１００じゃないからヨシ

フー！

「」さんが玄弥の情緒を粉々に破壊してからしばらく後。二人は再び邂逅し、初めて顔を合わせていた。
それは

1.「」さんが温泉への登山道入口で出待ちしていたから
2.あの二人の紹介であるなら無視するわけにもいかないと玄弥がちゃんと「」さんの所を訪ねたから
3.うだうだしながら部屋に戻って戸を閉めると天井に張り付いていた「」さんが落下してきたから
dice1d3=1 (1)

湿った髪とか火照った肌とか
また硬直するぞ

3じゃなくて良かった

玄弥が困惑とひとときの思い出を胸に温泉から上がり、服を着て山を降りると。
「遅カッタジャナイカ。ノボセタカ？」ﾖｯ
（うわぁ…）
「」さんが待っていた。玄弥はここで初めて「」さんの顔を視認することとなったが

1.（思い出したぞ…この人が悲鳴嶼さんの言ってた…）
2.（さっきまでこの人と…こ…こここ混…）
3.（美人じゃねえか畜生…！）
dice1d3=1 (1)

恥を晒さずに済んだ

真面目で偉い！

ちゃんとおしゃべりできそうだ

玄弥も何か掴めるといいな

そのチャイニーな出で立ちとカタコト喋りに、ようやく玄弥は思い出した。呼吸を使わずに十二鬼月と渡り合う隊士が一人だけ存在する、とこの女の事を師である悲鳴嶼さんから話されたことがあったと。

玄弥
1.………
2.……話………すか
3.…話ってなんすか
dice1d3=1 (1)

まるで冨岡さんみたい…

頑張れ玄弥

顔真っ赤

だがまだ話せない！頑なすぎんだろお前！！

「」さん
1.オ前…ヨッポドダナ…ドウヤッテ診察シテルンダ胡蝶サンハ
2.ヤッパリ似テルヨウデ似テナイナ、兄貴トハ
3.立チ話モナンダシ、来イヨ
dice1d3=1 (1)

思春期玄弥

善逸と足して2で割れ

>善逸と足して2で割れ
おい待てぇ俺の弟に恥注ぐんじゃねぇ

今弟って

ここまで重篤だと「」さんも微笑ましい通り越してちょっと引き始める。これでは話すも何もあったもんではない…半分は自業自得だが。

1.ジャアモウ一方的ニ話スカラ聞クダケ聞ケ
2.…柱ニナリタイラシイナ
3.女ヲ意識スルト駄目ナラ…コレデドウダ？（鳳凰仮面を装着）
dice1d3=1 (1)

気になった疑問を上手く挟めると良いが

1の連打だな

埒が明かないので言いたいことだけ言うことにする。その提案に玄弥は首が折れそうな勢いで首肯した
「ヨシ。先ズハダナ…」

1.私ノ真似ガオ前ニデキルカ、ダガ…
2.柱ニナッテ兄貴ニ会ウノガオ前ノ目的ラシイガ…
dice1d2=2 (2)

黙って聞けと言いつつ爆弾投げつける

（ぶんぶんぶんぶん）
何度も何度も頷いてその通りだと主張する玄弥。もう口で言った方が早いんじゃねえのか

「」さん
1.無理ダ。オ前ハ柱ニハナレナイ
2.オ前ノ気持チハワカル。シカシ、拒絶スル兄貴ノ気持チモワカル
3.オ前ガ兄貴ニ会イタイノハ何故ダ？超エタイノカ？
dice1d3=1 (1)

玄弥の願いが真っ二つだ…

めちゃくちゃ要点まとめるのうまいなこのチャイナガール

「……！？」
絶句する玄弥。今まで悲鳴嶼さんやしのぶさんにも同じようなことは言われてきたが、何故初見の相手にいきなりここまで言われなくてはならないのか

1.「」「理由ハ明白ダ。柱トハ、身内トノ再会ナドトイウ手前ノ都合ダケデソノ座ヲ望ムヨウナ奴ガ立テル場所デハナイカラダ」
2.「」「オ前ハ自分ガ努力サエスレバ柱ニナレルト思ッテイルカモシレナイガ、モット根本的ナモノガ欠ケテイル」
3.玄弥「…なんでだよ！」
dice1d3=1 (1)

悲鳴嶼さんとかしのぶさんとかはめっちゃしっかりした柱とメインで関わって来たからな…

柱になる気の無いチャイナガールにズバズバ言われてる

火の玉ストレートやめてあげて

泣いてしまうぞ

「…！！」
しかし、告げられたその理由は才能が無いからとか偏食が身体に悪いからとかいうそれまで散々聞いたものとはかけ離れていた。
「私ノ知ル柱ハ、皆無辜ノ民ノタメ命ヲ賭シテ…イヤ、投ゲ出シテ鬼ト戦ウ覚悟ヲ持ッテイル。キットソレハアノ時透トイウ坊主ヤ、オ前ノ兄貴…蛮族ニシカ見エナイアイツモソウナノダロウ。ダガオ前ハナンダ。自分ノ事バカリデハナイカ」

玄弥
1.……
2.そ…そんな事…！
3.俺は…ただ、兄貴に謝りたくて…！！
dice1d3=1 (1)

いい加減喋れや！？

スケベ蛮族……

そうか…柱とは…鬼殺隊とは…！

思春期って面倒だな…

>いい加減喋れや！？
ここは何も言い返せなかったとかそういう感じの無言だろう

冨岡さんみたいだ

まあ…蛮族なんだけど…

「…図星ダッタヨウダナ」
力なくうなだれる玄弥。本人も薄々気付いてはいたはずなのだ、柱というものがただ強いだけの存在ではなくその人格に裏打ちされた領域にいることは。

「」さん
1.ソノ上デ言ウガ…兄二会イタイトイウダケナラ、私ハオ前ヲ否定シナイ。応援シタイトスラ思ッテイル
2.私ハ以前、柱二ナラナイカト誘ワレタ事ガアルガ、断ッタ。ソノ資格ガナイト思ッタカラダ
3.炭治郎カラ聞イタ。オ前ハ、最終選別デ人ノ話モ聞カズ刀ヲ催促シ子供ヲ殴ッタソウダナ
dice1d3=2 (2)

それは、蝶屋敷で宇髄に代わりに柱にならないかと言われた時の事である。あの時「」さんは口では自分は鬼狩りの外の存在だから、という理由で断っていたがその実は…

1-3.自分は永遠に未熟者であり柱として下を率いる存在足り得ない
4-5.半ば死に場所探してるような奴は人を生かす組織の上には相応しくない
6.そもそもいつまで生きてるかよくわかんない身体だし
dice1d6=6 (6)

鬼狩りの適正は満点だけど
忠誠心とかその辺は外様メンタルだもんなぁ

！？

オオオ
イイイ

寿命に事情あったのか……

衝撃の事実やめろ

気力もなんか寿命デメリットあるんですか？

嫌だよ…チャイナガール長く生きて…

やはりゴーマ一族との戦いで…

>衝撃の事実やめろ
送り出した道士は知った上でか？

>気力もなんか寿命デメリットあるんですか？
原作からすると気力にそんなデメリットは無いはずだが…

「柱トシテ、他ノ隊士達ヘノ模範トナリ人ノ可能性ヲ示ス立場ナラバ…タトエ死ヌトシテモ、ソレハ人ヲ守リ、鬼ト戦ッタ結果デアルベキダ。イツ死ヌカモワカラナイ奴ヲ使ウノハ駄目ダロ」

玄弥
1.……！？
2.…は？
3.………ちょっと待って！？それ俺に言ってもいいやつか！？
dice1d3=1 (1)

だから喋れよ！

固まってるんじゃねえ！

冨岡さんでももうちょい喋るぞ

そろそろ喋ろうぜ

いいかげん喋れよお前！！
いきなり衝撃の事実を口にした「」さんは…

1.マアツマリ、ソウイウ事ダ。才能ガドウコウ以前二、オ前ハ柱ニハ向イテナイ
2.↑＋ダガ、ソレト兄貴ト話ガシタイッテオ前ノ夢ハ別問題ダ
3.人ハ、人ヲ守リ生カソウトシタ時、最モ強クナレル。オ前ハ…マズハモット視野ヲ広ゲロ。兄貴ヲ見ルナトハ言ワナイ、ダガ他ノ光モ見ツケロ
dice1d3=1 (1)

今日は本当に1多いな

自分のことはいつも匂わせ程度しか話さないなこいつ

１連打しつつ
「」の寿命短くするところは６引くダイスくんさぁ……

「残念ダッタナ。他ノ方法ヲ探ス事ダ」
「」さんは玄弥に背を向け、軽足で立ち去ろうとする…

玄弥
1.…………
2.他の方法ってなんだよ！柱に会うには柱になるしかないだろ！
3.俺は…兄ちゃんがそうなるのが、死ぬのが嫌なんだよ！それが悪いことなのかよ！？
dice1d3=1 (1)

だめだった

ここまで来ると一周回って面白いぞお前

そこでも喋らないならまあ無理そうだなあ

思春期にも程がある

置物やん玄弥

置物みたい。

アイツに俺達兄弟の一体何が分かるってんだよ…

隣の変なロマン武器使ってる隊士でももっとリアクション取るぞ

まあ無惨討伐できても大陸からゴーマ一族が殴りこんできてあのクソ迷惑龍もキレて地球に来るかもしれないし
大神龍が来ないってことは無惨は秩序乱す基準に到達してないのか

あんまりにも…

玄弥は何も言えなかった。
よもや動機の方を詰められるとは思いもよらず、反論も何もできずただその場に立ち尽くしていたのだった

「」さん
1.（…喋リスギタ）
2.（……言イ過ギタカモシレナイ）
3.（コレデイイ。アイツ（実弥）モソウイウツモリデ会オウトシナインダロウ）
dice1d3=1 (1)

嘘だろ！？

わしの玄弥が置物に

玄弥は喋らなすぎた

口が滑って余計な自分事まで言ってしまった。まああの調子だと口外するような奴でもないだろうが…
珍しく陰気なムードを漂わせながら歩く「」さんは…

1-3.静かな場所を見つけ瞑想をすることにした
4.縁壱零式つまんね…してふらふらしている無一郎と再び遭遇
dice1d4=2 (2)

物語的にはアレだけど玄弥にとっては大事なことだったな…
目的と手段が噛み合ってないことに気付かされた