二次元裏@ふたば

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2764077 B25/01/23(木)23:54:48No.1275883767そうだねx5 01:41頃消えます
「ん、んん……」
 暗くなったPC画面の前で伸びを一つ。長時間同じ姿勢で凝り固まった体が解れていくのが判る、この感覚がちょっと好きだ。
「姫芽、終わった?」
 背後から聞こえた声に、くるりとチェアを回して振り向く。アタシのベッドに腰かけた吟子ちゃんと本越しに目が合った。
「うん、アタシのほうは満足〜。吟子ちゃんのほうは退屈させちゃったかな〜?」
 吟子ちゃんは読みかけの本に栞を挟むと、机の上にそっと置いた。それからまたこちらに向き直って、ニッコリと柔らかな微笑を浮かべた。
「ううん、姫芽と一緒にいるのは好きだから」
「アタシも、吟子ちゃんと一緒にいると落ち着くから好き〜」
 正直なところ、わざわざ本を持参した吟子ちゃんが退屈しているとは最初から思っていない。ただ一緒にいられる幸せを言葉にして確認し合いたいだけだ。望んだ通りの返答を貰って、アタシは機嫌よくチェアから立ち上がった。そうしてベッドへ、吟子ちゃんの隣へ。ベッドにちゃんと腰を下ろさないうちから我慢できずに抱き着くアタシを、吟子ちゃんは優しく受け止めてくれた。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
125/01/23(木)23:55:06No.1275883898そうだねx1
「……キス、しよ」
 吟子ちゃんの温かくて柔らかい感触を堪能していたら、吟子ちゃんが囁くような声で言った。アタシは一瞬でも吟子ちゃんの体から離れたくなくて、抱き締めたまま唇を重ねて返事をした。
「ん……もしかして、待たせちゃった〜?」
「……ちょっとだけ」
 唇同士が触れるだけの軽いキスを数秒。そうしてから顔を離すと、吟子ちゃんは頬を薄っすらと染めて、期待と興奮とを瞳にキラキラと映し出していた。その表情が堪らなく愛しくて、アタシはまた顔を寄せた。
「んぅ、吟子ちゃん、好き……」
「私、も……好きだよ……」
 アタシたちの唇は重なっているか、お互いへの愛を囁いているかしかなかった。唇を押す柔らかさが、鼓膜を揺らす愛の言葉が、回数を重ねるほどにもっと鼓動を高鳴らせた。
「吟子ちゃん、舌、出して…….」
「んぁ、こう……?」
 突き出された吟子ちゃんの舌を、舌先で撫でたり、唇で食んだり、吸ったり。そうやって刺激を与えるたびに、吟子ちゃんからはかわいらしい声が漏れた。
「ぁむ……ん、ちゅ……」
 吟子ちゃんの舌の形を確かめるように舌先でなぞる。二人分の唾液に塗れた感触に、興奮は益々高まった。
225/01/23(木)23:55:18No.1275883980+
「ん、ぅ……」
 唇の隙間から時折漏れる声が、ぴちゃぴちゃといやらしく鳴る水音と合わさって、脳を甘く痺れさせる。抱き合って、唇を重ねて、舌と舌とを絡み合わせて。そうしていると、心臓がドクドクと高鳴って、体が内側から熱くなる感覚がした。
「服、脱がすね」
「……うん」
 落ち着いた雰囲気のパジャマを脱がせると、その下から二つの大きな膨らみが姿を現した。きめ細かくて張りのある肌、見るだけで柔らかさを想像させる曲線、そしてその膨らみの頂点には淡い桜色の――って、あれ?
「えっ、吟子ちゃん、下着つけてないの!?」
「……どうせ、今日もすると思って……」
 吟子ちゃんのパジャマの下には、アタシが下着を脱がせるまでもなく素肌があった。じゃあつまり、アタシの部屋に来た時も、アタシがゲームをしてる間も、ずっと吟子ちゃんはノーブラだったわけで。考えるだけで興奮に頭がクラクラしてしまう。
「へぇ〜、吟子ちゃん期待してたんだ〜」
「姫芽が毎日したがるからでしょ……!」
 吟子ちゃんは顔を真っ赤にして、咎めるような視線を向けてきた。確かに求めるのはアタシからが多いけど、吟子ちゃんだって毎回応えてくれる。
325/01/23(木)23:55:29No.1275884057そうだねx1
「吟子ちゃんのえっち〜」
「私がえっちになったのは、姫芽のせいだ……!」
 えっちなのは否定しないんだ。頬を膨らませた吟子ちゃんに優しく口づけて機嫌を取ってから、パジャマの下を脱がせた。流石に下は履いていたけど、吟子ちゃんはそこにも薄っすらと期待を滲ませていた。
「こっちも準備万端みたいだね〜」
「いちいち言わなくていいから!」
 怒った顔の吟子ちゃんがアタシのパジャマに手をかける。最初はただ服を脱がせるだけでもぎこちなかったのに、すっかり慣れた様子だ。吟子ちゃんの手が正面からアタシの背中に回り、ブラのホックを外す。覆っていたものがなくなると、興奮で火照った体を撫でる空気が心地良い。
 いつの間にか、吟子ちゃんの手が止まっている。ちらりと顔を見やれば、吟子ちゃんの視線はアタシの胸に釘付けになっていた。
「吟子ちゃん、ジロジロ見過ぎ〜。ほんとアタシのおっぱい大好きだよね〜」
 言われて自覚したのか、吟子ちゃんはハッと視線を上げた。慌てた顔と目が合って、そのかわいさに思わず頬が緩んでしまう。
「確かに、姫芽の体は綺麗だけど。……というか、姫芽だってしてる時いっつも私の胸見てるでしょ」
425/01/23(木)23:55:40No.1275884114+
「だってアタシ、吟子ちゃんの全部が大好きだもん〜」
「また調子のいいこと言って……」
 眉を下げて困ったように笑う顔がまた愛しくて、アタシはもう一度唇を重ねた。吟子ちゃんの柔らかい唇を舌で割って、口の中に這入り込む。吟子ちゃんの口の中を全部味わうように、じっくりと舌を這わせた。
「れろ……ちゅ、んむ……吟子ちゃん、おいひい……」
「んぅ、姫芽……」
 しばらくしてから舌を引き抜いて、口内に残った二人分の唾液を嚥下した。唾液の味の区別なんてつかないけど、アタシと吟子ちゃんのが混ざり合った味だと思うと、それはアタシの興奮を更に昂らせた。
「……吟子ちゃん、下も脱がせて?」
 抱き着いていた吟子ちゃんの手がアタシの背中から腰へ降りて、アタシのパジャマの下を脱がせた。一緒になって脱がされた下着には、一本の細い糸がアタシから伸びていて、それは部屋の照明を反射してぬらぬらと光った。
「姫芽も人のこと言えないじゃん。こんなにして」
 吟子ちゃんのジトっとした視線が突き刺さる。アタシは笑って誤魔化して、今度は軽く唇を重ねた。
525/01/23(木)23:55:50No.1275884181+
「……ね、吟子ちゃん。今日は勝負をしてみない〜?」
「勝負?」
 キスをした後の吟子ちゃんは、その前にどんな表情をしていても笑顔になっている。本人に自覚はないだろうけど。その笑顔は、アタシの提案ですぐに不思議そうな顔になった。
「そ、どっちがより相手を気持ち良くさせられるかの勝負。アタシと吟子ちゃん、一対一の対戦だよ〜」
「何それ……」
 今度は呆れたような顔。どんな顔の吟子ちゃんもかわいいなぁ。
「もしかして吟子ちゃん、負けるのが怖いとか〜?」
「……やらないとは言ってないでしょ。いいじゃん、受けて立つよ」
 吟子ちゃんは負けず嫌いだ。だからちょっと煽ればすぐその気になってくれる。ちょろくてかわいい……と思っているのは、怒られそうなので本人には内緒。
「じゃあアタシが先攻で、より早くイかせたほうが勝ちってことで〜」
「わかった」
 吟子ちゃんはすっかりやる気に満ちた顔で、ベッドの上に正座した。アタシの戯れに真面目に付き合ってくれるとこ、やっぱり大好き。
「じゃ、触るね〜」
 言うが早いか、アタシは吟子ちゃんの胸を両手で掴んだ。最初は優しく、少しずつテンポを上げて、それから――
625/01/23(木)23:56:01No.1275884242+
「〜〜っ!」
「えっ?」
 アタシの指が乳首に触れた瞬間、吟子ちゃんは全身を震わせて絶頂に達した。吟子ちゃんは荒く息を吐き出しながら、言い訳がましく捲し立てた。
「はぁ、はぁ……えっと……その、これは……ずっと、擦れてて……ふぅ、なのに、姫芽がキスばっかするから……お預け、されてたせい……姫芽が悪い……」
「えっ、アタシのせいなの!? 違うよね!?」
「……姫芽のせい」
 吟子ちゃんは唇を尖らせて、子供じみた言い訳を重ねた。たまにちょっと幼い部分が出るのも吟子ちゃんのかわいらしい魅力だ。けど、こればかりは流石に同意できない。
「いやいや〜、吟子ちゃんがちょっと触っただけでイっちゃったのは、吟子ちゃんがアタシのこと大好き過ぎるせいでしょ〜。…………いや、それならある意味アタシのせいか……?」
 アタシが考え込んでいるうちに、いつの間にかしっかり呼吸を整えた吟子ちゃんがアタシの後ろに陣取っていた。
「じゃあ、次は私の番」
「アタシはまだ納得してないんだけどな〜。……まぁ、お手柔らかにお願いします〜」
「手加減なんてしないから」
 振り向いてみると、真剣な顔。吟子ちゃん、目がマジだ。
725/01/23(木)23:56:16No.1275884336+
 吟子ちゃんの指は、真っ先にアタシの下腹部へと向かった。期待しきっていたアタシの秘部は、驚くほどすんなりと吟子ちゃんの指を受け入れた。
「ん、ふっ……」
 ぬるりと這入り込んだ異物の感触に、反射的に体が逃げてしまう。
「ダメ、逃げないで」
 吟子ちゃんの腕がアタシの腰をがっしり抱き締めて、逃げようにも逃げられない。少し乱暴に押し込まれた長い指の感触に、頭の中でチカチカと火花が散った。
「う、イっちゃ……」
 必死の抵抗もむなしく、アタシはすぐに果ててしまった。ついさっき吟子ちゃんを煽ったばかりなのに、簡単にイってしまった自分が恥ずかしくて仕方がない。
「……姫芽、私のこと大好き過ぎでしょ」
 顔から火が出そうなアタシに、満足気に笑う吟子ちゃんからの容赦ない追撃が飛んでくる。しょうがないじゃん、アタシ吟子ちゃんのことも吟子ちゃんに触られるのも大好きなんだもん。
「う〜、悔しい〜! ……あれ、でもこれどっちの勝ちになるんだろ」
「引き分け……かな」
 正確に計ってはいないけど、どっちもすぐイってしまったのは確かだ。何だこれ、最弱決定戦か?
「でも、勝敗は決めないとスッキリしないよね〜」
825/01/23(木)23:56:26No.1275884384+
 という訳で、第二ラウンド、アタシの番。今度は吟子ちゃんの後ろに回って、背後から攻める作戦。初手、吟子ちゃんの背中に、吟子ちゃんの大好きなアタシのおっぱいを押し付ける。それだけで吟子ちゃんの興奮が増したのを息遣いから察した。
 まずは吟子ちゃんの胸を持ち上げて、ゆっくりと揉みしだく。漏れる息が変わっていくのに合わせて、指の動きも変えていく。吟子ちゃんが十分高まったところで、乳首……ではなく、その周りを攻める。くる、くる、弧を描くように、敏感な先端を避けて、くる、くる。
「んっ、ふぅ……なんで、焦らすの……」
「……ね、吟子ちゃん。……大好きだよ」
 そう耳元で囁くと同時に、思い切り吟子ちゃんの乳首をつねった。
「んんぅ〜〜〜っ!!」
 吟子ちゃんは声にならない叫びを上げると、全身を大きく震わせて絶頂に達した。へなへなとアタシの腕の中に倒れ込んできて、肩で息をしている。
「かわいいよ、吟子ちゃん」
 アタシの声を聞いて、吟子ちゃんはまた小さく肩を震わせた。声だけで軽くイっちゃうなんて、やっぱり吟子ちゃんはアタシのことが大好き過ぎる。気分が良いので、落ち着くまで頭を撫でてあげることにした。
925/01/23(木)23:56:38No.1275884460そうだねx1
 少しして、幾らか落ち着いた吟子ちゃんは控え目に口を開いた。
「……もっと、してほしい」
「へ?」
 アタシは思わず間の抜けた返事をした。今度は私の番、って威勢よく言うかと思っていたのに。
「もっと、姫芽に触ってほしい……ちゃんと下も触って、もっと私のこと気持ち良くして……」
「えっ、じゃあ勝負は?」
「悔しいけど……姫芽の勝ちでいいから……続き、してほしい……悔しいけど……」
 快楽と興奮と期待と悔しさと、色々なものがごちゃ混ぜになった顔で吟子ちゃんは言う。わざわざ二回も言うぐらい悔しいんだろうけど、その瞳はすっかりとろけきっていて、ただアタシだけを求めていた。
「吟子ちゃんがそこまで言うなら、しょうがないな〜」
 どうしよう、頬が緩みっぱなしだ。勝負に勝てて嬉しいのもあるけど、吟子ちゃんがアタシで気持ち良くなってくれて、もっとアタシのことを求めてくれたのが幸せで堪らない。
「姫芽、キス……」
 さっきよりもずっと甘えた声色。脳がとろけちゃいそうな甘美な響き。それを聞いてしまえば、アタシのほうが我慢できない。アタシは吟子ちゃんを思い切り抱き締めて、衝動のままに唇を重ねた。
1025/01/23(木)23:56:56No.1275884557+
おしまい
1125/01/24(金)00:01:09No.1275886035+
寝る前にいいもの見れた…
1225/01/24(金)00:07:12No.1275888140+
たすかる
1325/01/24(金)00:18:58No.1275892075+
🏦ありがたい…
1425/01/24(金)00:33:13No.1275896964+
吟子ちゃんもおっぱい星人なんだ…
1525/01/24(金)00:57:37No.1275904667+
「はぁ〜流石に疲れた〜」
 吟子ちゃんと何時間も愛し合って、二人揃ってベッドに倒れた頃には、夜もすっかり更けていた。
「うわ……すごいことになってる……」
 ベッドシーツはシワシワで、アタシたちから出た色んな液体でシミだらけ。その上、アタシと吟子ちゃんの匂いが混ざり合って部屋を満たしていた。
「これじゃあ誰も呼べないね〜」
 この惨状を見れば、アタシたちが何をしていたかは誰の目にも明らかだろう。
「明日朝一で片づけないと……こら、姫芽、嫌そうな顔しない。二人で汚したんだから、ちゃんと二人で片づけるよ」
「はーい……って、吟子ちゃん? どこ行くの〜」
 不意に、吟子ちゃんがベッドから立ち上がった。隣にあったぬくもりを失って、アタシの両腕が虚空を掴む。
「最低限換気はしなきゃでしょ」
「やだ〜、寒いよ〜」
 こんなに寒いというのに窓を開け放つ吟子ちゃんに、アタシはベッドの上から猛抗議。
「私が温めてあげるから」
「えへへ〜、吟子ちゃん大好き〜」
 ほんのりと頬を染めて、アタシの隣に吟子ちゃんが帰ってきた。アタシは今日も愛しの抱き枕ちゃんをぎゅっと抱き締めて、幸せな気持ちで瞼を閉じる。
1625/01/24(金)01:15:52No.1275908792+
ひめぎんいいよね…


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