ある日、ニャアンは臨月を迎えていました。もうすぐ一月もしたら産まれます。そんなニャアンを「臨月ニャアン」と呼称ましょう
臨月ニャアンは口にします「…みたくない、産みたくない」
悲しい一言でした。やさしいやさしいニャアン島にありえない一言でした
その気持ちはどんどん高まっていきます。
「うみたくない…うみたくない」臨月ニャアンは訴えます。
誰にも聞かれたくないので一人きりになれる場所で訴えます
「うみたくない！！！いやだ！！！赤ちゃんなんて産みたくない！！」
大きな声で臨月ニャアンは泣き叫びます。悲しき叫びはニャアン全島に行き渡ります
ニャアン島民全員が彼女の叫びをききます「おかあさんニャアン（ニャアン本人）」も同じです
島中のニャアン達が臨月ニャアンの元へ駆けつけます

「いいんだよ…」「産んでもいいんだよ」
臨月ニャアンを撫でながらニャアン島民みんなが励ます
「いやだ！わたしはイヤだ！うみたくない！」
「あかちゃんかわいいよ」島民たち！
「うもう！みんなでそだてよう」島民たちが続きます
「いやだ！いやだぁぁぁ！！！」
臨月ニャアンお腹をポカポカ殴り始めました。そんな事してももうどうにもならない命なのに
「だめだよ」「ダメだよ」とニャアン達は抑えます
「この『命』は悲しい命なんだ！産まれても悲しみしかない！」
臨月ニャアンは絶叫するッ！
その悲しみの意味が島民全員が理解してしまう。

―――臨月ニャアンの旦那さんは島一番の漁師ニャアンだった。
カジキマグロを追い、他の皆よりもたくさん働いて魚を釣り上げていた。
そんな旦那さんニャアンは不運にも水死してしまう。
「うまれるまで、漁にでちゃだめ」というおかあさんニャアン（ニャアン本人）の言いつけを破って
不思議と朝からベタ波が続く浜から船を出してしまった。
船の残骸だけが、島にたどり着いた―――。
時間を現代に戻す。
「あの人はもういない！」と旦那さんの事を嘆く臨月ニャアンが叫びます
「あの人がいない赤ちゃんなんか幸せじゃない！産まれない方がいいッ！」
臨月ニャアンは悲しみの叫びを繰り返します
「どうしよう」とニャアン達も困惑しています。
「いやだっ！いやだぁ！」泣き叫ぶニャアンの前に黒い記憶が蘇ります。
全ニャアン島民がニャアンから受け継いだ悲しい記憶が呼び起こされます。
悲しい時間のはじまりです

ニャアンはニャアンとシュウジとマチュ以外の他人を知りません。
ニャアン達が月3回船便を出してくれるマーコさんや病院船で着てくれるコモリ先生とシャリア先生以外の他人を知りません
みんなニャアンと幸せな仲間たちなのです。みんな瞳が澄んでいて綺麗です。
でも今臨月ニャアンを襲うのはそんなキラキラした人ではありません
黒い、黒い巨大な影です。MSではありません。肉の塊です。そして臭いです。
「いやなにおい」が記憶の中で蠢きます。そしら肉の塊がニャアンを襲います！
「いやだ…らんぼう…らんぼうしないで！いたいことしないで！」
「どうしよう」「どうしよう」。『いやなにおい』に囚われてしまった臨月ニャアンに困惑するニャアン達
「だいじょうぶ、大丈夫だよ」
おかあさんニャアン（ニャアン本人）が出てきます。

「おちついて…おちついて」とおかあさんニャアンは臨月ニャアンのお腹と頭を撫でます
「おかあさん！こわいよ！いやだ！うみたくない！」と臨月ニャアンは怖がります
「だいじょうぶ！『いやなにおい』なんかしないよ？みんなげんき、『みんないいこ』」
おかあさんニャアンは臨月ニャアンを宥めます。島民達は固唾を飲んでみまもります
「『いいこ』、みんないいこ。あなたも『いいこ』、つよいこだよ」おかあさんニャアンは読み聞かせます
「でも…あの人は『おかあさん』のいいつけに従わなかった！悪い人」
臨月ニャアンは我が夫が犯した行為を懺悔します
『おかあさん』というのはおかあさんニャアンを呼ぶ時の総称で自分の母親を呼びかける『おかあさん』とはイントネーションが違います

「そんなことないよ、あの子もりっぱなこ、ちょっとヤンチャだっただけ―――それよりも」
「それよりも『おかあさん』のお話を聞いて？聞いてくれる？」おかあさんニャアン呼びかけます。
臨月ニャアン静かにｺｸﾘと頷きます。おかあさんニャアンの胸の揺り籠でちょっと落ち着いてきました臨月ニャアン
おかあさんニャアンによる「おはなし」がはじまります。神聖な場面です。
「その子は悲しい子なんかじゃないよ、幸せな赤ちゃんだよ？」
「でもあの人は―――」「きいて、おねがい」臨月ニャアンのやわらかい唇を人差し指で止めるニャアン
「わたしも好きな人いたんだ。『エグザべくん』わたしの旦那さん」
島民みな、『エグザべくん』の存在についてはニャアンによる口伝で知っていました。
おかあさんニャアンが住むニャアン島の母屋にその古びた写真とギャンのプラモデルが飾ってあるだけです

「今エグザべくんはいない、もう世にいないの。別の世界にいるかもしれないね」おかあさんニャアン
「でも私はさみしくなんかないよ。あなた達がいるから」とおかあさんニャアンはみんなを見下ろします
「だからこの子も私が愛して上げる。みんなと同じ様に。だから悲しい命なんかにさせない」
「おかあさん…おかあさんはエグザべくんがいなくて淋しくないの？」臨月ニャアンは聞きます
「さみしいけど、みんなといたら淋しくないよ。あなたも赤ちゃんと一緒にいたらきっと淋しくない、未来なんか怖くない」
「ほんとう？」
「ほんとうだよ？『おかあさん』が嘘ついたことある？」おかあさんニャアン
「ない…」
「あなたも赤ちゃんも幸せになるの、それは決まっていることなの。だから安心して赤ちゃんを産んで」
「どうしよう…おかあさんまだわからない」
臨月ニャアンは混乱してました

そこへ一人の少年と青年の境目にいる♂ニャアンが現れました
「おねえちゃん！」臨月ニャアンのことをそう呼びます臨月ニャアンの弟です、年はあまり離れていないかわいい弟だった。
「おねえちゃん！ぼくがおねえちゃんの旦那さんになってあげる！なる！」
愛の告白だった。姉弟間の近親交配を咎めるニャアンはいなかった
「おねえちゃんで…いいの？」臨月ニャアン
「おねえちゃんがいい！」と♂ニャアン
「どう？あなたには新しい旦那さんができるんだよ？これで赤ちゃんにもお父さんができたね」とおかあさんニャアン
「産もう、産もうね」と姉弟両方の頭をなでるおかあさんニャアン
「…うむ」最初は小さなな産声だった
「うむ！あかちゃんぜったいにうむ！！！」強い言葉であった。
臨月ニャアンは悲しみから立ち直り赤ちゃんを産む決心をしました
弟ニャアンが臨月ニャアンに飛びつく。島民みな「よかった」「よかった」と涙ぐんでいます
こうして島の闇は消えていきました。

後日。臨月だったニャアンは無事女の子を産みました。
愛情いっぱいこめて育てています「ごめんね、産みたくないなんていってごめんね」と手塩をかけて育んでいます
よるは弟ニャアンと愛し合っています。「おねえちゃん！おねえちゃん！」と激しく愛し合う姿がニャアン村にはありました
二人目ができるのはきっと近いですね
「さみしくない、あの子たちといればさみしくない。だから心配しないで『あなた』」
とエグザべくんの写真を胸に抱くおかあさんニャアンの姿がありました
島民達は決して近寄らない禁足地、海辺にすむ赤と青の獣、ヌーディストシュウジとマチュも見守っているよ。
ニャアン島は今日も平和だよ
ニャアンはいいおかあさんになれるよ

ﾋｨ

マチュとシュウジまだ服着てないのかよ

今日もありがとう

ニャアン島だ
ありがとう

ニャアン達ってなんだよ
達はおかしいだろニャアン複数いないだろ

エグザベくんは！？

>エグザベくんは！？
>「今エグザべくんはいない、もう世にいないの。別の世界にいるかもしれないね」おかあさんニャアン

>マチュとシュウジまだ服着てないのかよ
シュウジとマチュは生粋ののヌーディストだから

ニャアン村・・・爆発したのでは！？

「ごめんね...「産みたくない」なんか言ってごめんね」
そう懺悔しながらも愛をいっぱい込めて赤ちゃんを育てるかつての臨月ニャアンの姿がありましたとさ
弟ニャアンとの子供ももうおなかにいるし
毎晩激しく求め合っています

キラキラの中ならエグザベくんと逢えるからね
寂しくないよニャアン

ニャアン島は今日も平和です

これすき

ニャアン達は爭いやわだかまりが起きそうになると「なかよし」と呼ばれる性行動、つまりセックスで緊張を解きます。
どんなに喧嘩がおきそうになっても「なかよし」で仲直り
男の子同志が喧嘩になろうとしたら女の子のニャアンが「なかよし」してあげますし
女の子同志の喧嘩がおきそうになると男の子のニャアンが「なかよし」してあげます。
そうして村の治安と社会秩序が保たれているのです。
産まれたばかりの幼きニャアン達も両親やご近所のニャアン達の「なかよし」を見て「なかよし」の仕組みを知ります

なかよしきたな…

ボノボか

ニャアンといえば乳房が小さい事で有名ですが
近年巨乳ニャアンという変異体の存在を我々は確認する事ができた
たわわな乳房で我が子に乳を与えるニャアンの姿が目撃されている

ニャアン達は日常的に「なかよし」するけど
夜はちゃんと旦那さんと激しいセックスをするみたい
旦那さんを「エグザべくん！」って呼ぶと興奮するらしいよニャアンは

セックスばっかりしているから子沢山だし
初産の平均年齢が13.5歳とかなり早熟なニャアンの姿がいます

島を出て外の世界を見たいというニャアンもいます
おかあさんニャアンも引き止める事もなく外の世界へ旅立ちます
数年すると戻ってきます
酷いことをされたようで心も身体をボロボロになって帰ってきます
島民達が癒やして上げます

悲しい話はやめて

島を出て勉学に励むニャアン達
けど必ず島へ帰ってくる
ニャアンとしてニャアンの赤ちゃんを産みたいから帰ってくる
今では島の学校の先生をしています
赤ちゃんをだっこしながら授業をしています

ニャアン島の雌ニャアン達はだいたい赤ちゃんをおんぶしているか抱いています
かわいいですね

誰彼かまわずスワッピングとかとんでもねぇ淫売だコモ
淫売の血がそうさせるコモ

淫売の島だコモ...