個別に印象集を記述するには自キャラも関わった他所様のキャラも多くなりすぎたので整理を兼ねてうちの子の他者への評価基準的なものを個別に書くことにします。 忍者一家の種族的傾向 元々はデジモンイレイザーの策略により飛鳥時代の日本で対デジモン生体兵器として生み出された存在なので、デジモンに対しては強い関心と敵意を持っていました。 しかしデジモン不在の時代が長く、平安時代のいくつかの暴走事件によって多くのリミッターが科せられたことでそれは大きく変質しました。 攻撃衝動抑制と戦闘嫌悪プログラムの影響でデジモンへの敵意がどんどん薄まり、一方で関心と興味はそのまま残りました。 結果としてデジモンに対する興味・関心が残り、薄まった敵意は好意へとベクトルが変化しました。 「自分たちは人間ではないバケモノだ」という自意識もそれを助長し、忍者は基本的にデジモンに対する好感度が高くなりました。 ガチのデジナーな忍者がいないのは「まだいない」というだけで将来的にはわかりません。 もう一つ、彼らは諜報主体の兵器としての本分から、個々の戦術的な強さよりも戦略的な影響力のほうを非常に重く見る傾向があります。 他勢力への影響力、次世代への継承力、それ自身の将来性、戦略的な安定性が特に重視されます。 名無鬼やマグナモンへの高評価とは裏腹なVI-Fへの低評価、映塚黒白を最強と目している理由はそこにあります。 なのでもし将来VI-Fが弟子を取ったり子供を設けたりした、あるいは映塚黒白が世捨て人になった場合、彼らへの評価が180度変わります。 175&197 名張茜・蔵之助 この夫婦は一緒にいる時間があまりに長く、他者への判断基準がかなり近いので一括して書きます。 まず未成年に甘いです。ものすごく甘いです。そして庇護対象とみなします。 たとえ三上竜馬ほどの猛者であっても君づけで呼び、まだ守られるべき子供であると考えています。 そういった子供たちに頼らざるを得ない現状を心苦しくも思っています。 彼らが18歳になると庇護対象ではなく頼もしい仲間として多少物言いが厳しくなります。 自分たちの親としてのあり方に自信がないため、ちゃんと大人をやっている成人に対する尊敬が強いです。 同じ理由で、親と子の関係がこじれている人たちにも甘くなりがちです。 そして、子供や未成年に対して酷いことをする者たちには強い怒りとともに積極的に排除しようとします。 自分たちの行いを必要悪であると強く認識しており、そのことに苦しみながらも必死に平気であるかのように振る舞っています。 そのため悪逆非道を嗜む者、自己正当化して悪びれない者を嫌います。 調整によって意図的に憎悪感情を嫌悪にすり替えられている蔵之助が、特定の対象を憎悪する場合はだいたいこのパターンです。 一方で自身の罪の意識に苦しんでいる者には同情的です。 夫婦での最も大きな差異は、敵デジモンに対する態度です。茜は敵とみなしたデジモンに対しては見た目やレベルに関わらず冷徹に対処します。 対して蔵之助は、「闘争」「食欲」「種族的な本能」以外に自分の存在意義を見出したデジモンに対して敬意を顕にします。 ドラグーンヤンマモンやホムコールモンに対してはあまり卑怯な手段を使おうとせず、可能であれば戦闘前に交渉を試みます。 その一方でデジモンの自由意志を尊重せずに使い捨てにする相手に対してはより卑怯で容赦のない手段を選びます。 暗殺・脅迫・社会戦・経済戦・通商破壊・内部破壊工作を積極的に仕掛けます。ただし未成年だけは巻き込まないように気を使います。 333 名張一華・反転IF一華 まず彼女の他者への評価基準として、赤瀬満咲姫と芦原ドウモンの存在が大きいです。 ミサキせんぱいという大天才の前に自分を含むそれ以外の者は才能的にどんぐりの背比べ、芦原ドウモンの気高さ美しさに匹敵しうるのは穂村拝のロトスモンだけという大前提が存在します。 そのため彼女からするとそれ以外の者の能力や美醜の差異は全て些細であり、評価の対象になっていません。 今までにやってきた実績だけが評価の対象であり、これからできること、やりたいこと、やろうとしていることは一切考慮しません。 穂村拝やフリオ、シュヴァルツに対する評価の高さと龍泉伊舞旗に対する辛辣さはそこが所以です。 なので伊舞旗が今後ユーコやオディールらとデジシコに移った時、彼女への評価は大きく変わります。 また目的を持って人工的に作られ尚且つ自我を持つ存在に良くも悪くも執着します。 反転IFのほうの一華はかなり事情が変わります。 基本的に他者には無関心で、成長するにつれて赤瀬満咲姫よりも自分のほうが上であると考えるようになります。 これにより、自分以外の存在には自分以上の価値は無いと思うようになり、実験素材として活用するのが世界のためだと考えるようになります。 こうしてネガ・ジーニアスを獲得した反転一華がもしも侘助&ブシアグモンという抑止力の妨害を切り抜けた場合、アーカーシャアクセス能力という根源接続と異世界に転移する単独顕現の三拍子揃った天賦の獣になりますがその世界線が描かれることは無いでしょう。 446 海津真弓 デジシコとその女帝その他の人々に対する彼のスタンスは、だいたい銀英伝のオーベルシュタインで説明できます。 リアルワールドに寄る辺がなく、デジシコを自分たちの拠り所と定めた彼は、デジシコという国土と体制の存続を何より重視します。 そのため彼の忠誠は主に女帝ではなく国家体制に向けられており、特に女帝を心から崇拝しているというわけではありません。 しかしその行動力とカリスマ性を高く評価し、彼女の存在が必要だと考えているので、女帝のことは全力で守ろうとします。 現体制を揺るがすような存在を強く警戒し、彼女に取って代わるような明確なNo.2が出てくることを防ごうとします。 その有力な候補になりうるフリオに対しては多少警戒する傾向があります。 現体制を揺るがすような存在、突出したNo.2が出てくることを防ごうとします。 現時点ではフリオが最有力候補です。またこのNo.2候補には自分も含むので、自分がデジシコ内部で突出しないよう控えめなムーブもします。 ただし正当な後継者である女帝の子供や孫は例外であり、また彼らを利用しようとする存在を恐れています。 もし女帝の血縁者が出奔した場合、何らかの手段で追跡をするのは間違いないでしょう。 彼の他者への評価基準ですが、元はFE社の人事部の主幹個体として生み出されたことから、一華とは逆に能力を極端に重視します。 一方で過去の実績は参考程度で、倫理観などの精神面はほとんど評価対象外としています。 また、FE社に所属している者は末端も含めて容赦なく復讐の対象としますが、FE社を離反すると対象ではなくなります。 なのでデジシコにいる時の中野真理夫は有能な同僚と認識しますし、龍泉伊舞旗のことをなんとかFE社から抜けさせようとします。 実は忍者一家のことも別に仲間と思っているわけではなく、利害が一致してるから協力しているだけです。 この辺は仲間意識を多少なりとも持っている蔵之助とは対象的です。 556 オアシス団員NJ−786号(穂村アタル) 父親譲りの善性と母親譲りの積極性を持つ彼は人助けが好きです。その一方で自身が未来人であり、人外の能力を持つことも意識しています。 さらにオアシス団に入ってからの出来事で己の未熟さも痛感しました。 そこで出会った河戸竜胆とその行動は彼に大きな感銘を与え、「主」を求める本能に大きく働きかけました。 しかし彼は竜胆を幸せにするのは忍者の力ではなく家族の愛情だと考え、竜胆の「下僕」ではなく「子供」になることを選びます。 もう一人、色井美光のことはその方向性は違えど同じカプ厨として、また対等に話せる相手として惹かれていきます。 他者に対する評価はそのアライメントに大きく依ります。あと、年頃の男子なので相手の外見に影響されやすいです。 年上に対する敬意と年下に対する慈愛も強いです。同年代に対しては割と素直な感情で接します。 デジモン同士の夫婦とその子供のデジモン、彼らの養子になった人間、人とデジモンの夫婦の実例を見ており、家族の全員にパートナーデジモンがいます。 そのため人とデジモンの関係については自由な考えとスタンスです。 650 オアシス団員AW-06号(穂村ユリカ) 今後出す私服絵の時に詳しく出しますが、かなりの世話焼き形でかつ無自覚な厨二病です。 自身の貧相な肉体に対するコンプレックスがあり、ルックスのいい人物には男女問わずややよそよそしい態度になります。 一方で小さい子供には文句を言いながらもついつい付き合ってしまいます。 占い客相手には普通に接していますが、これは実家の店を手伝っていた経験によるものです。 『前世』での調査の記憶から、エージェントKの正体を疑っていますが母親から敵対的存在ではないと聞かされているので特にリアクションをとることはしません。 832 チェ・セヨン 韓国富裕層の育ちであり、少々箱入り娘なところがあります。そのため騙されやすいところがあります。 また面食いでもあり、外見の好みがダイレクトに好感度につながっています。 弦巻昌宏はまさしくどストライクであり、いろいろと手助けしてもらっとこともあって好感度はMAXです。 また、プロゲーマーである彼女はライバルと認めた相手に対しても好感度が高くなります。 財前日影のことは強力な恋のライバルと認め、こちらも好感度がほぼMAX状態です。 好感度とは別に親密度が上がるとどんどん態度が変わっていきます。親密度が上がると甘えたりダル絡み・うざ絡み・ツンデレ行動が増えてきます。 親の会社、あるいはプロゲーマー活動の関係で年長者相手に外面を作るのは比較的得意です。 根本的には陰キャかつバトルマニアです。実は誰とでも仲良くする・できるタイプではないです。 苦手な相手には外面を作ってやり過ごしています。また舐めてかかってくる相手に対しては内で強い敵意を燃やしています。