イリス:それで…この後どうするの？
貴方が悪い子じゃ無いのはわかったけど…今は手伝いたい相手が不在
完全に手持ち無沙汰状態という事だとを少女に伝える
少女:そうねぇ…家事でもかと思ったけど、そんな事をしなくても事足りそうだし
1〜3.というか本当に彼の居場所わからないの？
4〜5.…ねぇ、あまり言いたく無いけれど…誰か亡くなったりした？
6.そういえば、貴方達って魔法少女なの？
dice1d6=3 (3)

ジト目でイリス達の方を向くと皆一斉に目を逸らしてしまう
少女:呆れた…まぁ私も彼の居場所を知らないからここに来たわけだし、お互い様ね
アミティエ:そういえば…貴方は如何して此処に彼が居ると？
今まで消息がつかめなかったのなら此処にいた事もわからない筈と思い出したようにアミティエは尋ねる
少女:
1〜3.貴方達ディセプティコンって軍隊知ってる？
4〜5.インキュベーターって奴に聞いたのよ、アイツも彼の事…探してたから
6.愛よ
dice1d6=3 (3)

キリエ:軍隊…はちょっと聞いた事ないわね…
その他の面々も聞き覚えがない…と首を横に振る
ただ、イリスだけは神妙な顔付きで呟いた
イリス:…所長の取引相手
ユーリ:えっ…！？
かつてイリスをテラフォーミングユニットとして開発し、売りに出そうとしていたマクスウェル
そのログを保存していたイリスはその答えを導き出す事が出来た
イリス:貴方はそのディセプティコンから情報を得たわけね…でも、彼等がどうして先生を探してるの？
少女:それは…
1〜3.わからないわ、私ディセプティコンじゃないし
4〜5.彼等から直接聞けば良いじゃない、ミッドチルダにいる筈よ
6.…彼が、その軍隊のリーダーとやり合ったから
dice1d6=4 (4)

バラしやがった！

ユーリ:ミッドチルダに！？
少女:ええ、地球もそうだけどあそこ…昔戦場だったらしいし
キリエ:他所の星まで行って戦争って…
少女:そんなもんでしょう？戦争っていうのは無関係なものまで巻き込んで広がって行くものよ
うんざりとした様子で吐き捨てるように文句を言う少女
その目にはかつて自身がいたステーションで起きた戦火が写っていた

今のサイバトロン星としては正しく必要そうだが

オルガ:ったくよぉ…オレたちの出番殆どねーじゃんか
シャニ:ドクターストップ掛かってるんだから仕方ないでしょ
クロト:けっ！結局地球に行くのもダメって言われちゃったしさ！なんなんだよ！……あん？
六課の宿舎で悪態を吐くオルガとクロトに冷静に釘を刺すシャニ
とはいえ暴れるつもりとかは無い…が、鬱憤は溜まるもの
オルガ:(ヘリを撃ちやがった奴…絶対に許さねぇ)
クロト:ねぇ、あのちびっ子…ヘリにいた奴だよねぇ
シャニ:あー、寝てた子？

正義感を持てるようになったんだな…

ヴィヴィオ:ひっ！
シャリオ:(やばっ！)
偶々通り掛かったのはヴィヴィオとその付き添いのシャリオ
ヴィヴィオが宿舎の中を探検したいと言うので仕事で席を外さざるを得なかったなのは達に代わってシャリオが見守り係に抜擢されたのだが…
シャリオ:(この人達居るの忘れてた…！)
オルガ、シャニ、クロト
見るからにヤンキーな雰囲気の3人はジッと2人を見ている…
1〜3.オルガ:なぁおい、ソイツ…名前なんて言うんだ？
4〜5.シャリオ:し、失礼します…！行くよヴィヴィオ！
6.ハナミ:(どういう状況でしょうか…これは)
dice1d6=5 (5)

なにかと幼女に縁があるな…

シャニ:あ、逃げた
クロト:逃げましたねぇ
オルガ:…追うか！
逃げた=後ろめたい事がある=怪しい事=悪い奴！
3人の中でしっかりと考え出た結論は…
常夏三兄弟:(((誘拐だ！)))
見当違いにも程があるが保護者がなのはという事しか聞いてない3人は眼鏡かけたガキが金髪の幼女を誘拐しようとしてると勘違いしてしまった
なのはとフェイトは仕事で不在
はやてと守護騎士一行は聖王教会と
完全に誰も居ない状況での出来事故に…

そう誰も現状を説明出来ないのである！

三兵器も三兵器で秘密よりの存在だからそんなに顔見知りもいないのが最悪の噛み合いである

クロト:止まらないなら…滅殺！
シャニ:待てー
オルガ:オラァ！止まりやがれぇ！
眼鏡をかけた女性が悪そうな顔をして(してない)金髪の幼女が泣いている(事実)を思い浮かべて正義感をたぎらせる3人
クロト:真結と真心に会った時に自慢してやろうぜ！
シャニ:いいねー
オルガ:チッ…アイツ、この建物の中を熟知してやがる！
シャリオ:だ、誰か助けて〜！！
1〜3.ヴァイス:な、なんだ！？
4〜5.ユーノ:ふぅ…なのは、僕に何の用事────
6.現実は非情である
dice1d6=4 (4)

いつも苦労人のユーノくん

そこに現れたのはなのはからヴィヴィオの事を話して貰う予定のユーノ
ただまだ何も聞かされていない為子供を保護した事ぐらいしか知らず…
シャニ:誰だよ、お前
オルガ:テメェも誘拐犯か！
クロト:うぜぇぇぇぇ！！纏めて瞬殺！
ユーノ:えっちょっ、何！？
形相の悪い3人組がシャリオを追っているという状況は全く知らないのであった
シャリオ:あ！ユーノさん！助けてくださーい！！
ユーノ:(あの子がなのはが保護した…！)っ！シャリオさん！僕の後ろに！
暫く無限書庫勤めで鈍った体に鞭を打ち、シャリオとヴィヴィオがユーノ後ろに移動した事を確認して防御魔法を展開する
ユーノ:止まれ！

コーディネーターとはいえ生身だから流石に止まるだろう…

クロト:げっ！
シャニ:うぎゃっ
オルガ:くそぉ！
ベタッ！と防御シールドに突っ込み張り付く3人
滑稽な姿だが…油断は1ミリも出来なかった
ユーノ:き、君達って…確か真結ちゃんの
クロト:……あ！メガネのやつ！
シャニ:誘拐じゃない？
オルガ:じゃあ誰だよあの眼鏡の女はよぉ！
シャリオ:ひぃぃぃ！

お話って大事だな…

見た目は大人だけど情緒が子供だからな三兵器…

常夏三兄弟:「「「ごめんなさい！」」」
悪い事をしたらごめんなさいをちゃんとしないとだめだからね！by真結
真結に教えて貰った事を実践する3人
まさか誘拐ではなかったとは…と後悔しつつもそれならそれで良いかとオルガは安堵する
シャリオ:わ、私は大丈夫…かも
ヴィヴィオ:うぇぇぇぇぇん！！！
ユーノ:ああ、ほら…泣かないで…

図体でかいだけだからな…人として生きるのも不慣れだろうし…

3人から見てヴィヴィオは似てるとか思うのかな

でも危ない事案で保護されている筈の子が局内で保護者じゃない人に連れられてて
それを見られたらその子を連れて即座に逃げようとしたと書けばめちゃくちゃ怪しいもんな…

3人なりの善行ではあったからな…管理局が信用できないとあれば尚更…

ユーノ:────とまぁ…そんな事もあって
ヴィヴィオ:パパー
なのは:こうなった…と
誤解を解いて少しした後、なのはが仕事から戻って来た為ヴィヴィオと一緒にピクニックに出掛けるユーノ
先程の一件もあってユーノに懐いたヴィヴィオ
ただ、ヴィヴィオは側に居て安心出来る人をママと認識していた為…
(ヴィヴィオ:ユーノママ！)
(ユーノ:え゛っ)

確かに性格と優しさはお母さんに向いてるし…あの守り方は格好良かったし…

ユーノちゃん！？

ユーノくんの居場所って比較的安全な所だし権力や局内のゴタゴタとも遠いし
あの頃のなのはちゃんの面倒見てたりしてたから保護の経験はあるし何より守る為の魔法はめちゃくちゃ凄いし
案外保護者としてアリなんじゃないだろうか

なのは:あははは！
ユーノ:わ、笑い事じゃないよー！
あの後男の人はママじゃなくてパパと呼ぶ事を覚えさせるのに一苦労したユーノ
なのはは久しぶりに面白い話を聞けて笑いが止まらなかった
ヴィヴィオ:ママ、嬉しいの？
なのは:うん！とっても！
ユーノとヴィヴィオ2人と共に静かな時間を過ごす
それはなのはにとってかけがえの無い時間と言っても過言では無かった…

という訳でこの時間は此処までよ

おつかれ

お疲れ様

お疲れ様