二次元裏@ふたば

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2858494 B25/08/15(金)23:27:12No.1343590297+ 00:53頃消えます
わたしの名は霧羽「」さね、究極の名探偵……そして今はこの物語をサイコロで組み立てている非ー魔法少女である。
今回の「」と《》のステータスは二人分で長いので後述。
活躍度の目安は3章:97/4章:79/5章:29/6章:83/7章:13/8章:46/9章:90/10章:71
人形型魔法少女である「」は、そのオリジナルである《》の願いから生まれた存在である。
聾唖の《》とそのボディガードの「」はマギウスの白羽根であったが、色々あってバックれた。
そこから無軌道かつ無遠慮に動き回り、何となく色々と形が変わりながら物語は第8章。
単身フェントホープ内に潜り込んだ「」は監禁されていたいろはを解放すると、同士らしき正常な状態の羽根達に合流する。
そこから遡って第3章の少し前。
《》は和泉十七夜への接触を試みていた。
ここから先の話をするか否かをずっと悩んでたみたいなところがありますわたしは。
ちょっと体調が芳しくないので緩やかにやりますがご了承をば。
@引き続きわたしに良い考えがある
Aソウルジェム返却を書き忘れた人が何を言ってもおねえちゃん
dice1d2=2 (2)
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/08/15(金)23:27:47No.1343590504+
反省はしてる。

今回の「」と《》のステータスは下記の通り。
年齢は「」:15歳相当/《》:17歳
外見は両者共に身長:極小/胸:大/尻:大/足:極細
一人称は妾/吾輩
ステータスは
・「」
暴力:65/因果:74/知能:15/口先:60/天運:8/外面:64/性根:48
固有魔法は「トータルサポート」
・《》
暴力:12/因果:31/知能:40/口先:54/天運:84/外面:97/性根:17
願いは「自分の人生を円滑に回す効率的な存在が欲しい」
固有魔法は「いつでも「」をテレポートさせられる」
武器は両者共に糸。
225/08/15(金)23:28:29No.1343590748そうだねx2
体調が悪いなら休んでもいいんだぜ「」さねさん!?
325/08/15(金)23:30:08No.1343591282+
魔法少女という単語をよりにもよって店内で開けっぴろげにした《》に対し、十七夜は目を見開きながらも握られた手を慌てて振り解く。
それから、
「……うむ。元気なのは結構だが、良い歳して恥ずかしくはないのか?」
と一言。
周囲が聞き耳を立てていた可能性を考慮し、《》が変な奴なので変な事を言い出したのだと思わせられるように最低限のフォローを咄嗟に入れてから、続け様にスマホに何かを打ち込もうとしている《》の手をさり気なく抑えた。
425/08/15(金)23:32:12No.1343592027+
『読唇術の類だろう、ならば自分の言っている事は分かるはずだ。魔法少女についての話であれば後で聞いてやる、ここでは黙っていろ』
周囲には分かりにくいよう、《》の手を取って座らせる素振りと共に口パクで言葉を伝えた十七夜に対し、《》は口角を僅かに上げて席に着く。
ようやく静かになった《》は、微妙にぬるくなったパフェに手を付ける……でもなく、ただひたすらスマホを弄っていた。
525/08/15(金)23:33:33No.1343592486+
待ってたぜー!
どう《》ちゃんを描くか気になるけど体調には気をつけてね!
625/08/15(金)23:34:12No.1343592706+
手を付けもしないで温く不味くなっていくパフェと、追加で頼んだコーヒー二杯。
それだけで十七夜のバイトが終わるまで保たせた《》は、店外で改めて彼女に声を掛ける。
『長々と待たされてしまったし、そろそろ吾輩のお話を聞いてもらっちゃおうかと思うんだが?』
本来であれば、十七夜に《》の言葉を聞く理由など微塵も無い。
先程のメイド喫茶での言動からして、どう贔屓目に見たところで《》は聾唖でモデルをやっているだけの異常者……そうでなくとも呼吸するかのように人を不快な気分にさせるロクでもない人間であり、そんな相手とは仮に魔法少女であってもまともな会話になどなりよう筈も無いからである。
だがそれでも十七夜が一応話を聞く気になったのは、《》が語った"魔法少女が語る平等"というものに引っ掛かるものがあったからだった。
725/08/15(金)23:35:12No.1343593078+
まだよく分かんねえ概念だよね魔法少女にとっての平等
マギレコ的な意味での救いとかではなさそう
825/08/15(金)23:35:13No.1343593079+
何を語るか…
925/08/15(金)23:38:23No.1343594221+
まず心当たりとして大きいのは、マギウスの翼の存在。
月咲を筆頭として東の魔法少女達の多くを引き抜いていった、魔法少女の運命からの解放を望む組織。
情報収集を怠っているつもりは無いが、中々全容を掴み切れないでいるその組織について、何かしら情報を得られるのであれば……という打算が一つ。
そしてそれと同程度に引っ掛かったのは、"平等の破壊"という《》の言い分であった。
世は理不尽と偏見に満ちており、特に神浜という地はそれらとは不可分にある事を十七夜は知っている。
故にこそ、《》の言いぶりにどうしても何かを感じてしまったのだ。
『なぎたんはどうやら多少は真剣な態度のようだし、こちらも真面目に話そうじゃないか』
とりあえず聞く気にはあるのだろうと察した《》の第一声は、
①『なぎたんは吾輩が本当に聾唖だと思う?』
②『なぎたんは平等ってなんだと思う?』
③『なぎたんに問題、東が差別されてる原因ってなんだろうな?』
④『なぎたんは吾輩と同じだ』
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1025/08/15(金)23:40:37No.1343594952+
まずはそれでどう思うかか…
1125/08/15(金)23:45:11No.1343596552+
『なぎたんは吾輩が本当に聾唖だと思う?』
いまいち質問の意図が読めない言葉が、《》のスマホから発される。
「……どういう意味だ?」
『嘘を吐いてるとは思わないのか?と聞いてる。昔あっただろう、作曲家のポテトカウチ タベルだかなんだかって奴がホラ吹きで。それと同じで吾輩が尋常でなく耳が聞こえる事を誤魔化すのが上手くて、それで騙してるとは思わない?』
①「仮に騙していたとして、それを自分にどうしろというのだ」
②「それと貴様が言っていたことの何が関係あるんだ?」
③「動揺を誘っている気かもしれんが、その類の言葉には引っかからん」
④「……詳しくは伏せるが、自分にはそれらを証明する手段がある。今すぐにでも確認した方がいいのか?」
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1225/08/15(金)23:45:40No.1343596727+
そうだね
1325/08/15(金)23:46:17No.1343596943+
≪≫好みの回答…
1425/08/15(金)23:49:36No.1343598087+
『当たり前だけど嘘なんか吐いてない、吾輩は生まれた時から人の言う音というものが無い世界で生きてきた。でも実際、見た目ではそんなの分からない。上辺では分からないのに、聾唖だからと配慮するだろ?なぎたんは違ったけど、吾輩は沢山見てきたのさ。吾輩が聾唖だって知って、それから思い出すように自分都合の配慮で格好を付ける輩を腐るほどに』
《》は自らの過去の経験を元に、淡々と言葉を電子音声として発していく。
『東の子達だって、それを知られない内は皆と仲良く出来るんだろ?でも知られるとそりゃ気にしない人だっているけど、サッと身を引く奴だって出てくる』
①『その意味では同じなんだよ』
②『東も吾輩も、同じだ』
③『つまりなぎたんも我輩と一緒』
④『お前達は障害者扱いされてるんだよ』
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1525/08/15(金)23:51:24No.1343598699+
なぎたんに刺さりそうな事だ
1625/08/15(金)23:53:59No.1343599599+
《》が突然吐き散らした暴言に、十七夜は思わず驚愕の表情を浮かべた。
目の前のこの女は今、信じられん事を言っている。
だがその表情からは少なくとも嘲笑や侮蔑の類は感じられない。
本心から言っている事かは定かではないが、少なくとも東を揶揄する為だけの言葉では無いという事は、変身さえしていない十七夜にも読み取れる。
だが、
①「……そもそも自分達は決して障害を持って生まれてきた訳ではない」
②「その原因はこの土地に起因するものだ、無理矢理な拡大解釈はやめろ」
③「自分を何としても取り込みたいようだが、その類の誹謗中傷は聞き飽きている」
④「……貴様の問題と東の問題は全くの別だろう」
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1725/08/15(金)23:58:47No.1343601226+
『聞き飽きている、聞き飽きてるよな?そうなんだよ』
会話のペースをこのまま握られたままではならないと、《》の言い分をバッサリと切り捨てた十七夜だったが、《》はむしろその発言に共感を示すように自らの言葉を続ける。
『世の中は差別に満ちている。でもそれは仕方の無い事だ、世界は健常者の為に作られていて、悲しい話だけど吾輩のような人間はそのお零れの中で生かされているだけでしかない。違いがあるとしたら区別の形だ。障害者である吾輩は配慮をされ、東という烙印を押されているなぎたん達は侮蔑される。本質的にはどちらも同じだ、少なくとも吾輩としては』
1825/08/16(土)00:01:03No.1343601976+
舌戦が強い…!
1925/08/16(土)00:02:51No.1343602549+
十七夜は、
①「……貴様が言っている事は今ひとつ要領を得ん」
②「それで……貴様のその戯言と魔法少女に何の関係がある?」
③「配慮と侮蔑は全く異なるものだろう?」
④「今のところ貴様の口からは身の上話と東を貶める内容しか出てきていないな」
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2025/08/16(土)00:07:17No.1343603982+
形態が違うだけでどちらも区別だと言われても、十七夜としてはそれらを同列視する事は難しい。
東に生まれたというただそれだけで何の理由も無く周囲から排斥される理不尽さと、自身の持って生まれたハンディキャップについて周囲が理解を示そうとしているが故の配慮と、一体何が一緒だと言うのか?
①『じゃあお前は東だからって特別扱いされたいんだな?』
②『なぎたん、吾輩さっきやってやっただろ』
③『貧乏人に施してやろうって、チップをくれてやろうとしただろ?』
④『求めてもないのにやられる事、それが下に見てるって言ってるんだよ』
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2125/08/16(土)00:08:18No.1343604408+
ここで一気にぶっ放してきた
2225/08/16(土)00:10:50No.1343605412+
それが≪≫の我だ
2325/08/16(土)00:14:38No.1343606801+
《》にとって、求めてもいない配慮とは侮蔑と同じ事である。
世の大半を占める健常者と自分では持っている当たり前の形が違う以上、そこに一定のすり合わせが必要な事は理解している。
だが《》は自分の事を異常だと思った事は一度もない。
周りが勝手に自分の事を障害者だからと、張り付けたような中身のない優しさで手を差し伸べてくる事が不愉快だった。
「その言葉はボランティアや福祉を、双方の歩み寄りの努力をしているものを否定するものにしかならん。おかしいのは貴様だ」
①『その通り、おかしいのは吾輩だ』
②『それはどうかな?イジメは受けた側がイジメだと思えばイジメなんだろ?じゃあこれだって差別なんじゃないのか?』
③『吾輩からすれば全部持ってる者達の方が余程欠けてるよ』
④『そのおかしいのを含めて回ってるのが世界だ、これはどうしようもない』
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2425/08/16(土)00:19:03No.1343608439+
「それは他人からの優しさというものを理解していないだけの詭弁だ」
『欲しくもないものを渡されるのが優しさか?じゃあお前、西が東が可哀想だからって理由で寄付してきたとして、それを受け取るのか?』
「金銭的な問題と生活における配慮は論点が違うだろう。そもそも東は肉体的なハンディキャップを抱えている訳ではない」
『同じだよ。世の中に漠然と刷り込まれているああした方がいい、こうした方がいい、あれは良い、これは悪い……そういう何時の間にか出来上がって志も無くなった常識ってやつに踊らされてるんだよお前も吾輩も』
2525/08/16(土)00:23:30No.1343610037+
その言葉に、十七夜は思わず言葉を詰まらせた。
いつの間にかそれが当然の事になり、そこにあった目的や志が失われ、ただ常識であるとして漠然と染み付いたものに人が惑わされる。
それは確かに十七夜自身が魔法少女になるに当たって理解してしまったものであった。
①『でも吾輩はそれを壊したい訳じゃない、もうしょうがないんだ』
②『一人で何とか出来る範囲じゃない、吾輩が百億人もいれば違うかもしれんが』
③『出来ることなら世の中を壊してやりたい気持ちはあるが、それはそれで八つ当たりってものだ』
④『だからぶっ壊してやるんだよ、チャンスが来てる』
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2625/08/16(土)00:25:44No.1343610874+
そこではないと…
2725/08/16(土)00:27:28No.1343611469+
『そういうふうに出来上がってしまっている世の中に生きている以上、何を変えれるものじゃない。じゃあ皆を平等にするって言ったって、全人類吾輩に合わせてみろ?社会が回らなくなる』
鬱屈とした怒りを抱えながら、意外にも《》は冷静だった。
そもそも周りから配慮される怒り、なんてものはある程度は割り切っている。
健常者という絶対的なマジョリティが存在し、その社会基盤の中で生きている以上、《》の個人的な主張や感覚が全体のものとして広まる事などない事は理解しているし、誰が理解してくれるものでもないと分かっているのだ。
それが呑み込めていなければ、「」など生み出さない。
2825/08/16(土)00:30:28No.1343612479+
『ここまでの話を前提において、そろそろ本題の話をしよう』
①『魔法少女の公平性が壊れた時、社会はどうなると思う?』
②『魔法少女が支配する世界、なぎたんは楽しいと思う?』
③『魔法少女の為に世の中が変わったら、それは素敵だろうか?』
④『改めて言うと、これは未来の神浜と人類の為の行いだ』
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2925/08/16(土)00:31:28No.1343612809+
やはりそう来たか…
3025/08/16(土)00:34:27No.1343613832+
「魔法少女が支配する世界?」
『そう。魔法少女が人々の上に立ち、人々を操る時代だ』
「そんなものが来るとは思えん……いや、マギウスの翼か」
『なぎたんは物分りが良くて助かるね、全く。マギウスの翼は魔法少女を魔女化の運命から解放するという目的を持って活動しているのは……多分知ってるな?』
①『その先にあるものは支配だ』
②『もしそれが果たされれば、人類の上位種が生まれる』
③『SF映画みたいだけど、行き着く先はディストピアさ』
④『納得いかないんだ』
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3125/08/16(土)00:37:01No.1343614664+
魔法少女同士の自浄作用に期待しろってのもいやきついだろって思うわな普通
3225/08/16(土)00:38:16No.1343615093+
人より強くなるからね…
3325/08/16(土)00:39:40No.1343615594+
『体も強いし魔法も使えて、おまけにそうそう死にもしない。魔法少女は間違いなく人類よりも優れたものとして、社会にあり続ける事になる。上位互換だ』
魔法少女至上主義、なる思想が存在する。
魔法少女は一般人よりも上位の存在であり、尊ばれるべきであると嘯くその思想は既にマギウスの翼では広く流布されており、自らの現行社会での立場などを理由として、そこに縋る羽根も一定数以上存在する。
そんな思想が罷り通っているマギウスが魔法少女の解放を成し遂げた時、それに被れた魔法少女達が世の中を変えようとはしないと楽観視する方がおかしい。
『身近でさえ先天性神浜東障害によって差別されてる人が今でさえ沢山いるんだ、これで魔法少女が当たり前になったらどうなると思う?』
3425/08/16(土)00:43:02No.1343616765+
実質ネギを早く創設する感じか…?
3525/08/16(土)00:43:56No.1343617095+
「だから東に生まれた事は障害など ではないと……」
『少年漫画で物凄い売れた奴であるだろ?なぎたんは貧乏だから知らないかもしれないが、人類の殆どが特別な何かを持って生まれるようになった世界の話。特別なものが当たり前になった世界では、特別じゃない人は劣等種なんだわ』
魔法少女の解放が成された時、至上主義者たちは必ず世の中に異を唱えようと台頭してくるだろう。
実際のところ、彼女達が暴力革命によって既存社会の全てを変えられるかは分からないが、それでも魔法少女というノーリスクで人類よりも優位となれる存在が公になれば、人々は挙ってそれになりたがるだろう。
だが魔法少女には当然なれるか否かの資質がある。
そもそも性別の時点でふるいにかけられているというのに、その上で資質による優劣が発生するのだ。
3625/08/16(土)00:47:20No.1343618151+
『いつか魔法少女が普通になった時、魔法少女になれない人は皆まとめて障害者になる。全員が東になり、全員が吾輩になる。それが平等で公平で救いだなんて、醜いだろ?』
《》は今の世界の在り方を嫌っている。
だがそれはあくまで個人の感情によるものであり、決して世界を変えようという程の憎しみや怒りではない。
現行の社会だからこそ救われている誰かがいる事も、自分自身が助けられているものがない訳では無い事も理解はしている。
『だからなぎたん、力を貸してくれよ。吾輩だけじゃ無理なんだよ、暴力が足りないんだ。マギウスを壊すにはカリスマが足りないんだ』
3725/08/16(土)00:50:47No.1343619249+
十七夜は、
①「……少し考えさせてくれ、すぐに決められる事ではない」
②「自分よりもより深い苦しみと嘆きを抱えている者がいる。その動向次第で、自分は決める」
③「…………自分に何をさせたい?」
④いつの間にか変身していた
dice1d4=4 (4)
3825/08/16(土)00:51:08No.1343619358+
読むのか


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