初めてシュウジとクラバした時言ってたあの一言。
「もっと自由になって、海を泳ぐ魚みたいに」
　海もお魚も見たことなかったからピンと来なかった。おさかなって言われても正直お母さんが調理してくれた焼き魚かお店で売ってる切り身しか見たことがなかった。
泳いでいる魚はスクリーンの中でしか見たことがない。漁業コロニーの巨大な生け簀で洋食のお魚が泳いでいる…らしいが見たことがない。
　とにかく泳いでいる魚はスクリーン越しにしか見たことない、見たことがなかった。
　でも、今なら理解（わか）る。シュウジの感覚を噛み締めている。といってもシュウジもおさかな見たことなかったらしい。

　浅瀬から更に沖へ向かう。深い。どんどん海が深くなる。足がつかなる深さまで泳ぐと
　ようやく大地からカラダが開放される。少しづつ沈んでいく感覚に息が続く限り身を任せる。

おひさまの方に目を凝らすと、海の水で光が乱反射している。とても美しい、そうだ…これは。

「キラキラ」

シュウジの落書きでも見た、クラバでも見たあの光景、キラキラが目の前に輝いている。
ずっと見ていたい、キラキラ…このキラキラを求めて私とシュウジは何かに突き動かされるようにクラバへそして戦場へ駆り出された。いろんな代償も払った。悲しいこともたくさんあった――でも、こうしてキラキラが見えている。
…だめだ！苦しい！
キラキラの中と海に違いは息ができないこと、魂ではなく、肉体で泳いでいる証拠だ
海面へと泳いでいく。光が段々強くなっていく
「っぷはー！！！」
　水面から顔を出し、新鮮な空気を胸いっぱい吸いこむ。そう、人類はどんなに偉くなっても、宇宙に偽りの地面を作り生きようとしても。この『空気』なしには生きていけないんだ。

―――お母さんが言っていた。コロニーには『空気税』が存在していて、税金を払わないで空気を吸う不法移民に困っていると

―――スペースノイドが言うには地球の空気は汚染されて澱んでいる、らしい。

そんなことはない、壁に隔たれることのない自然の青空と真南を指す太陽が照らすこの星の空気はコロニーの物とは比べ物にならない。
地球ってすごいんだな…言葉選びに困ってしまうが、すごいやって言葉しかでてこない。
気がつくと随分と遠くへ来てしまった。沖までいったらそのまま流されてしまう。
ゆっくり、溺れないように。落ち着いて島の方へ泳ぐ。

　泳ぎはシュウジに教わった。わたしは平泳ぎが好き。なんだかカエルみたいでマヌケだけどそういう所がすきなのだ。
　島の海岸に目をやると白い何か光を反射して眩しい、シュウジのパラソルだ！
「シュウジー！」
　泳ぎながら彼の名を呼ぶ、これがなかなか大変だ。体を浮かせながら声を張るってのはそして、想いをシュウジに送るというのは…
『マチュ、見えてるよ』
キラキラが目の前に広がる。シュウジが顕れて、私の手を取って導いてくれる。
『溺れないように、ゆっくり。急がないで。潮が岸へと導いてくれるよ。そう、ゆっくり。流れに身を任せるマナティのように』
　シュウジ！マナティなんて見たことないでしょ！
　野生のマナティは地球からは絶滅しました！地球の飼育下かコロニーで種の保存として生かされてる個体しかいません！
　きっとポメラニアンズのアジトのTVで見た動物番組でしか見たことないでしょ！
　けど彼の言う通りマナティようにゆったりと泳いだら砂浜まで流れ着いていた。
　マナティさんすごい！

　砂浜は太陽光で灼け、まるで焼き肉の鉄板の上を歩いているみたいだ。
最初はあつくてサンダルなしじゃ歩けなかったけど。跖が馴れて熱さを感じなくなった。
　毎日泳いでいるから筋力もついただろう。
　そして、シュウジが手を振っている。彼はパラソルの下で布張りのビーチチェアの上で横になっている。

　本当は、シュウジと一緒に泳ぎたかった。地球の海を自由に、どこまでも
でもそれは許されなかった。ここまでくる間にいろんな事がありすぎた
シュウジはパラソルの影からわたしを見ることしかできない。
　きっとシュウジは長くはない。そして私も。
　シュウジとわたし。短いけどキラキラした生き方をキラキラをできるかぎり味わいながら。生きていく。
「マチュ、おかえり」「ただいま」
シュウジの掌を握る。少し冷たいけど。力強い潮の感覚が伝わってくる。
「マチュ、焼けたね」
「そんなに！？」
思えばそうだ。シケの日と雨の日以外は海で泳いでいるから、赤道直下のこの島では。肌を白く保つ方が難しい

「ごはんにしよっか。わたしもお腹空いた」
二の腕に目をやると小麦色のハリのある肌が海水を弾いていた。
シュウジに手を添えて勝手に住んでいる小屋へ足を運ぶ

　地球に来た私、焼けた肌。それはきっと綺麗でそして純粋で地球を感じているに違いない
意識していなかったなぁ…あとで姿見でじっくり見てみよう
「シュウジ今日は何食べたい？」
「お肉が食べたいけどツナしかないからなぁ」
「お肉いいねぇ…でもまぁツナのステーキで勘弁して」
「わかったよ、地球のお魚はおいしいねマチュ」
「そうだね…ねぇシュウジ地球に来て本当によかった？」
「うん、マチュとこうして大地を感じながら過ごせる。地球にきて本当によかったよ」
シュウジはそっと、私を抱きしめる。

「シュウジ、好き」
「マチュ…だいすきだよ」

あけっぱなしの窓は風を吸い込み。カーテンが優しく揺れている。
窓枠いっぱいにおひさまの光が注ぎ込まれる。
西に傾むくにはまだ早い自然の太陽光がサンサンと私達を照らしている。
地球に来れて、ほんとうに倖せ。

閃光弾たすかる

また勝手に最終回迎えてる…

あの…ニャアンは？

刻を見たやつ多すぎ

キラキラ怪文書きたな

なんで本編始まってもいないのに最終回迎えているんですか

ついででアクシズショック起こすな

>あの…ニャアンは？
アクシズ押し返すゼクノヴァ見ながら「マチュとシュウジの命が吸われていってしまう…！」と泣いたに違いない

なぜ初回放送すらまだなのに謎の文筆力が発揮された怪エピローグが……？

この閃光弾怪文書いつもアクシズの落下阻止してるな

>あの…ニャアンは？
…

この孤島には多分ちょっとくたびれたガンダムが佇んでいるよね

>あの…ニャアンは？
>いろんな代償も払った。悲しいこともたくさんあった――

ﾋﾟｭﾋﾟｭﾋﾟｭｰﾝ　ﾋﾞｭﾋﾞｭﾋﾞｭｰﾝ
「シュウジ・イトウの島」

キラキラしてる二人いいよね
ニャアン殺さないで…

二人だけで残り短い余生を過ごす孤島
そこに無粋な連邦軍の偵察機が墜落してぇ

シュウジがもう残りわずかな寿命なのなんとなくわかる

よかった…今日は死…キラキラの向こう側へ行ってなかった
ハッピーエンドだ

あの…食料とかどうなさってるので？

マチュが毎日漁に出てるよ
カジキマグロしか取れないから毎日マグロのステーキだよ

ハッピーエンドなんだけど
>本当は、シュウジと一緒に泳ぎたかった。地球の海を自由に、どこまでも
>でもそれは許されなかった。ここまでくる間にいろんな事がありすぎた
>シュウジはパラソルの影からわたしを見ることしかできない。
もうちょっとこう…手心というか

無粋な連邦軍の少年兵に発見されて
無粋なジオン兵が島に現れて
朽ちたジークアクス渾身の正拳突きでジオンのザクぶっとばしてほしい

もうこれ本編でいいよ

食料とかインフラはきっと緑のおじさんが便宜してくれてるよ
そのかわりΩサイコミュ計画とジークアクスの外部流出を口封じされている

いいですよねΩサイコミュの後遺症が残る二人
いいですよねΩサイコミュのせいでもう寿命も僅かな二人

「シュウジ…シュウジ…」
Ωサイコミュのオーバーロードでもう目も見えないし片手しか動かすことのできないマチュに
「だいじょうぶ、側にいるよ」
ってぎゅっと掌を握って答えるシュウジ
「嬉しい…シュウジと一緒」
「そうだよ一緒だ」
って二人だけのキラキラ世界を
ただ見守ることしかできないニャアンいいよね
そんなマシュにも出動命令を出すのが強襲揚陸艦ソドンであった

いつの間にかオメガサイコミュが非人道的な危険物になっとる…

あんなん絶対非人道的な兵器に決まってるだろ
きっと機体のダメージがパイロットにシンクロするに違いない！
ジークアクス虐待！マチュ虐が始まってしまう！

あの制作会社だとニャーンがやられた！って通信中に死んでそうだし…

閃光弾でもうマチュ虐してるだろ！
これから本放送でどんなマチュ虐が待ってるか楽しみだな！

>あの制作会社だとニャーンがやられた！って通信中に死んでそうだし…
カラー！カラーです！
ガイナックスではなく！

ニャアンが死んだ！

閃光弾の中に刻を見すぎじゃない「」ァリア・ブル中佐

本放送前だからこそ刻を見させて

光っていく

https://www.youtube.com/watch?v=Cc3h0I243p8
窓から見える海と青空
「コロニーの彼女」が流れて
機動戦士ガンダムジークアクス　完！

シュウマチュキラキラエンドシリーズまだ書きたいです
孤島シリーズも続くかも？

>ついででアクシズショック起こすな
いやまあついででいいだろあんなもん

まぁ制作会社的にアクシズショックはやっておかないとな

本放送前にこんなに幻覚見てて大丈夫か

ついでで救われる地球
何もしてないのに壊れるカミーユ