現代と違って王朝なんだから王がポンコツなら国簡単に滅ぶだろ
だから孔子なり韓非子なりの諸子百家は君子の在り方について論じてたわけで

もうちょっと粘れそうなもんではあるけど…

>現代と違って王朝なんだから王がポンコツなら国簡単に滅ぶだろ
ほんとにそうなら趙とか孝成王の時滅んでるでしょ

>>現代と違って王朝なんだから王がポンコツなら国簡単に滅ぶだろ
>ほんとにそうなら趙とか孝成王の時滅んでるでしょ
当時はまだ他国が牽制してるからちょっと状況が違うかな

秦によって統一王朝という概念が出来上がった訳だから当時としては当たり前に存在してた複数の国を無理矢理まとめられたようなもんだし

扶蘇でも反乱祭り起きていたとしか思えんから胡亥が暗君かはそこまで問題じゃないだろう
はっきり言って始皇帝の責任

法があのままだったらどっちにしろダメだろうな

むしろ支配というか軍事力の投射可能な距離は技術的な限界があるだろうに
よく一時的とはいえ当時こんなデカい国土統一できたなと思うけどな

>秦によって統一王朝という概念が出来上がった訳だから当時としては当たり前に存在してた複数の国を無理矢理まとめられたようなもんだし
秦による統一がなかったらヨーロッパみたいになってたんかもな

>当時はまだ他国が牽制してるからちょっと状況が違うかな
そうなると諸子百家の理論も統一王朝を前提としてないから王が重要性については議論が分かれそうだが
実際に秦は官僚的なものの整備をするべきだったのに王による統治を行って失敗したように見えるし

一番は項羽が強すぎたな

>>秦によって統一王朝という概念が出来上がった訳だから当時としては当たり前に存在してた複数の国を無理矢理まとめられたようなもんだし
>秦による統一がなかったらヨーロッパみたいになってたんかもな
欧州と違って中原の概念があるからどうだろな

最初の統一王朝なので統治ノウハウがなく
それで参考にしたのが始皇帝の愛用する法家だった
法のもとに厳しく労務を課せられた民は反乱した

反乱抑えたとしても北からやばいのが来るんだよな…

ヨーロッパもローマ帝国があったからそのあと細切れにならなかったところに違いがあるのか

支配地をゆっくり慰撫しながらこれからは秦の法を守っていくんだよーって浸透させてかなきゃいけないところを
はい今日からここ秦だから！秦の法守らないと殺すから！ってやっちゃうから…

>ヨーロッパもローマ帝国があったからそのあと細切れにならなかったところに違いがあるのか
その違いはおそらく皇帝と教皇で世俗と権威が分散したからだろうなあ

>支配地をゆっくり慰撫しながらこれからは秦の法を守っていくんだよーって浸透させてかなきゃいけないところを
>はい今日からここ秦だから！秦の法守らないと殺すから！ってやっちゃうから…
いいですよね
ころすぞ…って威圧しながらの巡幸

秦はかなりの軍事政権で法も常時戒厳令みたいな感じなので…
そりゃ他の国は嫌がる

やってることはものすごく革新的なんだけど
それをスムーズに受け入れられるかはまた別の話だからね…

始皇帝死んでから4年で滅んでるからな

やっと戦乱が終わったと思ったのに大規模な土木工事に駆り立てまくるのも良くなかったよ
調べると工期短くてびっくりするわ！

他集めても秦一国に勝てないくらい強かったのになんかあっさり負けるよね

あと5年長生きできてたらまた違ったかも知れない

中国のような一つの世界ともいうべき巨大地域が始皇帝以後はまず統一を目的に国が興るようになる
ヨーロッパのように離合集散はあってもとにかく統一される
これはすごい意識だ

始皇帝の愛読書である法家の韓非子を読むと
民は法に従うことで国家の庇護を得て安全と安心を得られるとされている
全然そうはならなかったけど

>やっと戦乱が終わったと思ったのに大規模な土木工事に駆り立てまくるのも良くなかったよ
>調べると工期短くてびっくりするわ！
納期に間に合わなかったら死罪！

>始皇帝の愛読書である法家の韓非子を読むと
>民は法に従うことで国家の庇護を得て安全と安心を得られるとされている
>全然そうはならなかったけど
その後の漢はいい塩梅に取り入れて実現してるな

通貨の統一でも他の諸国の商人が大損こいてしまったので恨まれてた
そういう積み重ねが大反乱を招く遠因になってしまった面もある

散々王侯で争って最後に勝つのが劉邦なんだから面白すぎるわ

>その後の漢はいい塩梅に取り入れて実現してるな
劉邦もめんどくさい秦の法は廃して3つだけに簡素化しまぁす！ってやったけど
やっぱ不便なのでいいとこどりしながら調整する方向に向かって行ったよね

>反乱抑えたとしても北からやばいのが来るんだよな…
そのための長城だぜ！

何事も最初にやる人は大変なんだなあという良い例

項羽が勝ってたらヨーロッパみたいに分裂が普通になってたかも

土木作業員連れて現場に来るの遅刻したら死刑（雨天決行）逃げても死刑
これで逃げない理由ないな

何回も分裂しては何回も統一してる事自体が不思議だ

>>反乱抑えたとしても北からやばいのが来るんだよな…
>そのための長城だぜ！
その建設のせいで内乱起きちゃうじゃないですかやだー！

>土木作業員連れて現場に来るの遅刻したら死刑（雨天決行）逃げても死刑
>これで逃げない理由ないな
陳勝「やるか」呉広「やろう」
そういうことになった

>いいですよね
>ころすぞ…って威圧しながらの巡幸
俺もああなりてえなあ！

>何回も分裂しては何回も統一してる事自体が不思議だ
南北を貫く運河ができて以降はわりと統一しやすくなった感ある

うろ覚えだけど確か漢王朝の宰相曹真曰く
法を厳格に適用すれば在野の梟雄を目覚めさせてしまうので法はゆるく適用しなければならないと書いてた

>>いいですよね
>>ころすぞ…って威圧しながらの巡幸
>俺もああなりてえなあ！
項伯「でっかい声出すのやめろ！」

胡亥ではなく扶蘇が継いでいたら少しはマシになっていたんだろうか

>何事も最初にやる人は大変なんだなあという良い例
始皇帝（ファーストエンペラー）だもんね…
度量衡やら通貨の統一やらもう本人も過労死そそうになってた

>いいですよね
>ころすぞ…って威圧しながらの巡幸
暗殺しようにも近づけない…ハンマー投げで狙撃しよう！

陳勝どん農民なのにいずくんぞとかむつかしい言葉つかえてすげえなあ…
なんでも生きてた楚王さまとその将軍らしいぞ
マジで！？で史上初の農民反乱が途中まで最高してるのすごい

>胡亥ではなく扶蘇が継いでいたら少しはマシになっていたんだろうか
守り役が勝手に納得してすぐ死んじゃう蒙恬だからな…

20年ちょっとで統一前は影も形も無かった章邯が秦のエースになってるのが

>陳勝どん農民なのにいずくんぞとかむつかしい言葉つかえてすげえなあ…
>なんでも生きてた楚王さまとその将軍らしいぞ
>マジで！？で史上初の農民反乱が途中まで最高してるのすごい
魚に陳勝を王にしよう！って書いた布を仕込んでみたり
そのへんの宣伝・プロデュースが上手いとこもいいよね

楚のあのヤンキーみたいな気質なんなの…

宦官風情が程度に馬鹿にしてたからかあの李斯があっさり謀殺されてて
お前李斯なのにそんなあっさり！？ってびっくりする

漢王朝は儒教を統治の指針として成功したけど
その儒教は孔子の発案ではなく古来からの中華文化をまとめただけだというのが興味深い
中国に元からあった物が統治においても一番しっくりくるという考えてみれば当たり前の話

>楚のあのヤンキーみたいな気質なんなの…
大楚（タアチュウ）ーっ！！！

趙高が悪いよ趙高が

>趙高が悪いよ趙高が
馬じゃのォーっ！

>宦官風情が程度に馬鹿にしてたからかあの李斯があっさり謀殺されてて
>お前李斯なのにそんなあっさり！？ってびっくりする
独裁者を支配するヤツは強すぎた…

トップが3代ぐらいうまく交代できると
ちょっとやそっとでは滅びなくなるイメージはある

クソみたいな労役とクソみたいな酷法押し付けてクソみたいな二世皇帝とクソみたいな宦官がやりたい放題したクソ国家だから滅びたんじゃねえのか

>20年ちょっとで統一前は影も形も無かった章邯が秦のエースになってるのが
もともと文官じゃなかったっけ

三秦みたいな秦の残党が生き延びてたら周みたく細々と永らえてたんだろうか

>トップが3代ぐらいうまく交代できると
>ちょっとやそっとでは滅びなくなるイメージはある
商家も三代で潰れるとはよく言うよね
そのへんを乗り切れるか否かが勘所なんだ

扶蘇が帝位を継いでいれば…

>始皇帝死んでから4年で滅んでるからな
何気に天下統一してから滅亡するまで王莽の新と同じくらいの期間なんだよね
１５年の短期王朝

>クソみたいな労役とクソみたいな酷法押し付けてクソみたいな二世皇帝とクソみたいな宦官がやりたい放題したクソ国家だから滅びたんじゃねえのか
逆になんで優秀な統治システムが持たなかったんだろうね
始皇帝が骨抜きにしたんだろうか

白起だけじゃなくて項羽も降伏した兵士がたくさんいてじゃまだから埋めましたぁやってるし
章邯に降伏兵どうしましたって聞かれて反乱起こしそうだから埋めましたぁって答えてる
怖いよこの覇王

>トップが3代ぐらいうまく交代できると
>ちょっとやそっとでは滅びなくなるイメージはある
そこまで上手くいくならもうトップの才能一つで崩壊しない盤石な組織運営システムが完成されてるからな

何気に「王侯将相いずくんぞ種あらんや」って時代考えたらすさまじく先進的な発想じゃね？

>逆になんで優秀な統治システムが持たなかったんだろうね
>始皇帝が骨抜きにしたんだろうか
権力を皇帝一人に集中しすぎたのがいけなかったのかも
一人で捌き切れない量の仕事は官僚に任せておいた方が
ええ！

>逆になんで優秀な統治システムが持たなかったんだろうね
良くも悪くも始皇帝ありきの帝国だったのかね

>三秦みたいな秦の残党が生き延びてたら周みたく細々と永らえてたんだろうか
三秦は別に秦の皇帝家奉じた訳でも何でもないし永らえないだろ

>何気に「王侯将相いずくんぞ種あらんや」って時代考えたらすさまじく先進的な発想じゃね？
紀元前の共産党宣言かもしれん

>何気に「王侯将相いずくんぞ種あらんや」って時代考えたらすさまじく先進的な発想じゃね？
失敗はしてしまったもののこれを言い切れる教養の高さはすごいわ
劉邦も先駆けになってくれたと敬意を表してた

章邯は頑張ったよ

燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんやもかっこいい負け惜しみセリフランキング未だに上位だからな
学があるよな

去年のニュースで始皇帝の兵馬俑で第2軍が見つかり
従来考えていたよりはるかに多くの彫像が埋もれてる可能性が出てきた
どんだけ民を酷使してるんだよ

始皇帝はまあ軍事に秀でてたのは疑いがないけど
内政に関しては割と伝統を引き継いだだけのような気がする

>章邯は頑張ったよ
あいつらだけ項羽に埋められてない！って秦の民に敵視されてたとかすげえかわいそう

>去年のニュースで始皇帝の兵馬俑で第2軍が見つかり
>従来考えていたよりはるかに多くの彫像が埋もれてる可能性が出てきた
>どんだけ民を酷使してるんだよ
あれは型を使った大量生産の1/1等身大フィギュアとしても画期的だったのよね
顔のパターンも民族に合わせて何種類もあったりほんとよくできておる

秦がすぐに滅んだ理由って
案外それ以外の短命王朝が滅んだ理由とあんまり変わらないのかもしれない

>何気に「王侯将相いずくんぞ種あらんや」って時代考えたらすさまじく先進的な発想じゃね？
いやまあ陳勝は結局扶蘇の名前を騙ってるんでそんなこと思ってたとは到底思えないんだけどね
たぶん漢が捏造した話だろうってのは昔から言われてる

項羽に降った後は韓信と戦うことになる男

>秦がすぐに滅んだ理由って
>案外それ以外の短命王朝が滅んだ理由とあんまり変わらないのかもしれない
敵対勢力が強すぎて倒したつもりが倒し切れてなかったとか…

>>秦がすぐに滅んだ理由って
>>案外それ以外の短命王朝が滅んだ理由とあんまり変わらないのかもしれない
>敵対勢力が強すぎて倒したつもりが倒し切れてなかったとか…
まだ滅ぼした諸王朝の王族生き残って再起を伺ってたからな
漢はその点旧王朝の王族や革命の元勲うまいこと排除していった

短命統一王朝といえば秦と新と隋？

ちゅ…中華帝国…

漢も2代目で早くも外戚に乗っ取られかけてるしまあ綱渡りだよね

度量衡の統一も実際はそんなに徹底されてないザルな代物と知って俺は…ガッカリした…

>現代と違って王朝なんだから王がポンコツなら国簡単に滅ぶだろ
唐が安史の乱で滅んでないから相当ポンコツでも運営が回り始めてたら大丈夫だろう
流石に初期にやらかしすぎた

法家愛読する現実主義者の始皇帝が不老長寿の薬として水銀を飲んだり
皇帝は民に姿を見られてはいけない全国に 皇帝専用道路を作ったり
怪しい迷信に囚われていたことに矛盾点を感じるか
古代においてはどこまでが科学でどこまでが迷信か判断が難しく
不老長寿長の薬も始皇帝にとっては科学だったという

>まだ滅ぼした諸王朝の王族生き残って再起を伺ってたからな
まあ王族でまともに動いてたのが羊飼いぐらいだけどな

>短命統一王朝といえば秦と新と隋？
武則天の周は地方政権だっけと思って調べたら案外広いな…

もしかして始皇帝って話盛られ過ぎて秦王朝は中国統一して無い？って説もあるんかな

>>現代と違って王朝なんだから王がポンコツなら国簡単に滅ぶだろ
>唐が安史の乱で滅んでないから相当ポンコツでも運営が回り始めてたら大丈夫だろう
>流石に初期にやらかしすぎた
ある程度統治が盤石になると逆にその遺産でだらだら王朝続くよね
漢然り唐然り清然り

始皇帝の統治がそもそもまずかった
跡継ぎがポンコツだった
補佐役もポンコツだった
敵が強すぎた

>もしかして始皇帝って話盛られ過ぎて秦王朝は中国統一して無い？って説もあるんかな
古代王朝にありがちだねそういうの
後世で空白地帯も版図に含めちゃう奴

でもよく知らなきゃ水銀がなんかすごいものに感じるのはわかる

晋も短命統一王朝で良いんじゃない？
シンって読みの王朝はダメだな

つっても万里の長城の範囲は流石に版図に入ってんじゃない？

そもそも始皇帝の時代に「統一」なんて観念がない
ここからここまで征服したら統一やろ！なんて考えが成立するのはもっと後の話

>つっても万里の長城の範囲は流石に版図に入ってんじゃない？
始皇帝が作らせた長城は今の位置とはだいぶ違うからね…

次の漢初期も崩壊寸前まで行ったし
集権体制を初めてやるのはなかなか難しい

今の中国見てても変わんないけど地方の方はどうしても統治がテキトーだよ

>そもそも始皇帝の時代に「統一」なんて観念がない
>ここからここまで征服したら統一やろ！なんて考えが成立するのはもっと後の話
とりあえず6国をまとめた感じであとはまだまだって状況よね

実際いくつかの小国は秦王政が皇帝名乗るようになっても残ってたはず
でもデカイ国は全部滅んだ

キングダムみたいに善意でまとめ上げたとしたら悪意で崩壊させられて後世に悪しざまに語られるまである

秀吉が天下取った後に秀次粛清したのと同じ状況をやらかした始皇帝

>そもそも始皇帝の時代に「統一」なんて観念がない
>ここからここまで征服したら統一やろ！なんて考えが成立するのはもっと後の話
というかその辺を定めたのが秦だろう
周の頃は秦や楚なんて封建外の地扱いだし

>>つっても万里の長城の範囲は流石に版図に入ってんじゃない？
>始皇帝が作らせた長城は今の位置とはだいぶ違うからね…
はーなるほど
確かに全然異民族への備えとして有用だから壊れたら後世で直すか

焚書坑儒とかもかなり後の時代の儒者が盛ってるらしいしなあ

>晋も短命統一王朝で良いんじゃない？
>シンって読みの王朝はダメだな
清…

項羽関係なく陳勝軍に函谷関抜かれてる時点でだいぶ終わってるよね

>晋も短命統一王朝で良いんじゃない？
>シンって読みの王朝はダメだな
統一王朝最初から順だとシン→カン→シン→カン→シンだよな
日本語だけかもしれんけど

>度量衡の統一も実際はそんなに徹底されてないザルな代物と知って俺は…ガッカリした…
いろんな種類の銭も急に使えません！ってなったら市場経済壊れちゃうッ！になるので割と使ってた
タカラガイを使った貝貨なんかは元の時代になっても流通していたんだ

>というかその辺を定めたのが秦だろう
だから秦の版図が統一の基準と見做されるようになったのが秦より後代っつー話
当時の年表にも統一なんてまったく言及されない

>焚書坑儒とかもかなり後の時代の儒者が盛ってるらしいしなあ
そもそも儒家がほとんど殺されてないで中央から追放されただけなのに
まるで儒家を皆殺しにしたかのように騙るから…

>焚書坑儒とかもかなり後の時代の儒者が盛ってるらしいしなあ
司馬遷の史記だといいかげんな道士を処したって記録だったのに
そのあとの時代の漢書になると儒者が正しい発言をして諫めたから弾圧されたって記述になってておのれ腐儒！

>>というかその辺を定めたのが秦だろう
>だから秦の版図が統一の基準と見做されるようになったのが秦より後代っつー話
>当時の年表にも統一なんてまったく言及されない
いやその秦の版図が基準になったんだから秦の時点で最初に統一した扱いでしょって指摘だと思うよ

>>晋も短命統一王朝で良いんじゃない？
>>シンって読みの王朝はダメだな
>統一王朝最初から順だとシン→カン→シン→カン→シンだよな
>日本語だけかもしれんけど
秦はQinで新はXinで晋はJinらしい
日本語の音読みがわるいな！

>焚書坑儒とかもかなり後の時代の儒者が盛ってるらしいしなあ
この当時の儒教は弾圧するほどの勢力じゃないからね
焚書坑儒は単純に儒教なんて関係ないただの粛正と秦以外の歴史書なんかを処分しようとしてただけ

>>始皇帝が作らせた長城は今の位置とはだいぶ違うからね…
>確かに全然異民族への備えとして有用だから壊れたら後世で直すか
長城の担当部分はこんな感じらしい
fu4586546.jpg

>焚書坑儒とかもかなり後の時代の儒者が盛ってるらしいしなあ
あの手の思想や宗教への弾圧は盛られがちになっちゃうからね
三武一宗の法難もそんな感じ

>この当時の儒教は弾圧するほどの勢力じゃないからね
>焚書坑儒は単純に儒教なんて関係ないただの粛正と秦以外の歴史書なんかを処分しようとしてただけ
漢字なんかを統一するために調整を繰り返していたからね…
不要になった書物（竹簡）を燃やしただけなのにチクショウ！

>いやその秦の版図が基準になったんだから秦の時点で最初に統一した扱いでしょって指摘だと思うよ
だから後代から遡ってそういう扱いになったって話で「秦が定めた」わけじゃないんよ

焚書坑儒って胡乱な道士を追放した程度の話なんだよね
で時代が下るにつれ正しいことを言った儒家を遠ざけた→本も焼いた→儒家を皆殺しにしたとドンドン話がデカくなる

最近だと秦よりも漢の武帝の方が中華統一に果たした役割は大きいって論調になってるね

>最近だと秦よりも漢の武帝の方が中華統一に果たした役割は大きいって論調になってるね
オラついてた北方異民族を追い払って前漢の治世を安定させたのほんとえらい

不老不死にマジになってる始皇帝を利用してうまあじ吸ってた儒者が
全部ウソっぱちなのがバレて殺される前に始皇帝ディスって逃げたのが原因の一つ

俺だって皇帝になりたいよ

>不老不死にマジになってる始皇帝を利用してうまあじ吸ってた儒者が
>全部ウソっぱちなのがバレて殺される前に始皇帝ディスって逃げたのが原因の一つ
だから儒者じゃなくて道士だつってんだろ
話聞いてねえのか

法なんか漢の法三章で良かったんだよな

>長城の担当部分はこんな感じらしい
>fu4586546.jpg
これはありがたい…
ってか秦の長城は今よりかなり北だったのねこりゃ大変だわ

万里の長城は戦国春秋時代から騎馬民族への備えとして作られていたが
各国ごとで作られていたので細かく分断されていた
始皇帝はそれらを全てつなぎ合わせて隙間をなくした

>法なんか漢の法三章で良かったんだよな
良くないから漢もどんどん増やしていっただろ

>法なんか漢の法三章で良かったんだよな
いや普通に漢も秦の法を導入しとるが
法三章自体どんだけ史実性があるのか甚だ怪しい

儒教を取り入れた漢は凄く長く続いたから素晴らしい教えじゃないのか？

儒者はそういうことをする…

>現代と違って王朝なんだから王がポンコツなら国簡単に滅ぶだろ
王がどうとかいうより支配体制が盤石じゃないからでしょ

>俺だって皇帝になりたいよ
劉邦「男として生まれたからにはああなりたいものだ」
項羽「あいつに取って代わってやるぞ」

つーか生前から墓陵の造営やってんのに「不老不死にマジになってる」なんて伝説を真に受けるのはだいぶ厳しい

漢の特に初期の制度は秦とたいして変わらんぞ

漢代はもう儒学じゃなく儒教…宗教になってるからな

法三章が喜ばれたからあたり市民は法治じゃなく人知を求めてるんじゃないの？

儒者は使いどころよ
劉邦は儒者嫌いだったけど
皇帝になった後無礼すぎる部下たちを統制するために儒者を活用した

>法を厳格に適用すれば在野の梟雄を目覚めさせてしまうので法はゆるく適用しなければならないと書いてた
現中国の統治も法の適用は緩いんです？
中国政治を考えるに歴史は離せないって聞いた

>法なんか漢の法三章で良かったんだよな
（よくないので一度混乱した秦法を潰した後で超高速で秦法を基に整備し直される）

秦はなまじ春秋戦国と西の一角として存在してたせいで
「統一はまだいいけど秦の民になるのはイヤ」って風潮もあったのかな
劉邦は逆にバックボーン何もないからある意味平等だし

>ってか秦の長城は今よりかなり北だったのねこりゃ大変だわ
長城で敵を食い止める明代の長城とは役割が違うんだ
秦代の長城は遊牧民の足止めをしてその間に内地から軍隊を出撃させるための用途だからなるべく北にあった方が良かった

>漢の特に初期の制度は秦とたいして変わらんぞ
蕭何さんは秦の法令なんかにも詳しく通じてたみたいね
能吏なんで中央からも声がかかってたけど先を見越していえいえ私などは…って辞退してた

始皇帝だけが神皇言われるのはなぜ？

>長城で敵を食い止める明代の長城とは役割が違うんだ
>秦代の長城は遊牧民の足止めをしてその間に内地から軍隊を出撃させるための用途だからなるべく北にあった方が良かった
あんまり北すぎてそっちまで労働者を移動させたり
食料を運ぶにも莫大なコストがかかってしまったとかおつらい…

>儒教を取り入れた漢は凄く長く続いたから素晴らしい教えじゃないのか？
儒教は王朝にとって都合のいい教義なの
礼儀作法に従い家族を大事にしてお国を支え尽くすという教え

この時代まだ仏教来てないんだな

劉邦はやっぱ始皇帝憎しで応援されたところが大きいんだと思う
秦が短命だったのはともかく漢が支持されたのは説明がつくかなって

>>儒教を取り入れた漢は凄く長く続いたから素晴らしい教えじゃないのか？
>儒教は王朝にとって都合のいい教義なの
>礼儀作法に従い家族を大事にしてお国を支え尽くすという教え
まんま近代のナショナリズムすぎて無茶苦茶先進的だったように見えるな儒教

>儒者は使いどころよ
>劉邦は儒者嫌いだったけど
>皇帝になった後無礼すぎる部下たちを統制するために儒者を活用した
冠を奪って中にオシッコマンしちゃうほど儒者を嫌ってたけど
進行を任せてみたら学級崩壊状態の宮廷の会議が整然と行われるようになったので態度を改めたのだ

>この時代まだ仏教来てないんだな
仏教が広まったのは五胡十六国時代だった気がする
長きにわたる太平の世に全然仏教入ってきてないのはちょっと意外だよね

>この時代まだ仏教来てないんだな
仏教伝来はもうちょいあとの五胡十六国の時代やね
交易路ルートでガンダーラ方面からとんでもないおサセがやってきた！

>儒教を取り入れた漢は凄く長く続いたから素晴らしい教えじゃないのか？
元帝は反省しとけ

マニ教の方が先に入ったりしてる

儒教関連のこの時代の話だと叔孫通とかおもしれー奴すぎる

>秦はなまじ春秋戦国と西の一角として存在してたせいで
>「統一はまだいいけど秦の民になるのはイヤ」って風潮もあったのかな
>劉邦は逆にバックボーン何もないからある意味平等だし
秦は野蛮とか虎狼の国とかは言われてたね

>仏教が広まったのは五胡十六国時代だった気がする
>長きにわたる太平の世に全然仏教入ってきてないのはちょっと意外だよね
いや〜乱世乱世…なので民をなんとか大人しくしようと導入してみたんだけど
統治者の方がドハマリしてしまい巨大な摩崖仏なんかを彫らせまくってしまったんだ

おかしいな…なにもかも古制に戻したはずなのに…

>仏教が広まったのは五胡十六国時代だった気がする
異民族が流入しすぎて血族を重視する儒教の教えでは対処不可能な時代だったからね

>あんまり北すぎてそっちまで労働者を移動させたり
>食料を運ぶにも莫大なコストがかかってしまったとかおつらい…
作るのもクソ大変だし合間合間に詰所があるから維持費も大変そうだわ

そんなに昔が尊いのなら手掴みで飯食うのかよ

>マニ教の方が先に入ったりしてる
キリスト教とゾロアスター教…
そこに他の各種宗教をごったまぜにした最強の宗教だぁーっ

>異民族が流入しすぎて血族を重視する儒教の教えでは対処不可能な時代だったからね
遊牧民の伝統である義兄弟の契りを導入してもなんかうまくまとまらなかったみたいね

最後のマニ教寺院が中国にあるのいいよね
思えば遠くへきたもんだ

>ヨーロッパもローマ帝国があったからそのあと細切れにならなかったところに違いがあるのか
ヨーロッパの場合はヨーロッパの大部分は本来ローマ帝国の辺境領域にすぎないから

>おかしいな…なにもかも古制に戻したはずなのに…
上古の昔に還れば何もかもがうまくゆくのです！…あれっ？

そもそも仏教広めたの石勒じゃなかったっけ
異民族の奴隷だからそりゃ異物も広める

後漢の時代にはもう仏教は流入してるよ広がり定着するのは五胡十六国時代だけど

>そもそも仏教広めたの石勒じゃなかったっけ
>異民族の奴隷だからそりゃ異物も広める
身分も血も関係ないって仏の思想が下層からの成り上がりマンに便利すぎる

>項羽が勝ってたらヨーロッパみたいに分裂が普通になってたかも
中華帝国の中原に対応するローマ帝国の領域は東ローマの方だからそうでもないと思う

>後漢の時代にはもう仏教は流入してるよ広がり定着するのは五胡十六国時代だけど
そういえば横山三国志の最初のあたりでお坊さん登場してたなあ

北魏は仏教を広めたり弾圧したり忙しい

>おかしいな…なにもかも古制に戻したはずなのに…
古より大事にしろと言われてきた治水を蔑ろしてるし似非だよ似非

中国が統一されたのは黄河と長江のおかげでヨーロッパより移動のコストが少ないのが原因だからいずれ統一政権はできてたと思う