-------------------------------------------------- * ディエース / EXイレイザーͱ(ヘータ) - 立場/役割: クリーナーズのメカニック。 - バディアプモン:レイドラモン - 主力戦術:攻撃力の高いオウジャモン(ウィルス)、フェイクモン(ウィルス)をレースモンで最速にして殴りぬくゲーム軸。 - 性格:一見、非常に明るく能天気で、常に楽しむことを優先する快楽主義者。  スリルとスピードを愛し、深刻な状況ですらゲームのように楽しむ掴みどころのない性格。  時に無神経な言動で場をかき乱すが、それすらも彼女の計算された擬態の一部である。  その本性は他者の希望や絆が打ち砕かれ、絶望に染まる瞬間を最高のエンターテイメントとして愉しむ、底なしの悪意とサディスティックな支配欲の塊。  表の顔は、他者を油断させ、自らの掌の上で踊らせるための完璧な仮面にすぎない。 --------------------------------------------------  クリーナーズ最速の女にして発明家枠。  表の顔であるアスタ商会としての変な商品作ってる元凶。  元々はテイマーユニオンが存在するデジタルワールドで、主人公を導くお姉さん枠とか主人公に先輩と呼ばれるタイプのキャラだった。  デジモンイレイザーに記憶を消されたあと、記録を見せられイレイザー化したら過去の自分を馬鹿な女と言い切り、欲望のままに生きることを決めた。  かつてのお姉さんムーブと記憶を消されたあとの本性が絶妙に混じり合い邪悪な女となった。  コンセプトはかつて正義だった者。  ボヤッキー枠。アタクシの発音は八奈見乗児さんのイントネーションでお願いします。 -------------------------------------------------- 性癖 [マーキング]  キスマークや爪痕など好きな相手の体に何かを残そうとする。  とくに行為中は爪を無意識で立ててしまう。 [デジモンレイパー]   レイドラモンの超ハッキングで倒したデジモンにちんこを生やしEXイレイザー状態で逆レイプ。  デジモンに本来存在しない交尾という行為によって未知の快感に怯える姿が大好き。  ヤった後は黒い帯で洗脳してイレイザー軍に放り込む。 --------------------------------------------------  EXイレイザーͱ(ヘータ)  ディエースが人虎に変身した姿。腕のない虎。怪人シマシマトラ。モチーフ:人虎伝。 ■黒い帯  伸縮自在のドロドロした帯。  まとわりつかれたら洗脳される。  人間にまとわりついて洗脳する時はぴっちりスーツになることも可能。  だいたいヴェノムの触手。 ■鍵爪  太ももの黒い帯の先についてる鍵。  蹴るときについでに伸びて切り裂いてく。  ぶっ刺すとハッキングできる。  レイドラモンの尻尾の先と同じデザイン。 ■腹の牙  腹についている牙。  リバイヴモンの下の顔についてる牙と同じ。  特殊能力はない。あんま使わない。 ■尻尾  色が違うがリバイブモンの尻尾と同じデザイン。そのまま背骨になっている。  尻尾の先をぶっ刺すことで消えたデータも再生できる。 ■龍羽  カリスモンの背中の目玉と同じデザインのパーツが存在する。   このパーツが黒い帯に洗脳を付与している。  高速移動時のブースターとして働く。 ■アプリンクケーブル  アプリンクできる。ただし、他の2人のどちらかに操作してもらわないと駄目。(変身後は全員アプリドライブ持てなくなる)  デジカに来たらテイマーから進化できてアプリンク2枚してくるLv6になると思う。 ■デカパイ  デカくしすぎた気がしなくもない。  単純にイレイザーヘータの背丈とかでサイズが違うが比率的にもディエースの胸より大きい。 ■必殺技 『沃土の蹴撃』  最速で蹴る。 『沃土の抱擁』  黒い帯と尻尾の鍵を地面にぶっ刺すことで周囲の空間をハッキングし全てを操る。 ■得意技 『フィールドハック』 『マインドハック』 『リヴァイブハック』 ■戦術  ウィングの黒い帯をつかってロードナイトモンのスパイラルマスカレードや鍵爪の位置を変えることで様々な技を再現してくる。 デザインモチーフ:Dream Tigerミーム ずーっと虎だし腕のデザインに悩んでた。 手甲に爪をつけるだとラグエルモンになるし、全体的にゴツくするとベルフェモンX抗体だし、Dreamtiger要素の黒い帯も目立たなくなる。 けどそれなら最大の特徴となるべき腕をなくしてしまえとなり、ついでにアプモンのパーツ(リヴァイブの尻尾とカリスモンの背部バインダー)を取り入れることで現在のデザインとなる。 腰と足は骨系デジモン。 -------------------------------------------------- レイドラモン  超ハッキングの能力を持つアプモン。  ディエースがレイドラモンを選んでいるのは、主軸として使っているゲーム属性のアプモンが苦手とするシステム属性のアプモンに有利を取れるため。  ウィルスに犯され防御力の代わりに攻撃力の高まったオウジャモンが撃つレイドラモンのアプリ技は相性不利を返り討ちにすることも可能。  ディエースへの態度は寡黙ながらも忠実。 -------------------------------------------------- ディエースからのバディアプモンへの態度 「アプモンは道具。道具は替えが効くのがいいところよね。デジモンは同じ個体でも性能が違うけどアプモンはそういうのないもの」 「あーおハックしたいよぉ~可愛いデジモンをおハックしたいよぉ~」 「超ハッキングで書き換えるの楽しいねー」 -------------------------------------------------- 過去編  デジタルワールドがその秩序を保つのは、テイマーたちの献身的な努力あってこそだ。  彼らはパートナーデジモンと共に、日々デジタル空間の均衡を守るため、あるいは発生するさまざまな問題に対処するため、奔走していた。  そんなテイマーたちの拠点となるのが、テイマーユニオンである。  テイマー同士が情報交換を行い、時に協力し合うギルドのような組織だった。  薄暗い部屋に、モニターの冷たい光だけがディエースの顔を青白く照らしていた。  ユニオンに残されていたという古い映像記録。  彼女はそれを、ぼんやりとした頭で、まるで他人の人生を覗き見るかのように眺めている。  再生されているのは、ユニオンの訓練風景らしきものだった。  映像の中の自分は、驚くほどに活き活きとしていた。太陽のような笑顔を振りまき、ユニオンの仲間たちと楽しそうに談笑している。  その隣には、屈強でありながらもどこか愛嬌のあるパートナーデジモンが、彼女の言葉に耳を傾けている。  二人の間には、長年培われたであろう揺るぎない信頼と絆が空気のように流れていた。  そして、まだ幼さの残る顔立ちの新人テイマーに、手取り足取りまるで雛鳥に餌を与えるかのように丁寧に指導している姿。  その眼差しには慈愛と微かな期待が宿っているように見えた。 「へえ、私ってこんなにお節介焼きだったんだ」  ディエースは他人事のように呟いた。記憶がないのだから当然他人事なのだが、その声には微かな皮肉が混じっていた。  画面の中の「自分」の眩しいほどの熱量に、今の「自分」はひどく辟易しているかのようだった。  映像は切り替わり、一転してデジタルワールド全体を揺るがすような激しい戦いの場面になった。  それはまさに、世界の終焉を予感させる光景だった。デジタルデータが嵐のように荒れ狂い、空間が歪む。  デジモンたちの悲鳴と咆哮が入り混じり、秩序は無残に引き裂かれていく。  ユニオンのテイマーたちは緊急招集され、この未曽有の危機に立ち向かうべく、決死の覚悟で戦場へと身を投じていった。  映像の中のディエースもまた、その渦中にいた。必死な顔でデジヴァイスを握りしめ、喉が張り裂けんばかりにパートナーデジモンに指示を飛ばす。  彼女の隣には、あの新人テイマーもいた。  当初、彼女はあくまで「先輩」として、『彼』を導くつもりだった。  危険な場所からは遠ざけ、的確なアドバイスを与え、『彼』の未熟な部分を補う。  それが、彼女に与えられた役割であり、当然の義務だと信じていた。  彼女が与える任務に従い、初々しくも懸命に戦う『彼』の姿に、映像の中の自分は温かい視線を送っていた。  しかし、戦いが激化するにつれて、状況は一変した。あの新人の成長は、皆の想像をはるかに凌駕していたのだ。  彼はまるで生まれながらの戦士であるかのように、驚くべき速さで強敵たちを打ち倒し、デジタルワールドの深淵へと、誰よりも早く突き進んでいく。  その動きは迷いがなく、ただひたすらに、前へ、前へと。  彼女は必死に『彼』の後を追うが、その背中は遠ざかっていく。  映像の中の「過去の自分」の顔に、みるみるうちに焦燥と無力感が広がっていく。  その表情は曇り、唇は固く結ばれ、瞳には劣等感が滲んでいる。『彼』の背中を追うほどに、彼女の表情は絶望に染まっていくようだった。  自分の存在がもはや『彼』の足枷になっているのではないかという苦痛に満ちた自問自答。 「ついていけてないじゃない。情けない」  ディエースは冷めた、氷のような目でモニターを見つめる。  画面の中の自分が、『彼』に追いつこうと必死になっている姿は、滑稽ですらあった。あの無駄な熱量は何なのだろう。  力の差は歴然としているのに、なぜ無謀にも追いつこうとしているのか。今のディエースには、その感情が全く理解できなかった。  その時、映像に歪んだ影が映り込む。どうやら敵のデジモンのようだ。  その声は直接聞こえないが、ディエースには画面の端に表示されるテロップで内容が理解できた。  見るからに悪の存在は、強大な力を今すぐ手に入れる事が可能な安易な方法を彼女に提示している。  一瞬、映像の中の「過去の自分」の表情に迷いがよぎる。その瞳は、『彼』の圧倒的な力を渇望し、『彼』と肩を並べたいという欲望で揺れ動いている。  次の瞬間、彼女は顔を横に振った。その誘惑を、きっぱりと拒否したのだ。 「馬鹿ねー。力なんていくらでも手に入れてから考えればいいじゃない」  今のディエースは、その選択が当然だとばかりに呟いた。  しかし、映像の中の「過去の自分」にあるのは単なる誘惑への拒絶だけではなかった。  その瞳の奥には、『彼』と同じ力を求める渇望と、それでもテイマーとしての正義感、そして優しさとの間で激しく葛藤する魂が見て取れた。  安易な力を選ばなかったのは単なる倫理観だけではない。  彼との関係性の中で培われた、彼女なりの誇りと、『彼』に対する深い思いがあったからではないのか。  記憶を失ったディエースには理解できない、熱い何かがそこには確かにあった。  やがて『彼』の活躍で戦いが終わり、デジタルワールドに再び平穏が訪れたとき、映像の中の女は静かに決意を固める。  その顔には、一抹の寂しさと揺るぎない覚悟が刻まれている。もっと強くなるために、修行の旅に出る、と。  そして、旅立つ朝、彼女はあの新人に微笑みかけ優しく頭を撫でた。  その指先が、ほんの少し『彼』の髪に触れる時間が長かったように見えたのは、ディエースの気のせいだろうか。 『ええ、少しね。もっと色々なことを学びたくて。また、いつか会えるわ』  映像の中の自分が切なそうにそしてどこか決意に満ちた震える声で語りかける。 「な~んだこれ」  ディエースは思わず吐き捨てるように言った。映像の中の自分が抱いていたのは『彼』への恋心だったのだろう。  あの圧倒的な強さを見せつけた年下の男の子に、この女は恋をしていた?  画面の中の「自分」の頬は微かに朱に染まり、瞳は『彼』だけを追っている。その表情はまさに恋に落ちた乙女そのものだった。 「馬鹿な女。そんなに好きなら一緒に居ればいいじゃん」  ディエースは心底呆れたようにため息をついた。強くなりたい、という願望はディエースにも理解できる。  しかし、それも恋心のせいで生まれたものだ。そんなにまでして彼の隣に並び立ちたかったのか。  記憶のないディエースには、彼女の切実な思いがまったく理解できない。  理解不能な情熱に突き動かされていた「過去の自分」が、ただただ滑稽に見えた。  その感情は、今のディエースにとって意味不明なバグでしかなかった。  そして、映像はそこでぷつりと途切れる。ディエースはモニターを消し再び暗闇の中に身を置いた。  静まり返った部屋の中で、自分の鼓動だけがやけに大きく響く。  映像の中の同じ姿をした女。その情熱も秘めたる恋心も今のディエースには何の響きも持たない。  あの「過去の自分」が辿った道筋が、あまりにも愚かで、そしてムダな努力に満ちているように思えてならなかった。  ディエースは、自らを押し殺し続けたあの馬鹿な女のようにはならないようにしようと決意した。  映像の中の彼女が切実に望んでいた力は、もう既に得ているのだから。