二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1744467936343.jpg-(26658 B)
26658 B25/04/12(土)23:25:36No.1301690860そうだねx2 00:41頃消えます
ある日の昼下がり。トレセン学園屈指の危険地帯、霊障と劇薬のホットスポットこと、マンハッタンカフェとアグネスタキオンが占拠しているとある空き部屋にて。
コーヒーカップ片手に読書をしてくつろぐカフェ。ふと、目の前に座るタキオンの様子がおかしいことに気付いた。いつも通り研究の成果を記録しようとタブレットを操作している。が、合間合間にこちらに視線を飛ばしている。操作、チラ、操作、チラチラ。
鬱陶しいことこの上ない。関わるのは面倒だが、これを放置すればこちらが反応するまで延々とチラチラし続けるだろう。仕方無い、と本に栞を差し込んで閉じる。意を決して、カフェは応じてやることにした。
「…どうかしましたか?」
「んーー?いやぁ、別にぃ?どうってことはないんだがねぇ?」
話しかけるだけではダメだったか。不本意ながらの長年の付き合いで分かる。これは何か意図があって、それをこっちが察するまで話が先に進まない時の態度だ。
じっ、とタキオンを眺めてみる。なるほど、意図は察した。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/04/12(土)23:26:16No.1301691108+
「耳飾り…替えたんですね…」
「おやぁ、分かってしまったかい?別に見せびらかすつもりはなかったんだがねぇ」
「私の望む所ではありませんが…こうして毎日顔を合わせていますので。変化に気付かない程、私はスマートファルコンさんのトレーナーさんではありませんよ…」
「ふむ、後でファル子君達に謝っておきたまえよ。それはそうと、この耳飾りについての話を聞きたいんじゃないかい?」
「いえ、別に…」
「そうかいそうかい、では話すとしようか。これはねぇ、この前モルモット君とお出かけした時に彼から買って貰ったんだよ。所謂“オシャレ”なんてものには興味は無いんだが、タダで貰えるというのなら話は別さ」
「興味無い、と言う割には嬉しそうに着けているじゃないですか…」
「せっかくモルモット君が買ってくれたものだからねぇ。仕方なくさ、仕方なく。彼の顔を立てる為にも着けてあげているのさ!」
しかしその飾りを着けている耳は嬉しそうにピコピコと忙しなく揺れていた。カフェはちょっと意地悪をしてみたくなった。
225/04/12(土)23:26:46No.1301691268+
「まあ所詮はタキオンさんですし…何着けても普段とあんまり変わりませんよ」
「そんなはずないだろう!?モルモット君の耳飾りを着けているんだぞ!!モルモット君はいつもより可愛いと言ってくれたんだ!!」
「ごめんなさい」
想像以上の剣幕で怒られて、思わず素直に謝ってしまった。
「まったく…乙女心を何だと思っているんだい」
「貴方にだけは…言われたくないです…」
「君はこういうのを自分のトレーナーから貰ったことないから、羨ましくてそんなことを言うのかい?」
「は?」
謝罪の気持ちも吹き飛んで、カフェは臨戦態勢に入った。先程読んでいた本から栞を取り出す。
「これを…」
「栞?贈り物の価値を格付けする訳じゃないが、耳飾りに比べて些かチープな…」
「そうじゃありません。これを見てください」
カフェが示す箇所にはプリクラが貼ってあった。写っているのは勿論カフェとそのトレーナー。顔を寄せ合う距離感で二人の手でハートを作る。所謂バカップルのそれであった。
「……前々から思っていたが君は見かけや性格に寄らずアグレッシブなところがあるねぇ」
呆れながら言われたものの、カフェはふふんと得意顔。
325/04/12(土)23:27:17No.1301691468+
「この前遊園地に行った時、記念に撮って来ました。楽しい時間や楽しいことを共有するのも私にとっては贈り物…貰うだけの貴方には分からないでしょうけど…」
「は?」
今度はタキオンが臨戦態勢に入った。鞄から数本の試験管を取り出す。
「まさか…普段の実験で薬を贈ってるなんて言うつもりですか…?」
「違う。よく見たまえ」
試験管を軽く振ってみると、サラサラと粒状のものが揺れた。
「これは…茶葉…?」
「そうとも。何種類かを携帯しているんだよ。モルモット君といつでもティータイムを楽しめるようにね」
「タキオンさんが淹れるんですか…?」
「料理やお茶菓子作りは彼には敵わないが、紅茶だけは私の方が上手に淹れられる。どうせ飲むのなら美味しい方が飲みたい、そうだろう?」
私の紅茶を飲んでほしいしね、と小さく呟いたのをカフェは聞き逃さなかった。
「タキオンさんのくせに…殊勝な心掛けですね…」
「君は一言余計だねぇ…」
「タキオンさんにだけです…」
425/04/12(土)23:27:39No.1301691602+
「いいや!そうやって私相手だけと思っていても、そういう性格の悪い所は無意識に出るものだよ」
「性格が…悪い…?私が…?」
「そうとも。きっと気付かない内に君のトレーナーにも傷付けるようなことを言って、それで愛想を尽かされて契約解除なんてことも…」
「上等です」
タキオンが言い終わるより先にカフェは立ち上がり、予め用意しておいたコーヒーのお代わりをカップに注いだ。元の椅子に戻ってきて、勢い良くドカッと座り直す。
「ゴングを鳴らしたのはそちらです…教えてあげますよ…私とトレーナーさんの尽きることない愛を…」
「へぇ、面白い。ならば私も迎え撃ってあげよう。私は彼から愛を与えられているばかりじゃない。相思相愛、君のその勘違いを正してあげようじゃないか」
斯くして、マンハッタンカフェVSアグネスタキオン、仁義なき惚気合戦の火蓋が切って落とされた。
525/04/12(土)23:28:11No.1301691788+
一時間後。
「タキオンさんのくせに…随分と仲睦まじいようで…」
「くせにとはなんだい。君だって随分と色ボケてるみたいじゃないか」
一進一退の攻防が続いていた。カフェが動物園で手を繋いだと言えば、タキオンは水族館で腕を組んだと言い、タキオンがトレーナーと旅行に行ったと言えば、カフェはトレーナーの部屋に泊めてもらったと言う。正直どうすれば勝ったことになるのかは全く分からないが、それでもお互い、退くに退けなくなっていた。
((私達の方が、より強く愛し合ってるはず…!))
もはや何故こんな争いを始めたのかさえ忘れて、ただただ自身の愛を証明しようと躍起になっていた。
「…?どうかしたの?」
話に夢中になっていたカフェ。いつの間にか彼女の“お友達”が隣に立っていることに気付かなかった。
お友達は大きく拳を振り上げると…
ゴチン!
「痛っ…!?」
「えっ…?何事だいカフェ…!?」
そしてもう一度拳を振り上げると…
ゴチン!
「痛ぁ!?な、な、何だい急に!?」
625/04/12(土)23:29:31No.1301692227+
「お友達が…私達を叩きました…」
恨みがましく、お友達を睨み付けるカフェ。しかし気付く。お友達が怒気を纏っていることに。否、これは怒ってると言うよりは、親が子を諭す時のような…
「……………あ」
カフェはようやく、自分の大切にしている愛を勝ち負けの道具にしていることに気が付いた。
「…誰に言っても信じてもらえなかった、気味が悪いとさえ思われていたお友達のことを、彼は信じてくれた。その時から私は彼のことが好きになって、大事になって、この気持ちで誰にも負けたくなくて…」
「…私も似たようなものさ。私の実験に理解を示すどころか、私以上の狂気で私の実験に付き合ってくれて…気付いたら助手やモルモットとしてではない、別の、特別な感情が芽生えていた。この特別で、誰かに負けたくなくてね」
「…ダメですね私達。こんな大事な気持ちなのに、勝ち負けに拘って…」
725/04/12(土)23:29:53No.1301692336+
「私としたことが、熱くなり過ぎていたよ。悪かったね、カフェ」
「私の方こそ…ごめんなさい…………ふふっ」
「どうしたんだい?」
「いえ、タキオンさんから謝るのは珍しいなと思って…」
「だから、君は一言余計だよ、まったく……ふふっ」
笑い合う2人を見て、お友達は満足気に頷いた。そこへ…
「おーい、タキオン!カフェ!いるかー?」
騒がしく入ってきたのはジャングルポケット。彼女もまた、二人と並ぶ世代を代表するウマ娘である。
825/04/12(土)23:30:06No.1301692396そうだねx1
「見てくれよこれー!昨日相棒とカップル限定パフェ食べてきたんだけどよー!」
そう言いながら彼女が差し出してきた写真には空になった巨大パフェの器とその後ろで肩を寄せ合うポッケとそのトレーナーが写っていた。
「へへーん、どうだ?相棒との相思相愛っぷりは!」
「…仲が…よろしいようで…」
「それは構わないが何故これを私達に見せに来たんだい?」
「んー?いや、な?自慢だよ自慢」
ニヤリ、と挑発するようにポッケは笑うと一言。
「お前らこんなこと出来ねぇだろ?」
「「は?」」
二人は立ち上がり、カフェは新しい茶菓子の箱を開け、タキオンはポッケ分の紅茶を淹れて戻ってきた。勢いよく、元の席にドカッと座り直す。
「さて…何処から話しましょうか…」
「二度とそんな口利けないようにしてあげるよぉ」
火花を散らす三人を見て、「こいつらが愛を理解するにはまだ早かったか…」と肩を落とすお友達だったとさ。
925/04/12(土)23:30:44No.1301692635そうだねx2
こんな感じにアホな勝負するカフェ達が見たい
1025/04/12(土)23:33:14No.1301693611そうだねx14
\ゴチン!/\ゴチン!/\ゴチン!/
1125/04/12(土)23:35:29No.1301694417そうだねx1
霊が止めないと止まれない事を恥じてほしい
1225/04/12(土)23:36:05No.1301694658+
全員色ボケでだめだった
1325/04/12(土)23:38:55No.1301695805そうだねx1
流れでディスられてるファルトレかわいそう
1425/04/12(土)23:42:09No.1301697120そうだねx1
最終的にダンツが全部もってく流れになりそう
1525/04/12(土)23:42:46No.1301697351そうだねx1
こういうことがあったんだよデジタルくぅん!
ユキノさん…こういうことがあったんです…
あいつらにこう言われたけどどう思うよトップロードさん!
1625/04/12(土)23:51:17No.1301701064そうだねx1
お友達の手間を増やすんじゃないよ
1725/04/12(土)23:55:03No.1301702772そうだねx1
仲良くたんこぶ作って90年代みたいな煙上げて…
1825/04/12(土)23:56:27No.1301703355そうだねx1
👻トニービンの野郎呼んでやろうか
1925/04/12(土)23:57:19No.1301703737そうだねx1
お友達がカフェトレのとこに行っちゃうぞ
2025/04/12(土)23:58:50No.1301704326そうだねx1
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オワリの人とここまで文章力の差が出ると辛いな
とりあえず相手は奇をてらわないでトレーナーにしたほうが無難…
2125/04/12(土)23:59:29No.1301704586+
スレッドを立てた人によって削除されました
>こんな感じにアホな勝負するカフェ達が見たい
オワリの人騙ったらレスしてもらえると思ってる浅ましさ
2225/04/13(日)00:00:01No.1301704786+
スレッドを立てた人によって削除されました
>メ欄に終わりやオワリ入れてるだけで書き手が固定されてるとでも思ってらっしゃる?
でもそうすればあの人気怪文書作家と誤認してもらえると思ったからやったんだろ?普通は終わりでいいし
浅ましいよ
2325/04/13(日)00:05:43No.1301707425+
あたしこういうの好き!
2425/04/13(日)00:07:35No.1301708294+
上には上がいるよ3人とも
2525/04/13(日)00:08:55No.1301708811+
やはり世代の三冠分け合った同期とは確かな絆があるんだよアヤベさん!さぁボクらもトークしようじゃないか!
2625/04/13(日)00:13:37No.1301710603+
>やはり世代の三冠分け合った同期とは確かな絆があるんだよアヤベさん!さぁボクらもトークしようじゃないか!
私はこの前トレーナーさんとデートしたけど貴方は?
2725/04/13(日)00:15:27No.1301711282+
>お友達がカフェトレのとこに行っちゃうぞ
👻早くなんとかしろやくめ
2825/04/13(日)00:16:12No.1301711554+
>>やはり世代の三冠分け合った同期とは確かな絆があるんだよアヤベさん!さぁボクらもトークしようじゃないか!
>私はこの前トレーナーさんとデートしたけど貴方は?
ハーッハッハッ!僕中等部ゥ!
2925/04/13(日)00:21:40No.1301713711+
>>お友達がカフェトレのとこに行っちゃうぞ
>👻早くなんとかしろやくめ
プリクラ一緒に撮ったりするからボケさせてる一因カフェトレじゃ…
3025/04/13(日)00:28:17No.1301716156+
>>やはり世代の三冠分け合った同期とは確かな絆があるんだよアヤベさん!さぁボクらもトークしようじゃないか!
>私はこの前トレーナーさんの部屋で一晩過ごしたけど貴方は?
3125/04/13(日)00:31:04No.1301717206+
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「アルダンのことなのだけど……♡ なぜあの子が貴方を避け始めたか、分かるかしら?」
精通は、ヒトオスに産まれた中で味わえる、三番目に強い快楽だと言いました。
では、二番目と一番目は何か。
「それは、あの子にとって貴方が雄にしか見えなくなったから……♡ 好きな人、などでは到底足りないわ」
二番目に強い快楽は、極上のウマ牝を手折り、自分の番にすること。
自分で育てたヒトオスに、徹底的に敗北してやや子を仕込まれたい、という性癖を抱えたラモーヌさんは囁きます。
「あのヒトオスに媚びろ、あのヒトオスの子種を乞え、浅ましく尻を振って誘惑しろ……♡ そんなウマ娘の本能が嫌になって貴方から距離を置いているのよ、あの子は」
「──手折ってあげなさい♡ 何を言おうとも、どれだけ抵抗しようとも……♡ 組み伏せて、逸物を捩じ込んで……♡ 私が教えたように、私を鳴かせるように、アルダンが素直に貴方に種乞いできるようになるまで、犯して犯して犯して……そして……♡♡」
「孕ませてあげなさい♡♡」
そして一番目は、そんな番を、自分の子種で孕ませる瞬間なのです。
3225/04/13(日)00:31:23No.1301717345+
ハッハッハ!!ドトウ!なんか言ってくれ給え!
3325/04/13(日)00:31:56No.1301717553+
スレッドを立てた人によって削除されました
シャカールのコピペはどこやったの?
3425/04/13(日)00:32:58No.1301717948+
男子校の生徒みたいなノリで私はこのくらい進んだけど?ってマウントプロレスする同期の日常結構好き
3525/04/13(日)00:33:05No.1301717996+
スレッドを立てた人によって削除されました
>やっぱり同室と同期は気ぶり要員であるべきなのがよくわかる名作
3625/04/13(日)00:34:41No.1301718647+
微笑ましい学生時代のエピソード


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