お正月ももう終わりですねぇ

待ってましたよ！

投下します（少し長いです）

有馬記念が始まる。
俺達は寮のテレビで出走する同期達の姿を見守っていた。
長い有馬記念の歴史で勝ちウマがいない大外枠にシャフリヤールが入った。
最も運が良いとされるダービーウマ娘であるが、今回は運命の女神は彼女に微笑まなかった。
しかし、シャフリヤールは全く勝負を捨てていなかった。
「逃げるには最高の枠だ余」
彼女は取材でそう答えた。
実際タイトルホルダーにも逃げのコツを聞くなどやれる事をやろうとしている姿は俺も知っている。
そしてついに、ゲートが開く。
プログノーシスは大きく出遅れたが全ウマ娘まずまずのスタート。

そして
「アイツ…逃げませんよ…！！」
隣で見ていたタイトルホルダーがシャフリヤールの位置を確認してそう言った。
中山レース場の2500mはとにかく大外が不利だ。
去年はスターズオンアースがスタートを決めて2番手を確保し、大外の不利を打ち消したがシャフリヤールはそうでもなかった。
「先頭は今年のダービーウマ娘でその番手にベラジオオペラですか……トレーナーさんのお父さんが教える逃げはとにかく脅威ですが……」
タイトルホルダーは自分のチームのウマ娘が2番手を確保した走っている姿を見る。
俺はシャフリヤールの位置を再確認した。
外を回っているものの中団で控えるレース展開だ。

ゆったりとしたペースであるが、残り1000mでついにレースが動く。
全てのウマ娘がスパートをかける。
有馬記念にはヴィクトリーポジションと呼ばれる位置がある。
『外からシャフリヤール！！！！』
実況が響く。
そこに……シャフリヤールがいた。
中団から捲っていくその姿は、彼女の師を彷彿させる姿だ。
歯を食いしばり、全力で走る彼女を見て俺はつい
「飛べ……！行け……！シャフリヤール……！」
そんな言葉が漏れていた。
最後の直線、レガレイラと競り合うシャフリヤール。
今年のダービーウマ娘を追い抜き、残り100m。
そして──

「ここにいたのか、シャフリヤール」
有馬記念を終えた後はドリームトロフィーへ移籍するウマ娘が多いので慰労のパーティーが開催される。
ドウデュース、スタニングローズ、スターズオンアース、そしてシャフリヤール。
会場を見渡してもシャフリヤールの姿が無かったので俺は彼女を探すと、バルコニーに彼女がいた。
「？あぁ、エフフォーリアか。どうしたのだ？」
「パーティーの主役がこんな所にいたらダメだろう」
持ってきていたドリンクを彼女に渡す。
「有馬記念、お疲れ様」
「うむ」
軽くにんじんジュースで乾杯。

少しの沈黙。そして
「「あ……」」
2人して同時に声が出る。
「なんだ余？」
とシャフリヤールが言うので、俺が先に口を開く。
「有馬記念……かっこよかったよ」
「当然だ余。余を誰と思っているんだ余？」
少し微笑みながら彼女は言う。
俺は、これまで彼女に言っていなかったことを言う。
「お前は……俺達のダービーウマ娘だ。お前がダービーウマ娘でよかった」
まだ、あのダービーの時の悔しさは忘れられない。
だけど、この気持ちは本物だ。
シャフリヤールは少し驚いた顔をしたが、すぐに何時もの調子に戻る。

「まぁ、ハナ差で2着だったがな」
「アレまでの不利を覆しての2着なんだから誇れよ」
「そう言うが、余は有馬記念のビデオ何回か見返してるけど勝ってる時無いか探している余」
と悔しそうなシャフリヤール。
「まぁハナ差で負けたら皆やる事だしな……それ」
「貴様はダービー見返してないだろうが余」
「……痛いところ突いてくるな」
と苦笑い。
「しかしまぁ……貴様がダービーで味わった感覚を余は知った余」
「その割には晴れやかだな」
「余はやれる事をやりきった。悔いはない」
「そうか……」
「それにな、余達の物語はまだ終わらぬ。余達の志を継ぐ者達は必ず現れる」
笑顔の彼女は誇らしげにそう言った。

そんな彼女を見て俺は
「シャフリヤール。次は教え子で勝負だ。俺は必ずダービーを勝つ」
シャフリヤールにそう宣戦布告をする。
それを聞いて
「ふっ、それはどうか余？」
ニヤリと彼女は笑う。
そして
「おい……2人して何してるんですか？これからビンゴゲームですよ！」
とタイトルホルダーが声をかけてきた。
「あぁ、今戻るよ」
そう返事をして、俺はシャフリヤールの手を取る。
少しびっくりしたような顔をする彼女。
「じゃあ行こうか」
「うむ！」

これにて閉幕。
皐月の若武者、最も優れた偉大なる王、菊のエースに万雷の喝采を！

シャフエフ百合いきます

「征服されざるもの、何よりも強い」
　そう言いながら、シャフリヤールはコロコロと掌の中でガラス玉を弄んだ。キラキラと輝くそれは美しい。
「ギリシャ語の《adamazein》から転じて名前が付けられたのが、かのダイヤモンドだ余。そして其方はダイヤモンドの宝石言葉を知っているかね？」
　私はふるふると首を振った。初耳だ。
「純潔・清浄無垢・純愛・永遠の絆…特に最後の永遠の絆は、親しい物に贈るには余りにも思いが深いんだ余。故に」
　シャフリヤールはポケットから何かを取り出すと、私に屈み込むように言った。
「全く、相変わらずノッポな娘だ余。余の為に少しは縮まぬか。やれやれ」
　そう言いながらシャフリヤールは私の首に1つのネックレスを掛けてくれた。
「トルマリンの宝石言葉は希望・無邪気・潔白・友情・寛大、其方にこそその宝石が似合うだろう」
　胸元に輝く淡い水色。それはキラキラと輝いて私の心を簡単に掴んだ
「行く余、我が友よ。ドリームトロフィーリーグに殴り込む余」
　そんな友人の背中を、シャフリヤールの小さくて、だけども大きな背中を私は追い掛けた。

宝石言葉で一筆書きました。
シャフとエフにはこれからもイチャイチャして貰いたいですねぇ

というわけでウマ息子エフフォーリアを中心とした物語はこれにて終了となります
22年の大阪杯から3年近い個人の妄想垂れ流しにお付き合い頂き誠にありがとうございました
「」ャスタや「」ダアルコのお手描きが自分の原動力となってました
本当にありがとうございました

>というわけでウマ息子エフフォーリアを中心とした物語はこれにて終了となります
>22年の大阪杯から3年近い個人の妄想垂れ流しにお付き合い頂き誠にありがとうございました
>「」ャスタや「」ダアルコのお手描きが自分の原動力となってました
>本当にありがとうございました
お疲れ様です余

エフ余はとりあえず社台SSで仲良しの報告待ちです
ゴルシとキッドくんは仲良し報告多くてありがたいです

さて、私はいよいよ書くネタが無くなってきて参りました
どうしましょうかねぇ

自分も新しい世代構築しないといけません…

共通認識ありきなんですよね、幻覚ウマ娘の創作って
火種さえあれば話は広げられるのですが…

まぁもう燃え上がるだけ燃え上がりましたからね幻覚は…

ウマ娘開始から突っ走ってたらそりゃガス欠にも成りますね

あとは幻覚で残ってるのがジャスタとまめちんくらいですからね…

ドリジャもオルフェもバリちゃん先輩もドンナもシーナも皆幻覚ウマ娘の卒業しちゃいましたからね

まさかジャスタが最後まで取り残されるとは思いもしませんでした
やかん型馬語翻訳AIが先に来ました

最近他の怪文書は見ていないのですが
肝臓苛めて怪文書書いてた「」さんは元気してるんですかね
あの人の書くオルプイが好きでした

どうでしょう…
長いことやってたらライフスタイルも変わりますからね

元気ならば良いのですがね

便りがないのは元気な証拠、としておきましょう
さて問題なのはこのスレッドを継続するための怪文書をどうするか、ですね
時事ネタや飯テロも手の届く範囲ではやり尽くしてしまった感が拭えません

とりあえず幻覚雑談でも置いててもらえたら助かります

昔ほど人集まるかも難しい所ですね

そうでもありますねぇ…

取り敢えず来週からは雑談スレとして
同じ時間に立てたいと思います
宜しくお願いします

助かります…

えー、では
遂に数年の時を経てこのスレッドも新年を迎えると共に
怪文書感想語りスレとしての役目を全う致します
それと同時に次回からは雑談スレとして
幻覚をこれからも見守りたいと思います
長らくの間、ありがとうございました

スレ私はこれまで本当にありがとうございました
これからもよろしくお願いします