なのは:聖王…？
その発言に一斉に視線をヘルツへと向ける
ヘルツ:い、いや…前に本で見た事があったんだ…聖王の事を
流石に聖王教会の地下室で盗み読みしましたなんて言えないので適当に誤魔化す
ヴィータ:それで…なんで聖王なんだよ
ヘルツ:前に書いてあったんだ、聖王は右目が緑・左目が赤色の虹彩異色を持つってね…
それに、最後の聖王であるオリヴィエ・ゼーゲブレヒトの肖像画とヴィヴィオは何処か似ている…と付け加えた

シャマル:つまり、聖王の遺伝子を基に造られた人造魔導士…？
ヘルツ:確証は無い、第一そんな何百年も前の人物の遺伝子が今この時代に残っている可能性の方が低い…だが人造魔導士…クローンの製造で虹彩異色が発生するのを偶々で済ませて良いものか…
もし聖王の遺伝子が基なら造られる理由としては十分以上だろう…だがそんな事を確認する術は無いし
第一人造魔導士に関しての知識を持つ者など…
フェイト:…母さん
ヘルツ:何？

1.フェイト:私の母なら、調べる事が出来るかもしれません
dice1d1=1 (1)

アリシア:フェイト…
ヘルツ:…如何してか、は聞かないでおく…私はディズヌフと一緒に……ディズヌフ？
そういやあまりにも反応が薄いな…とチラリとディズヌフの方を見ると…
ディズヌフ:
1〜3.殴り合い、好きかい？
4〜5.確かに魔法の素質はあるけど…うーん…
6.…本物だよ、私の中の何かがそう訴えてる
dice1d6=4 (4)

ディズヌフ:うーーーーん………
ヴィヴィオ:…？
近づいてじーーーっと見つめるディズヌフに首を傾げるヴィヴィオ
なのは:(ヴィヴィオが怖がらない…？)
初対面のディズヌフに対して怖がる素振りを見せないヴィヴィオになのはは少し驚きつつも…ゆっくりとその様子を見守る
ディズヌフ:…
1〜3.多分、良い子に育つよ…かなり良い子に
4〜5.いつかお姉さんに追い付きな、待ってるからさ
6.色々巻き込まれるだろうけど、そん時は助けを求めな…ママは絶対アンタを助けてくれる
dice1d6=3 (3)

ディズちゃん？

あれ…もしかしてディズちゃんvivid strikeな方に誘導してる？

ディズちゃんになる前に何か…？

なのは:それはどういう…
ディズヌフ:グッドラック！
なのは:何が！？
説明する気がないのか
そもそも自分でもよくわかってないのか(恐らくは後者)
ディズヌフはヴィヴィオを元気付けるとヘルツの首根っこを掴んで何処かへ去ってしまった
シグナル:…兎も角、テスタロッサの母親にヴィヴィオの事を聞くとして…本当に良いのか？
フェイト:はい、きっと母もいつかこうなる事は…わかってると思うので

真心真結ちゃんの時は黙ってたけど流石にもう隠せないか…

>流石に聖王教会の地下室で盗み読みしましたなんて言えないので適当に誤魔化す
ちゃんと肖像も文献もあったんだな…

アリシア:…私が行く、フェイトはなのはちゃんと一緒にヴィヴィオの側に居てあげて
真仁:やはり海鳴か……いつ出発する？僕も同行する
アリシア:真仁院…って何言わせてるの
囁告篇帙〈ラジエル〉の未来記載でサラッとアリシアに合いの手をさせる真仁
真仁:久しぶりに家の様子も確認しておきたいしね、丁度良いタイミングでしょ？
それに何かあった時にすぐ戻れるし…と小声でアリシアに伝える
ハナミ:……
1〜3.お気をつけて
4〜5.念の為、真心と真結の様子を見に行っては頂けますか？
6.…
dice1d6=4 (4)

真人'は古代ベルカでは今ほど多くの欠片に分かれてなくて…古代ベルカをキッカケにアミュスとかディズちゃんに別れたんよ…？

子供達がなんらかの影響を受けてるかもしれない？

アリシア:？わかった！
ハナミなら自分で様子を見れそうだが…どういう理由だろうか
多分自分の目で見てこそ安心というものが得られるとハナミなりに考えているのだろうとアリシアは解釈する
こうしてアリシア達は封解主〈ミカエル〉を用いて海鳴へと赴く

ヴィヴィオみたいに二人にも何かしら役割が与えられてる…？

真結:やったー！真結の勝ちー！
ノーヴェ:ああっ！く…次だ！次のレースは負けないからな！
真心:私も負けないよー！
ルーチェ:3人ともー？そろそろお昼の時間だよーっ？

日常の崩壊は、静かに…だが確かに
近づいていた

という訳で此処まで
続きは夜予定よ

ノーヴェまだいたのかよ！

おつかれ
やさしい世界…

>ノーヴェまだいたのかよ！
帰る手段がねぇ！
迎えに来ないのは…まぁうん…

即座に別の管理世界に送るのとんでもない力だな…

仲良いことは良い事だ…

真心とノーヴェって髪の色が似てるわね