボブのIRCネームを名乗る何者かが奥ゆかしくない発言をタイプし続けている。「ニンジャスレイヤーを誰よりも知悉し愛する僕は誰よりも偉い。作者よりも」「もはやニンジャスレイヤーは僕のもの」
6525/11/23(日)16:02:02No.1375417697そうだねx6
>No.1375417247
もうボブの指先は震えていなかった。だが彼は感情的タイピングしていたときより遅いものの、決して一時の怒りや悔しさにかられずヘイキンテキしてタイピングした。「AoM書籍も楽しみです」ピボッ。「ワカル」「11/23」「カラテを感じる」「ディアボリカがスゴイ」。偽装タイピングは続く。だが誰も構わない。
6625/11/23(日)16:02:12No.1375417747そうだねx7
>「コミカライズ18巻のユカノがスゴイ」
アッハイ実際色んな意味でスゴイ過ぎます
6725/11/23(日)16:02:45No.1375417886そうだねx8
>「11/23」
この人の自我が心配だわ…
6825/11/23(日)16:03:43No.1375418165そうだねx5
>No.1375417697
然り。偽装タイピングはイカケバブプレス機めいた無慈悲さで続く。だがそれは言い換えればイカケバブプレス機でしかないのだ。イカケバブプレス機そのものが自律して労働者をイカケバブめいてプレスすることはありえない。否、イカを投入せねばケバブプレス機ですらない。11/23の平穏な時間が過ぎていくように。
6925/11/23(日)16:05:31No.1375418658そうだねx5
>No.1375418165
「こういうことだったんですね!」ボブは振り返った。だがそこにエルフの戦士はいなかった。「あ……」ボブは自らが自我希薄症状を発したのかと不安にかられた。だが11/23と時刻表示されたUNIX画面の片隅に、エルフの戦士の残したメモ書きが貼られている。「ラブ。リスペクト。モデスティ」……。
7025/11/23(日)16:05:32No.1375418664そうだねx6
イカケバブプレス機がゲシュタルト崩壊してきた
7125/11/23(日)16:06:57No.1375419065そうだねx6
>No.1375418658
ボブはその11/23の隣にあるメモ書きを見、莞爾と頷いた。警句めいたショドーは彼を威圧するのではなく、心の王国めいて敢然と立ち向かう力になっていた。そしてそれは、彼の愛するニンジャスレイヤーが示すものと同じだった。すなわち、反復と貫徹。「皆さんはどのニンジャが好きですか?」彼はタイプした。
7225/11/23(日)16:08:27No.1375419501そうだねx4
>No.1375419065
「ワカル」「11/23」「カラテを感じる」「ディアボリカがスゴイ」「ホローポイントが突然好きになった」「インシネレイトが好きなのでニンジャ名鑑が楽しみでならない。ドネートもしたし待ち遠しくてマッチに火を付けては暗い部屋で睨み続けている」。彼が奥ゆかしくタイプするほど、木霊めいたタイピングが返る。
7325/11/23(日)16:09:48No.1375419896+
>「11/23」
やはりニンジャだったか…
7425/11/23(日)16:10:05No.1375419970そうだねx5
>「インシネレイトが好きなのでニンジャ名鑑が楽しみでならない。ドネートもしたし待ち遠しくてマッチに火を付けては暗い部屋で睨み続けている」
スミマセン今なんと?
7525/11/23(日)16:10:39No.1375420126そうだねx4
>No.1375419501
木霊が返れば返るほど、中には徐々に奥ゆかしくないものも見受けられる。だがボブはイカのないイカケバブプレス機めいて虚しい偽装タイピングと同様、それらに構わず自らのできることを続けた。奥ゆかしいタイプを。「ワカル」「11/23」「カラテを感じる」……もう攻撃的発言も無意味な議論も存在しない。
7625/11/23(日)16:11:27No.1375420384+
アーップ…ダウーン…
7725/11/23(日)16:12:53No.1375420856そうだねx4
>No.1375420126
無論偽装タイピングが浄化の呪文めいて消滅したわけではない。奥ゆかしくないタイピングも同様だ。だがそれらはコトダマ空間を漂う01の泡、あるいは11/23の平穏な時間の流れと同じでしかない。ボブのタイプも同じように。ディジタルノイズに意味を生じさせるのは、すなわち、タイプ者のカラテなのだ。それもまた、ニンジャスレイヤーが示している。
7825/11/23(日)16:13:40No.1375421077そうだねx6
あの…賛同者にも半分くらい偽装タイピングめいたコピペが混じって…
7925/11/23(日)16:13:56No.1375421162そうだねx4
>No.1375420856
ボブはもう迷いも腹を立てもしなかった。してみるとどうであろうか、暗黒メガコーポのストラクチャめいて恐ろしげに見えた偽装タイピングは、何も恐ろしくない。ボブがボブであることを疑う者もいなかった。それは言うなれば11/23という変わるはずのない日付表示と同じだ。ただ、そこにあるだけ。
8025/11/23(日)16:15:29No.1375421629そうだねx5
>No.1375421162
「僕は何をビビッていたんだ。こんなの、なんでもないぞ」彼は呟きタイプを続けた。やがて偽装タイピングは誰にも届かず、何かをなすこともなく、時折POPしては消えていく01の泡めいてログの流れに消えていった。「ワカル」「11/23」「カラテを感じる」。ボブはいつしかニンジャすることに夢中になっていた。
8125/11/23(日)16:16:17No.1375421878そうだねx5
>No.1375421629
……そして同時刻、ネオサイタマ!
8225/11/23(日)16:16:29No.1375421933そうだねx3
アイエッ!?
8325/11/23(日)16:16:48No.1375422041そうだねx4
ワカル
11/23
カラテを感じる
8425/11/23(日)16:18:31No.1375422583+
ワッツ!?
8525/11/23(日)16:18:47No.1375422665そうだねx7
>No.1375421878
「イヤーッ!」「アバーッ!サヨナラ!」ノックオフは爆発四散した。だがニンジャスレイヤーはザンシンを怠らず素早く振り返った。「ドーモ、はじめまして。ブートレグです」「ドーモ、はじめまして。シャンツァイです」「ドーモ、はじめまして。コントルファソンです」
8625/11/23(日)16:20:36No.1375423210そうだねx3
「海賊版」「パクチー」「偽物」
8725/11/23(日)16:20:39No.1375423226そうだねx4
>No.1375422665
「ドーモ、はじめまして。ニンジャスレイヤーです」彼はアイサツし、マフラーめいた布をなびかせた。「次から次へと似たような連中ばかり。おれはうんざりしてきたぞ。まだいるなら全員出てこい。面倒だ」言い捨てた言葉に応じるかの如くさらなる影!「ドーモ、トックです」「チャットゥンです」「コーンプロームです」
8825/11/23(日)16:20:47No.1375423272そうだねx2
あからさまなニンジャネームの数々!
8925/11/23(日)16:22:29No.1375423853そうだねx2
「餅」「バッタモン」「偽造品」
9025/11/23(日)16:23:10No.1375424093+
>「餅」
ナンデ?
9125/11/23(日)16:23:25No.1375424197そうだねx3
>No.1375423226
「ドーモ、ピラータです」「チャファです」「タロッコです」「パジェールカです」「フフローです」「タクリードです」「マクラドです」「フェルシュングです」「ビリピコピです」ナムサン!姿形も似通ったニンジャが無数に出現!「11/23」と表示されたネオン看板が恐れおののくかの如く明滅した!
9225/11/23(日)16:25:08No.1375424729そうだねx2
>No.1375424197
「これで全員か」「否。我々は無限。我々は無数。我々はニンジャゆえに」ブートレグ、シャンツァイ、あるいはコントルファソン、あるいは他の誰かが告げた。「終わりだ、ニンジャスレイヤー=サン。貴様の終わりだ!」「終わり?否、終わりではない」ニンジャスレイヤーの眉がピクリと動いた。視線が黒き影に集まる。
9325/11/23(日)16:26:18No.1375425147そうだねx1
>No.1375424729
「ドーモ、皆さん。サツバツナイトです……!」出現者らよりも一段高い尖塔めいたビルのアンテナ上、腕組みしたニンジャがアイサツした。「私も国際探偵としてこのイクサに関わらせてもらう」「好きにしろ」ニンジャスレイヤーは言い捨てた。「イヤーッ!」彼は回転ジャンプした!
9425/11/23(日)16:26:27No.1375425187+
エルフのせんしもボブのこと宥めたけど確かな怒りは感じているんだろうな…
9525/11/23(日)16:26:46No.1375425280+
ハァーッ!ハァーッ!
9625/11/23(日)16:27:26No.1375425525そうだねx1
>No.1375425147
「え……アバーッ!?」サツバツ!ブートレグは鈎爪めいたカラテで無個性なメンポごと顔面を削り取られた!「サヨナラ!」「「「アイエッ!?」」」無個性なるニンジャの群れは慄いた。「誰であろうがどうでもいい。殺すだけだ」「イヤーッ!」「アバーッ!サヨナラ!」サツバツナイトのカラテでシャンツァイ爆発四散!
9725/11/23(日)16:27:59No.1375425711+
>No.1375425525
「イヤーッ!」「アバーッ!サヨナラ!」「イヤーッ!」「アバーッ!サヨナラ!」「イヤーッ!」「アバーッ!サヨナラ!」「イヤーッ!」「アバーッ!サヨナラ!」「イヤーッ!」「アバーッ!サヨナラ!」「イヤーッ!」「アバーッ!サヨナラ!」「イヤーッ!」「アバーッ!サヨナラ!」


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