ヴェイパーヘルガルモン 究極体・古代マシーン型・ウィルス 古代ウィッチェルニーと対立していたロストエンパイアの上流階級が作成した魔女狩り兵器(ウィッチディスポーザー)の一種。 魔力を蒸気力で代替することによりヘルガルモンを再現、更に全身に改造を施すことで強化した。そのため生身の部分は全体の5%ほど。 全面的に装甲材としてブラスデジゾイドを使用している。各部動力パイプは蒸気に長時間触れるため、耐久性の向上を目指し錆止め処理がなされている。 この錆止め処理には多額の費用及び時間が掛かり、量産性に難があるため全身への採用はされなかった。 胴体にあるボイラーにデジ石炭を取り込むことで稼働しており燃費は悪く、環境汚染効果も高い。コールモンを直接取り込むことも可能。 右手の人差し指と中指からはヒートエッジを展開可能なほか、手のひらに試製光学兵器”オプティカル・ディスチャージャー”を搭載している。 これはその名の通り試作品であり、搭載されていない個体の方が多かった様だ。 左肩は蒸気を圧縮し高出力化するための機構になっており、左手に高出力化された蒸気力によって動作する丸鋸”ウィッチスイーパー”が装着されている。 この高出力蒸気は戦時緊急機動や戦時緊急跳躍に対しても使用され、少しの蒸気力の消費で長距離を移動可能。 そのため、小出しにすることで再充填が必要なデメリットをカバーすることが可能。 しかし、一度使い切ってしまうとウィッチスイーパーまでも使用不能になるほか、圧縮にも時間を要するため、充填にも通常のLEデジモンよりも長い時間が掛かる。 運用されていた当時は、物量でこれをカバーしていた様だ。 必殺技は、ウィッチスイーパーで直接相手のデジコアを粉砕する「グラインド・コア」、 オプティカル・ディスチャージャーから発射する光線「ソーサラーリムーバー」、 高出力蒸気を利用し超強化されたヒートエッジの一種「ハイプレッシャー・エッジ」。 本誌が独自に入手した当時のロストエンパイアの記録によれば、 ヴェイパーヘルガルモンはメディーバルデュークモンを仮想敵としており、実際に何度かは勝利した様である。 一説には、このヴェイパーヘルガルモンを含む魔女狩り兵器稼働のためのデジ石炭の大量採掘、コールモンの消費がロストエンパイア崩壊の一因とも言われている。 現在、稼働しているヴェイパーヘルガルモンが目撃された情報はないが、デジモンイレイザーの勢力が再稼働させようとしているという噂がある。 (月刊◯ーデジタルワールド版2月号特集「失われし帝国ロストエンパイア、その栄光と滅亡」より) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・月刊◯ーデジタルワールド版とは? デジタルワールドに流れ込む月刊◯ーのデータを読んだデジモン達が独自に発行しているデジモン向け月刊オカルト情報誌。 リアルワールドにおける月刊◯ーとは一切関係ない。 編集長はオカルトパブリモンだとされるが、詳細不明。