二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1756732865175.png-(239394 B)
239394 B25/09/01(月)22:21:05No.1349120199そうだねx3 23:21頃消えます
ニャアン人妻概念補講。マチュ人妻概念のお話するね。
独り相撲を辞め、シュウジとニャアンと仲直りしたよ。よかったね。シュウジも無事連れ戻しました。よかったね
今じゃシュウジと結ばれ、ジオン公共団地で悠々自適に生活しているよ。よかったね。
4DLK風呂トイレ別。その一室はシュウジのアトリエになっている。『イトウ工房』の総務(経理担当)になった人妻マチュ概念。隣室には幸せなエグニャア夫婦。よかったね。
マチュはシュウジと結ばれて幸せに過ごしましたとさ。おしまい。―――という訳にはいかないのがジークアクスという物で
アマテ・イトウ、等身大の17歳が今、眼の前にいる。MSを強奪し無法の限りを尽くしたお転婆娘でも等身大の17歳である事に違いありません。
 悩みだってある、あるんですよマチュにも。その悩みが、暗い影を落とす。今日はそんなお話。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/09/01(月)22:21:15No.1349120305+
シュウジがアトリエでのん気にラクガキをしていると…なんだかニュータイプの勘が働きます。
ピリリリィ!という電流音と共にマチュが悲しんでいる感覚がシュウジに伝わります
(マチュ…また悩んでいる)、スプレーの塗料まみれの手袋とつなぎを脱いでリビングにいるはずであろうマチュの元へ向かいます
補足情報になりますが。「生粋のヌーディスト」であるシュウジとマチュですが。グラフィティを描く際に使用する塗料はどう考えて人間には良い素材ではないので、塗装中はシュウジはいつもの白いツナギを着ています。宇宙世紀の有機塗料ですから歯が溶けるなどの健康被害のないクリーンで安全な塗料ですが、あまり人間には有益な材料ではない事を繰り返しお伝え致します。
225/09/01(月)22:21:25No.1349120422+
リビングに向かうとマチュが膝小僧を抱いてソファーにうずくまっています。珍しい風景です
「どうしたのマチュ?」シュウジがその大きな手でマチュの手に肩を乗せます
「ニュータイプは嘘がつけなくなるって本当だね…シュウジに悟られたくなかったな」
ニュータイプの勘でわたしを察してくれたんだ。とマチュはわかっていた。
「シュウジには関係ないから。わたしの問題だから」
マチュはシュウジを拒絶します。これは本当に珍しい事です。
「シュウジさえ傍にいたらわたしはそれでいい」「シュウジのすべてが手に入らないなら、私、なにもいらない」が座右の銘のマチュがシュウジを拒んでいるのです
「マチュの悩みなら僕の悩みでもあるよ」シュウジは優しくマチュを包み込もうとします
その細長い腕の先にある大きな手のひらがマチュを包もうとします
「やめて!」マチュは手を振りほどいて拒絶します
325/09/01(月)22:21:37No.1349120505+
「僕の悩みはマチュの悩みで、マチュの悩みは僕の悩みなんだよ。僕とマチュはこれからそうやって生きていかないといけない。マチュはそれを選んだんだからね」
あの日、マチュと口づけを交わしたその日からシュウジとマチュは二人で一つになったのです。それだけの話しです
「私…生きていいていいのかな?」
等身大の17歳による。唐突な生命への「問い」がはじまりました。時間と世界を巡り続けたらシュウジにとっても、きっと難問です。
「どうしてそんな事言うんだい?人は生きるために生まれてきたんだよ?」シュウジは生きる事への「問い」に答えます
「私、いろんな人に迷惑をかけた…お母さん、学校のみんな、ヒゲマンのそうだし…ポメラニアンの人にも…まぁあれはシュウジを売ろうとしたから仕方のない事だけど。稼ぎを持ち逃げしようとしてアンキーに拳銃まで構えた」
「撃ったのかい?」シュウジ
「うん、外れたけど」マチュ。
「アンキーさんは無事だった?」「無事だった」
二人による淡々な会話が続きます。マチュは涙ぐんでいましたが。次第に心をシュウジに重ね、涙は乾いていきます。
425/09/01(月)22:21:52No.1349120613+
「サイド3でさ、こうしてシュウジと幸せに生きているのはうれしい、けど私誰かに罰せられないといけないと思うんだ」
「『私は幸せになっちゃいけない』って、もうひとりの自分が囁くの」
秘密にしようとしていた事をすべてシュウジに曝してしまうマチュがします。秘密は秘密にできませんでした
「けど、マチュを罰するものはここにはいない」
「けど…ヒゲマンは中立コロニーじゃいまだに指名手配だって」
「ここにはいない、このコロニーにマチュを罰しようとする人はいないよマチュ」
シュウジはマチュを再度、抱きしめます。マチュは抵抗せず受け入れました。
「マチュはここにいてもいいんだ。僕はそう願っているよ」
「シュウジ」
「マチュがここにいるおかげで僕はこの世界に存在できているんだ。マチュのおかげで僕はマチュと一緒にいる事ができる、これはどれほど素晴らしい事か?わかるよね?」
マチュはコクリとだけ頷いて答える
525/09/01(月)22:22:15No.1349120746+
「僕はララァさんを殺して回る旅には戻りたくない。この世界のララァは幸せだ、それもマチュのおかげだ。ありがとうマチュ」
シュウジはマチュの頬に口づけをします。涙の味でしょっぱい頬でした
「ぼくはマチュのこの世界にいてほしい。消えちゃったりされたら困るよ…だからマチュはここにいてもいいんだよ」
「うん…本当にいいのかな?」
「いいんだよ」
シュウジの声色はとてもやさしい。
「ぼくがどうにかなってしまった時に、ニャアンへ送った言葉。覚えているかい?」
シュウジがマチュのおでこに手を当てます。あの時の記憶がフラッシュバックします

『みんなを捨てて逃げた、酷いことをした』

ニャアンの悲しい告白だった。酷いことをした。ニャアンはただ生きたかっただけなのに。なんで謝るのニャアン。ニャアンは謝らなくていいんだよ?
625/09/01(月)22:22:30No.1349120817+
「あの時、ニャアンにマチュはなんて答えた?覚えてる?」
うん、今でも覚えてる

『それはニャアンが1人で生き抜いてきたってことでしょう?マブになろう!』

その一言だった。
「けど私は一人じゃなかった!ニャアンと違ってわたしにはお母さんもお父さんもいて家に帰れば仕事で疲れているはずのお母さんの手料理が待っていて…明日を怯える必要のない立場で!ニャアンとわたしじゃちがうよ!」
マチュは訴えます。
「同じだよ」シュウジは否定します。
「マチュもニャアンも僕も同じだよ。ひとりで生きていた」
「人は誰かに頼っていきる、けど鏡を見れば一人の人間でしかないんだ。僕達は一人で生きていた。それはかなしいことだった、けど今は違う3人仲良く暮らしている」
「うん…ニャアンにはエグザべくんもいるしね」
「そうだよ、みんな一人だったけど。マチュのおかげで繋がる事ができた。あの時あの河川敷で僕の「キラキラ」を見つけてくれなかったら、きっと僕達は一人ぼっちのまま、生きていただろうね」
「そうだね…」
725/09/01(月)22:22:48No.1349120947+
「マチュがいたからみんな出会えた。その事は誇っていいと思う。僕はもちろんだけどニャアンもきっと感謝しているよ」
マチュの脳裏の底にあるキラキラからニャアンが手を降っているような気がした。応援してくれているんだ。
「だからマチュは生きていいんだ。いや「僕達の為に生きて欲しいんだ!」マチュ…これじゃ足りないかな?」
しばらく黙り込むマチュ
「ううん、わかった。わたし頑張って生きるよ。悲しい過去があっても咎められる罪があっても生きる事から目を背けない」
「マチュはえらいね」
シュウジはマチュの身体をつつみこみ、ずっと頭をなで続けていたという
「えへへ///」
マチュはご機嫌だったそうな
825/09/01(月)22:23:03No.1349121071+
落ちる雫 跳ね返す様に
光る 街は 水槽みたい

密閉型コロニーサイド3はまるで大きな水槽、マチュ達はそこで泳ぐ魚たち
水槽という函の中でも、きっと魚のように自由に泳げる。そんな二人がすきです
925/09/01(月)22:24:09No.1349121630+
以上がマチュ「水槽の街から」概念の全容です。サントラめっちゃいいよ。みんなジークアクスのサントラ買いましょう
明日はお休みです
次回のジークアクスの内容によってはまだ語り足りない事があると思うので。続きはまた後日。
1025/09/01(月)22:27:46No.1349123298そうだねx3
マチュはいいこだよ
1125/09/01(月)22:30:35No.1349124627+
>そんな二人がすきです
まで読んだ
1225/09/01(月)22:35:00No.1349126648+
マチュもシュウちゃんもニャアンも
みんなやさしい子だよ
1325/09/01(月)22:38:50No.1349128476+
マチュは何も悪いことしてない
酷いことをしたのは私...
1425/09/01(月)22:42:38No.1349130331+
そんな事ない!ニャアンは幸せにならないといけないんだ!
じゃなきゃ嘘だよ!!!
1525/09/01(月)22:48:49No.1349133429+
シュウマチュすき


1756732865175.png