打線については色々見て回って結局は戦術大谷でいいんじゃない？って身も蓋もない結論に至った
今季はチームwRC+113・全体2位と優秀だけど実は規定到達でwRC+113超なのは大谷フリーマンのみ
まあ規定未達に388打席wRC+137(マンシー)と436打席wRC+153(スミス)がいるからなんだけども
そのマンシーとスミスの調子に後述する不安要素があるのが怖い
特にスミスは主砲がいずれも左打者ゆえに右の強打者として要になり得る
しかしその分引いても優秀な打線なんで大谷の何かしらを起点にぬるっと出塁を重ねてって
そしたらいつの間にかぬるっとリードしてる…みたいな試合運びが可能だと思われる

てことでまずマンシーについてだけど2度目のIL以降から絶不調中
1度目の復帰〜メガネ後は大谷に匹敵してたのに9月wRC+59はあのコンフォートの月間成績並か以下
内容的には四球率11%はメジャー上位20%級で三振率28%は高めだけどマンシーとしては普通の範囲
ハードヒット率40%はメジャー平均ちょい下くらいと物足りなくもあるがHRは一応出てる
しかし打率がほぼ1割でx系でもxBA.133と全体的な打球内容が悪い
細かく見ると9月はPU%が3割近くつまりポップフライを量産してる
実際インフィールドフライ率が13%超あるのでイージーフライばっか打ち上げてるのが不調の主因
ただし打球角度系は誰しも不安定になりやすい分野で逆に言えばいきなり取り戻すこともある
一定の打球速度があるなら何かの拍子で噛み合ってロマン砲帰還って可能性はあると思う

翻ってスミスは今季ずっと超打てる側だけどWCSロースターで捕手を3枚登録してたことで怪しさを感じた
同程度に貧打な捕手(いずれも今季コンフォート以下のwRC+70未満)含む3枚も登録するのは違和感があった
なので過去10年のWC枠のべ50チームくらいを確認してみたらやはり本職捕手3枚登録は僅か4例のみ
1戦目も踏まえると恐らくスミスは代打やDHでしか出場できない状態の可能性が高い
代打攻勢の結果として終盤だけ守備くらいは考えられるけどスタメン無理なら打席を稼げないかもしれない
とまで書いたところで「フルタイム無理なんで代打のみ出場」って報道を見つけたので忘れていいよ！
状態が良化すりゃあ絶対使いたい選手だし無理だけは避けつつWSに間に合ってほしいね

あいつ

なおあのコンフォートはあのソトを抜き今季wOBA-xwOBAワーストが決定
よって今年の不運首位打者と同時に観測史上2番目に運の悪い打者(1位2017ミゲレラ)になりました
ひでえ
そんなんだし真面目に調べるだけ無駄かと思ったら9月の内容は思ってるより悪くない
普通に見ると.246 / .347 / .344で長打率が物足りないもののOPS.691 wRC+100と並
ただ月間xBA.274はテオスカーやパヘズを上回っててHH%も45.5％とメジャー平均以上
月間xwOBAに至っては.369で概算wRC+140近く
9月でこれを上回ってたのは絶好調だったベッツといつも通りの大谷だけ
これでも結果にならねえんだからひでえや
WCSでは外れたけど直近見る限りは絶対に外すべきってほどではないと思う

ベッツはどうなの？

>とまで書いたところで「フルタイム無理なんで代打のみ出場」って報道を見つけたので忘れていいよ！
だめだった

そんな今季コンフォートの謎が左打者なのに左投手にだいぶ強いこと(今季対右wRC+76 対左wRC+120)
最初サンプルサイズのせいかと思ったら昨季も対左の方がだいぶ強かった(昨季対右wRC+102 対左wRC+145)
理由？調べてみました！分かりませんでした！
つけ加えるとwRC+120は右打者であるテオスカーとパヘズの対左成績より優秀
しかし今季のコンフォートの起用は対右353打席に対して対左78打席に留まっている
左投手でも構わず当ててたらもっとマシだったのでは…？と少し思った
ちなみに同じレフトで右打者のコールは今季対右も対左もwRC+113と全く同値
プラトーンとは一体…？
ついでだけどコンフォートのレフト守備は今季1010.0イニングOAA-8 FRV-8と確かにテオスカーではあるが
実はコールのレフト守備も今季269.1イニングOAA-4 FRV-4と同じくらいテオスカーなので注意
>ベッツはどうなの？
用意がございます

ロートベット使ってほしいけど打撃そんなにダメなのか

思った以上に濃いぞこのベースボールマガジン

レッドソックスしぶと過ぎ

ニワカにはバンダ外してまだタナスコが残ってるのが怪現象に見える
この辺も何か理由があるんだろうか

面白いから試合までこのベースボールマガジン続けてくだち！

野手の最後にベッツの話をしたいけどその前にベッツの体重について
10kg以上落ちたそうだけどあれくらい短期間な疾患だと基本的に筋肉も脂肪もさほど落ちない
よっぽどヤバめな病気以外は短期体重減はだいたい水分量によるもの
(ダイエットでも短期の体重変化はたいてい水分由来)
4/4には元の体重に戻ったって報告してたし増減速度的にも脱水だったと思われる
ただ脱水は筋グリコーゲン減少に繋がるので筋肉が減少しなくても出力落ちるし
脱水は慢性化することもあるので長期的にはパフォーマンスへの影響がある
なんで結局ベッツはすげーんだ
最後の最後にwRC+104に乗せたって感じだけど9月月間はwRC+144
x系的にも上振れしてない傑出を鵜呑みにするならPSは完全体ベッツが来る
>ロートベット使ってほしいけど打撃そんなにダメなのか
捕手能力はフレーミングでもブロッキングでもプラスが取れてしっかりと良い方
打撃は…はい
というか平均以上の捕手能力あるのに打撃も良かったらあんな対価で獲得できてないんで…

>ニワカにはバンダ外してまだタナスコが残ってるのが怪現象に見える
>この辺も何か理由があるんだろうか
ロバーツの言によればレッズは右打者多いからバンダ外したとのこと
シーズンフル稼働だったのでお休みの意図もあるんじゃないかな

投手陣は不安視ばっかされてるけど実際のところ昨季よりは間違いなく楽
なんせ昨季PSは4度もブルペンデーやってるしWSなんてカスペリアスのメジャー初先発だぞ
おまけに当時の先発は山本の他がフレアティ(当時ERA3.17)にビューラー(当時ERA5.38)
それに比べりゃ一流先発が揃ってて揃いすぎた結果ブルペン送りしてる今季は確実にマシ
故障と乱調続出は想定外だろうけど先発が溢れるのは計算の範疇まである
それと誰もが不安視するトライネンとスコットは…ややこしくなるので後に回すね
まあ結局は春から先発離脱だらけなのと復帰失敗も出た時点で躓きは始まってたと言える

ロバーツは右左病の度が過ぎると思うの

去年は勝ったなガハハしてた記憶ばかり残ってたけどそういやブルペン頼みのPSだったね…

ロートはトレードの時は万が一のデプスで取ったおまけくらいの感じだからな
スミスが居たらそのまま下で終わってた

あいつ
ありがとう…

パドレスとガーディアンズが勝った

>なんで結局ベッツはすげーんだ
そうだね

先発は良すぎて言うとこ無いくらいだけど個人的にはシーハンの処遇が気になる
シーハンって後半戦どころか9月に限ってもグラスナウより全体的に数値優秀なんだよね
今は双方ブルペンって話だけどもしかしたらグラスナウより早く先発に戻るかも？と思ってる
WCSの3人はもうその日の出来が全てで燃えても仕方ないくらいのオールインをしたい

imgの一部が急にベースボールマガジンになった

パドレス勝ったから明日ダル先発？

問題のリリーフ陣はグラスナウカーショウシーハンのおかげで安泰な方
この3人はどう見積もってもそれぞれ2、3イニングはいけるんだもの
ベシアとドレイヤーは1戦目じゃアレだったけど今季は普通に優秀だった(どちらもWAR1以上)
なので彼らでダメだったらまあしょうがないと言うしかない
ヘンリケスに関してはそもそもマイナー時代からメッチャ四球出すタイプ
マイナーがPCL(高地ゆえ超打高かつ乾燥地帯ゆえ制球難しい)だからなのもあるだろうが
昇格後も与四球率が落ち着いてる割に制球指標が地味に悪い(Location+91)
メジャーでの試行回数も少ないし元々そこまで信用できる方ではない
ただ球質指標は異常なほど良い(Stuff+131は今季メジャーNo.1)し
総合的にもPitching+122とこれも著しく良い方なので投げさせる価値はある

溢れた先発はロングリリーフとか第2先発みたいに使えばいいと思ってるんだがどう？
1回で下ろすの勿体ない

ロートベットはきっちり送りバントも遂行してくれるあたり超掘り出し物感がある

昨日のエンリケスはPSのマウンドって心理面も多いにあったろうね
あれは場面も悪かったからもうちょっと余裕ある時の様子もみたい

トライネンは…イエーツともども高齢なんで急速劣化も致し方なしかな…
それにしたって与四球率おかしいけど意外にもLocation+は99と落ち着いてる
反面フォーシーム(Location+88)とカッター(Location+86)が昨季と比べても格段に悪い
元々この2種の投球割合が少ないシンカーボーラーなので影響小さく見えるけど
トライネンは昨季も今季もボール先行時にはメインのシンカーに加えてカッターを使う傾向が強い
つまりカウント整える用の球種なのにこの状態だから困っちゃって結果四球出してるんだと思う
その代わりシンカーとスイーパーは制球も質も健在
そのせいか奪三振率はメジャー上位15%級と優秀で被HH%や被打率も結構良い
だがしかしただただ与四球率が悪い…
>溢れた先発はロングリリーフとか第2先発みたいに使えばいいと思ってるんだがどう？
実際その用途も考えてるはず…というか実際考えてると言っていたはず
最大の用途は万が一先発が大崩れしても速攻で第2先発に変えてイニング食わせることだろうね

>最大の用途は万が一先発が大崩れしても速攻で第2先発に変えてイニング食わせることだろうね
確かにそっちの方が良いか
もったいないから適度に使って欲しいが

タナスコはやく聞かせて

パヘスはどうなの？

脱水って刃牙みたいな感じか

タナスコはなんかデータ見るのが怖いぞ

スコットの癖読まれ説は真偽不明なので置いといても今季のスコットは色々と奇妙
コントロール滅茶苦茶に見えるがLocation+101と平均的でむしろキャリアハイ
そのうえ与四球率は別に悪くない…どころかキャリアハイ並みに良い(今季BB/9 2.84)
球速やStuff+や変化量自体を見ても昨季と大きな変化はない
なのに被打球内容が全て悪化してる
なのでここからは俺の推察になるけど「与四球を出さない」ってアプローチ自体が悪さをしてるんだと思う
というのも元々スコットは先発中継ぎの違いはあるけどスネルと似たスタイルで
「絶対に強打されたくないから四球はくれてやるが代わりに奪三振は山ほど稼がせてもらう」って投球をするタイプ
これは先発では珍しい一方でリリーフでは割といる
邪推になるけど今季スコットはドジャースのコーチングで与四球減らすスタイルに舵きろうとして
あまりにも激烈に合わなくてこうなってる可能性があると思う

いいよ

本人のコメントでも何でこうなったか分からん…みたいな感じよねスコット

ヘルナンデスコンビがPOになると覚醒するのは何故ですか？

>なのでここからは俺の推察になるけど「与四球を出さない」ってアプローチ自体が悪さをしてるんだと思う
みんなこれ言ってる

>コントロール滅茶苦茶に見えるがLocation+101と平均的でむしろキャリアハイ
>そのうえ与四球率は別に悪くない…どころかキャリアハイ並みに良い(今季BB/9 2.84)
まじかよ…

>パヘスはどうなの？
私見だが今オフに即囲い込み契約しても良いと思っているくらいには飛躍の年だった
特に外野守備は素晴らしいの一言
ライトセンターレフト全てでキッチリとプラス稼いで外野FRV12(ナ3位)とドジャースのフィールディング面で物凄く重要な位置にある
パヘズとショート守備がプラスに転じたベッツがいなかったらブルペンなんかより守備が弱点と言われるところだった
特にセンター守備単体でもFRV7も稼げてるのが強い
打撃は終わってみればwRC+113と一時の勢い(3・4月と5月はwRC+150近く)と比べると無難になったが
昨季同様SwSp%が優秀で常時角度を付ける打撃センスに長けるのでゾーン管理の向上次第では打撃でも化けるポテンシャルはある
(個人的にはなまじセンスがあるせいで悪球まで追ってコンタクトして凡打を生んでる節があるように見受けられるため)

ベッツは完全に復活してる
昨日も打ってたしホームラン惜しい当たりもあった

WCSが全て最終戦までもつれ込みかねない展開になってんな…

>WCSが全て最終戦までもつれ込みかねない展開になってんな…
ドジャースは今日決めてくれ…

タナスコ調子良いのに打たれるは気が狂うよなぁ…

ついでに山本も語ってくれよ

実際とにかく入らなくて自滅する子たちと違ってタナスコはなんか異様にポンポン打たれまくるんだよな
抑えてる時すらいい当たりがたくさん

捕手についてもっと聞かせて欲しいわ
結局ラッシングとロートとどっちとかスミスコンバート説とか
ロート来て先発陣の防御率ヤバそうとか

守備の評価テオスカー

ヒジキ=糞虫=上野原=神楽坂=くれお=青粘=sageG=糞口=杏=悪霊=デュネイ=小宮=毬王=ハゲ雑巾=シャニガ=糖尿病=冷え爺=FA爺=ソフ爺=初芝=鯖アキ=ネギパン=堂本
https://x.com/FutabaKanri2/status/1971978808904544574

>>コントロール滅茶苦茶に見えるがLocation+101と平均的でむしろキャリアハイ
>>そのうえ与四球率は別に悪くない…どころかキャリアハイ並みに良い(今季BB/9 2.84)
>まじかよ…
Stuff+モデルとLocation+はいいぞ…
既にスネルとスコットの例を挙げたが投手の一部にはこういう際どいコースを狙い続け
結果的に与四球が増えつつも被本含む長打を避けられる分高いクオリティになるって投球をするタイプがいる
そういうタイプは与四球だけでは制球を測れない
そこで使われるのがLocation+でド甘いコース(Heart)や際どいコース(Shadow)をそれぞれ分けることで
キワキワ狙い続けるから四球が出る/単にド甘いコースに投げ続けるから四球が出ないを分けて評価できる

これから先の大谷さんの疲労考えると今日勝たなくては

同様にLocation+を見ることで違った評価ができるのが春の佐々木朗希
与四球出しすぎなので制球終わってるように見えるが実はフォーシームLocation+は97とほぼほぼ平均的
ではなぜ四球出しまくったかというと恐らくは球速に集約される
元々佐々木のフォーシームの質は特別高くはない(WBC時にsavantで確認した)
ただし類稀な平均球速はそれがメジャーであっても平均打率を大きく下げるのでそれで十分だった
しかしご存知の通り球速が落ちたために被打率が悪化してしまった
そうなると投手はもうほぼ本能的により際どいコースを狙うようになり自然と与四球が増える

スミスの代打のみ出場っていうのも亀裂骨折がどこまで治っていてどれだけ打撃に影響あるのかないのかよくわからないからなぁ

ふむふむメジャーでもストレートはキレが重要なんだね

BS見ようぜ

データで見る野球面白いな

際どいコースを狙うと当然ボール先行が増えるようになるが
そもそも不利カウントは被打球内容を悪化させる効果がある
これは打者心理では余裕がある分だけ存分に強振できることが大きく
投手心理ではカウントの悪さゆえに置きに行く投球をし結果的に甘いコースになるため
またボール先行したからにはストライクを狙う必要があるが春の佐々木にはそれが難しかった
スプリッターは基本的に外へ落とす球ゆえにゾーンへは簡単に放れずスライダーは制球難
事実上フォーシームしか選択肢がなかったけど不利カウント時のフォーシーム選択は被打球内容を更に悪化させる
この落とし穴に落ちた典型例が昨季ボビーミラーでボール先行時フォーシーム選択率ワースト級ゆえに狙い打たれた
ただ今の佐々木は球速を背景にした被打率低下によりストライクをガシガシ奪えていること
マイナーでカッターを開発したらしくそれでカウントを整えられる
そして追い込みさえすれば実は春から変化量等々自体は優秀だったスプリッターが輝く

そう考えると球速回復してきたから
調子が上がったってのは理屈的にも正しいのね
なるほどなー

>BS見ようぜ
うおっ
いいおっぱいのねえちゃんが歌ってた

つまり…投手はカウントなんか見ない方がいい？

試合も始まるところなので失礼する

まてぇ、色々為になったよありがとう

初戦勝った方有利すぎない？

サンキュー野生のベースボールマガジンマン！

今日はBSなのか

すげぇ面白かったぞありがとうねマガジンマン！

スルーしてたけど
>過去10年のWC枠のべ50チームくらいを確認してみた
これ地味に偉すぎない？？

何となくで見てた試合がより面白く鑑賞出来そうです
ありがとう…

エースが登板すると打線が沈黙する伝統にはデータ上何か理由があるのか気になってきたぞ

あららら

そう言えばマーくんにノムさんが迷ったら外角低め言ってた話思い出した