二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1756302610898.jpg-(147484 B)
147484 B25/08/27(水)22:50:10No.1347519120そうだねx1 00:19頃消えます
人間慣れてくると、当初固めていた意志というものが揺らぎに揺らぐ。自分は甘い誘惑になど乗らない、真面目な人間で居続ける、という風にだ。そしてすべての人間が……下手すればほとんどの人間が守り切れずに欲に溺れてしまう。
 自分とて例外ではない。KIRISHIMAという企業に属する人間として、一人の社会人として守るべきラインというものを作ろうと決めていた。
 たとえば、本来ならコーチという立場であるからにはドルフィン達とは一定の距離を置くべきであるのに、陽南杏里と肉体関係を持った挙句交際に発展してしまっている。
「おーいコーチ、コーヒー飲むか?」
 ベッドの縁に腰かけ、キッチンからの声に「飲む」と返す。問題の関係を結んでいる杏里本人はと言えば、裸の上にワイシャツを着ているだけという破廉恥極まる格好である。無防備と言うか、無頓着と言うべきか。上機嫌に鼻歌混じりでインスタントコーヒーの準備を始めている。
 どうしてこうなってしまったのか、とこめかみに手を当てながら考えてしまう。
 
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/08/27(水)22:50:22No.1347519181+
杏里に想いを告げたのは自分からである。それからというもの『羽目は外さない』『必ずゴムはつける』『公私混同は駄目』と自分にルールを定め、守り通していたつもりだったのだが……ふとベッド脇のゴミ箱に目を向けると、そこにはコンドームの残骸が見える。ざっと数えただけでも5……いや6はあるだろう。
 羽目は間違いなく外している。どうしようもない程に外している。だがゴムはちゃんとつけている、問題ない。
 では公私混同していないかと言えば……曖昧なところである。
「なぁ昨夜の事なんだけどさ……誰かに見られたりするかな? いや大丈夫だとは思うけどその、アタシも変に興奮しちまったっていうか」
 マグカップにお湯を注ぐ杏里の顔は真っ赤に染まっている。昨夜、遅くまで仕事していた自分を労いに来た杏里をそのまま抱いてしまった事だろう。
 今でもしっかり思い出せる。椅子に腰かけた姿勢のまま対面座位を取り、誰もいないKIRISHIMAの社内で杏里の喘ぎ声が響いていた。公私混同……しているかもしれない。
225/08/27(水)22:50:39No.1347519284+
「あ~、恥ずかし~~。トシエ辺りにもでも見られてみろ、マジでやばいぞ」
 そう言われると少し焦りが生まれる。ほぼ巻き込む様な形で詩絵とも関係を持ってしまっているが、もしも彼女がいないところで行為に及んだなどとバレたらどんな事をされるか、想像もしたくない。
 はぁ、とため息をつきながらもじっと視線は杏里の後ろ姿へと向けられている。下着を一切身に着けていないが故に、シャツ一枚めくればあのメリハリの利いた肉体が待ち受けているのだ。
「ん、まぁ考えても仕方ねぇか。いやでも、もしもお母様にバレるとどうなるんだろうな。もしかしてあれか、その……け、結婚の話とか出てきちまったりするのかな」
 そう考えても仕方がないのだ。確かに羽目を外しているし、公私混同しまくっているが、それでも目の前にある杏里の肉体を前にして抑えられる理性を自分は持ち合わせていない。
 ゆっくりとベッドから立ち上がり、うんうんと唸っている杏里の肩に手を添える。そっと指を腰の辺りまで這わせると、彼女は「んん」と小さく鳴いた。
「お、おい……急に触るなよびっくりするだろ」
325/08/27(水)22:50:55No.1347519373+
眉毛をハの字にして杏里は恥ずかしそうに身を縮める。自分が大好きな仕草で、何より異様に興奮する仕草でもある。
 腰のあたりをさすりながらギュッと身を寄せても、杏里は顔を赤くするだけで嫌がる素振りなどまったく見せない。それどころかこちらの手に指を添わせてくる。いつもならばハキハキとした物言いの彼女らしくないが、そのいじらしさがどうしようもなく興奮を掻き立てる。
「……お前ホント、元気が良すぎるだろ。昨夜何回ヤッたと思ってるんだよ」
 ちらりとまたゴミ箱に視線をやる。大体あそこにある分+1回くらいかな、と答えると杏里はぶんぶん首を振って、
「も、もっとだよ。ほらこれ見ろって」
 杏里がシャツの胸元あたりをめくると、そこにはキスマークらしき痕がぽつぽつと残っている。誰がやったのかなどと言えるはずもなく、まじまじとそれを見つめている。
 だんだんと思い出してきた。疲れ果てた状態で杏里を抱き、二回は射精したのだ。
425/08/27(水)22:51:07No.1347519442+
「声、出るからホントに……♡ んうっ♡」
「ゴムもうないから、胸で良いか?」
 
 そうして杏里の体が汗と精液で少しベタベタした状態で部屋まで一緒に帰ってきて、それからが本番になった。
 シャワーを浴びながら肌を重ねて、その後も何度も交わって、ただひたすらに杏里を貪っていたのだ。
 腰から尻へと指を這わせる。きゅっと締まって形も良く、ボリュームもある柔らかな質感に思わず股間が熱くなった。
525/08/27(水)22:51:17No.1347519503+
「こんな時間にスるのかよ? まだ朝っぱらなんだぞ……!?」
 
 などと口では嫌がりつつもやはり杏里の表情は満更でもない。男勝りな性格だが、彼女はこういう状況では受け身がよく似合うのだ。
 我慢の限界を迎え、杏里の体を後ろから抱きしめ服の上から双丘を揉みしだく。僅かに硬くなりつつある乳頭を指先で刺激すると、か細い悲鳴が上がった。
 
「もっ、ホント……い、一回だけだからな、一回だけ!」
 
 そういえば昨夜も同じ事を言っていたな……などとぼんやりとした感想を抱きながら、杏里をベッドにまで運んでいくのだった。
 
625/08/27(水)22:51:43No.1347519648+
渋に投げる奴が全然完成しないからここでとりあえず発散する
出るかもしれないし出ないかもしれないわかんない
725/08/27(水)22:56:43No.1347521457+
ネトラレっちゃが〜〜〜!?
825/08/27(水)23:14:19No.1347527788+
>彼女はこういう状況では受け身がよく似合うのだ
わかりすぎて声が出た。
925/08/27(水)23:17:06No.1347528752+
久しぶりに見た
このシリーズ好き
1025/08/27(水)23:18:19No.1347529178+
みんね!エッチな杏ちゃんちゃが!
1125/08/27(水)23:18:26No.1347529214+
うん?
1225/08/27(水)23:29:11No.1347532959そうだねx1
>久しぶりに見た
>このシリーズ好き
本当ならこれとあとギザパイで1本ずつ書きたいの
なんならほぼ全部の大人ドルフィン分書きたいの
筆が進まねえ…
1325/08/27(水)23:37:28No.1347535618+
他の子のも杏ちゃんのシリーズも楽しみにしてる
1425/08/27(水)23:38:23No.1347535899+
久しぶりに見た
…可能なら過去のを読みたい…
1525/08/27(水)23:42:50No.1347537221そうだねx1
>久しぶりに見た
>…可能なら過去のを読みたい…
渋にまとめてあるからドルウェブのR18小説で杏里検索見るとすぐ出てくると思うゼ!
1625/08/27(水)23:43:12No.1347537339+
>>久しぶりに見た
>>…可能なら過去のを読みたい…
>渋にまとめてあるからドルウェブのR18小説で杏里検索見るとすぐ出てくると思うゼ!
ありがたい…
1725/08/28(木)00:15:39No.1347547871+
> 『必ずゴムはつける』
> ちらりとまたゴミ箱に視線をやる。大体あそこにある分+1回くらいかな
+1って…


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