ただいまさやか
ご褒美…ご褒美かぁ…！どんなご褒美がいいだろうな？

＜そりゃ褒美と言ったら食いもんだろ？なあ！！

やあ杏子ちゃん藪から棒に直球だね？それは君の欲しいものでは？

<新しい服とかどうかしら？ねっ、さやかちゃん！🍄

今日はしゃやかと組んでたからな！何の問題もねえんだぞおっさん
おっさんは日々働く！そしてアタシらも日々働く！
ご褒美欲しいよなぁ？

最近おっさんもしゃやかも、ついでになーんかほむらまでしけた面してやがるけどさ
そんだけやらなくちゃならねーことを頑張ったんならフンパツしたって良いんじゃない？

杏子ってばホントにも〜…といってもパッと思いついたのが食べ物っていうのもあたし…！

あっ…服は足りてますのだ✋

ま…あれだ、しゃやかの場合はおっさんが100％喜ぶモンを秒で用意できるだろ？
今年のあんたらってなんかバタついててハロウィンどころじゃなかったし
おっさんの喜びそうな仮装でもしてやったらどうだよー？なぁ？
><新しい服とかどうかしら？ねっ、さやかちゃん！🍄
…そっち方面の相談できそうなヤツも来たみたいだぞー？

仮装？それなら寄生キノコの仮装…というか特殊メイクがあるわよ！
歴研部の自主制作映画にも使われたすっごいやつでね…！(ずいずいっ)

ああ俺もいらないです…そういうのはちょっと…

先に言っとくけどアタシもいらねえからな

えぇ〜……さやかちゃんも「」さんも遠慮しなくても良いのに〜（Booooo）
…でも二人とも、ちょっと顔色悪いくらいまでお疲れちゃってる感じだし
美味しい物食べて、ちゃんと精をつけた方が良いんじゃないかな？

(顔のいいきのこしの顔がさやかに近づいている)

そういうわけでごめんなさいきのこ…じゃなくてかのこさん！
服は足りてるんであたし達！

それに気づけば…ほら、街を見てよ！（ﾊﾞｯと両手を広げるかのこ）
見滝原モールにはもうクリスマスツリーが出てたし最近冷えてきたし…そう！
もうすぐ冬なの！秋はもうすぐ終わっちゃうのよ

あ、秋がもうすぐ終わるって言われても〜…（たじっ）

>あ、秋がもうすぐ終わるって言われても〜…（たじっ）
つまりね、私が言いたいのはねぇ…「」さんもさやかちゃんも食欲の秋ってちゃんと堪能できた？
…ってこと！（むんっ）

かえでちゃんなんて秋野なのにふゆぅふゆぅって言うくらい近ごろの秋はつるべ落としなのよ！

特に！我がヤヨイコレクションブランドのモデルであるさやかちゃんの血色が良くないのはいけないわ！
そんなあなたたちには、秋から冬へ至る中間の今だからこそ
美味しくて、体の芯からあったまるようなご飯を食べるべきだと思うの！

で…あんたがやってきた理由がこれからあるって事なんだな？
なんだ…言ってみろ！

そして…この私、矢宵かのこイチオシの今だから特に美味しいオススメ料理…それは！お鍋！！
きのこ鍋よ！！

…見滝原の山に…幻のキノコがあるって聞いたのよ…！

ま、まぼろしのきのこ…？それって一体…
というか食べられるんです？

もちろんよ！食べられる種類に決まってるじゃない！
その幻のキノコをアツアツのお鍋に入れて食べるとアラッ不思議
土気色の肌には朱が蘇り、骨と皮の手足には肉がつき曲がった足腰もたちどころにﾋﾟｰﾝ！と伸びる
要するに…めっちゃ元気バクハツになれるという伝説があるのよ！

ははーん…そいつがお目当てってわけだね？
でも聞いた事あるか？そういう幻のキノコの話

そりゃあもう絶品…と聞いているわ！
よく似た別キノコを食べると巨大化するとか小さくなるとも言われているから気をつけないといけないけど

なんでも…エンカンダケっていうとかなんとか…

>なんでも…エンカンダケっていうとかなんとか…
思いっきし毒っぽい名前じゃねーかこら！？

元気になったり巨大化したり…小さくなる？
それって…（さやかの脳裏に浮かぶのはどこぞの王国に生えているヤツである）

うむ…確かになにやら触っただけで大変な事になりそうな名前っぽいな？

（カーブミラーに映った円環の使徒…今回はメルである）
（さやかに向かってこっそり手招きをしている）

この名前もどうも、正式なものじゃ無いっぽいのよね…（腕組みしつつ唸るかのこ）
…ネットの海にはキノコ好き魔法少女界隈というのがあってね？
その界隈だけに古来から密かに伝わるものだから…

（腕組みした腕を指でトントンとしつつスライムめいた口で早口するかのこである…）

>（カーブミラーに映った円環の使徒…今回はメルである）
>（さやかに向かってこっそり手招きをしている）
あっ(なんか別の意味で嫌な予感がしてきたのだ)

んだよそれ〜…なんかうさんくせぇな〜オイ
てかキノコ好き魔法少女界隈ってなんだよかのこ！？

えんかんだけとか…

ちょ、ちょっとゴメン今着信入ったから！（そそくさと離れるさやか！）
『ど、どうしたんですか？メルさん…でしたよね？』

>んだよそれ〜…なんかうさんくせぇな〜オイ
>てかキノコ好き魔法少女界隈ってなんだよかのこ！？
ふふふ…どんなものにも同好の士っていうものは存在するものなのよ
ちなみに私の衣装の試着を界隈の皆にお願いしたら遠慮されちゃったわ！
照れ屋さんなんだから！もう〜！

『さやかさんお疲れ様です…桜子さんによって地球の魔法少女ほぼ全員が「」さんとアレする未来を遠ざけたようでなによりです！ボク死んでてよかったかも』

>『ど、どうしたんですか？メルさん…でしたよね？』
『あ！さやかちゃん？よかった〜…ちょっとこちらの不手際でまずい事が起きたんですよ〜！わかりやすく言うと…そっちに落としものです』

>『あ！さやかちゃん？よかった〜…ちょっとこちらの不手際でまずい事が起きたんですよ〜！わかりやすく言うと…そっちに落としものです』
『…もしかしてそれってキノコだったりとか？』

それでかのこちゃんや
そのきのこの噂の出所は一体…それに本当にそんなのあるのかい？

>それでかのこちゃんや
>そのきのこの噂の出所は一体…それに本当にそんなのあるのかい？
聞いちゃったのよ…！この世界にあってはいけないようなキノコの話を！
なんでも食べれば別次元の感覚を味わえるとか？

>『…もしかしてそれってキノコだったりとか？』
『もうそのことをご存じだとは……さすがですよ！』

>『…もしかしてそれってキノコだったりとか？』
『ビンゴです！まあ…こちらの不注意で…落としてしまって…探してたけどなかなかなくて！』

>聞いちゃったのよ…！この世界にあってはいけないようなキノコの話を！
>なんでも食べれば別次元の感覚を味わえるとか？
オイオイ…そいつはただのキメたらケーサツに捕まるだけのキノコなんじゃねえのか？

別の次元…（「」はどうにもおかしな心当たりを探り当てたので黙っていた）

『今から数百年前、とある国のとある魔法少女の生き様に心を打たれたボス…つまり、ボクたちの女神様は』
『彼女に少しだけ手を差し伸べるために、自身のパワーをほんのちょっぴり込めたキノコをこの世界に賜わしたんです』
『その時にちょっとだけ手違いがあったみたいで…きのこの胞子がどこかに飛んでいったのを止められなかったせいで』
『件のとある国の次はどこに自生するかまったく読めない状態が数百年続いちゃってるんですよ』

『今ちょうどその話に食いついた子がいるのよ〜…見滝原の山におかしなキノコがあるって噂が立ってるみたい』

とにかく「」さんちの庭に行ってみましょう！
宇宙植物が生えてたこともあるというあの庭ならきっとあるはずよ！ねっさやかちゃん！！！(ｸﾞｲｸﾞｲｸﾞｲ)

>オイオイ…そいつはただのキメたらケーサツに捕まるだけのキノコなんじゃねえのか？
そうかしら？捕まった人はいないみたいよ？
そんな話があるのならきっと世の中に出てるでしょう？

>『今から数百年前、とある国のとある魔法少女の生き様に心を打たれたボス…つまり、ボクたちの女神様は』
>『彼女に少しだけ手を差し伸べるために、自身のパワーをほんのちょっぴり込めたキノコをこの世界に賜わしたんです』
>『その時にちょっとだけ手違いがあったみたいで…きのこの胞子がどこかに飛んでいったのを止められなかったせいで』
>『件のとある国の次はどこに自生するかまったく読めない状態が数百年続いちゃってるんですよ』
幻とか伝説みたいな扱いになるには十分な…というか思ったより壮大な話だったけども
でもそのボスもまどかなら…そういうことしそうなんだよな〜…！

>『今ちょうどその話に食いついた子がいるのよ〜…見滝原の山におかしなキノコがあるって噂が立ってるみたい』
『そこかぁ〜！？表沙汰になる前に回収…手伝ってくれませんか？これはさやかちゃん達の世界を守るためにもなるし！』

>そうかしら？捕まった人はいないみたいよ？
>そんな話があるのならきっと世の中に出てるでしょう？
それタダつかまってねーだけじゃねーかよｵｲ！！

あたしたちの家の庭に生えてたら大変だよかのこさ〜ん！？
て言うか伝説じゃ山にあるって話だったじゃ無いのよ〜！
（まずい…このままじゃかのこさんに家に上がり込まれて新作マーリンギマーケティングされちゃう！？）

>『そこかぁ〜！？表沙汰になる前に回収…手伝ってくれませんか？これはさやかちゃん達の世界を守るためにもなるし！』
『わ、わかりました…今度の土日に何とか調べてみますから…これは貸しですからね！？』

他ならぬ私も、きのこを愛し探求する一人として…そのエンカンダケには興味が尽きないわけで！

つまり君はそのエンカンダケを摂取し…別次元を覗いてインスピレーションをどうたらなのかい？！
違法なのではーー？！！！

まず匂いに生態、そしてどんな見た目をしているのか…（ほぅっ…♡とウットリため息をつくかのこ）
それになんと言っても…味よね！伝説ではマツタケを越える香りがして
ぷりっぷりのエリンギを越える歯ごたえと…そして最高級本しめじを越える味の奥行きがあるそうよ！

>つまり君はそのエンカンダケを摂取し…別次元を覗いてインスピレーションをどうたらなのかい？！
>違法なのではーー？！！！
「」さん！言い方！！（叫び返すかのこ！声がデカい！）

それにね…もしもこれが表に出ちゃうと…ね？
規制されちゃうかもしれないでしょ？
そうなる前に体験したい…エンカンダケとはなんなのかを…！

杏子…杏子！ちょっといい？（ﾋｿﾋｿ）
いまちょっとめんどい界隈から連絡あったのよ…かのこさんの言ってるキノコ…
そっち界隈のミスで落としたような奴だって！

>それになんと言っても…味よね！伝説ではマツタケを越える香りがして
>ぷりっぷりのエリンギを越える歯ごたえと…そして最高級本しめじを越える味の奥行きがあるそうよ！
むぅ……（ｺﾞｸﾘ）
さすがきのこの申し子だ…地味にきのこ系メシテロが上手い…！
>それにね…もしもこれが表に出ちゃうと…ね？
>規制されちゃうかもしれないでしょ？
…やっぱり脱法なのでは？俺は訝しんだ

>杏子…杏子！ちょっといい？（ﾋｿﾋｿ）
んだよ…？
>いまちょっとめんどい界隈から連絡あったのよ…かのこさんの言ってるキノコ…
>そっち界隈のミスで落としたような奴だって！
マジか…ちゃんと謝礼は来るんだろうな？！ったく…！ほっとくとエラい事になるとかいつもそんなだ！

『ちゃんと報酬も出ますから！それにコンディションも整えば占いで位置も特定できますし』

>マジか…ちゃんと謝礼は来るんだろうな？！ったく…！ほっとくとエラい事になるとかいつもそんなだ！
『謝礼ならもうなんでも申しつけて下さい！…と言いたいところですが、限界はあります』
『でも、この世界のルールの中でならできるかぎり善処するですよ！』

『ボクたちとしてもですね、数百年間行方知れずだったエンカンダケが見滝原に自生している…というところまではガチ情報だと掴んでいます！』
『なのでぜひとも日頃からお世話になってるさやかちゃんたちに頼みたいですよ！』

ったくしゃーねえなぁ…土日はキノコ狩りかぁ…

>ったくしゃーねえなぁ…土日はキノコ狩りかぁ…
杏子ちゃんも協力してくれるのね？！（ｶﾞｼｯ）
ちゃんとお礼はするわ！サイズ測ってもいい？

いや！あたしは服なら間に合ってるから良いってのー！！（たじっ）
最近は自分で稼いであれこれ買えるようになったんだ、もうパーカーとカットデニムが一張羅なあたしじゃねぇからな！

でも私のはオートクチュールよ？お得よ？おーとくちゅーるだけに！！！

『やったぁ〜♪協力してくれるんですね！ありがとうございますですよ！』
『もしもボクの占いで先にエンカンダケの自生地を先に特定したとして』
『…遠方とか海外って出ちゃうとさやかちゃんたちには頼みづらかったですし』
『自生地が見滝原である今のうちにお願いしますです！』

んっとにもー……しょうがないわね〜？（ミラーに映るメルを見上げるさやか）
あとさ、メル…一個だけ聞いても良い？
その伝説キノコってさ、もし食べるとすっげー元気になるってのは本当の話でおっけー？

そういうわけで「」っしー
土日はキノコ狩りになったっぽいのだー…

>でも私のはオートクチュールよ？お得よ？おーとくちゅーるだけに！！！
…（何を言っているのかがわけがわからねえ…）

>んっとにもー……しょうがないわね〜？（ミラーに映るメルを見上げるさやか）
『いや〜…えへへですよ♪』
>あとさ、メル…一個だけ聞いても良い？
>その伝説キノコってさ、もし食べるとすっげー元気になるってのは本当の話でおっけー？
『はい！24時間だけですがぶっとおしで戦えるくらいにはなれますですよ！』

>そういうわけで「」っしー
>土日はキノコ狩りになったっぽいのだー…
そ、そうなのか？まあそれはそれで構わないが…今度は見滝原の山か！
もしや俺は山屋になろうとしている？！

『1,2個くらいなら…お目こぼしもありかもです』

>『はい！24時間だけですがぶっとおしで戦えるくらいにはなれますですよ！』
そっか･･･24時間ぶっとおし、かぁ･･･(そう言って「」の方を振り向くさやか)

『ふふふ…「」さーん…「」さーん…！』
『「」さんも山においで〜…こちら側へ来ようよ〜…山は良いよ！楽しいよ〜…！』
（赤チェックのシャツもまぶしい本家山屋さんガールが手招きしているイメージが空に浮かぶ…）

（「」っしーが元気になれるなら…あり？なのかも？）

『｜「」…あなたも山に来て…満開の桜で歓迎するね…｜』
（こころのイメージの隣で桜の化身までも手招きしている…！）

『ともかく！目立って派手に話題になったら手遅れです！早めの対処をお願いします！このとーり！』

ウワーッ！なんか…聞こえる！見える！俺にも見える！
山に誘われているのが見える…！！

だが…誘われたからには！
山に…山に行きたい…（グルグル目の「」…コワイ！）

おっさん…大丈夫か？
ったく…それで…どのあたりなんだ？その噂が立ったとこはよぅ

それにだ！もちろんキノコのオーソリティであるかのこちゃんも同行してくれるんだろう？
首尾良く食べられるキノコが採れたなら…さっきオススメしてくれたきのこ鍋をやって
英気を養うのも悪くないかもしれん…！

>おっさん…大丈夫か？
>ったく…それで…どのあたりなんだ？その噂が立ったとこはよぅ
よくぞ聞いてくれました！
なんでも…不思議なキノコを見かけて…獲ろうとしたら消えてしまったんですって！
見間違い？と思うにしても写真に収めてる人で…
このあたりよ！（見滝原と風見野の境目みたいなとこ）

へぇ…ここってちょうど見滝原と風見野の間の山じゃんか
二つの市の間を区切ってるみたいな形でそこそこでけぇ森があるんだよなー…
夕暮れ時になると野生のコウモリがそのあたりを飛び回ってるって風見野じゃ有名なところさ

>それにだ！もちろんキノコのオーソリティであるかのこちゃんも同行してくれるんだろう？
そこはもっちろん♪言い出しっぺの私が行かないなんてありえないですから！
私も伝説の幻キノコを手にしたいですし…！

ムム…ちょっと険し目なとこか…でも行かねばならない…そんな気がしてきたよ！

（かのこさんも来るって事は…どこかで出しぬかなきゃだよねぇ？この秘密ミッションは思ったより手ごわそうなのだ！）

『あっ…そうだよ！あたし、メルに大事なこと確認するの忘れてたかも』
『そのキノコって一体どんな見た目してるのよ？』
『かのこさんは見た目も知らないって言ってたし…ちょっとズルだけど出し抜くためにも差をつけたいなって』

>『そのキノコって一体どんな見た目してるのよ？』
>『かのこさんは見た目も知らないって言ってたし…ちょっとズルだけど出し抜くためにも差をつけたいなって』
『まっ白くてヒラヒラした見た目をしてますから見ればすぐわかるはずですよ』
『変身したまどかちゃんのスカート中ってふわふわじゃないですか、あんな感じの見た目です！』

『こんな感じです！』（ピンクい漫画みたいなキノコ）

なるほど〜…確かにまどかが可愛いキノコを考えたら
こんな見た目になるんだろうな〜って感じの見た目だわ〜…（うｎうｎ）

（あの子みたいなキノコなのだ…若干あきれるというか自分に似せる？フツー！？）

ただ…もしご褒美でこれをゲットしてきのこ鍋にしてごちそうできれば
「」っしーもあたしもついでに杏子も元気バクハツってわけで…！

見た目だけれど…そう…例えるなら…キノコのお姫様みたいなものらしいわ！

>見た目だけれど…そう…例えるなら…キノコのお姫様みたいなものらしいわ！
なるほどね･･･うｎ！嫌な予感しかしないよ！！

キノコのお姫様ねぇ…なんかさぁ、オッサン
あんたとしちゃシンパシーを感じちまうんじゃねぇか？オイ♪（きししし…！）

アッコラーッ！ちくしょう！誰がよく拉致される姫だってッコラーッ！