二次元裏@ふたば

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880817 B25/09/24(水)20:59:10No.1356434469そうだねx2 22:14頃消えます
晴ヒバでR-18怪文書を書きました
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お借りした方々
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このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/09/24(水)20:59:33No.1356434609+
あれから何度も晴久と一緒に風呂に入っている。それなのにまるで自分の性別がバレている様子がない。
もしかしてアイツお子様で女に興味が無いんじゃないか?
浅野ヒバリがそう疑念を抱くのも無理からぬ話だった。

デジタルワールドにほぼ同じ時期、近い場所に連れて来られた『選ばれし子供達』は、自然と寄り集まって行動するようになった。
ここにリアルワールドでの自分を知る者がいないのをいいことに、ヒバリは男のフリをしつづけていた。
性同一障害、というわけではない。そういう『選ばれし子供』もいるらしいという噂は聞くが、彼女はそれではない。
二次性徴のはじまりとともに、フィジカルに優る男性性と劣る女性性に対するコンプレックスに染まっていたのだ。
実のところ自分の未熟さや他者に勝てない原因を性別に押し付けて目を逸らしている状態なのだが、誰も真相を知らぬが故にここでは責められることがない。
結果、彼女は男として振る舞い続け、近い年齢の子供達から慕われ尊敬される立場になっていた。
これを維持するためには、自分の本当の性別がバレてはならない。そう考えている彼女はバレないように必死だった。
225/09/24(水)20:59:47No.1356434710+
幸い、最近の子供はコンプラ意識が高いというか自己防衛教育が行き届いているというか、無理に秘密を暴くような事をしてこない。
一緒にトイレに行くことを強要しないし、入浴も全員でなどと言い出したりもしない。
危険なデジモンがいつ襲ってくるかわからず、常に警戒が必要なデジタルワールドという環境も味方した。
このまま男のフリをリアルワールドに帰るまで続けよう、その思惑は大きく乱されることになった。
湯楽木晴久という、一つ歳下なやんちゃ坊主によって。

Dr.ブローのブリンプモンの大浴場に皆が入りに行った時、自分は見張りや荷物番を理由にして他の男子と一緒に入らないようにした。
自分以外の男子も女子も全員お風呂からあがってさあ入るか、と脱衣所で脱ぎはじめたところで入ってきたのが晴久だった。
「おっなんだヒバリも遅れたのかよ。一緒に入ろーぜ!」入ってくるなりそう言って、ヒバリの隣で晴久はぽいぽいっと服を脱ぎはじめた。
すでにズボンに手をかけ脱ぎかけていたヒバリは、そこでやめてしまうのも不自然だったので止まってしまった。
その間に全裸になった晴久の、鼠径部にわずかな発毛が見えてヒバリの鼓動が速くなった。
325/09/24(水)21:00:05No.1356434841+
「脱がねーの?」
「うん……すぐ脱ぐ……脱ぐから……」肩にタオルをかけた晴久の言葉に、ヒバリはしどろもどろになりながらも答える。
晴久が浴室に入ろうと向こうを向いたタイミングで急いで脱ぎ、前をタオルで隠しながらヒバリも浴室へと入る。
可能な限りタオルで前を隠していたこと、晴久が巫山戯て友達のタオルを剥ぐような子ではなかったこともあって、最後まで女だと疑われた様子は無かった。
湯船ですぐ隣に座ってきたのも驚いたが、それで全く気づいた様子も無い事にヒバリはドギマギしながらもさらに驚かされた。

そうして自分が他の子と時間をずらして入浴した時に限って、なぜか晴久も入ってくることが続いた。
気づいてて黙っていてくれているのか、それとも本当に気づいていないのか。
判断がつかないまま時間が過ぎていくうちに、一緒にいる子供達の関係性も変化が起きていた。
思春期に入りかけた少年少女の集団が、共に助け合いながら命の危機を乗り越えてきたのだ。互いへの感情が重く強くなっていくのは致し方ない。
ましてやここはデジタルワールド、彼らの行動を咎めるものは何も無い。それこそ、ヒバリの嘘が未だ責められていないように。
425/09/24(水)21:00:20No.1356434933+
誰と誰が恋人になった、という段階はあっという間にすっ飛ばされた。今時の子供達は様々な理由、様々な方法でそういう知識を得ている。
男女の関係になる者、同性同士で友達以上の関係になる者、肉欲で仲間を癒やす者、癒やされる者。
ヒバリもそういう知識も多少は持っていたし、興味が全く無いというわけでもなかった。
たまに風呂で見た晴久の、背が多少低くも皮下脂肪が少なく筋肉が透けているような少年特有の胴体や腕脚、申し訳程度に発毛した根本と僅かに顔を覗かせた仮性の鈴口、チラ見でも大きさのわかる程度に発達した陰嚢。
そういったものを思い出しては切ない気持ちに眉をひそめ、まだ指すら入れたことのない秘裂を湿らせては自ら慰める術を知らず煩悶していた。
自分の肉体が女として不可逆的な成長と性徴を続け性欲に目覚めていることを、自身の女性性を否定したいヒバリは認められずにいた。

そうやって、ヒバリが晴久への感情を拗らせ続けていたある日、事件がおきた。
「山の向こうにある温泉宿では、テイマーの子供をタダでもてなしてくれる」
それを聞いた一行は山林の中の細道を辿って教えられた方角へと向かうことにした。
525/09/24(水)21:00:34No.1356435019+
一部のメンバーは半信半疑であったが、風呂と食事と寝床の誘惑には抗えなかった。
たとえ罠だった場合、それが敵なら自分たちが呼ばれた理由がわかるかもしれないという思惑を持つ者もいた。
午後になって暴風雨に襲われ、一旦開けた場所で小休止していた一行に、エントモンが襲いかかってきたのだ。
激しい雨風の中を、植物型デジモンのホームグラウンドである森で急襲された子供達の連携と戦線はあっけなく瓦解。
近くにいたヒバリとハニモンを引っ張ってドクグモンの背に乗せた晴久は、エントモンの放った無数の小蟲から逃れるために必死で逃げた。
土地勘もなく視界の効かない森の中を進むうちに仲間とはぐれた彼らを、今度はエントモンの本体が襲った。
「ここは俺が食い止める。お前はヒバリとハニモンを連れて逃げろ。」
「ドクグモンは!」
「俺のことは心配すんな。死なない程度にやるさ。」
「でも!」
「ヒーローは敵を倒すだけが仕事じゃねえだろ?守るのもヒーローの仕事じゃねえのか?」
「ぐっ……!」
「早く行け。」悔しさを滲ませた晴久を、ドクグモンはエントモンから目を離さぬまま促す。
625/09/24(水)21:00:51No.1356435133+
促された晴久はヒバリの手首を掴み、何かを吹っ切るように駆け出した。

雨でぬかるみ、もはや夜のように暗い森の道なき道を二人と一体は走り続けていた。
不確かな足許と叩きつけられる雨は容赦なく幼き者たちの体力を奪い、仲間やドクグモンと離れた不安は疲労とのダブルパンチで彼らを苛んだ。
昼間の晴れたときならなんてことのない、30cmほどの段差を見落として転ぶ二人。
半歩遅れてついてきたハニモンは踏みとどまったが、晴久とヒバリは勢いよく転んであちこちぶつけて泥まみれになってしまった。
「あっ!」
「うわっ!」まるで少女のような透き通った悲鳴と、少年らしいハスキーな悲鳴が雨音で掻き消えていく。
平常なら性別を疑われるような声だったが、発した方も聞いた方もそれを気にする余裕がない。
「……ヒバ……リ、だい……じょう……」晴久の問いかけにヒバリの反応は無い。わずかにハニモンがオロオロするだけである。
そこで限界に達したのか、晴久は気を失ってしまった。
ハニモンは二人を起こそうとするが全くの無駄に終わり、なんとかして二人を引っ張って行こうとする。しかしハニモンには少し重すぎるようで、なかなか動かせない。
725/09/24(水)21:01:05No.1356435223+
そこに何者かが木々を分け入って近づいてきた。その物音に、二人を庇うように前に出るハニモン。
「……おや、これはいけないですね。助けが必要ですか?」そこに現れたのは、薄い赤色の髪をした少女と、青い獣のデジモンだった。
「ルガルモン、この子達を宿まで運びましょう。そこのハニモンも乗っていきますか?」

「…………っ!」晴久が気づくと、そこは部屋の中だった。
「おや、気がついたかい?よかった。」赤い目に緑の髪をした、不思議な雰囲気の男性がすぐ横に座っていた。
「ここは……?」上半身を起こしながら見回すと、ここは和室で自分が布団に寝かされていたことが分かった。
同時に、いつの間にか着ている服が矢絣柄の浴衣になっていて、手脚の何箇所かに絆創膏が貼ってあることにも気づいた。
「ここは富士見温泉郷、富士見旅館だよ。俺はここの主人で、富士見ゲンキだ。君、名前は言えるかい?」
ということは、ここは目的地の温泉宿なのだろうか?少しずつ明晰さを取り戻しつつある頭を必死に回転させる。
「……湯楽木、晴久。……ヒバリは!ハニモンは!」同行者のことを思い出し、急に声を荒げる晴久。
825/09/24(水)21:01:20No.1356435323+
「ハルヒサくん、落ち着いて。彼女たちなら今別室で手当てしてるよ。大丈夫、命に別状はない。」立ち上がりかけた晴久をゲンキと名乗る男は両手で制した。
「ハルヒサくん、君はパートナーデジモンとは一緒じゃなかったのかい?」
「そうだドクグモン!アイツ、俺達を逃がすために!」興奮する少年を再度制しながら、ゲンキは努めて平静そうな顔をして言う。
「今、俺の家族たちがパトロールに出ている。きっと君のパートナーも大丈夫だ。だから落ち着きなさい。」
「でも!」
「君一人で行っても危険を増やすだけだ。まずは情報が欲しい。話してくれないか?」
「……っ、わかったよ。」色々なものを呑み込んで、少年は説明をはじめた。

簡単に一通りの状況を説明した頃、襖が開いた。
「失礼します。お連れ様の手当てが済みました。」入ってきたのは薄赤色の髪の少女だった。
地味な和服を着ており、どうやらこの旅館の従業員のようだ。傍らには青い犬のようなデジモンが控えている。
「女将のバイトの浮橋です。ようこそ富士見旅館へ。」少女はそう言って一礼した。
925/09/24(水)21:01:36No.1356435425+
「あっ、えっと。」どう返したらいいのかわからず、戸惑う晴久に浮橋と名乗った少女はさらに言葉を足した。
「お部屋はご一緒にしますか、別々にしますか?」
「あっ、部屋は一緒で、って言うか、ヒバリは?」ヒバリには聞いたのかとか、様子はとか、複数の問いをわずかな言葉に込めて晴久は尋ねた。
「彼女ならまだ目が覚めてないので、ハニモンさんが見ております。そうですか、ご一緒の部屋ですね?」
浮橋の言葉になにか意味深なものを感じ取った晴久は、さっきからの会話を思い返してみた。
ゲンキも浮橋も変な言い方をしていないか?……そう、ヒバリのことを。
「………………かの、じょ?」
「さすがに服を脱がせて手当するのに、男女同室ではできないからね。長閑さんに頼んで、ヒバリさんだっけ?彼女の手当てを別室でお願いしたんだ。」
「お名前はハニモンさんに伺いました。……お客様?」浮橋は様子のおかしくなった晴久に訝しげな視線を向ける。
「まさか…………ヒバリが、女?……!?」晴久のつぶやきに、ゲンキと浮橋は互いの顔を見合わせた。
1025/09/24(水)21:02:52No.1356435904+
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入れ忘れてたお借りした方
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間違いとか解釈違いとかありましたら
ごめんなさぁぁあい!!!

もしダメだったら忍者一家公式と名張蔵之助が腹を切ってお詫びします
1125/09/24(水)21:09:18No.1356438413+
小学生同士とは思えないほどのプレイ内容…
1225/09/24(水)21:14:36No.1356440503+
ひとつ言わせてください
自分は子ども同士膣内ヨシ!主義者なのですが晴ヒバが無責任膣内射精するのは解釈違いだったので泣く泣くコンドームを使わせました
1325/09/24(水)21:20:01No.1356442663+
今はそうでも帰る頃にはお腹膨らんでそうな二人…
1425/09/24(水)21:26:29No.1356445216+
小学生同士のカラッとした感情いいよね
1525/09/24(水)21:34:53No.1356448705+
今回膣内に射精せなかった悔しみはMX-35号さんにぶつけようと思います
しばらくお待ちください
1625/09/24(水)21:52:28No.1356455699+
>小学生同士とは思えないほどのプレイ内容…
ちょっと余談ですがエロ怪文書の系統ってエロゲ系AV系官能小説系に分かれると思うんですよね
それで自分の官能小説系スタイルだとたとえ子供同士だろうが熟年夫婦だろうがねっとりとして重めのプレイ描写と内容になりがちなんですよね
でも俺は田山花袋や団鬼六の如きインピオを求めてるのでこのまま行こうと思います
1725/09/24(水)22:05:46No.1356460936+
ゆうべはお楽しみでしたね!
1825/09/24(水)22:08:01No.1356461860+
赤字です
この次はこれを書くために中断していた78635のR-18怪文書です

>ゆうべはお楽しみでしたね!
浮橋さんに言わせるかどうか最後まで迷ってました


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