二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1757430183878.jpg-(121111 B)
121111 B25/09/10(水)00:03:03No.1351692898そうだねx6 02:43頃消えます
デジモンの怪文書書きました
fu5559625.txt
深夜だけどイモゲンチャー1.5周年らしいので
fu5559618.jpg
うちの子
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/09/10(水)00:07:22No.1351694075+
星というものがある。
途方もなく巨大なガスの塊が、自分の重力で原子を押し潰して核融合の力で燃え盛ってる。無間の暗闇を貫く無数の光。
それは想像するだけで圧倒され、胸を高鳴らさせて。けれど、こうしてちっぽけな岩石の上、ちっぽけな眼にはただのちっぽけな光の点にしか見えない。
それでも、確かに空の向こうに星はあるんだって?
残念だけどそうじゃない。だってここは電子の飛び交うデジタルの世界。夜空に浮かぶちっぽけな光は、そう出力された0と1の羅列でしかないんだ。
225/09/10(水)00:07:50No.1351694190+
「……なにコレ?」
黄色い頭が眉を顰める。三本の爪で摘まみ上げた"コレ"は、凍結したファイルの結晶の中に閉じ込められた緑色だか黒色だかの板切れに見えた。
まだ成長期らしい、体格に比して大きな頭を横に傾けながら、大きな緑の眼を細めて板切れを睨んだが、それで何かが理解できるわけでもない。
「廃サーバーの滝壺から拾った掘り出しモンだよ。名前はゲーム……ナントカだ。それ以上は読めねぇ」
325/09/10(水)00:08:16No.1351694321+
「わかんないの?じゃこれゴミじゃん」
「はー待て待てお前はせっかちなんだからよ。こういうのが高い値が付くって言われてんだよ。よくわかんねえけどよ」
対するは大型の鉄の塊……訂正、ロボットが箱がちな機械の身体を揺らす。どちらも現実的には気さくに話し合う姿を目にすることのないが、
それらはごく一般的な風景の一つでしかない―――無秩序な建築、文法、手つかずの青い空、ほったらかしの海。ごくありふれた、デジタルワールドに築かれたデジモン達の港市だった。
425/09/10(水)00:08:41No.1351694428+
「ねえガードロモンのおっちゃん。こういうのってどこからやってくるの」
「どこも何もさっき言って……あぁいや、廃サーバーの滝壺ってのは元々人間の持ちモンだったんだ」
「見えるか?あの上にある奴がデジタルワールドに落っこちそうになって、んで山に引っかかった。そんで流れ出したデータが滝になってるって寸法よ」
錆ついた指が示す先、不自然に海岸線に近い山の天辺にそれがあった。真っ黒な直方体が斜めに山頂に突き刺さり、溢れた水が激流となって海に目掛けて流れ落ちている。
その直方体こそが人間が廃棄してデジタル世界を彷徨い、デジタルワールドへと落下したサーバーという、のだが。
525/09/10(水)00:09:10No.1351694555+
「ニンゲンて何?」
「あー…そっからか。そうだよなー」
ガードロモンが頭を振る。確かに目の前の成長期のデジモン―――名をパルスモンという―――にとって、あまりにも昔の事だったから。
625/09/10(水)00:39:07No.1351703184そうだねx3
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40946 B
怪文書は久しぶりに書いた気がします
かなり短めだけど読んでほしい
光あれ
725/09/10(水)01:15:21No.1351711504+
やはりKAIMAKUはいいものだ
825/09/10(水)01:17:15No.1351711816+
いいよね……まことしやかにささやかれる人間の噂…
925/09/10(水)01:18:59No.1351712117+
パルスモンかわいいね…
1025/09/10(水)01:28:57No.1351713587+
あっという間に1.5周年だと…
1125/09/10(水)01:31:25No.1351713931+
流れ星が叶えてくれた出会いいい……


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