二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1762606740626.png-(232608 B)
232608 B25/11/08(土)21:59:00No.1370754543そうだねx6 23:08頃消えます
旅の仲間
ヘルマリィと聖騎士イザベルの怪文書を書きました
第4話 後編
あらすじ: カンラーク千人騎士団:聖騎士の生き残りイザベルは、魔族の外交官であり、和平の道を模索するヘルマリィの護衛として旅をすることとなった。サカエトルを訪れた二人に、王都警察が捜査の協力を依頼する。イザベルとヘルマリィは故郷の人脈を手がかりに、人身売買組織を追っていた。

第1話:ヴェルナ憂愁
fu5863917.txt
第2話:協力者
fu5863921.txt
第3話:王都警察
fu5863923.txt
第4話前編:
文末に後編とまとめて共有します
スレ画枠無し:
fu5863933.jpg
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/11/08(土)22:00:00No.1370754962そうだねx4
サカエトル2区 午前10時

大家が出入口のドアを開けると、無人の部屋の香りが鼻をついた。道路に面した南側の壁一面に窓が設けられていたが、向かい側の建物との距離が近く、日当たりは悪い。さらに象牙色のベネチアンブラインドが下げてあるために、夜明け前のような暗さだった。サカエトル2区は再開発計画区域に属している。この地区の建物は古く、小さく、密集していた。その景色は、疲れ切った人びとが狭い部屋の中に詰め込まれているように見えた。窓から入ってくる音も、カンラークタウンと違ってよそよそしさがあった。
225/11/08(土)22:01:00No.1370755404そうだねx4
サトーの分析から、イザベルたちが追跡している組織は、ギルドの求人システムを利用して人を集めている事がわかった。彼らは、定期的に窓口の企業を変え、痕跡を目立たないようにしていた。おそらく、今もどこかのギルドに紛れ込んでいるのだろう。
被害者をこれ以上増やさないためには、王都警察を通して全ギルドの業務を停止する方法もあるが、現実的では無かった。カンラーキアンたちの生活に大きな影響が出るばかりか、彼らにこちらの意図が知られる。摘発は困難になるだろう。無数にある登録企業から現行のフロント企業を探し出さなければならない。
手がかりを探して、イザベルたちは記録上確認できた最後のフロント企業のあった部屋を訪れていた。
325/11/08(土)22:02:00No.1370755853そうだねx5
そこは9階建ての雑居ビルの3階だった。作り付けの什器や家具は残されていたが、当然、帳簿の類いは一切なかった。足がつく資料は、持ち去ったか処分したのだろう。
しかし何かがあるはずだ。
通りに面した窓を背に、デスクと椅子が置かれている。部屋内の配置から考えて、おそらくここにそれなりの地位の者が座っていた。イザベルは椅子からの情景を想像した。職を求める同胞達の姿。ここに座っていた人間は、彼らを食人種へ売り渡した──。
不愉快な感覚を抑え、床に目を伏せる。カーペットが目に入る。毛足の長い、そこそこ高級なタイプ。汚れていた。椅子を退き、跪いて確認する。黄土色の土だ。座っていた者の靴に付いていたのだ。
425/11/08(土)22:03:00No.1370756291そうだねx4
その時、王都警察の刑事達がやってきた。ひとりはサトー。サカエトル警察庁への報告を終えての合流だった。もうひとりは、ダブルのスーツを完璧に着こなした長身の男だった。鳶色の瞳は、オオカミか猛禽類を思わせた。
彼は部屋に入るなり、その中心に立った。四周をぐるりと見渡したかと思えば、目を閉じ、ゆっくりと深呼吸し、しばらく瞑想するように立ち尽くす。右手の中で、その瞳と同じ色のコインがクルクルと回っていた。
「時間が経ちすぎている」
彼の言葉を聞いたサトーがため息をつく。
「それに、この部屋には短期間にあまりにも多くの人間がいたようだ。これでは個人が残したマナは雨の中で流した涙のようにかき消えてしまう」
「魔術」ヘルマリィが彼の能力に気付いた。「あなた、マナが視えるのね」
「そうだ。──失礼した、クェスプだ。だが今回は力になれそうにない」
「何か、当該人物だけが長く触れていた物が残されていれば良かったのよね」
二人のやり取りを見ていたイザベルはカーペットを示した。
「この土はどうだ」
クェスプはニヤリと笑った。
「魅惑的だ」
525/11/08(土)22:04:00No.1370756696そうだねx4
クェスプが跪く。彼の右手の中に収まっている二枚のコーラル金貨は、彼が部屋にやってきてからずっと等速度で回転していたが、それが凍り付くように静止した。クェスプは目を半ば閉じ、僅かに首を傾げる。
「記録しろ」サトーが端末の上で指を踊らせる。
「道路だ。道路沿いに古い建物がある。工場だな。廃墟と言っていい。大型のバンがやってきて、人が降りてくる。30〜40人。廃墟に入っていく──
これを見ているのは…ああ、こいつだ。ここに座っていたやつ。ストライプのスーツ、左手の甲に幾何学的な図形のタトゥーがある。サカエトル系指定暴力団が入れるものだ」
625/11/08(土)22:05:00No.1370757165そうだねx4
王都警察─サカエトル警察庁─は、サカエトル城の北側に広がる官庁街の一角にあった。1世紀以上前に建設されたコンクリートの庁舎は柱や梁は現代的な建物よりも図太く、建物というよりは地形だ。丈夫なであるのはともかく、近代的な改修に対応する余白がなく、壁や天井のあちこちを無数のケーブルやダクトが這い回っていた。
特捜部はその3階にある。柱のグリッド6区画で構成されたオフィスにデスクが並ぶ。その半分を執務中の刑事たちが埋めていた。残りの刑事達はサカエトル市街を猟犬のように彷徨っているのだろう。イザベルたちはそうしたオフィスを横目に、突き当たりの一室へ入った。
部屋は、床上から梁下まで強化ガラスでオフィスと区画されている。他の3面は純白の金属パネルで仕上げられていた。中央に艶のない漆黒の巨大なテーブルが置かれ、隅に簡易エスプレッソマシンが置かれている。ドアを閉めると、オフィスの賑やかさが消え、換気ファンのハム音だけが残った。
ギャンが待っていた。この部屋の椅子は、オフィスに置いてあるものよりもいくらか上等だ。ギャンはその背もたれを存分に活用してくつろいでいる。
725/11/08(土)22:06:00No.1370757585そうだねx4
「クェスプの報告は聞いている。さっそく本題に入ろうか。その機械のコーヒーは自由に使ってくれ。まあまあ美味い」
そう言っている間に、サトーがマシンを操作した。マシンは何かを思い出したように騒々しく音を立て、蒸気を噴き出す。
「わかっていると思うが、“マナの証言”は手がかりにしかならない」とクェスプ。肘をついた左手の人差し指と中指で、薄い唇の下を支えている。
「事実ではあるが、どのように因果関係を読み取るかは別だ」
「もう廃業したフロント企業の情報ですよね。検出された場所ももう使われていないのでは」サトーはコーヒーカップをヘルマリィの手元に置いてから発言する。ヘルマリィは微笑み、サトーは目をそらす。
「まだ使われているはずだ」イザベルは言った。手元の黒い液体を少しすすり、すぐに置いた。
「いくら窓口を変えても、オンケーンの領域へアクセスするルートは限られるからだ。まして、この取引には大勢の人間を人目に付かずに集約し移送するポイントが必要だ」
825/11/08(土)22:07:00No.1370758033そうだねx4
「動機であると同時に絞り込む要素にもなる」そう言うギャンは楽しそうだ。「サトー」
サトーが端末を操作するとガラスの仕切りが漆黒の黒曜石に染まり、純白に輝く曲線が這い回る。すぐにウァリトヒロイ王国の領土全域を形作った。ひときわ目立つ輝点は王都サカエトルの位置。さらに、ランダムに8つの点が輝いていた。
「検出された環境に合致する場所をプロットしました」
「どうだサトー。やつらは遠回りすると思うか?」ギャンが新人に考察を促す。
「しないでしょうね。どんな手段を使うにせよ、目撃されるリスクは増大するし…なによりこの手の連中は移送のコストを最低限に切り詰めるでしょう」
「上出来だ。迂回はなしだ。魔族国境近傍」とギャン。
輝点は三つに減った。
ヘルマリィが立上り、そのうちのひとつを示し、「ここね」と断言する。
そこは山岳地帯のふもとだった。ウァリトヒロイと魔族領域の間に横たわる天然の要害。ウァリトヒロイ最高峰を含む巨大な岩塊群が、両種族の進出を阻んでいる。
「正直いちばん可能性が低いと思っていたが、なぜだ?レディ=ヘルマリィ」クェスプが穏やかな声で問う。
925/11/08(土)22:08:00No.1370758502そうだねx4
「可能性が低いと思った理由を聞かせて」
「ここを超えるには空を飛ぶしか無い。故に濃密な対空結界がある。不法な越境を防ぐために行政府が設置したものと、軍事的な侵攻を迎え撃つために軍が設けたもの──こっちは数段ヤバいやつだ──。これらを人類と魔族両方が設置してる。通行しようものなら──」クェスプは左手の指をパチンと鳴らした。
「対空結界はその原理上、検出域を円錐状に展開するわ。コーンを地面に突き刺したみたいにね。だから、地表スレスレを飛ぶ物を視ることができない」
「理論上はな。だがオーニソプターはそんなところを飛べない」
「その通り。何十人も乗せて立体的に複雑な機動のできる強力なトルクは、今主流の“ハイムインダストリアル製のオーニソプターには”ないわ。でも、第U世代のエゴブレインドライブを搭載した旧式ならどう?」
1025/11/08(土)22:09:00No.1370758937そうだねx3
イザベルは議論を冷静に眺めながら、スティックシュガーを7本、コーヒーに投下した。
「EBD2タイプのオーニソプターは低速で燃費が悪い。今時あんなもので移動するのはよっぽどの物好きだ。だからこそか」ギャンは何かを理解した顔で言う。
「旧式の航続距離は800ユプシロン。無理な機動を繰り返せばそれ以下。オンケーン側での受け渡しを考慮すれば、人類側と同様の平坦な地形が最適」ヘルマリィは国境の外の一点を示す。500ユプシロン先に塩の島があった。
「あんたがたの脱出ルートというわけか」クェスプが頭をかく。
「そのひとつだった、とだけお伝えしましょう」
1125/11/08(土)22:10:00No.1370759404そうだねx3
ウァリトヒロイ辺境域 非武装地帯まで250ユプシロン 午前0時30分

王都警察即応隊のオーニソプター2機が闇の中を突き進んでいた。イザベルは絵ハガキほどの大きさの窓から、外を見る。随伴のオーニソプターがすぐ横を飛んでいた。それは頭を切り落としたトンボそっくりだった。そして、家のように大きい。サカエトルの夜景は後方の地平線の向こうに消えてしまったが、照らされた雲が薄明のように見えている。一方、向かう先は闇だ。地上には一切の光が──狩人たちの野営の火でさえも──なかった。曇天が星空をも隠してしまっている。パイロットたちは蠅の頭部のようなものを被っており、サトーが言うには地面の熱を視て飛んでいるのだという。
1225/11/08(土)22:11:00No.1370759905そうだねx3
船内には十数名の部隊員達と、ギャンがいた。サトーとクェスプはもう一機のオーニソプターに第2班とともに乗っているはずだ。
現場に同行させて欲しいと申し出たとき、意外にもギャンはあっさり許可した。
「好きにしろ」とだけ言い、理由も聞かれなかった。
イザベルは反対側の窓際に座っているギャンをのぞき見た。隧道で出会った時と同じように、彼の輪郭がサカエトルの残光を黒く切り抜いている。完全武装の部隊員たちに囲まれ、彼だけはいつものスーツ姿だった。紙煙草の赤い光点が彼の手元でゆらゆらと動いていたが、表情は読み取れなかった。口元が何かを囁いているように見えた。あれは祈りの言葉だ、とイザベルは思う。そこに何か大切なものを失った者だけがまとう空気を感じ、窓の外に視線を戻す。同類という言葉がよぎったが、それにも違和感があった。視線の先の闇の中に、ボーリャックを感じる。
1325/11/08(土)22:12:00No.1370760371そうだねx3
私は──
イザベルは思う。私はギャンとは違う。どう違う?死んでいった仲間達に祈りを捧げた事は?ある。だがそれ以上に私は復讐を求めている。まるで獣だ。聖騎士が聞いて呆れる。そもそも私はボーリャックを殺したいのだろうか。
雑踏の中で誰かと視線が合うように、ある考えがちらつく。彼と話がしたい。
それはすぐに意識の中に沈んでいき、代わりにあの日の記憶が覆い隠した。泥にまみれた地面。鮮血を噴きながら転がる自分の生白い右腕。オーニソプターの駆動音の中なら、絶叫しても誰も気に留めなかっただろう。しかしイザベルはそうする代わりに、凍えるように丸まり、自身をきつく抱きしめて震えが治まるのを待った。
1425/11/08(土)22:13:00No.1370760875そうだねx3
検挙はあっけなく終わった。
2班に分かれた部隊は吸い込まれるように拠点の廃墟になだれ込み、関係者を拘束した。すべてが終わるまで、5分もかからなかった。
サトーがスーツの男を引きずり出してきた。なんと言う事のない、ただのチンピラだった。
「殺すなよ」
ギャンが声をかける。まるで割れ物を運ぶ引っ越し業者に接するような調子だ。
「そいつのマナがいろいろ話したがってるからな」
クェスプもそう言って、ネクタイのディンプルを直した。
1525/11/08(土)22:14:00No.1370761258そうだねx3
廃墟の2階に被害者が見つかったと知らせを聞き、イザベルは同行した。
汚れたベッドが並ぶ野戦病院のような空間に、疲れ切った人びとが詰め込まれていた。近くにいた女性がイザベルに気付く。信じられない、という顔。
「イザベル様──」
どよめきが同心円状に広がった。人びとが砂鉄のようにイザベルの元に集まり、跪いた。
イザベルは剣を胸の前に掲げ、唱えた。
「汝らに慈母神の慈悲と平穏があらんことを」
何年も施すことのなかった祝福。イザベルも跪き、女性の震える肩を抱いた。
「もう大丈夫。家に帰りましょう」
1625/11/08(土)22:15:00No.1370761689そうだねx3
カンラークタウン 検挙から二日後 午後2時

メインストリートのヴィア・ノヴァは、復興カンラーク大聖堂のファサードに至る参道であり、その対面の延長に遠くサカエトル城を望む。歩行者のために広く設けられた通りには、多くの商店や料理店が並んでいる。それらの前にいくつも置かれたテーブルには、ランチの喧噪を避けた人びとがゆっくりと食事を楽しんでいた。
そのひとつに、ヘルマリィがいた。通りに面したオープンキッチンではラム肉のケバブが香ばしい香りを放っていた。鮮やかなグリーンのポロシャツを着た寡黙な主人が、焼き加減を見ながら的確に肉をそぎ落としている。
つばの広い帽子の下で、彼女はサングラスを少しだけ下げ、大通りの中をこちらに歩いてくるイザベルを見つけた。
「良い休暇が取れたようね」はす向かいに座ったイザベルに、ヘルマリィは言った。
「──昔の仲間に会いました」
「あら意外」
「前に仲違いをした相手です。前よりは冷静に接する事ができたと思います」
ヘルマリィは両腕でつくった頬杖にその優美な顎をのせ、満足げにイザベルを見た。
1725/11/08(土)22:16:00No.1370762084そうだねx3
「まずはお祝いね」ヘルマリィが目配せすると、店の主人が出てきた。手に高価そうなシャンパンを持っている。

「あなたが同窓会へ行っている間に、わかった事があるわ」
山盛りケバブの祝宴も終わりかけた頃に、ヘルマリィは切り出した。
「王都警察はあの廃墟で、取り引きの記録を押収した。それともうひとつ。親戚のツテで、ある資料を入手したわ。方法は聞かないで欲しいのだけど」
ヘルマリィは、手元のヴィトンからフォルダーを取り出す。イザベルが受け取ると、言った。
「オンケーン側の記録よ。これはサトーに解析してもらった結果のレポート」
冒頭の概要に、ふたつの明細のスキャンが左右にレイアウトされていた。
「──数が合わない」
「始めは実務上のミスかと思ったけど──魔族の記録は適当な事があるから──、でも不整合の元を辿っていくと、あるロットにいきつくのよ」
そう言ってヘルマリィはページを示す。そこに記されていたのは、
「ボーリャック」
1825/11/08(土)22:17:00No.1370762468そうだねx3
ヘルマリィは繊細なグラスを傾けて言う。
「こういう仮説はどう?ボーリャックは積み荷になる事で、魔界に"潜入"した」
「ボーリャックは裏切っていないと?」
「端的に言えばそう」
ヘルマリィはイザベルの目を見た。盲目的な憎悪の代わりに、迷いと手を繋いだ理性が見えた。イザベルはこの件でいくらか客観的になっている。そう確信して、ヘルマリィは切り出すことにしたのだった。
「そういった仮説は成り立ちます。しかし、もっと情報が必要です」
「そうね」ヘルマリィの微笑みを見て、イザベルは首を振りながら口元をほころばせる。
1925/11/08(土)22:18:00No.1370762936そうだねx3
ふたりの前に、若い女性が無遠慮に座った。
「ここいいかしら?良い天気ね」
「ダメだ」イザベルは即座に剣に手を添える。
「宜しくてよ。ここのラム肉は格別なの。良ければシャンパンもご一緒します?」
「レディ!」強い調子でイザベルが抗議する。
「大丈夫よイザベル。ランチを楽しみましょ?」
女は屈託なく笑った。
「もしかして、ヘルマリィさん?え?本当?」
「周りには内緒にしておいてね」
「すごい、インスタ見てますよ。お綺麗ですね…。──ところで、私がハイバルなんだけど」
ヘルマリィとイザベルは凍り付いた。
2025/11/08(土)22:19:00No.1370763475そうだねx6
第4話:騎行 前後編
fu5863945.txt
関係者
fu5863958.jpg

以上です
単位とかは雰囲気で読んでいたければと思います
ありがとうございました
2125/11/08(土)22:20:17No.1370764100+
乙! すげーよかった…
2225/11/08(土)22:20:33No.1370764235+
今日はスレ立てから張り付いてたぞ!読んだ!
力作…今日の分は特に力作…これほどにまでよう書きなすったな
2325/11/08(土)22:21:12No.1370764609そうだねx3
クェスプさんの出番が!
2425/11/08(土)22:21:26No.1370764732そうだねx1
雰囲気がすっごい良い…
2525/11/08(土)22:22:20No.1370765158+
ヘルマリィさんインスタやってんだ…
2625/11/08(土)22:23:11No.1370765544そうだねx2
>鮮やかなグリーンのポロシャツを着た寡黙な主人が、焼き加減を見ながら的確に肉をそぎ落としている。
カンラークタウンのマスター!
2725/11/08(土)22:24:51No.1370766299そうだねx1
はよ出てきて説明しろボーリャック!
2825/11/08(土)22:27:28No.1370767469+
いい雰囲気だ…タバコの煙が見えるぜ
2925/11/08(土)22:27:37No.1370767547+
>クェスプさんの出番が!
前もヴァーグ絡みの失踪を捜査する怪文書で活躍してたがあの人の捜査から逃げ切るのは相当難しい
3025/11/08(土)22:28:10No.1370767753そうだねx4
イザベル砂糖入れすぎ!
3125/11/08(土)22:28:52No.1370768055+
あの探偵が来るまでは引っ張りだこだったらしいからなクェスプ刑事
3225/11/08(土)22:29:59No.1370768526そうだねx1
>イザベル砂糖入れすぎ!
甘党とかのラインを軽々超越した量の砂糖
3325/11/08(土)22:30:38No.1370768819そうだねx3
スプーン6杯
スティックシュガー7本
イザベルがこの章で使った砂糖の量です
3425/11/08(土)22:30:51No.1370768898そうだねx2
>イザベル砂糖入れすぎ!
(ビクッとするサトー)
3525/11/08(土)22:31:29No.1370769203そうだねx5
ボーリャックとかオンケーンとかエゴブレインの発明とかヘルノブからの情報提供の匂わせとか直接その場にいない人にも存在感があるのがなんか良いな
3625/11/08(土)22:32:45No.1370769744そうだねx2
キャラの拡張と設定捏造に便利でいいねサカエトルは…
3725/11/08(土)22:33:19No.1370769993+
ネタの拾い方が良いよね
3825/11/08(土)22:33:58No.1370770230そうだねx2
>サトーがスーツの男を引きずり出してきた。なんと言う事のない、ただのチンピラだった。
> 「殺すなよ」
>ギャンが声をかける。まるで割れ物を運ぶ引っ越し業者に接するような調子だ。
いつも振り回されててる印象のサトーだがチンピラ 程度の相手からすると十分強いんだな…
3925/11/08(土)22:34:51 ID:FwDdoWSgNo.1370770563+
スレッドを立てた人によって削除されました
懐かしすぎる
4025/11/08(土)22:35:07No.1370770682+
>キャラの拡張と設定捏造に便利でいいねサカエトルは…
オーニソプターってなんだ?とググってみたらナウシカで見たようなアレが出てきた
サカエトルにならあるだろうな…
4125/11/08(土)22:36:35No.1370771348+
>スプーン6杯
>スティックシュガー7本
>イザベルがこの章で使った砂糖の量です
糖尿病になることを心配されるレベルだ
4225/11/08(土)22:37:02 ID:LlVuttJkNo.1370771526+
スレッドを立てた人によって削除されました
>懐かしすぎる
󠇯い󠇯い󠇯雰󠇯囲󠇯気󠇯だ󠇯…󠇯タ󠇯バ󠇯コ󠇯の󠇯煙󠇯が󠇯見󠇯え󠇯る󠇯ぜ󠇯
4325/11/08(土)22:37:15No.1370771622+
読めた
おもしれ…
4425/11/08(土)22:38:35 ID:LlVuttJkNo.1370772222+
スレッドを立てた人によって削除されました
>>懐かしすぎる
>󠇯い󠇯い󠇯雰󠇯囲󠇯気󠇯だ󠇯…󠇯タ󠇯バ󠇯コ󠇯の󠇯煙󠇯が󠇯見󠇯え󠇯る󠇯ぜ󠇯
イザベル砂糖入れすぎ!
4525/11/08(土)22:38:45No.1370772282+
今宵も読ませていただいた
きな臭い香りの中に安心できる人材の活躍があって落ち着く
4625/11/08(土)22:40:31No.1370773065+
>>サトーがスーツの男を引きずり出してきた。なんと言う事のない、ただのチンピラだった。
>> 「殺すなよ」
>>ギャンが声をかける。まるで割れ物を運ぶ引っ越し業者に接するような調子だ。
>いつも振り回されててる印象のサトーだがチンピラ 程度の相手からすると十分強いんだな…
サトーも王都警察だから人身売買なんてやるような輩に容赦はない
当たり前だな!
4725/11/08(土)22:40:45 ID:LlVuttJkNo.1370773171+
スレッドを立てた人によって削除されました
󠇯ヘ󠇯ル󠇯マ󠇯リ󠇯ィ󠇯さ󠇯ん󠇯イ󠇯ン󠇯ス󠇯タ󠇯や󠇯っ󠇯て󠇯ん󠇯だ󠇯…󠇯
4825/11/08(土)22:42:03No.1370773765そうだねx3
『聖盾のクリストの大盾選び』と関連付けさせてもらいました
聖騎士イザベルを登場させてくれてありがたい…
4925/11/08(土)22:43:10No.1370774307+
イザベルは甘党なのか?と思ったけどどちらかというと苦いのや渋いのが苦手なのか?
5025/11/08(土)22:45:56No.1370775512そうだねx3
ここで塩の島が出てくるのがなんか…いいよね
5125/11/08(土)22:46:13No.1370775627+
塩の島の名前が出てきて俺は…すごく懐かしくなった
5225/11/08(土)22:47:41 ID:FwDdoWSgNo.1370776209+
なー
5325/11/08(土)22:50:58No.1370777423そうだねx3
スレ画が救出のシーンだと思うんだけど
イザベルが聖騎士としての姿を見せられてよかったね…
5425/11/08(土)22:51:38No.1370777684+
美しいぜイザベル…
5525/11/08(土)22:52:32No.1370778003+
ヘルマリィさんの仮説だとボーリャックは人身売買の積み荷になって魔界側に潜り込んだあと聖騎士イズライナの実家ドコイッティモ家で魔界側での身分と立場を作った…ということになるのかな
5625/11/08(土)22:54:22No.1370778657そうだねx1
>ヘルマリィさんの仮説だとボーリャックは人身売買の積み荷になって魔界側に潜り込んだあと聖騎士イズライナの実家ドコイッティモ家で魔界側での身分と立場を作った…ということになるのかな
まるでスパイのようだ
5725/11/08(土)22:54:50No.1370778842そうだねx4
スパイだよ!
5825/11/08(土)22:55:23No.1370779065+
>スパイだよ!
イザベルはまだそう思ってない
5925/11/08(土)22:58:42No.1370780371そうだねx1
だがイザベルも心のどこかで復讐に塗り潰されない理性を保っているのだ
6025/11/08(土)23:00:56No.1370781317+
捜査上で塩の島の名前がでてくるとこう……九龍城もかくやって感じで手を出せないものを感じるな…
6125/11/08(土)23:02:31No.1370781907+
>>いつも振り回されててる印象のサトーだがチンピラ 程度の相手からすると十分強いんだな…
>サトーも王都警察だから人身売買なんてやるような輩に容赦はない
>当たり前だな!
警察からすると難民の雇用対策も担ってる就職斡旋ギルドを隠れ蓑にして人身売買するような反社とか敵以外の何者でもないし本気度が伺える
6225/11/08(土)23:05:05No.1370782849そうだねx1
後編が今週末と聞いて先日から楽しみにしてたんだ
期待以上の力作が出てきたぞ!
6325/11/08(土)23:05:57No.1370783264+
文章の雰囲気がいいってこういうことなんだろう
地の文さんが躍動している


fu5863933.jpg fu5863923.txt fu5863945.txt fu5863921.txt fu5863917.txt 1762606740626.png fu5863958.jpg 1762608891789.png