二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1754923511254.png-(2858494 B)
2858494 B25/08/11(月)23:45:11No.1342284830そうだねx2 01:14頃消えます
わたしの名は霧羽「」さね、究極の名探偵……そして今はこの物語をサイコロで組み立てている非ー魔法少女である。
今回の「」と《》のステータスは二人分で長いので後述。
活躍度の目安は3章:97/4章:79/5章:29/6章:83/7章:13/8章:46/9章:90/10章:71
人形型魔法少女である「」は、そのオリジナルである《》の願いから生まれた存在である。
聾唖の《》とそのボディガードの「」はマギウスの白羽根であったが、色々あってバックれた。
そこから無軌道かつ無遠慮に動き回り、何となく色々と形が変わりながら物語は第8章。
多分今回かなり強引に行きます。
あとやっぱり諸々遅くなるかもしれませんが平にご容赦いただきたく存じ上げ奉り候。
@今度こそわたしに良い考えがある
Aそれ本当は実際に良い考えな事多いやつだけどおねえちゃん大丈夫?
dice1d2=1 (1)
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/08/11(月)23:45:38No.1342285006+
今回の「」と《》のステータスは下記の通り。
年齢は「」:15歳相当/《》:17歳
外見は両者共に身長:極小/胸:大/尻:大/足:極細
一人称は妾/吾輩
ステータスは
・「」
暴力:65/因果:74/知能:15/口先:60/天運:8/外面:64/性根:48
固有魔法は「トータルサポート」
・《》
暴力:12/因果:31/知能:40/口先:54/天運:84/外面:97/性根:17
願いは「自分の人生を円滑に回す効率的な存在が欲しい」
固有魔法は「いつでも「」をテレポートさせられる」
武器は両者共に糸。
225/08/11(月)23:45:55No.1342285103+
「」さねさん!フラグだぜー!
325/08/11(月)23:47:17No.1342285606+
という訳でまあ第8章。
マギウスの翼の本拠地であるフェントホープへと誘拐されていたいろはは、しかし手酷い仕打ちを受けていた訳ではなかった。
いろはの記憶が事実である可能性を重く考えている灯花が、インキュベーターによって魂が物質化し、魔法少女という大仰な存在が生み出されるメカニズムを解析する為にも、因果や記憶を哲学的・脳機能的にではなく概念的に実証し得る検体として彼女を高く評価していたからである。
勿論そこには煽り合いに負けて年相応に泣いてるところで心に染み渡るような慈愛を感じ取ったという、何とも言い難い理由から来る個人的感情も含まれてはいたが、ともかく灯花にとっていろはは賓客に近いものであった。
425/08/11(月)23:47:59No.1342285845+
だからといって、自由が許される訳ではない。
いろはは表立ってマギウスの翼に対抗するチームみかづき荘のメンバーであり、つまりは魔法少女の解放という大目的にとって障害となり得る存在である。
神浜西側最強の魔法少女であるやちよと比較すれば戦力的には劣るとはいえ、並の羽根よりは幾らも強いだろう不穏分子を何の対策も無く懐に入れる筈など無く、いろはのソウルジェムは肉体との接続が辛うじて切れない場所に保管され、変身を制限。
更にそれなりに上等な部屋を宛てがわれているとはいえ、枷によって部屋外に出る事も封じられていた。
525/08/11(月)23:48:40No.1342286095+
本編に近い感じだ
625/08/11(月)23:48:54No.1342286167+
捕まっている当の本人であるいろはは、
①(私が軽率だった……灯花ちゃんがまさかこんな事までするなんて……)
②(……鶴乃ちゃん、大丈夫かな……)
③(もっと考えて行動するべきだったんだ……やちよさんとの事もあって、焦るばっかりで……!)
④(どうしたらいいんだろう、私……どうすればこの状況を何とか出来るんだろう……?)
dice1d4=2 (2)
725/08/11(月)23:51:29No.1342287182+
肉体の枷だけならばまだしも、物質化した魂であるソウルジェムまでも敵の掌中にあるという事は、即ち相手の裁量次第でいつ何時でも不意にいろはを殺害出来る事を意味している。
それ程の危機的状況の中にあっても、それでもいろはは自分の事以上に、ここに連れてこられてから一度も顔を合わせて無事を確認できていない鶴乃の事を心配していた。
825/08/11(月)23:52:17No.1342287568+
なんとかしたわね…なんとか…
925/08/11(月)23:54:34No.1342288645+
部屋の中、椅子に座って悩むいろは。
そこにドアをノックする音が鳴る。
ここは一日三食、決まって食事が出る。
デリバリーや出来合いのものとは思えない為、恐らくはこの場所で作って持ってきているのだろう。
このホテルにも似た居住性の高い空間が自分や捕らえた相手に宛てがう為に仕立てられたとも思えない事を鑑みると、もしかすればここはマギウスの翼に所属している魔法少女達の一部が生活しているのかもしれない、といろはは考えていた。
閑話休題。
ひとつ、ふたつ、みっつ。
立て続けにノックが鳴らされ、ドアが開く。
中に入ってきたのは、
①みふゆ
②《》
③「」
④「助けに来ました……いろはさん……!」
dice1d4=3 (3)
1025/08/11(月)23:54:50No.1342288745+
出たな…
1125/08/11(月)23:55:34No.1342289030+
うわでた
1225/08/11(月)23:58:03No.1342290021+
給仕用のワゴンを持って現れたのは、白羽根だった。
今までは黒いローブの方……つまりは黒羽根であることが専らだったのだが、どうにも様子が違う。
その白羽根はいろはに取りに来るように促してそそくさと立ち去るような事も、悪態を着くような事も無く、むしろズケズケと部屋の中に上がり込んできたのだ。
部屋のドアが僅かな音と共に緩やかに閉じていき、パタリと閉まる。
それと同時に、白羽根は自らのフードを取った。
「おはこんばんにちわ、環いろはさん。何日ぶりでしたっけね〜?」
「あなたは……「」さん……?」
1325/08/12(火)00:01:00No.1342291062+
「そうです、妾が「」です!だっふんだ!なーんて、言ってる場合じゃないんですよね〜これが。緊張して喉が乾きましたよ?」
「」はヘラヘラと笑いながら、いろはの為に用意されていた水出しの紅茶にしれっと手を付けた。
いろはは、
①「まさか、私を助けに来てくれたんですか……?」
②「……何が目的なんですか?」
③「まさか、やっぱりマギウスの翼に戻ったとか……!」
④「……あなた達は一体何がしたいんですか……?」
dice1d4=1 (1)
1425/08/12(火)00:01:21No.1342291196+
4でなくてよかった…
1525/08/12(火)00:02:13No.1342291610そうだねx2
>4でなくてよかった…
むしろ早いところ4引いて何がしたいか知りたいだろ!
1625/08/12(火)00:03:55No.1342292346+
一瞬、ほんの一瞬だけ。
あまりにも理解不能すぎる事と、「」を引っ張るリーダー的な立場である《》への猜疑の念から、思わず疑念が口をついて飛び出しそうになる。
それを《》と瓜二つではあるが、別人である「」に向けるのはまた違うかもしれないと思い直した。
いろはとて、マギウスの翼を抜けたと断言していた「」が本拠地の真っ只中まで入ってくる事が、どれほど危険な事か理解していたからである。
1725/08/12(火)00:04:08No.1342292433+
でも「」さねさんは4を引いてくれることを期待してたと思うよ
1825/08/12(火)00:04:29No.1342292564+
そうだね
1925/08/12(火)00:05:47No.1342293078+
「」は、
①「ええ、そうですよ?じゃあ早速出ましょうか」
②「今お外は大変なことになってるんですよ〜?少しでも手をお借りできればと思いまして」
③「あなたの事を必要としてる人がいると思うんですよね〜、妾」
④「……ごめんなさいね、環いろはさん。あなたの事を必要としてるんですよ〜」
dice1d4=2 (2)
2025/08/12(火)00:06:46No.1342293441+
簡潔に伝える
2125/08/12(火)00:09:41No.1342294455+
「外が大変な事になってるって……どういう事ですか!?」
「ちょっとお手を拝借して……『《》ちゃん、準備出来ましたよ』っと、送信〜!あっ、気を付けてくださいね環いろはさん、これから紐なしバンジーご招待ですから」
「えっ……?」
数秒後、いろはの視界が一瞬にして切り替わる。
先程まで視界に映っていたはずの、ワゴンも椅子もベッドも照明も、何一つとして見当たらない。
代わりにあるのは、
①広がる青空
②沈み始めた太陽
③夕焼け
④夜の空
dice1d4=1 (1)
2225/08/12(火)00:10:11No.1342294651+
!?
2325/08/12(火)00:10:15No.1342294667+
なにーーーっ!?今まで押し込められていた豪華な部屋は!?
2425/08/12(火)00:12:08No.1342295318そうだねx2
雲も殆ど出ていないような……よく見れば、空の彼方にはいくらか積乱雲のようなものが見え隠れはするものの、よく晴れた青空がいろはの視界に広がっていた。
同時に吹き荒ぶ風と、浮遊感が二人に襲いかかる。
「何が……何が起きてるんですか……!?」
「本当は企業秘密ですが、いつも頑張ってるっぽい環いろはさんには特別に教えてあげましょう。《》ちゃんの魔法は、妾をいつでも好きにテレポートさせられる事なんです」
2525/08/12(火)00:12:44No.1342295525+
そういえばそんな固有だった…!
2625/08/12(火)00:15:55No.1342296703+
《》が白羽根としてマギウスに登用されていた時代でさえ、最後まで隠し通していた奥の手。
それこそが彼女の固有魔法である、「」を対象とした任意テレポートであった。
「消耗は重いし、妾と手を繋いでないと一緒にはテレポート出来ないし、場所を正確に思い描けないとダメだし、下手したら*いしのなかにいる*なんて事にもなっちゃったりしちゃったりなっちゃんなんですけどね〜」
「そんな凄い魔法が……じゃなくて、私達このままじゃ落ちちゃいませんか……?」
「だから、本当はパラシュートとか用意しておく必要があったんですね」
「……持ってたりは?」
「しないですね〜」
「……えっ……えぇぇぇ……!!!」
2725/08/12(火)00:17:06No.1342297160+
いきなりホラーだよ!
2825/08/12(火)00:19:54No.1342298231+
オゾンより下なら問題ない!
2925/08/12(火)00:20:57No.1342298641+
糸の固有武器なんだからスパイダーマン的にこう…できませんか?
3025/08/12(火)00:21:08No.1342298707+
落下していくいろは達は、しかしセーフティーネットのように編み込まれた糸によって難を逃れる。
「もちろん場所は事前に決めてあったので〜、大丈夫ですよ?」
「そういうの、もっと早く言ってください……!」
そうして降り立った二人が目にしたのは、
①まるで意思を失ったかのように動く黒羽根の群れ
②加えて、多くの魔女反応
③それらに徒党を組んで対抗する羽根?の姿
④「環さん!」「いろはちゃん!」「いろは!」「いろはさん……!」
dice1d4=3 (3)
3125/08/12(火)00:21:43No.1342298937+
《》の集めた仲間か…?
3225/08/12(火)00:24:49No.1342300232+
フェントホープからの脱出を果たしたいろはを待ち受けていたのは、神浜全体を巻き込むような狂騒であった。
マギウスの翼は確かに魔法少女の解放という理想を胸に抱き、ウワサなどを使って被害を出したり、自分達の障害となる魔法少女……例えば自分達のようなそれを攻撃する事こそあったが、あれほど無作為に害意を振りまくような集団だっただろうか?
暴れ狂う黒羽根達と共に、いくらかの魔女反応を連鎖的に感じるが、羽根達は魔女になど一瞥もくれずに練り歩き、他者に襲いかかっていた。
3325/08/12(火)00:26:25No.1342300751+
悪辣な組織だにゃー
3425/08/12(火)00:27:57No.1342301353+
それも充分特筆するべき程度には異常な状況であるが、それと同じくらいに異変を感じたのは、羽根を止めようとしている羽根達の存在だった。
片方は言うなれば忘我のままに暴れるゾンビのような有様で、例え一人一人は強くなくとも連携や陣形などの戦術的行動によって自分達と戦ってきた羽根達とは、動きからしてまるで別物であった。
3525/08/12(火)00:30:03No.1342302000+
「……「」さん、私にもちゃんと状況を教えてください」
①「マギウスが何を考えているのかは妾にも分かりません、分かりませんよ?」
②「でもどうやら今日が大きなイベントなのは確かみたいですね〜」
③「羽根達を暴れさせて、何かをしでかすみたいです」
④「当然、七海やちよさん達も頑張ってますからね〜」
⑤「環いろはさんはそのお力添えをしてあげてくださいって話なんです」
⑥『面白くなってきただろ?』
dice1d6=4 (4)
3625/08/12(火)00:30:06No.1342302016+
ただ暴れてるだけなのだ
3725/08/12(火)00:31:26No.1342302429+
6はこえーよ!
3825/08/12(火)00:32:15No.1342302686そうだねx1
頑張ってる(頑張ってる)
3925/08/12(火)00:33:19No.1342303033+
「」は言う。
マギウスの翼には、恐らく魔法少女解放のXデーとでもいうべきものがあり、それは今日なのだろうと。
魔法少女の解放という目的を果たす為ならば、マギウスは平然と自分達の下に集った者達さえ手駒として利用する。
そんなマギウスのやり方に着いていけなかった一部の羽根達が、命令に背いて離反した結果、この混迷とした状況が生まれたのだ。
「やちよさん"達"も頑張ってる……って事は!」
「察しが良いですね〜、花丸あげちゃいます。みかづき荘は仲直り!由比鶴乃さんもウワサから無事に解放されましたよ〜」
4025/08/12(火)00:34:14No.1342303326+
>由比鶴乃さんもウワサから無事に解放されましたよ〜
この辺りは本当に偉いけどウワサ突っ込んだネムチャンはあとでケツを出してもらうからね…
4125/08/12(火)00:34:19No.1342303356+
割と危なかったがそれ故に解決できたからな…
4225/08/12(火)00:37:00No.1342304216+
「鶴乃ちゃんが、ウワサから解放されたって……」
「由比鶴乃さんはマギウスのウワサと融合させられて、酷使させられてました……可哀想に!」
自分と共に連れ去られた鶴乃は、マギウスの実験体としてウワサと融合させられていた。
その真実をようやく知ったいろはは、居ても立ってもいられなくなる。
そして、
①「……ありがとうございました、「」さん!私、行かなくちゃ!」
②「皆と合流して、私は無事だって伝えないと!」
③「それに……灯花ちゃん達を止めなきゃ……!」
④「………………………………《》さんにもありがとうって伝えてください!」
dice1d4=2 (2)
4325/08/12(火)00:37:55No.1342304498+
今日はダイスが大人しい
4425/08/12(火)00:40:33No.1342305268+
知っている誰かが消息不明となり、どうなったのかも分からないまま探し続ける事の辛さは、いろはが誰よりも知っている。
だからこそいろはは、自分の無事を一刻も早く伝えなければならないと遮二無二走り出した。
「……やっぱり、あの人達は頑張り屋さんですね〜。努力できる事はとっても偉い事ですから、きっと大丈夫でしょう〜」
いろはの背を見送った「」は、今度は暴走する黒羽根達と交戦している羽根の一団に近寄ると、自らの魔法によってそっと彼女達の力を一時的に引き上げた。
「手を貸しますよ、お仲間ですからね〜」
4525/08/12(火)00:40:41No.1342305315+
このままあっさり合流させてもらえるだろうか?
させてくれるならそれはそれで嬉しいが
4625/08/12(火)00:41:56No.1342305673+
少し時間は遡り、いろはとやちよが口寄せ神社について調べ始める前後。
4725/08/12(火)00:42:57No.1342306005+
何がしたいかわからんと言うよりこれで原作の展開にほぼ戻るからここから何をどう変化させるんだろうか
4825/08/12(火)00:44:00No.1342306315+
ようやく判明するか…
4925/08/12(火)00:44:01No.1342306321+
《》は自らの願望を成就させる為、ある魔法少女と接触を図っていた。
それは、
①八雲みたま
②和泉十七夜
③広報部の白羽根
④最強の白羽根
dice1d4=2 (2)
5025/08/12(火)00:44:18No.1342306412+
なぎたん!
5125/08/12(火)00:46:10No.1342306928+
うむ、喋れないとは不便だが…
5225/08/12(火)00:47:07No.1342307224そうだねx1
東のメイドカフェ。
中々に繁盛しているらしいそこでは、一人のメイドがバイトとして働いている。
『なぎたんって子、ご指名お願いしていいっすか?チップは弾むからさぁ。シャンパンとか入れちゃうよ?』
和泉十七夜にとって、《》の第一印象は極めて面倒な客であった。
5325/08/12(火)00:48:30No.1342307683+
未成年がシャンパンを入れるな
5425/08/12(火)00:50:01No.1342308161+
そうですグビ
5525/08/12(火)00:51:26 ID:ByV58coYNo.1342308603+
スレッドを立てた人によって削除されました
​頑​張​っ​て​る​(​頑​張​っ​て​る​)​
5625/08/12(火)00:51:48No.1342308724+
『もっとさ、愛を頂戴よ愛を。吾輩愛に飢えてるの』
「980円分は既に注入してある、早く食べないと味が落ちるぞ」
『じゃあ2万円……いや、3万円出すからもっと愛をたっぷり頂戴よ』
「そういうのは受け取らん主義だ」
見た目については相当気を使っているのか、自分よりも背が低いというのに嫌に大人びてみえるその少女は、何故だかスマホの音声読み上げ機能を使って会話をする。
その上、過剰な奉仕を求めてくるもので、あからさまな面倒臭さに思わず眉間に皺が寄るが、それでも普段通りの接客を心がけていた。
すると、《》は不意に音量を下げて、十七夜の耳元にスマホを持ってきた。
『貧乏人で、苦労してんでしょ?東はさ。受け取っときなよ』
突然の爆弾投下だった。
5725/08/12(火)00:53:37No.1342309260+
呆れたな…
5825/08/12(火)00:54:56No.1342309602+
話を聞いてもらうにはまず向こうをテーブルにつかせなければならない
テーブルにつかせるには?怒らせるのがいい
5925/08/12(火)00:55:45No.1342309797そうだねx1
誰に対しても煽りから入るのか‥
6025/08/12(火)00:57:03No.1342310117+
「帰れ、他の客にも迷惑だ」
『釣れないこと言うなよ、なぎたん。吾輩なぎたんの為に遠路はるばる来たんだからさ』
一体この女は何をしに来たというのか、まるで分からない。
態度の横柄さもさる事ながら、東を見下す態度も、貧乏人だと嘲る態度も、何もかもが気に食わない。
ハッキリ言って、不愉快そのものである。
『分かるよ〜、吾輩には分かる。なぎたんは苦労してきたんでしょう?差別で』
またしても小声……正確には音量を下げたスマホから発せられる機械音声で、《》は煽るように言葉を放つ。
十七夜は、
①「自分を怒らせて何がしたい?」
②「その不愉快をこれ以上振り撒くつもりなら出禁だ」
③「……貴様は何をしに来た?何が目的だ?」
④「……待て、何故自分を貧乏だと決めつけた?」
dice1d4=2 (2)
6125/08/12(火)00:57:05 ID:ByV58coYNo.1342310140+
スレッドを立てた人によって削除されました
​《​》​が​白​羽​根​と​し​て​い​た​時​代​で​さ​え​、​最​後​ま​で​隠​し​通​し​て​い​た​豪​華​な​部​屋​は​!​
6225/08/12(火)00:57:37No.1342310272+
◆《》の目的は…!?
6325/08/12(火)00:57:52No.1342310348+
むふぅーん…コレでは人に品性を求めるなど絶望的だね
6425/08/12(火)00:59:43No.1342310767そうだねx1
バイトの権限で出来ることかどうかは定かではないが、この手合いの者は放置したとて付け上がるのが関の山。
となれば、さっさと出禁にしてしまうに限る。
今すぐにでも店長に話をつけようと、その場から動こうとしたその時。
①『和泉十七夜、ちょっと話をしようじゃないか』
②『東のリーダー、立派だね。どうも』
③『マギウスについてどう思う?』
④『差別の苦しさが分かるのは本当だよ。吾輩、聾唖だから』
dice1d4=4 (4)
6525/08/12(火)01:00:30No.1342311002+
いきなりぶっこんできたなぁ!
6625/08/12(火)01:01:21No.1342311207+
①「…………いきなり何を言ってるんだ貴様は」
②「……嘘を吐いているようには見えんな」
③「冗談も程々にしろ、ならば何故自分と会話が成立する?」
④(意図が全く読めんぞ……なんなんだ……?)と思わず引き込まれた
dice1d4=1 (1)
6725/08/12(火)01:01:57No.1342311363+
言ってないよぉ
吾輩喋れないもん
6825/08/12(火)01:02:13No.1342311420+
そりゃ困惑するわ
6925/08/12(火)01:03:21No.1342311690+
不可解な会話コントロール
7025/08/12(火)01:03:31No.1342311743+
またしても突然投下された爆弾に、思わず十七夜の足が止まる。
ここまで散々人をバカにするような言動を繰り返し、平然と会話のドッジボールを繰り広げておいて、今更自分は聾唖だなどと、人を馬鹿にしているにも程がある。
『嘘だと思うならこれ、どーぞ。お近付きの印に上げるよ』
《》がそう言って差し出してきたのは、一冊のファッション雑誌だった。
被写体として着飾っているモデル達の中には《》の姿があり、そしてその経歴欄には確かに、先天性の聾唖者であるという記載があった。
7125/08/12(火)01:03:46 ID:ByV58coYNo.1342311807+
スレッドを立てた人によって削除されました
「…えっ…えぇぇぇ…!!」
「…やっぱり、あの人達は頑張り屋さんですね〜。努力できる事は!
7225/08/12(火)01:05:50No.1342312345そうだねx1
ぶっ込み連打を食らっている十七夜は、
①「……さっきの自分の言葉については詫びよう。だがそれとこれとは別だ」
②「疑った事については謝るが、君の言葉にも謝罪を求める」
③「何なんだ……本当に……?」と全力で翻弄されていた
④「だからどうした?貴様とて一人の人間だろう、人として間違った行いは仮にハンデがあったとて正当化されるものではない」
dice1d4=4 (4)
7325/08/12(火)01:06:16No.1342312473+
流石なぎたん
7425/08/12(火)01:08:11No.1342312997+
>④「だからどうした?貴様とて一人の人間だろう、人として間違った行いは仮にハンデがあったとて正当化されるものではない」
>dice1d4=4 (4)
案外これこそが≪≫が本当に言われたかったことだったりするのか…?
7525/08/12(火)01:08:22No.1342313034そうだねx2
十七夜は端的に言えば、怒っていた。
《》の態度に含まれているのが、東への嘲笑や侮蔑だからというだけではない。
《》自身が、自分の都合の良いようにハンディキャップを利用して道徳的優位性を騙り、黒いものを白いものにしようとしたからである。
それはまるで、西が西であるという理由だけで東を差別し、その事を正当化しているのと同じように思えた事もあった。
そんな十七夜の言葉を聞いた《》は、
①歓喜した
②満面の笑みを浮かべた
③大いに喜んだ
④『思ってた以上だ最高だよなぎたん』
dice1d4=4 (4)
7625/08/12(火)01:08:53No.1342313167+
パーフェクトだ…
7725/08/12(火)01:10:20No.1342313526+
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7825/08/12(火)01:10:32No.1342313579+
お前に気に入られるのはそれはそれでなんか嫌なんだよ!
7925/08/12(火)01:11:51No.1342313972そうだねx2
勢い良く席から立った《》は、十七夜の手を強く握り締める。
「……この手のサービスは別料金だ」
再三に渡って繰り広げられる謎の言動に、さしもの十七夜も虚を突かれ、素っ頓狂な言葉が口をついた。
そんな事はお構いなしに、《》は続けて告げる。
①『平等とは何だと思う?自由とはなんだと思う?吾輩はその本物を探している』
②『魔法少女が語る平等の驕り高ぶり醜さ虚しさ、全部纏めてゴミにしてやろうと思ってるんだ。なぎたんもどう?』
③『魔法少女と一般人、どっちの方が劣等だと思う?』
④『本格的な話をしよう、吾輩はなぎたんの事が気に入った』
dice1d4=2 (2)
8025/08/12(火)01:13:04No.1342314283+
本当に潰したいものはそこか…
8125/08/12(火)01:13:36No.1342314404+
「…………は?」
『未来の神浜の為、未来の人類の為、なぎたんに手伝って欲しいんだよ』
今度は音量も下げず、いきなり狂気的な目的をぶちまけた《》を前に、やはり十七夜は圧倒されるばかりであった。
8225/08/12(火)01:13:39No.1342314423+
うむ…難しい事を言うな…


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