直訳するとブルターニュ風クッキーです
実際には薄く焼いた生地をガレットって言うみたいですが何故かこれは厚焼きです

材料はこちら（直径約6cm9個分）
無塩バター100g
粉糖60g
塩2g
卵黄20g
ラム酒10ml
薄力粉100g
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優雅なる「」だ

カタクイニーアマン

できたてのこういうの食べた事ないんだけど
やっぱおいしいの？

うまそうだな
月餅だろ？

本体材料とは別に焼く時に塗るドリュール（卵液）が必要になりますがこれは卵黄1個と牛乳10mlを混ぜるだけです

事前準備として薄力粉をふるっておくのと焼く時に使うセルクルの内側に分量外の無塩バターを塗って冷蔵庫に入れておきます
今回は記載した分量の2倍分で18枚焼いたのでちょっと準備が大変でした

菓子作りの腕も猫もレベル高いな

作り方ですがまず常温に戻したバターを柔らかく練って粉糖と塩を加えてゴムベラで混ぜ合わせます
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粉糖は混ぜ物のない純粉糖だと湿気やすいというか固まりやすいのでそうなってる場合は薄力粉同様にふるっておくのが良いです

混ざったらそこに卵黄を加えて乳化するまで混ぜます
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一応量ってますが多分1個分とかでもそんなに問題ない気もします
最初は分離して見えますが卵黄は油分なので普通に混ぜてれば簡単に乳化します
全卵の場合は卵白（水分）が多くなるため乳化が難しくなります

たこ焼きの生地作る時とかプロテインシェイカーが便利なんだけど
こういうのもデカいビンで混ぜると便利とかあるかな

固そうだしビン全体に貼りついちゃいそうだな

生地が乳化するまで混ぜたらラム酒を加えて更に混ぜます
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お酒が苦手な人は省略しても大丈夫ですがどうせ焼いたらアルコール分は飛ぶので入れても問題ないです

そこへ薄力粉を全て加えて粉っぽさが無くなるまで混ぜます
あまり混ぜすぎるとグルテンが発生して焼き上がりが固くなってしまうので本当に粉感が無くなる程度で大丈夫です
持ち上げると塊というよりはむしろネチャネチャしてる感じになります
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焼けたスマブラのロゴみたいな

カタ焼豚ブロック

生地が出来たらラップにあけて弛く包んでその上から麺棒で予め1.5cmくらいの厚さに伸ばしてしまいます
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厚さは後で調製するので大体そのくらいって感じで問題ないです
伸ばしたら生地は冷蔵庫で3時間〜出来れば一晩寝かせて落ち着かせます

生地を寝かせ終わったら改めて1cmの厚さに伸ばします
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私はこの手の生地を加工する時は透明なOPPシートで挟んで打ち粉を使わないようにしてます
挟んだ状態でそのまま冷やせたりするので便利ですが生地の温度が上がって柔らかくなってる状態だとシートを剥がした時にベリベリくっついてきて発狂するので注意しましょう
そういう準備がない人は普通に打ち粉（強力粉）を台にふるってその上で作業しましょう

因みに打ち粉が基本強力粉なのは粒子が大きく生地に混ざりにくいからです
薄力粉だと生地に吸収される割合が多くなって食感などが変わってしまうのでNGです

厚焼きのは現地ではパレ・ブルトンと言うとかなんとか
ガレット・ブルトンヌだと検索するとそば粉のクレープばっかり出てくる

生地を挟むのはラップでもベーキングシートでも出来ない事はないのですが正直おすすめはしません
ラップはシワが寄りやすいですしベーキングシートは中身が見えなくて純粋に作業しにくいです

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1cmの厚さに伸ばせたら5.5cmのセルクルを使って型抜きしていきます
型の大きさは大体この大きさに合わせたレシピになってるのでなるべく近いのを使いましょう
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抜いた生地はシルパンやベーキングシートを敷いた天板に並べます

途中までエアコンのフィルターがこうなってましたって話かと

ちなみに一回伸ばしただけですと9個型抜きするのは無理なので1回目に4〜5個抜いたら残り生地をまとめて伸ばし直してから更に型抜きして…という感じになります
この辺生地を冷やし直したりする必要もあってちょっと面倒です

生地を成形出来たら表面にドリュールを塗ります
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この時ドリュールに何を使うかとか1度塗りか2度塗りかとかで大分やり方がバラバラなのですが今回は前述の通り卵黄+牛乳の液で且つ2度塗りしてます
2度塗りする時は1回塗った後で30分くらい冷蔵庫で休ませてからにします

ドリュールが終わったら小さいフォークなどで表面に模様を付けます
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上でもレスしてる人がいますがスマブラのアレっぽいですね
別に決まった模様は無いみたいなのですが大体こんな感じのようです

模様を付ける時は一筋引いたら天板ごと90度回転させてまた引くと綺麗に引きやすいです

模様を付けたら先にバターを塗っておいた直径6cm×高さ1.5cmのセルクルを生地に嵌めます
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これで最終的な大きさが決まるのと焼いてる時に生地がダレるのを防ぐのですがこんな使い途が限定されそうなセルクル家に無いよって人はアルミホイルとかで丸い輪を作って代用する事も出来ます
普通のちょっと背の高いセルクルでもいけるみたいですがそもそも9個も18個も一般家庭には無い気がします

準備出来たら180℃に予熱しておいたオーブンで170℃30〜35分ほど焼きます
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焼けたらセルクルを外して常温で粗熱が取れるまで冷まして完成です
今回のはドリュールの問題でちょっと焼き色が強くなりすぎました

砂糖60g…

見た目でも分かるかも知れませんが素朴な郷土菓子といった趣で昨今流行りの映えだの何だのとは光年単位の開きがありますね
しかしダイレクトにバターの香りや小麦粉の旨味を味わえるシンプルに美味しい焼き菓子です
焼いてる最中の香りがまた堪らない感じでした
ただまあ微妙に工程が多く使う道具もシンプルなんですが（特にセルクルの）数が必要なので作るのは（簡単と言えば簡単ですが）多少気合いが要るかも知れません
でも作って。

画像は香りに反応する妹
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妹可愛い！

栗まんじゅうや月餅を感じる配色

>優雅なる「」だ
今大分汗だくで優雅と程遠いです
お菓子が美味しいのが救いでしょうか

>カタクイニーアマン
似てると言えば似て…ますかね？
奇しくも同じブルターニュ地方のお菓子ではありますね

>できたてのこういうの食べた事ないんだけど
>やっぱおいしいの？
こればかりは自作の特権ですね
冷ました後はザクッとした歯触りなんですが出来立ては温かく容易く崩れる口当たりです
どっちも美味しいのですがお菓子は時間を置くと素材同士が馴染んで食感や味わいが変わるので「それはそれこれはこれ」みたいな感想に落ち着く事が多いです
寝かせた方が美味しいのもありますし（焼き菓子はどっちかと言うとこっちかも知れません）ふわっとしたお菓子なら出来立てが一番ヤバいというのも勿論あります
出来立てしか食べられない、という変わり種もありますが

>うまそうだな
>月餅だろ？
月餅って数回しか食べたこと無いんですが重いですよね

毎朝俺のためにお菓子を焼いて欲しい

>菓子作りの腕も猫もレベル高いな
腕はともかく猫レベルは恐らくかなり高いと思います
もう尻尾が二股になっててもおかしくないです

>たこ焼きの生地作る時とかプロテインシェイカーが便利なんだけど
>こういうのもデカいビンで混ぜると便利とかあるかな
>固そうだしビン全体に貼りついちゃいそうだな
たこ焼きとかの生地とは目指す場所が違うので流用はちょっと難しいかも知れません
この生地はそもそも流動性がほぼ無いので手作業で練るのが一番確実ですね

焼きたてと冷ました後の食べ比べできるのいいなぁ

>焼けたスマブラのロゴみたいな
まあアレですよね
どっちが早いかと言われたら圧倒的にこっちなんですけど
もうちょっと綺麗に交差出来たら良いですね

>カタ焼豚ブロック
ちょっとお皿が小さくて盛り過ぎましたね
もっと良い感じのお皿にズラッと並べたら良かったかも知れません

素敵すぎる…

>厚焼きのは現地ではパレ・ブルトンと言うとかなんとか
>ガレット・ブルトンヌだと検索するとそば粉のクレープばっかり出てくる
本来は厚焼きがパレットで薄焼きをガレットと呼ぶみたいですね
蕎麦粉のガレットなんかもそうですが通常クレープみたいなのをそう呼ぶんですが何故かこれはガレットなんですよね
何処かで混同が起きたんですかね？

>途中までエアコンのフィルターがこうなってましたって話かと
いやまあエアコンからこんなん出てきたら気絶しそうですが…
まさか取り払って水洗いした後でこんなに日差しが強くなるとは思いもよらず困ってしまいました
妹は普通に日向ぼっこしてたみたいですが

>砂糖60g…
今回は倍量作ったので120gですね
まあお菓子なら普通じゃないでしょうか
そう言えば微粒子グラニュー糖を3kgの袋で買ったら何かエラいもんが到着してビビりました
一度何処かで素材に関しても取り上げてみたいですね

>妹可愛い！
何か珍しい表情が撮れました
普段はこういうのが多いんですが
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>栗まんじゅうや月餅を感じる配色
本来だともう少し焼き色は抑え目かと思います
見た目ほど焦げ臭さはなくて香ばしいの範囲だったので良かったのですが焼き色の調整は中々難しいですね

>毎朝俺のためにお菓子を焼いて欲しい
さァ〜ん
起きたらチーズケーキ焼いてる彼女とか正直若干怖くないですかね？

ブルトンキャッツ！

ブリティッシュベイクオフ見てそう

>焼きたてと冷ました後の食べ比べできるのいいなぁ
本当は出来上がりの数が減るのであんまりやりたくはないんですがやっぱり出来立てには抗えないですよね
味見という事で自分を納得させてます

>素敵すぎる…
ありがとうございます
この手の焼き菓子は作り置きにも向いてますし贈答にも使えて便利ですよね
一つか二つは作り方を覚えておいて損はないかと思います
特に今回のはシンプルで万人向けですし

偶に作るけどセルクルが無いから使い捨てマフィン型なんかを使って焼いてる

エアコンフィルターにガレットが詰められてたみたいな話かと思ったら優雅なおやつだった

>ブルトンキャッツ！
ジャポネキャッツ！
フランスでも日本でも猫の振る舞いはきっと変わりませんね
こういう体勢も誰に教わったものでもないでしょうし
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>ブリティッシュベイクオフ見てそう
割と見てる「」も多いですよね
お菓子に限らず料理でもサバイバル飯でもああいう何か食べ物を作る映像は皆好きです
でも実際に作ってみるともっと楽しいですよ
作って。
貼って。

>偶に作るけどセルクルが無いから使い捨てマフィン型なんかを使って焼いてる
正直全然そういうので問題ないと思います
これ作ろうと思って何か衝動的に18個ポチりましたが他に使いようがあるのかイマイチ不明です
あと頑張れば先に書いたようにアルミホイルでも何とかなりますし創意工夫も大切ですね

>エアコンフィルターにガレットが詰められてたみたいな話かと思ったら優雅なおやつだった
怪異過ぎる…
起動する度に香ばしい風が吹くのはまあ良いかも知れませんが…いややっぱダメだな

>これは焼き上がりを待つ実家の妹
>fu5682449.jpg
ぬがいもげしてるの初めて見
…いやちょいちょい見かけるな…

塗る卵黄にみりん少し混ぜると更に艶でるよ
これは和菓子屋さんのテクニックだ

>>これは焼き上がりを待つ実家の妹
>>fu5682449.jpg
>ぬがいもげしてるの初めて見
>…いやちょいちょい見かけるな…
ちょくちょく作り話してるキャッツいますからね
あとレオナ嬢も昔レスしてましたね
うちのはスマホ渡しても「なんなんぬ」みたいな顔しかしませんが

日中は正直ちょっと暑かったですが時期的にはようやく涼しくなって来ましたしこれからは季節もののフルーツ使ってタルトやパイも作りたいですね
モンブランとかは正直ちょっとハードルが高いですが作った事のある「」は居るんでしょうか？
居そうですね

自分も焼いたことあるけどセルクル9個も使わないよなぁと思ったので
アルミカップで代用したな
ちょっと大きくなった

セルクルはムースとか詰めて冷やすと楽しいよ
できた物にチョコレートかければ立派なケーキに見えるぞ

ドリュールせずに大きく焼いて上にクリームとフルーツ飾るのも割と見るね

要所要所で妹春なんてわかってるじゃん…？

モンブランはKaldiで栗ペースト缶詰め買ってきて
泡立てた生クリームと混ぜて固さを調整して
絞るもんだ

>塗る卵黄にみりん少し混ぜると更に艶でるよ
>これは和菓子屋さんのテクニックだ
ほー…そういうのもアリなんですね
そうなると洋酒混ぜるのもそれはそれでありなんですかね
アルコールというより糖分なんでしょうかね艶の有無は

>自分も焼いたことあるけどセルクル9個も使わないよなぁと思ったので
>アルミカップで代用したな
>ちょっと大きくなった
ですよねぇ
この趣味はちょっとした衝動買いが多くなって少し困りものですね

>セルクルはムースとか詰めて冷やすと楽しいよ
>できた物にチョコレートかければ立派なケーキに見えるぞ
ムースはそう言えば作った事なかったですね
ムースショコラとかフルーツ系もいずれ挑戦してみたいですね

>ドリュールせずに大きく焼いて上にクリームとフルーツ飾るのも割と見るね
そこまで行くと立派なデザートですね
クリーム載せたら良い感じに柔らかくなりそうです

エアコンの風出るところから奥を覗くと黒くなってるの怖いよね…

>要所要所で妹春なんてわかってるじゃん…？
このスレはお菓子50％妹50％で出来ています
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>モンブランはKaldiで栗ペースト缶詰め買ってきて
>泡立てた生クリームと混ぜて固さを調整して
>絞るもんだ
口金も専用の奴が必要なんですよね
やはり買うか…

>ほー…そういうのもアリなんですね
>そうなると洋酒混ぜるのもそれはそれでありなんですかね
>アルコールというより糖分なんでしょうかね艶の有無は
メイラード反応による艶なので
大切なのは糖とアミノ酸だ
みりんはどっちも含まれてる