さていろいろあった2024年も今年で最後となりました　一部ではモルモットくんが帰省した場合残されたタキオンの生活はどうなるのかと危ぶまれている声もありますが今回はそんなタキオンがどうやって年末年始を過ごしていくのかについて考察していきたいと思います
まずモルモットくんと出会う前のタキオンはずーっと自分の研究に没頭しているわけで年末年始についても「地球の公転周期を自転周期で割った比が凡そ365.25ということに過ぎないからねぇ。私にとっては大した意義はないよ。そういえば地球の自転は年々遅くなっているということは知っているかな？」と自分の好きなことの話ばっかりするような感じで（タキオンさんはこういう人なんだな）と良くも悪くも認識されているような感じだと思うんですよね

モルモットくんと出会ったばかりのタキオンもそれは変わらなくてクラシック前の正月で今年の抱負を立てようとするモルモットくんに対して自分の脚のこともあって素っ気ないタキオンが印象に残るわけです　しかしながらタキオンがモルモットくんと一緒に運命を乗り越えたあとだとその態度にも若干の変化が生じてくるわけですね
特に年末になると「きみというモルモットを得てから、時間の流れが早く感じるよ」とちょっと嬉しそうに言ってきたりなんかしてついつい光が漏れてしまいそうになるのですがきっとこうやってデレる度に目をきらきらさせてひどく嬉しそうにしているモルモットくんを見てタキオンもご満悦なことでしょう

そんなふうにモルモットくんと過ごすことが当たり前になったタキオンが何年目かの正月を迎えたときにモルモットくんが「今年は年末どうするの？」って訊いてくるんですよね
タキオンは「ふぅん…実家には暫く戻っていないが、行くと歓待ぶりが凄まじいからねぇ。中々ひとりになれなくて困るよ。そういうわけだから、特に予定はないよ」って答えるんですがそうするとモルモットくんは一拍置いてちょっと緊張したような声で「…じゃあ、うち来る？タキオンの家みたいな豪華なものはないけど、あんまり騒がしくもないと思うから…」って言ってくるんですよね

タキオンも思わぬ提案に暫しどうしようかと思うわけですが年末年始に世話になる相手がいないのは困るしモルモットくんにひっついていけば自分の生活リズムは崩さなくてもいいかと思って「ほう…ではデータの整理をしなくてはね、きみの家でも研究が進むように」って思いのほか前向きな答えを返してくるわけです
モルモットくんはさっきの緊張した表情が嘘みたいにぱあっと無邪気に笑って「うん！じゃあ、いろいろ用意するからね」って嬉しそうなんですがタキオンはそれを見ている自分もなんでちょっと嬉しいのかはわからないままなんですよね

さてモルモットくんのお家についたタキオンなんですがやはりこの親にしてこの子ありと言うべきかパパモットとママモットもタキオンの大ファンで特にママモットにはお得意のわがまま末っ子体質を発揮して可愛がられるといいなと思うんですよね
「きみの献身は御母堂譲りなのかな？」とからかうように笑うタキオンに「うちには女の子がいなかったからね。手のかかるほど可愛いってことじゃないかな」ってモルモットくんも笑い返してちょっとむっとするタキオンなんかも見られるといいなと思うんですよね
タキオンにとっては実家でも研究室でもない初めての他の家族の家で過ごす年末なんですが意外にもここは居心地がよくて「被検体の過去のデータは重要だからねぇ」とモルモットくんの子供の頃の写真を見せてもらったりして恥ずかしがってるモルモットくんを見て愉快そうに高笑いしたりしてるわけです

さてそんな感じで大晦日の夜を迎えたときにはモルモットくんの膝の上ですっかり寛ぎながら「みかん剥いておくれよ〜」と甘えたい放題のタキオンなんですがふと気になって「なぜ、今年は私をここに誘ったんだい」とぽつりと訊いてみるんですよね
そうするとモルモットくんは少しばつの悪そうな顔をしてちょっぴり黙るわけですが意を決したように「…タキオンと一緒にいたかったから。ひとりで帰っても、さみしい」ってちょっと恥ずかしそうに言うんですよね
モルモットくんは気持ち悪がられるかなと思ってたんですがそれを聞いたタキオンはひどく上機嫌で身を起こしてモルモットくんにずずいと迫ると「ほうほう、興味深いねぇ。きみは私がいないと精神的な充足が得られないということかな？」と詰めてくるんですよね
こんなに嬉しいのは自分がモルモットくんのことを好きでそのモルモットくんも自分のことを好きだって実感できるからなんですがそれに気づいてないタキオンは「ほらほら〜」と呑気にモルモットくんを煽るわけです

そうするとモルモットくんはやけを起こしたように「…そうだよ。タキオンのこと大好きだから、ずっと一緒にいたいんだよ。こんなふうに、家族みたいに」って言いながらタキオンのことを抱きしめちゃうんですよね
さっきまで余裕だったタキオンなんですがこれですっかり脳がオーバーフローを起こしてちょっとの間何も言わずにモルモットくんに抱きしめられてるんですけどやがて小さな声で「…まったく。私たちはもう離れられないのだね、お互いに」って諦めたように言うんですよね
でもその顔はなんだか少し嬉しそうだし何も言わないモルモットくんに「新年まであと1時間ある。それくらいなら、このまま過ごせるだろう？それほど焦がれているなら、私を離さないことだ」って言ってその細い手でモルモットくんをぎゅっと抱き返すんですよね
そうやってモルモットくんとタキオンが何も言わないけれどなによりも深く心を通わせながらこれまでの一年とこれからの一年でもっともっとお互いが大切になっていくところをずっと見ていたいんですよね

私の発表は以上です
今年は何と言っても新時代の扉という特大の供給があったお陰で発光のモチベーションを常に高めることができました　来年も初日の出に負けないように頑張って発光していきたいと思います
こちら今年の当学会の研究成果となります　ご査収いただければ幸いです fu4449308.zip
では蓄光に戻ります　よいお年をお過ごしください

今年はモルモット君の家で寝正月だねぇ…

お雑煮もふーふーしてもらわないとあついよ〜！って言ってくるタキオン

あいつ…よいお年を

自分のこと好きだってわかると調子に乗るくせに素直な気持ちをぶつけられるとよわよわになるタキオンからしか得られない栄養素がある

タキオンがバカップルみたいに年が変わる瞬間にキスしてるところが見たい

モルモットくんに弟妹がいなくてよかった
お年玉と称して発光させられるところだった

普通に考えたら息子が教え子の女子高生連れて帰ってきたら親御さんすっげえ困るだろうけどタキモルならそんな些細なことどうでもいいや

両親に紹介はだいぶ掛かってるのではないでしょうか

年末年始はずーっとモルモットくんの膝の上にいたせいで帰ったあとも膝の上で紅茶飲ませてもらうのがやめられなくなっちゃったタキオン

>タキオンがバカップルみたいに年が変わる瞬間にキスしてるところが見たい
意識的にそうしてるんじゃなくてちゅーしてたらいつの間にか年が変わってたとかだといい

初めは年が変わるなんてどうでもよかったくせにいつの間にか大切なひとと年越しするのを意識しちゃってるタキオンいいよね

タキオンは多分年越しそばすするの下手くそ

>タキオンは多分年越しそばすするの下手くそ
まあラーメンも下手だったしな

しかも猫舌だから熱いそばにすれば耳ぺたんって畳んでふーふーしてるところも見れる

やけどしたら舌べって出して見せてくるタキオン…

モルモットくんもタキオンもお互いにお互いをオーバードーズしすぎて戻れなくなってるんだ

その年からタキオンが苦くて食べられないのでモルモット家のすき焼きに春菊が入らなくなる

まるでモルモット君がタキオンのこと大好きみたいじゃん