08:15:プレイヤー:ログをクリアしました
21:20:ジュリオ・リーベルト:夜の帳が静かに降りたユーシズ魔導公国。市街地の一角にある壁に囲まれた白い塔の聳える区画に、それはあった。魔法学園『七色のマナ』
21:21:ジュリオ・リーベルト:星々のきらめきと魔動灯に照らされた魔法学園、そこにある冒険者ギルド支部《マギスイーパー》にその男はいた (編集済)
21:23:ジュリオ・リーベルト:いかにも冒険者といった出で立ちだが、目端の利くものであれば周囲から浮いているのがわかるだろう。上等な仕立ての服を着た冒険者などなかなかいるものではない
スカウトLv3の変装ではこんなものだ

21:24:ジュリオ・リーベルト:店員にメニューのここからここまでと食事を注文しながら、視界の端に今日の即応班を担当する冒険者たちを入れている
21:25:ジュリオ・リーベルト:始めて見る顔も多いが──1人、褐色のエルフには見覚えがあった
21:26:ジュリオ・リーベルト:(この場合、声をかけてもよいものなのか。それとも知らないふりをすべきなのか……)
21:27:ジュリオ・リーベルト:(……😭)
21:27:ジュリオ・リーベルト:どこかのすぐ意識を失う男のように、今日のジュリウスの内心は荒れ模様だった。彼は世間を知らなかった
21:29:受付嬢:「はぁい、閣下」
21:29:受付嬢:こっちにも大鍋と水餃子が供される
21:30:ジュリオ・リーベルト:「おお、ありがとう。いやぁ、美味そうだなぁ!」
21:30:ジュリオ・リーベルト:思わず笑みがこぼれる──そしてふと気づく
21:30:受付嬢:「浮かない顔ねぇ?」
21:30:ジュリオ・リーベルト:「いや、閣下じゃないからね?」
21:30:受付嬢:「そぉかしらぁ?」
21:31:ジュリオ・リーベルト:「ゴホンゴホン。まあ、それはともかく、少し気まずい知り合いがいてな」
21:31:ジュリオ・リーベルト:「出来れば笑顔で再会したいのだが、出会った場所が場所なのでどうしたものかと……」
21:32:受付嬢:「閣下にしては珍しいですねぇ」
21:33:受付嬢:「詳しく聞いては…うーんだめそうですねぇ」
21:33:ジュリオ・リーベルト:ちらりとエルフ──ラセリアを見つめる。ああいう場所は一期一会とか、一晩だけの関係とも聞く……
21:34:受付嬢:「ここは男らしく朗らかに挨拶されてはどうですかぁ?」
21:34:ジュリオ・リーベルト:まさか娼館で出会ったと素直に言うわけにもいくまい
21:35:受付嬢:「普段通りに接すれば微笑んでくれると思いますよぉ?」
21:35:ジュリオ・リーベルト:「……だといいが」
21:37:ジュリオ・リーベルト:しかし受付嬢の言う通りかもしれん。ここでいつまでも思い悩むより、まずは当たってみよう
21:37:ジュリオ・リーベルト:「あちらの話がひと段落下あたりで声をかけてみるか」
21:38:ジュリオ・リーベルト:「助言、感謝する」
そうと決まれば、まずは熱い料理を熱いうちに楽しもう。受付嬢に礼を言ってから、大鍋に手を付ける

21:38:受付嬢:「閣下の道に栄光があらんことを~」
21:39:受付嬢:「デザート取ってきますねぇ」
21:42:ジュリオ・リーベルト:「ああ、よろしく。いつもながら、ここの料理は美味いな!」
21:45:受付嬢:「おまたせぇ。はちみつケーキよぉ」
21:47:ジュリオ・リーベルト:「……なるほど、これはいいな」
思わず口元が緩む。派手な香辛料も、過剰な調味料もない。ただ素材の旨みが、穏やかに身体へ染みていく

21:47:ジュリオ・リーベルト:食後に運ばれてきたのは丁寧に仕立てられた一皿だった。琥珀色に輝くはちみつケーキ (編集済)
21:48:受付嬢:「こういうのに予算回すのはすごい苦労したのよぉ」
21:48:ジュリオ・リーベルト:焼き立ての香ばしさに、はちみつ特有のやわらかな甘い香りが重なり、ほんのりと花の匂いが鼻先をくすぐる
21:49:ジュリオ・リーベルト:「だろうなぁ。食事は何よりの活力になるが、実際に切り盛りするとなると手間も予算もかかる」
21:50:受付嬢:「食なんていらない本の虫どもが権力を握りかけて……暴れたら危うく首になるとこだったわぁ」
21:50:ジュリオ・リーベルト:「こうしてうまい食事を提供し続けているギルドには頭の下がる思いだ」
21:51:受付嬢:「頑張ってまぁす」
21:51:ジュリオ・リーベルト:「しかし、極端な連中もいるものだ。食わなければ生きていけないというのに」
21:52:ジュリオ・リーベルト:そうつぶやきつつ、ケーキをひと口分をそっと口に運ぶ。外は軽く、内は驚くほどしっとり。はちみつの優しい甘みが舌の上に広がり、後味にはわずかな酸味が残る。まるで夜風のように穏やかな余韻
21:52:ジュリオ・リーベルト:「しっかりと甘く、それでいて重くない」 (編集済)
21:54:ジュリオ・リーベルト:「美味しかったよ、ありがとう」
21:54:受付嬢:「たまに料理コンテストの審査員やってなぁい?市長枠でぇ?」
21:55:ジュリオ・リーベルト:「興味はあるが、顔を覚えられるとまずいよなぁ」
21:56:ジュリオ・リーベルト:腕を組んでうーんと唸る。頭の上では普段口に出来ない様々な料理を堪能する自分が浮かんでいた
21:58:受付嬢:「いっそ自分で主催したらぁ?」と油断してるとこにキラーパスをねじ込んで
22:00:ジュリオ・リーベルト:「それは……アリだな。審査員席を上手く顔の見えないようにして……」ブツブツ
22:00:ジュリオ・リーベルト:早速脳内皮算用が始まった
22:00:受付嬢:楽しそうに見てる
22:02:ジュリオ・リーベルト:「ブルライト地方の温暖な気候とウルシラ地方の寒冷な気候。環境と文化が違う地方が交わり、ともにテーブルを囲み食事をする。うん、いいじゃないか」
22:05:受付嬢:「悩みはとんだかしらぁ?」
22:07:ジュリオ・リーベルト:「む……」
22:07:ジュリオ・リーベルト:遅れてノせられたことに気が付いたが、もう遅い
22:07:ジュリオ・リーベルト:「おかげさまでな。あちらは出動のようだし、少し待つとしよう」
22:13:ジュリオ・リーベルト:猫の使い魔にこっそりと後をつけさせる。行き先は──あれ、いつかの競技場?
22:13:ジュリオ・リーベルト:「またイスカイアコスプレかよっ!」
22:14:ジュリオ・リーベルト:1人でツッコミを入れる不審者がいた。というか、俺だった
22:21:ジュリオ・リーベルト:「一人で遠隔ツッコミをするのも恥ずかしいし、観客席に行ってみるか」
22:22:ジュリオ・リーベルト:「魔技戦なら死ぬようなことはないだろうし、安心して見物できるな」
22:23:ジュリオ・リーベルト:席を立ち、マントを羽織りなおして競技場へ向かいます
22:23:ジュリオ・リーベルト:その顔には、わくわくと高揚した微笑が浮かんでいた
22:25:ジュリオ・リーベルト:せーの、びょん
22:25:ジュリオ・リーベルト: 
22:25:ジュリオ・リーベルト:着地
22:26:魔技戦実行委員会(男):「ポップコーンいかがっすかー?」
22:26:ジュリオ・リーベルト:競技場ではいつか見たイスカイアコスプレの生徒と、錬金術に関わっていそうなドルイドと、立派な身なりの騎兵がいた。今日はイスカイア揃えじゃないんだな
22:26:ジュリオ・リーベルト:「お、ではビッグサイズをいただこう」
22:26:魔技戦実行委員会(男):「以外に食べるなあ…どうぞ」
22:26:ジュリオ・リーベルト:こういうことに金を惜しまないのが我々冒険者だ
22:27:ジュリオ・リーベルト:「飲み物もあるかな。冷たいものがあると嬉しいのだが」
22:29:魔技戦実行委員会(男):「コーラをどうぞ」
22:30:ジュリオ・リーベルト:「ありがとう。これで足りるかな」
22:30:ジュリオ・リーベルト:サイフから出したガメル金貨を渡し、冷たい炭酸飲料とポップコーンを抱えて観客席に腰かける
22:30:魔技戦実行委員会(男):「確かに」キングサイズ渡しとこう
22:31:ジュリオ・リーベルト:にっこり笑ってごくごくと飲み、バクバクと食べる!
22:31:ジュリオ・リーベルト:国によってはその腕だけで騎士階級に取り立てられそうな生徒が、ここではバカ騒ぎをしている。これもユーシズ魔法学園独特の空気だ (編集済)
22:31:ジュリオ・リーベルト:ジュリウスはそんな自由な気風が大好きだった
22:33:ジュリオ・リーベルト:x3 2d+17>=10
22:33:<BCDice:ジュリオ・リーベルト>:SwordWorld2.5 : #1 (2D6+17>=10) → 5[2,3]+17 → 22 → 成功
#2 (2D6+17>=10) → 11[5,6]+17 → 28 → 成功
#3 (2D6+17>=10) → 10[6,4]+17 → 27 → 成功

22:33:受付嬢:大人気ない!
22:33:ジュリオ・リーベルト:ガハハ! これが高レベルの暴力よ!
22:34:ジュリオ・リーベルト:「卒業したら何人かうちにリクルートできないかなぁ」
22:48:ジュリオ・リーベルト:冷たいコーラでポップコーンの塩気を洗い流したところで早速戦闘が始まった。初手はいつか見た真語魔法使いにして神官の男だ。確か名前はラースト
22:48:ジュリオ・リーベルト:少し見ない間にかなり腕を上げている。若いってすごい
22:50:ジュリオ・リーベルト:見事な詠唱から放たれたファイアボールが炸裂し、会心の一撃クリティカルを与える!
22:50:ジュリオ・リーベルト:「おおっ」
22:51:ジュリオ・リーベルト:思わず席から腰を浮かして乗り出してしまう。これはいきなり勝負を決める一撃となるかもしれない。何と素晴らしい!
23:01:ジュリオ・リーベルト:続いてラセリアが熱気の残る前線に飛び込んだ。舞うような動きでの見事な槍捌き
23:02:ジュリオ・リーベルト:エルフの細腕では到底持ち上げられるとは思えぬコルセスカを羽の如く軽く操り、ファイアボールの直撃を受けた相手を薙ぎ払う
23:05:ジュリオ・リーベルト:当然、それだけでは終わらない。敵の機先を制すことファストアクションで可能となるその動き、円を描くような美しい舞が刃となって敵に襲い掛かる (編集済)
23:05:ジュリオ・リーベルト:「────美しいな」
23:07:ジュリオ・リーベルト:思わずといった様子で口から洩れた言葉は誰に届くでもなく霧散した。ゆっくりと席に着き、今目にした舞をかみしめる (編集済)
23:08:ジュリオ・リーベルト:これほどの冒険者がまだいたとは。ひらひらと舞う布、うっすらと汗ばんだ褐色の肌、大きなお尻──って違う!
23:12:ジュリオ・リーベルト:あの日、ベッドの上で見た姿を重ねてしまい慌てて振り払う。そうこうしているうちにマギシューの攻撃が終わっているではないか
23:19:ジュリオ・リーベルト:続くもう一人のバトルダンサーエルフがこれまたファストアクションで動く。次々と投擲される槍が着実にダメージを与えていた。すでに趨勢は決したとみていいだろうが、あの魔法戦士がどう動くか (編集済)
23:27:ジュリオ・リーベルト:ヒラリ…ヒラリ……2人のバトルダンサーが前線で舞う
23:29:ジュリオ・リーベルト:敵の反撃を寄せ付けず、次の反撃に備える華麗な舞。自分とは全く違うその戦法に目を奪われる
23:36:ジュリオ・リーベルト:後はもう消化試合だった。見事な槍捌きで敵を屠り、危なげなく勝利
23:36:ジュリオ・リーベルト:立ち上がって彼らに拍手を送ろう──
23:37:ジュリオ・リーベルト:ではこちらも戻りましょう。せーの、ぴょん
01:57:ジュリオ・リーベルト:こうして素性を偽り冒険者に扮すことでしか、彼らと交わることが出来ない身の上である。心からの友と肩を並べ戦える彼らを、少し……羨ましく思うジュリウスなのであった──── (編集済)